世界貿易機関(OMC)はヨーロッパ連合国(EU)からの中古タイヤの輸入禁止を決定、昨年はEUから750万本の中古タイヤが輸入されて、ブラジル国内で再生して販売されており、環境及び安全面で問題視されていた。
ブラジルのタイヤ再生業者は、メルコスル加盟のパラグアイに拠点を移して、再生タイヤを輸入すると予想されており、再生タイヤ輸入は継続する上に、中国から割安のタイヤ輸入が開始されるので、タイヤメーカーにとっては競合が継続する。
昨年のブラジルのタイヤ生産は5,500万本で、売上げは180億レアルであったが、新品タイヤの1,800万本は交換用やステップ用タイヤであり、750万本の中古タイヤの輸入はタイヤ生産メーカーの大きな障害になっていた。(13日付けガゼッタ・メルカンチル紙)