サロンパスカップ案内

Akira Kawata久光製薬の河田明社長は9月13日の昼食会の3分間スピーチで、久光製薬が主催、チリ、ポーランド、スペイン及びブラジルの強豪女子チームが参加して9月15日から22日までイビラプエラ体育館で開催される第7回サロンパスカップの案内をビデオを使って案内した。

 

(写真:サロンパスカップを案内する久光製薬の河田社長)

今年8ヶ月間で15万7,000人分の雇用創出

 今年8ヶ月間のサンパウロ州の鉱工業の新規雇用は15万7,000人に達して、サンパウロ州工業連盟(Fiesp)が統計を採り始めた1994年のレアルプランからの記録を塗り替えた。

 昨年の同期の雇用は、8万3,000人で2倍近い雇用創出となっており、GDP増加率が予想以上に伸びており、9月及び10月も継続して増加すると予想している。

 業種別では燃料・潤滑油、アルコール製造部門が前年同期比42.9%、食品・飲料部門が28.4%、自動車を除く輸送関連装置製造部門が24.4%、機械・装置部門が9.15%とそれぞれ大幅に雇用を創出した。(13日付けエスタード紙)

第2四半期の鉱工業は6.8%の伸び

  ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、第2四半期の経済成長率は鉱工業が6.8%と2004年同期以来の伸び率を記録して、GDPを5.4%押上げた。

 鉱工業部門の全体の伸び率は4.9%であったが、機械・装置、自動車、電気・電子や金属業界が好調であった製造業部門が7.2%、建設業が6.3%、エネルギー6.1%、鉱業が5.9%とそれぞれ大幅に伸びた。

 サービス部門は4.7%伸びたが、今年の実質賃金が5.2%、クレジット部門が26.2%とそれぞれ増加したために、小売や卸売りの商業セクターが8.1%と大幅に増加したが、農畜産部門は1.4%の伸び率に留まった。

 また第24半期の製造部門からの税収は、8.6%と2000年同期の10.3%に次ぐ伸び率を記録、資本財及びサービスの輸入税は18.7%の伸びを記録、今年上半期の税収は1,725億8,200万レアルであった。(13日付けエスタード紙)

最悪な道路インフラは年間8億レアルのコスト高

ドン・カブラル財団(FDC)の調査によると、インフラ部門への投資が等閑にされてきたために、道路のメインテナンス不足によるコスト高は年間8億レアルに達している。

現在の道路の75%はメインテナンスが必要であり、道路事情改善するためには、50億レアルの投資が必要と見込まれており、500台のトラックを所有する マリンガ市のグループG10では、道路事情がよければ月間のトラックの修理代は800レアルであるが、2,000レアルの支出となっている。

また道路事情の悪い国道では、10キロの減速で5%の燃料コストアップになるが、通行料金の高いサンパウロ州内の高速道路利用では、時間の短縮にはなるがコストが見合わない。(12日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

移民100周年の囲碁記念大会の案内

日本移民100周年の囲碁記念大会が来年1月12日、13日の2日間、グランメリアホテルで開催されるが、その案内に読売新聞本社の編集局文化部の岡崎裕哉記者、日本碁院南米本部の村井修副理事長、Sanyotexの平松代表が商工会議所を表敬訪問、田中会頭、平田事務局長と談話した。

左から平田事務局長/平松代表/読売新聞の岡崎記者/田中会頭/村井副理事長

中国の鉄鋼需要で鉄鉱石価格は30%上昇

二桁の経済成長を続ける中国の鉄鋼需要の影響で、来月から開始される鉄鉱石供給業者と製鉄業者との来年の鉄鉱石価格交渉では、30%近い値上げが予想されている。

ブラスカン・コレトーラ社では、最近40日間で含有量の高い鉄鉱石のスポット価格は、38%上昇の1トン当たり143ドルまで高騰、ペレットも18%と高騰している。

中国の鉄鋼石需要で船舶不足をきたして、フレート代が今年1月からすでに90%もアップしており、また含有量の高い鉄鉱石が掘りつくされ、含有量の低い鉱山開発や機械・装置の購入コスト藻鉄鋼価格に反映している。

今年7ヶ月間の中国の鉄鋼生産は、前年同期比18.5%増加の2億7,940万トン、中国の鉄鉱石輸入は17%増加の3億8,000万トンに達しており、世界の鉄鉱石価格上昇を招いている。(12日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

脱税率はGDP比30%

 国税庁ではブラジルの経済活動の税負担を逃れている脱税率はGDP比30%に達していると見込んでおり、国税庁の歳入の対GDP比の租税負担率35%に匹敵するアングラ経済の規模を予想している。

 特に燃料部門、タバコ、医薬品、飲料及びテクノロジー部門などの課税比率が大きな部門での脱税の規模が大きく、燃料部門ではガソリンよりもアルコール部門の脱税が多い。

 またマンパワー関係の過重な課税を逃れるために、労働手帳に登録しない不正規労働が労働人口の60%を占めて、税金支払い拒否が横行しており、益々アングラ経済が活性化する税制を改善する必要がある。(12日付けエスタード紙)

第2四半期のGDP伸び率は5.0%前後を予想

 ブラジル地理統計院(IGBE)は、今日、第2四半期の経済成長率の伸び率を発表するが、経済スペシャリストは鉱工業の伸びに牽引されて4.9%から6.1%のGDP伸び率を予想、前四半期比では0.8%から1.2%の伸び率を予想している。

 しかしインフラやロジスティック部門の投資が等閑にされており、持続的経済成長を維持するのは難しいが、上半期のGDP伸び率は4.7%前後と予想されているが、インドは9.2%、中国は11.5%と比較にならない。
 
 長期格安ローンや実質賃金の上昇で、内需が好調に推移しており、下半期の一般家庭の消費は、5.6%から6.7%の増加が予想、また上半期の製造部門の設備投資は、前年同期比11%から13%増加したと見込まれており、今年の投資のGDP比は17%から18%に達すると見込まれている。(12日付けエスタード紙)

エタノール生産でインドに砂糖生産の首位を明渡す

2001年から砂糖生産世界トップを維持してきたが、エタノール増産を続けてきたブラジルの砂糖生産は3,004万トンで、インドの3,350万トンに10%近く差を付けられて首位の座を明渡した。

しかし今年のインドの砂糖輸出は400万トンで、ブラジルは今年8月までに昨年同期を15%上回る1,240万トンを輸出しているが、インドは伝統的にブラジルの輸出先である中近東向け輸出に力を入れだした。

今年8ヶ月間でモロッコはブラジルから42万9,000トンを輸入したが、昨年同期は13%多い49万5,000トン、エジプトは31万3,000トンで、昨年同期の60万2,000トンから大幅に減少している。

サンパウロ州砂糖キビ加工業者連合(Unica)では、砂糖の国際コモデティが低調なために、昨年の砂糖生産比率は49.43%であったが、今年は45.24%の2,510万トンを予想している。(11日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

海外派遣者ハンドブックーブラジル編作成で来伯

ブラジル研究の第一人者で、ブラジル日本商工会議所編集の「現代ブラジル事典」の監修で大いに協力して頂いた立命館大学の小池洋一教授、社団法人の日本在外企業協会の小野重伸主幹が「海外派遣者ハンドブック−ブラジル編」作成のために9月10日に訪伯、商工会議所を表敬訪問、田中会頭、平田事務局長と意見の交換を行なった。

今回のヒヤリング調査は離伯の21日までスケジュールが埋まっており、会員企業、総領事館、マナウスフリーゾン、ジェトロなどでヒヤリング調査を行なう。

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左から平田事務局長/田中会頭/小池教授/小野主幹