コスモス保険の小川俊治社長並びにパウロ・ロベルト・シルバ取締役が3月5日に商工会議所を表敬訪問、平田藤義事務局長と談話した。
平田事務局長/コスモス保険の小川俊治社長/パウロ・ロベルト・シルバ取締役
コスモス保険の小川俊治社長並びにパウロ・ロベルト・シルバ取締役が3月5日に商工会議所を表敬訪問、平田藤義事務局長と談話した。
平田事務局長/コスモス保険の小川俊治社長/パウロ・ロベルト・シルバ取締役
サントス海盆のメシリョン鉱区の天然ガス精製所建設が進められているカラガタツーバ市は海水浴の観光産業に替わって、石油景気に町全体が沸いている。
ペトロブラス公社は14億レアルを投資して3年後の操業を目指して天然ガス精製所を建設、同市には日産1,500万立方メートルの天然ガス精製による年間ローヤリティ1億9,000万レアルの収入が見込まれている。
また最近、発見されたサントス沖のツピー鉱区が操業すれば更に収入増につながり、観光産業に替わって住宅やショッピングセンター建設ブームとなっているが、土地や家賃の高騰が続いている。(5日付けヴァロール紙)
レアル高の通貨、価格競争力の強い輸入中国製品の増加にも関わらず、1月のブラジルの機械・装置部門の売上は前年同月比38.8%増加の51億6,000万レアルで好調を維持している。
また1月の輸入機械・装置を含めた売上は46%増加の67億2,000万レアル、今年初めの2ヶ月間の輸入資本財は57.4%増加、昨年の国産の機械・装置に占める割合は前年の60%から58%に低下、輸入は39.9%増加の154億ドルを記録した。
昨年の機械・装置の輸出は21.3%増加の106億ドルで米国向けがトップであったが、輸出量は増加しているがレアル高で収益性が益々圧迫されてきている。(5日付けヴァロール紙)
ブラジルの政策誘導金利(Selic)は昨年10月から11.25%に据置かれており、最終7ヶ月間の実質金利はトルコに次いで世界2位であったが、5日の通貨政策委員会(Copom)で11.25%に据置かれれば、トルコを抜いて世界最悪となる。
トルコが金利引下げサイクル入りしており、ブラジルの実質金利は6.73%でトルコの6.69%を僅かに上回って世界トップになり、4日に0.25%の金利切上げで7.25%になったオーストラリアが3位、メキシコ4.2%、英国が3.2%となっている。
し かしインフレ分を差引かない名目金利はヴェネズエラが17.5%で世界トップ、トルコが15.4%、ブラジルは11.25%で11ヶ月間世界トップから遠 ざかっているが、トルコ政府の金利切下げ継続で、数ヵ月後には名目金利で2位になる可能性がある。(5日付けエスタード紙)
昨年のHSBC銀行の純益は前年比31%増加の12億4,000万レアル、売上は10%増加の92億6,000万レアル、ブラジルの純益はラテンアメリカ全体の40%で世界全体では3.6%を占めている。
クレジット部門は前年比33%増加、自動車ローンは44%増加の75億レアル、給与・年金口座天引き型クレジットは53%増加の22億レアルとそれぞれ大幅に伸びている。
銀行業務集中サービス会社(Serasa)、サンパウロ証券取引所(Bovespa)及び先物証券取引所(BM&F)の株放出で3億4,700万レアルの純益アップにつながった。(4日付けガゼッタ・メルカンチル紙)
ボトランチングループのアルミ精錬会社CBA社は20年前から申請していたパラナ州境のリベイラ・デ・イグアッペ川のチジュコ・アウト水力発電所建設プロジェクトが国立再生可能天然資源・環境院(Ibama)から許可される感触を得た。
この水力発電所建設はサンパウロ州で最も貧しい地域の発展に寄与する割合が、環境に及ぼすネガチブ面よりも多いことが多く、環境の観点からは2ヵ所の鍾乳洞の水没及び下流での漁業に与える影響が不透明となっている。
CBAではこの水力発電所の電力エネルギーはソロカバ地域のアルミ精錬工場に送電、ダム建設で5,000ヘクタールが水没するが、この地域に住居する500家族には他地域への移転保障が約束されている。(4日付けエスタード紙)
国際石油価格高騰にも関わらず、昨年のペトロブラス公社の純益は前年比17%減の215億7,000万レアルに減少して、2002年以来初めて前年を下回った。
昨年のペトロブラスはレアル高の為替と17億5,000万レアルに達したペトロス年金基金の調整が収益を圧迫したにも関わらず、同社の株価は87%上昇し て総資産は4,299億レアルに達したが、これにはサントス海盆の岩塩下で発見された巨大石油埋蔵量のバランスは含まれていない。
2007年は17%のレアル高による為替損は39億レアル、前年の26億レアルを上回ったが、昨年の売上は前年比8.0%増加の1,705億7,000万レアル、粗利益はマイナス1.0%の502億レアルであった。(4日付けエスタード紙)
宮城県仙台市の“サンパウロ経済視察団”5人がブラジル食料事情、日本食材の流通と生産に関する調査などで来伯、3月3日正午からレストラン新鳥で田中信会頭を招待して懇親昼食会を行なった。
今年のフルーツ生産は国内需要及び堅調なフルーツ輸出で前年比4.5%の増加が予想されており、昨年のフルーツ輸出は前年比14%増加の91万8,000トンであったが、今年は10%増加して100万トンを超えると予想されている。
ブラジルのフルーツ生産は中国、インドについて世界3位であるが、フルーツ輸出では世界15位、付加価値のあるフルーツ輸出で昨年のフルーツ輸出は前年比34%であったが、輸出量増加は14%であった。
輸出フルーツでは種無しブドウを中心に7万9,000トンで輸出量の8.6%を占めるに過ぎないが、輸出額は26.4%の1億7,000万ドル、続いてメロンの1億2,800万ドル、マンゴーが8,900万ドルで続いている。(3日付けガゼッタ・メルカンチル紙)
今年2月28日までの自動車販売は前年同期比34.2%の大幅増加の38万2,495台を記録、1日平均1万2,900台を販売しているが、需要が供給を大幅に上回っているために、新車購入では列ができている。
新車販売の70%はローン販売で益々長期格安ローン販売の傾向になってきており、平均ローン期間は45ヶ月と長期化してきているが、平均ローン月利は2.2%に上昇している。
今年2ヶ月間のファイアット社は25%の販売シェアでトップ、ワーゲンが22.6%、GMは22.4%と僅差で続いており、フォードは9.2%と大きく水をあけられている。(3日付毛ガゼッタ・メルカンチル紙)