昨年の税収は6,020億レアルで記録更新

昨年末で金融取引暫定納付金(CPMF)の延長が中止となったが、昨年の連邦国税庁の広範囲消費者物価指数(IPCA)を差引いた実質税収は、前年比11.09%増加の6,027億9,000万レアル、CPMF税収364億レアルの倍以上の794億3,000万レアルの増収を記録した。

前年比11.09%は国内総生産(GDP)の5.2%の倍以上の増収となり、2006年の4.48%増加から大幅に増加、また12月の656億3,000万レアルは月間記録を更新した。

国税庁の増収は企業の純益の増加、雇用増加、実質賃金の増加などで、法人所得税(IRPJ)は20.65%、純益に対する社会納付金(CSLL)は18.67%、個人所得税(IRPF)は54.24%、工業製品税(IPI)は17.01%、輸入税(II)は17.74%、金融取引税(IOF)は11.53%それぞれ増加した。(18日付けエスタード紙)

アングロ・アメリカは120億ドルを投資

エイク・バチスタ社長のMMX鉱業は、68%の株を所有する傘下Newco社を37億ドルでアングロ・アメリカ社への買収で交渉中であるが、残りの普通株を市場から買取ると、買収総額は55億ドルに達する。

アングロ社は年産3,300万トンでヴァーレ社の鉄鉱石生産の10%に相当するミナス‐リオ及びアマパの鉄鉱山を譲り受けるが、 この両鉱山に120億ドルを投資して更なる増産を行なう。

MMX傘下のOGXは石油鉱区入札で12ブロックを14億レアルで落札したが、すぐにカナダ資本のオンタリオ・ティーチャー社に転売、MMX社は今後も鉄鉱石開発のみならず、ウラン鉱や非鉄金属開発に事業を広げる。(18日付けエスタード紙)

業種別部会長シンポ資料作成で建設不動産部会が開催

2月12日に開催される業種別部会長シンポジウムを前に、トップを切って建設不動産部会(阿部勇部会長)が1月18日午前9時から11時まで7人が参加して会議所小会議室で開催された。

出席した会員は2007年度の自社の実績の回顧、今年の展望についてそれぞれ発表したが、低額長期住宅ローン、経済加速促進プログラム(PAC)での建材 に対する減税、安定したインフレ、好調な内需で住宅建設ブームが続いており、大半の企業は年度計画を達成、今年も住宅建設ブームが継続する見込みで引合い は増加するが、エンジニアや職工の不足、労賃の値上がり、資材の値上がり、新規参入で過当競争による利益圧縮やコストの削減など、一層厳しさを増すのでは と話題になった。

部会別テーマでは建材工場見学、住宅建設プロセスのセミナーなど新しい企画について、大いに意見の交換が行なわれた。

参加者は阿部勇部会長(戸田建設)南アゴスチーニョ副委員長(デニブラ)大滝守氏(ホス建設)、西村良二氏(YKK),井上健治(ユマ家具)、土肥克己領事、平田藤義事務局長

080118 建設不動産部会

業種別部会長シンポジウム資料作成で意見の交換

サービス部門の雇用が大幅に増加

昨年の全部部門の雇用創出は前年比31%増加の161万人、2004年の152万人を上回って記録を更新、特にサービス部門は58万7,100人増加、小売部門は40万5,000人増加して、労働省が統計を開始した1992年からでは記録を更新している。

全国的に雇用は創出されたが、特に南東部地域は94万9,700人、そのうちサンパウロ州は61万1,500人を占めたが、2003年から2007年では全国で626万人の雇用が創出されたが、ルーラ大統領の1,000万人雇用創出スローガンには及ばない。

観光業に関連するサービス業であるホテル、飲食店での雇用も伸びており、今年の経済成長率が6.0%以上であれば、180万人から200万人の雇用創出が予想されている。

鉱工業部門は39万4,500人、そのうち建設業は13%増加の17万6,700人の雇用創出、農畜産部門も前年の6,500人から2万1,000人と回復してきている。(18日付けエスタード紙)

昨年の税収は6,020億レアルで記録更新

昨年末で金融取引暫定納付金(CPMF)の延長が中止となったが、昨年の連邦国税庁の広範囲消費者物価指数(IPCA)を差引いた実質税収は、前年 比11.09%増加の6,027億9,000万レアル、CPMF税収364億レアルの倍以上の794億3,000万レアルの増収を記録した。

前年比11.09%は国内総生産(GDP)の5.2%の倍以上の増収となり、2006年の4.48%増加から大幅に増加、また12月の656億3,000万レアルは月間記録を更新した。

国税庁の増収は企業の純益の増加、雇用増加、実質賃金の増加などで、法人所得税(IRPJ)は20.65%、純益に対する社会納付金(CSLL)は 18.67%、個人所得税(IRPF)は54.24%、工業製品税(IPI)は17.01%、輸入税(II)は17.74%、金融取引税(IOF)は 11.53%それぞれ増加した。(18日付けエスタード紙)

日伯交流年オープニング式がイタマラチー宮で開催

1月17日午前10時30分からブラジリアのイタマラチー宮で、日伯交流年オープニング式が開催、ルーラ 大統領、アモリン外務大臣、アルリンド・キナリア下院議長、木村仁外務副大臣、日伯交流実行会の槍田松瑩委員長、ブラジル日本100周年記念協会の上原幸 啓理事長など要人多数が出席、アモリン外務大臣、木村副大臣、槍田委員長、上原理事長がそれぞれ挨拶を行なったが、ブラジルで最も有名な漫画家のマウリシ オ・ソウザ氏からルーラ大統領に日本移民100周年の記念マスコットイメージの贈呈が行なわれた。商工会議所からは田中信会頭、平田藤義事務局長が参加した。