2007年度異業種交流委員会議事録(8月)

日時:2007.08.09(木)
場所:ブラジル日本語センター
出席者(ABC順):ABE・AKAMINE・ITAGAKI・KANAZAWA・MINAMI・OHNO・SUZUKI・TAKEDA・YAMASHITA

記 ABE

【議事録】

  1. 1.勉強会の今後のテーマの提案
    ・ブラジルの畜肉について
    ・ブラジルの鉄鋼について
    ・ブラジルの老後は暮らしやすいか
    ・土地なし農民について
    ・ブラジルでの日本食について
    ・ブラジルの楽器作りについて
    ・サッカーにおける日伯の違い
    ・ブラジリアにおけるロビー活動の本当の姿
  2. 次回担当者
    ・連絡係    西岡
    ・会場/食事係 板垣
    ・会計係    竹田
  3. 本日の勉強会テーマ(参加者:22人)
    ・ブラジルの日本語新聞の今後(サンパウロ新聞社社長 高坂さん)
    ・今、そしてこれからの商社の役割(丸紅:伊藤さん 三菱商事:竹田さん)

 

熱心に意見の交換をする勉強会の様子

サントス港の上半期の取扱量は3,888万トンで記録更新

ブラジル最大のサントス港の上半期の取扱量は、前年同期比10.48%増加の3,888万トンで記録更新、サンパウロ州ドック会社(Codesp)では、今年は6.17%増加の8,100万トンを予想している。

上半期の輸出品取扱量は2,580万トン、砂糖が10.54%増加の567万トンでトップ、トウモロコシが445%増加の14万6,789トン、ジーゼルやガソリン関連が69.12%増加の121万トン、アルコールが54.42%増加の82万3,202トンであった。

輸入は19.6%増加の1,308万トン、石炭が16.7%増加の167万トン、肥料が83.18%増加の135万トン、小麦が49.53%増加の111万トンとなっている。

コンテナの取扱量はサントス港全体の33.67%に相当する1,310万トンで6.4%増加、入出港船舶数は4.66%増加の2,763隻、取扱輸入額で は米国が19.6%増加の24億ドル、ドイツが12.9%増加の16億ドル、中国が11.6%増加の14億ドル、自動車輸出は24.8%増加の13万 7,095台であった。(9日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

ボトランチン・セメントは16億レアルの大型投資

ブラジルのセメント市場の40%を占めるボトランチン・セメントは、2010年までに16億6,000万レアルを投資して、トカンチンス州シャンボイア、パラー州バカレナなど12ヵ所に工場建設などを予定している。

ブラジルの今年のセメント生産量は4,250万トンが見込まれているが、ボトランチンの生産量2,500万トンで、今後これらの投資で3,300万トンに引き上げる。

ブラジルのセメント販売の70%がセメント袋販売で、住宅建設用が大半を占めているが、一人当たりの年間のセメント消費量は200キロ、発展途上国の中でも低い方であり、メキシコは300キロに達している。(9日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

今年7月までのインフレは2.32%

 7月のサンパウロ大都市圏は0.17%のデフレを記録して、ブラジル全国のインフレ指数である広範囲消費者物価指数(IPCA)を前月の0.28%から0.24%に下げたが、食品部門のインフレが1.27%と2003年3月の1.66%以来の高率を記録した。

 また今年7月までのIPCAは2.32%で、連邦政府目標の年間目標インフレ指数4.5%の中間値を僅かに上回り、最終12ヶ月間では3.74%となっている。

 サンパウロ大都市圏の食品部門以外では0.03%のデフレを記録、特に電気料金の9.12%、アルコール燃料6.96%の値下げが大幅に影響したが、食品及び飲料部門の値上げが0.27%のインフレを招き、特にミルク派生品の値上げが0.24%と大きく、6月のミルク派生品は7.35%、7月は11.31%、今年7ヶ月間では28.49%と大幅な値上げとなっている。(9日付けエスタード紙)

ブラジル鉄鋼院はセアラスチールを検察庁に訴える

ブラジル鉄鋼院(IBS)は、ペトロブラスが供給する奨励金付天然ガス使用では不正競争になると、セアラスチール建設反対を検察庁に訴えた。

 セアラスチールは韓国の東国製鋼、イタリアのダニエリ社およびリオドーセ社がセアラー州ペセン港に7億5,000万ドルを投資して、年産150万トンの粗鋼を生産するプロジェクトである。

 IBSではセアラスチールが天然ガスの替わりに、石炭を使用するのであれば製鉄所建設を支持するが、プロジェクトでは石炭焚きへの変更ができない。(9日付けエスタード紙)

ホンダロックの野邨修氏が定礎式案内で訪問

ホンダロックサンパウロ社は8月21日に本社の三神哲夫社長を迎えて行なわれるイツぺーバ市の新工場建設定礎式案内に、工場建設を受持つ戸田建設の阿部勇社長と共に8月8日に商工会議所を訪問、平田事務局長に案内状を手渡した。新工場は今年年末に完成予定で、ホンダ向けにドアロック、ドアミラー、キーセットなどを来年10月からの生産を予定している。

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左からホンダロックの野邨修四輪プロジェクト技師/戸田建設の阿部勇社長

ニチレイフーズの瀬尾広明営業本部グループリーダーが訪問

ニチレイフーズ本社の営業本部アセロラ事業開発グループの瀬尾広明グループリーダー、ニアグロ・ニチレイの岸和田仁取締役が8月8日に商工会議所を表敬訪問、平田事務局長とブラジルの政治経済などについて意見の交換を行なった。

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ニチレイフーズの瀬尾広明営業本部グループリーダー/ニアグロ・ニチレイの岸和田仁取締役

FIESPで開催のENCOMEXセミナー案内に表敬訪問

ブラジル銀行のジェルソン・シュテスキー貿易部地域マネージャーが9月4日にサンパウロ州工業連盟(FIESP)で開催され、欧米やアラブ諸国の商工会議所も参加する通商局(SECEX)が支援しているブラジル製品輸出促進セミナー「ENCOMEX」での講演者に、ブラジル日本商工会議所からの参加を平田事務局長に要請、また会員のセミナーへの参加も促した。

9月4日にFIESPで開催のENCOMEXセミナー案内に表敬訪問

ブラジル銀行のジェルソン・シュテスキー筆頭部長が9月4日にサンパウロ州工業連盟(FIESP)で開催され、欧米やアラブ諸国の商工会議所も参加する通商局(SECEX)が支援しているブラジル製品輸出促進セミナー「ENCOMEX」での講演者に、ブラジル日本商工会議所からの参加を平田事務局長に要請、また会員のセミナーへの参加も促した。