全国工業連合(CNI)は2月の鉱工業界の設備稼働率はピークの昨年11月の83.3%、今年1月の82.9%から82.9%に低下しており、次回の通貨政策委員会(Copom)での政策誘導金利の切上げに対して反対を表明している。
鉱工業界の設備投資は2年間連続で増加しており、最終12ヶ月間では20.2%の増加で鉱工業生産の伸び率6.9%を大幅に上回る投資が行なわれたため、に稼働率に余裕が出てきている。
2月の鉱工業界の売上は前年同月比11.5%、労働時間では8.8%、雇用者数4.9%、実質賃金では7.2%それぞれ増加している。
業界別の最終12ヶ月の設備稼働率増加の40%は自動車工業で9.0%アップ、家具5.4%、ゴム・プラスチック3.4%とそれぞれ大幅に増加している が、石油・潤滑油業かはマイナス5.8%、電子部品3.3%、化学品1.6%、衣料品1.0%、繊維0.9%とそれぞれマイナスとなっている。(4日付け ヴァロール紙)