昨日、中銀の通貨政策委員会(Copom)は、過熱してきている国内経済活動を視野に入れて、満場一致で政策誘導金利(Selic)を0.25%切下げの11.25%に決定した。
今年上期の国内の卸売り業界は前年同期比9.9%増加、最終12ヶ月間では8.2%と内需が旺盛であり、鉱工業界も5.1%及び4.2%それぞれ増加しており、今年7ヶ月間の製造業の設備稼働率は、82.5%と前年同期の80.6%から上昇してきている。
特に今年8ヶ月間の自動車業界の生産は前年同期比28%、最終12ヶ月間では21%とそれぞれ大幅に増加、3勤交代制にシフトして対応、製造ラインの熟練労働者不足を、年金入りしている元技能者採用で対応している。
Selic金利 11.5% から11.25%の切下げに伴って、個人向けクレジット金利は86.69%から86.26%、口座借越残金利は143.82%から143.28%、クレジットカード金利は、223.21%から222.51%とそれぞれ僅かに金利が下がる。(6日付けエスタード紙)