中南米でゼネコン事業を手広く展開する徳倉建設の徳倉正晴社長、海外事業部の芳野克比古次長、サンパウロ事務所のケイゾ・ノグチ代表が4月16日に会議所を表敬訪問、平田事務局長とブラジルの経済情勢について意見の交換を行なった。
平田事務局長/サンパウロ事務所のノグチ代表/徳倉社長/芳野次長
中南米でゼネコン事業を手広く展開する徳倉建設の徳倉正晴社長、海外事業部の芳野克比古次長、サンパウロ事務所のケイゾ・ノグチ代表が4月16日に会議所を表敬訪問、平田事務局長とブラジルの経済情勢について意見の交換を行なった。
平田事務局長/サンパウロ事務所のノグチ代表/徳倉社長/芳野次長
ペトロブラスは4月1日付けで買収した南西石油の製油所を地理的に有利な沖縄、台湾、シンガポール、中国、ベトナム向けに石油販売に向ける予定をしている。
同石油会社の原油処理能力は10万バレル、現在は日産3万から4万バレルの原油処理を行なっているが、設備の高度化に向けて10億ドル投資の投資が予定されており、日本の工業界向け石油供給も視野に入れている。
またペトロブラスはブラジルからのバイオエタノールを南西石油のターミナルに備蓄して、日本やアジア市場向けの拠点にすることも戦略の中に入れている。(2008年4月15日付けヴァロール紙)
荏原製作所本社グローバル事業室の相川幹裕南米地域開発グループ長と荏原ブラジルのロナウド・アキラ・ニシカワ国際事業取締役が4月16日に商工会議所を表敬訪問、平田藤義事務局長とブラジル市場やブラジル経済について意見の交換を行なった。
平田事務局長/荏原製作所本社の相川南米地域開発グループ長/荏原ブラジルのニシカワ国際事業取締役
2001年から始ったヴォトランチン・セメント社の北米でのセメント会社買収には20億ドルを投資して、五大湖地域、中西部並びにフロリダ州で米国セメント会社の買収劇を展開したが、今回は南米で海外戦略を果敢に進めると予想される。
同社はチリのセメント業界で年産220万トンを生産、30%のマーケットシェアを誇る業界リーダーのビオ・ビオ社に1億ドルを投じて、15%の資本参加をしてチリのセメント市場に参入する。
またボトランチン金属はペルーのカジャマルキラの亜鉛鉱開発に2億ドルを投資、2005年にも1億ドルを投じて亜鉛や銅の鉱山会社に24.88%の資本参加をして果敢に海外での事業を拡大している。(2008年4月16日付けヴァロール紙)
サンタ・カタリーナ州政府は投資誘致のためのカタリネンセ企業開発プログラム(Prodec)で優遇税を敷いて、2010年までに150億レアルの投資誘致を計画している。
GM社はエンジン工場を同州に建設するために3億5,000万レアルを投資、ブンゲ社とユラ社は共同で3億8,500万レアル、サジア社5億5,000万 レアル、アウローラ社8億レアル、アルセロール・ミッタル製鉄はヴェーガ・ド・スール製鉄に1億3,600万ドルをそれぞれ投資する予定である。
ジョインヴィーレ市には大学12校があり、良質なマンパワーの確保が容易であり、近郊にはブラジルでも最大級のバビトンガ湾ターミナル施設、サンフランシ スコ・ド・スール港、イタポア港や空港を擁しており、企業誘致のインフラなどが整っている。(2008年4月15日付けガゼッタ・メルカンチル紙)
オランダ資本フィリップスのラテンアメリカで展開する事業規模は世界全体の7.0%であるが、今年第1四半期の売上は前年同期比15%増加して、最も高い伸び率を記録した。
同社にとってラテンアメリカではブラジル市場が中心であり、拡大するクレジット市場と好調なブラジル経済で家電及び医療機器部門が好調に推移している。
昨年後半に投入したTV、LCDや家電の新製品の販売が好調、また照明器具は10%、医療機器は15%とそれぞれ大幅に伸びているが、世界全体の売上は0.5%に留まり、純益は75%も減少している。(2008年4月15日付けヴァロール紙)
最終12ヶ月間のジェツリオ・バルガス財団(FGV)の消費者物価指数(IPC)は4.22%を記録、この期間の食料品価格は8.80%値上がりして、インフレ指数を2.4%押上げた。
最終12ヶ月間で最も高騰したのはフェジョン・カリオカの69.8%、大豆油57.1%、牛肉21.9%、小麦粉21.2%、乳製品が15.21%とそれ ぞれ大幅に値上がりしたが、シカゴ先物取引所での小麦価格は120%上昇並びにアルゼンチンからブラジルへの小麦輸出減少が心配されている。
今年の農産物生産が好調に推移しており、また2月から世界の食料品先物市場でのコモデティ価格は減少に転じ、砂糖及び大豆はそれぞれ8.0%低下、コーヒー豆14%、大豆かす7.0%、大豆油は5.0%それぞれ下げている。(2008年4月15日付けエスタード紙)
ブラジル石油監督庁(ANP)のアロルド・リマ理事はサントス海盆のパン・デ・アスーカルと呼ばれる地域内の鉱区BM-S-9で、埋蔵量が330億バレルに達する世界3位の可能性がある大油田を発見したと発表した。
鉱区BM-S-9はペトロブラスが45%、英国資本BG30%、アルゼンチン資本Repsolが25%をそれぞれ出資しており、昨年末に発見された埋蔵量が50億バレルから80億バレルのツピー鉱区の5倍の埋蔵量を擁していると見込まれている。
世界の巨大油田としてはサウジアラビアのガワール油田の埋蔵量が750億バレルから830億バレル、クエートのブルガン油田が660億バレルから720億 バレル、昨日発表されたBM-S-9が330億バレルでヴェネズエラのボリヴァール・コアスタウ油田の320億バレルを抜いて世界3位の油田となる可能性 がある。(2008年4月15日付けエスタード紙)
コンサルタント部会の今年2月12日に帰国したジェトロ・サンパウロ事務所所長でコンサルタント部会渡邉裕司前部会長の空席に伴い、会議所定款第54条、60条に準じ4月14日にコンサルタント部会を開催してジェトロサンパウロ事務所の佐々木光所長を部会長に選出、直ちに新部会長は押切フラビオ氏(大野&押切法律事務所)、個人会員の関根実氏を副部会長に選出した。
出席者は田中信会頭(リベルコン)、佐々木光氏(ジェトロ)、山下日彬氏(ヤコン)、関根実氏(個人会員)、押切フラビオ氏(大野&押切事務所)、平田藤義事務局長
部会長/副部会長を選出
いつも和やかな雰囲気のコンサルタント部会
監事会(山田唯資監事会議長)が4月15日日正午から5人が参加して、今年第1四半期の会計監査を行い、 山田監事会議長、中村敏幸監事は事務局から提出された各種伝票類、バランスシート(B/S)、損益書(P/L)、対予算・実績収支明細書や書類をチェックした。
監事会は慣例に従い各四半期を締めた後3ヶ月おきに開催され、事務局からは平田藤義事務局長、日下野成次総務担当、エレーナ・ウエダ会計担当が参加、会議所の固定資産、各委員会・部活活動収支明細、会費滞納社(者)など報告を行なった。
会計監査を行なう左から中村敏幸監査/山田唯資監事会議長
右側は会計監査参加した事務局担当者