今年上半期の外資流入は587億ドルに達して、益々レアル高に傾いて、企業家達は価格競争力を失って輸出に支障をきたしており、また輸入品増加で国内市場でも苦しくなってきており、外資流入抑制措置を連邦政府に要求している。
昨年2月から海外投資家に対して、ブラジル国債購入での利益に対する所得税の免除で、外資流入増加を促した当時は企業家は歓迎していたが、外資流入や中銀のドル介入で、ドル安に歯止めがかかっていないために、今では所得税免除措置に反対している。
海外投資家は海外市場で安い金利で資金を調達、金利の高いブラジル国内市場で金融投資をするキャリートレードで、大量の海外投資金が流入していたが、今後は金利低下に伴って低下すると見込まれているが、ドルは数日後にはR$1.80 を割ると予想されている。またドル介入の継続で年末の外貨準備高は1,750億ドル、海外からの直接投資は300億から350億ドルが見込まれている。(25日付けエスタード紙)