隣国と共同で5水力発電所建設

エジソン・ロバン鉱山エネルギー相はアルゼンチンと共同で3水力発電所、ボリヴィアと共同で2水力発電所を建設、300億ドルを投資して総発電量1万MWを計画している。

水力発電所建設地は未定であるが、イタイプー水力発電所をモデルに建設するが、環境ライセンス認可問題を避けるために、次回の政府間会議にはマリーナ・シルバ環境相が参加する。

ボリヴィアからの天然ガス輸入でアルゼンチン政府から譲渡要請がでているが、ブラジル政府は契約の日産3,000万立方メートルを継続して輸入、冬季の電力不足が予想されるアルゼンチンへは電力送電で協力を行なう。(26日付けエスタード紙)

第8回カマラゴルフ大会

第8回カマラゴルフ会は 2月23日(土)PLゴルフ場で 開催されました。 当日はお天気にも恵まれ、第一組が7時30分の定刻にスタート、当日の欠席者も無く予定通りエントリー59名がプレーし、無事全員がホールアウトしました。 結果は、Wagner Suzukiさん(Constr.HOSS)が、前半45後半41グロス86 ハンディ 21 ネットスコア65で優勝。 2位には同スコアながらハンディ差でKenta Nishimuraさん(Sun Chlorella)が入り、3位は一打差でNarusa Kawamuraさん(CIA IGUACU)が入賞されました。ベストグロスは Tadayuki Minaminoさん(Kanematsu)が 41・42のトータル83で獲得されました。

その他の成績は次の通りです。

NP Furumiyaさん(Yanmar)2ホール獲得、 Aokiさん(MMC Metal)、Maruokaさん(NSK),LD K.Nishimuraさん(Sun Chlorella) 2ホール獲得、大波賞 Sadakataさん(Yakult)、小波賞Hommaさん(OMI−Zillo)、水平賞 K.Nishimuraさん(Sun Chlorella) レポートは和田亮相互啓発委員長

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写真は、田中会頭と優勝者のWagner Suzukiさん

1月の海外からの直接投資は48億1,000万ドルを記録

1月の海外からの直接投資は前年同月の2倍増の48億1,000万ドルで、統計を取り始めた1947年からでは最も多い直接投資額を記録した。

部門別の直接投資では金融部門が前投資額の24.8%の9億4,700万ドルで最も多く、製鉄・金属は17.3%の6億5,900万ドル、自動車部門を除 く小売部門は9.3%の3億5,500万ドル、食品部門は7.6%の2億8,900万ドル、農畜産・鉱業部門は6.8%の2億5,800万ドルであった。

最終12ヶ月間の海外直接投資額はGDP比2.80%に相当する369億7,700万ドルで、前年同期のGDP比1.81%相当の197億7,000万ドルから大幅に増加している。(26日付けエスタード紙)

1月の経常収支は42億3,000万ドルの赤字

1月の経常収支は貿易収支黒字の減少や海外への利益送金増加で42億3,000万ドルの赤字で1998年10月以来の赤字幅を計上、最終12ヶ月間では11億7,000万ドルの赤字となった。

1月の海外への利益送金急増の要因として、外資企業の利益拡大、レアル高でドル送金に拍車がかかり、また米国の金融危機で本社の赤字埋合わせのための送金が増加した。

1月のサービス・所得収支は55億ドルの赤字を計上したが、レアル高で更に輸入が急増しているが、貿易収支は前年同月比半分以下の9億4,400万ドルの黒字を計上、中銀は2月の経常収支を17億ドルの赤字と見込んでいる。(26日付けエスタード紙)

住宅ローン分野が急成長

1980年代末から大手民間銀行はインフレによる住宅ローン支払い不能が急増したために、住宅ローン分野から撤退していたが、ここ数年は前年倍増の勢いでローン貸出が急増して、昨年は280億レアルに達している。

住宅ローンの貸出しの収益性は低いが、長期間に亘って顧客の拘束できるメリットがあり、民間銀行では低所得者層向け住宅の12万レアルまでの貸出しに注目、昨年の民間銀行からの貸出し総額は10億レアル、政府系銀行からは30億レアルが貸出された。

しかし最も貸出が前年を上回ったのは35万レアル以上の住宅ローンで前年比246%増加、15万レアルから35万レアルは96%、15万レアルまでは53%それぞれ増加している。(25日付けヴァロール紙)

米州三井住友銀行の蔵原部長と白井VPが表敬訪問

米州三井住友銀行の蔵原文秋営業第一部長と白井康博VPはブラジル三井住友銀行の鈴木聡平氏と共に2月25日に商工会議所を訪問、平田藤義事務局長とブラジルの政治経済、ブラジル市場の動向について意見の交換を行なった。

平田事務局長/蔵原米州営業第一部長/白井康博VP/三井住友銀行ブラジルの鈴木氏

GMはSC州にエンジン工場建設

GM社はサンタ・カタリーナ州ジョインビーレ市に3億5,000万レアルを投資してエンジン及びワークヘッド工場建設、2010年からの操業を予定している。

年間12万台のエンジン及び5万台のワークヘッドを生産、南大河州グラバタイ自動車製造工場並びにアルゼンチンのロザリオ工場に供給、500人の直接雇用、1,500人の間接雇用が創出される。

ジョインビーレ市はイタポア港及び南サンフランシスコ港に隣接、鋳物工場も盛んで南部地域では第3の工業都市であり、また工場誘致では商品流通サービス税 (ICMS)、都市不動産所有税(IPTU)、やサービス税(ISS)などで大幅な恩典が与えられている。(25日付けヴァロール紙)

外食チェーンでM&A急増

2004年から経済成長率の3倍の速度で拡大を続けるブラジルの外食産業の年間売上は1,000億レアルに達しており、食料品購入金額の25%は外食で消費されているが、今後5年後にはこの比率は40%に達すると予想されており、盛んにM&Aが行なわれている。

GPインベスチメント社が2006年に有名シュラスカリア“フォーゴ・デ・シャン”に資本参加した時はこの投資に対してよく理解されなかったが、昨年4月 にはAdvent社は各空港内にレストランや軽食チェーンを展開するRAグループを買収、その7ヵ月後にはポルキロレストラン“Viena”の120店舗 を買収、現在はアラブ料理のファストフードチェーン買収で交渉を続けている。

“チャイナ・インボックス”、“ゲンダイ”などの中華や日本食の持帰りやレストランのオーナーの一人であるロブソン・シダ氏はプライベート・エクイティの大きいファンド4社からオファーを受けている。(25日付けエスタード紙)

レアル高でも家具輸出増加

レアル高にも関わらず2004年からブラジル製高級家具の輸出が増加してきており、昨年の家具輸出額は10億ドルを突破、今年は前年比10%増加が予想されている。

輸出振興庁(APEX)とタイアップして国際家具フェアへの参加で、新しい市場を開拓してきたことが大きく寄与しており、今年はイタリア製高級家具が大きなシェアを占めているロシアの市場開拓に力を入れる。

また石油高騰で住宅やビル建設ラッシュのアラブ首長連邦国のドバイ、米国、アンゴラ、アルジェリア、インドや南アフリカではブラジルの大手家具メーカーが支店を開設している。

昨年のサンタ・カタリーナ州からの家具輸出総額は3億4,200万ドル、南大河州は2億6,300万ドルでブラジル輸出の過半数を占めており、パラナ州8,500万ドル、サンパウロ州は6,000万ドルで続いている。(25日付けエスタード紙)