国際ファイナンス協会(IIF)では、海外直接投資金,国債や株への投資金、海外資金調達金などを含む、今年

国内経済好調で企業が投資再開や運転資金調達に対して、各銀行は更に長期のクレジットのオファーを始めており、不動産向けクレジットの平均償還日数は1,432日、運転資金クレジットは377日となっている。

中銀の発表では最終12ヶ月間の3年以上のクレジット総額は、前年同期比42%増加の720億レアル、1年から3年までのクレジットは27%増加の825億レアル、6ヶ月以内の短期クレジットは、15%増加の1,820億レアルとなっている。

3月の運転資金用クレジットは700億レアルに達しており、CDI連動の連動金利クレジットが56.2%で平均償還日数は424日、確定金利連動が33.6%で239日、物価連動金利クレジットが2.1%で1,533日となっている。(5日付けヴァロール紙)

砂糖キビ収穫時の火入れ禁止を早める

 サンパウロ州砂糖キビ加工業者連合(Unica)のカルバーリョ会長及びセーラ州知事は、4日のサンパウロ・エタノールサミット会場で、州令11241号で取決められていた砂糖キビ収穫時の火入れ禁止を2021年から2017年に前倒しするプロトコールにサインした。

 この禁止令は機械で収穫できるエリアを対象にしているが、12度以上の傾斜地は対象となっていないが、このエリアでの火入れ禁止も2031年から2017年に前倒しされた。

 今年のサンパウロ州内の砂糖キビ栽培面積は420万ヘクタールや予想されているが、そのうち90万ヘクタールのみが機械での収穫であるが、2014年には栽培面積の50%が機械化されると予想されている。

 しかしサンパウロ州内100%及びその他の州の50%のエリアで火入れ禁止されると、環境問題や不正規労働などは軽減するが、砂糖キビ栽培が盛んな中西部や南東部地域では16万5,000人が失業する。(5日付けエスタード紙)
 

銀行は長期クレジットをオファー

 国内経済好調で企業が投資再開や運転資金調達に対して、各銀行は更に長期のクレジットのオファーを始めており、不動産向けクレジットの平均償還日数は1,432日、運転資金クレジットは377日となっている。

 中銀の発表では最終12ヶ月間の3年以上のクレジット総額は、前年同期比42%増加の720億レアル、1年から3年までのクレジットは27%増加の825億レアル、6ヶ月以内の短期クレジットは、15%増加の1,820億レアルとなっている。

 3月の運転資金用クレジットは700億レアルに達しており、CDI連動の連動金利クレジットが56.2%で平均償還日数は424日、確定金利連動が33.6%で239日、物価連動金利クレジットが2.1%で1,533日となっている。(5日付けヴァロール紙)

今年の海外資本金流入は287億ドルか

 国際ファイナンス協会(IIF)では、海外直接投資金,国債や株への投資金、海外資金調達金などを含む、今年の海外からの流入資本金から海外への投資金を差引いた純流入資本金総額は、前年比118%増加の287億ドルが予想されている。

 ブラジルはラテンアメリカ地域では最も株投資金が流入しており、海外からの投資金に対する減税やドル安の為替傾向で、今年はブラジル企業の社債発行に対して、50億ドルの資金流入が見込まれている。

 今年第1四半期の債務や株投資へのポートフォリオ資金は、前年同期の63億ドルから90億ドルと大幅に増加、昨年の海外投資家のサンパウロ証券取引所への投資総額は、GDP比8.7%に相当する770億ドルであったが、今年は10.8%相当の1,150億ドルまで上昇すると予想されている。

 昨年の海外からの直接投資金は124億ドルであったが、今年は190億ドルと大幅増加が予想され、ラテンアメリカ地域へは、前年比61.5%増加の420億ドルが投資されると見込まれている。(5日付けエスタード紙)

大卒の29.2%が不正規雇用

 労働手帳登録の正規雇用されるためには、益々学歴、特別コースやキャリア習得などにおいて過当競争となってきているが、労働手帳に登録されない不正規雇用の29.2%が大学卒となっている。

 不正規雇用率は1995年の46.7%から2005年は47.9%と増加、鉱工業部門は11.2%から14.5%、商業部門は16.6%から25%とそれぞれ不正規雇用が増加してきているが、サービス部門は36.9%から26.2%と大幅に減少している。

 しかし若者の不正規雇用率は36.3%から26.2%に減少しているが、40歳以上の不正規雇用は29.7%から38.5%と大幅に上昇、就学8年以下の不正規雇用は、74.1%から50.7%と大幅に減少している。(5日付けエスタード紙)

トヨタ紡織の野中哲也海外事業部マナジャーが表敬訪問

 

トヨタ紡織の野中哲也海外事業部マネージャーが6月4日午後、世良ロクサーナ重役秘書を伴って商工会議所を表敬訪問、企業のフィジビリティとして、ブラジルの税制、インフラ、労働問題、採算可能調査などについて、平田事務局長と意見の交換を行なった。

 

 

070604 Toyota Boshoku

左がトヨタ紡織の野中マネージャー/世良クロサーナ重役秘書

CI-03/07

入札先 エスピリット・サント州衛生公社(CESAN)
物件 下水道工事及び工事関連用材料並びに装置の納入
入札日
2007年6月29日
参照番号 No915-2007-00150及び00151
サイトアドレス www.cesan.com.br

今年の貿易収支黒字はすでに168億ドル

 今年5ヶ月間の輸出総額は、前年同期比21.2%増加の600億9,700万ドル、輸入総額は26.7%増加の432億4,300万ドルを記録、貿易収支黒字は9%増加の168億5,400万ドルを記録した。

 5月の輸出は136億4,800万ドル、1日平均の輸出額は6億2,040万ドルで月間及び1日平均共に記録を更新、輸入は97億8,000万ドル、1日平均の輸入額は4億4,450万ドルであった。

 輸入は第1次産品及び中間財が前年同月比38.6%、消費財は33.5%それぞれ増加、今年5ヶ月間の輸入では衣類は141.8%、飲料及びタバコ71.3%、自動車54.9%、家具及び日用雑貨が42.3%と前年同期比それぞれ増加した。

 また最終12ヶ月間の輸入総額は、ドル安に伴って前年同期比25.7%増加の1,004億4,500万ドルを記録しており、この傾向は継続すると予想されている。(4日付けがゼッタ・メルカンチル紙)

ペトロブラスはインドで石油採掘

 インドを訪問中のルーラ大統領の経済ミッションとして随行している、ペトロブラス公社のガブリエリ総裁はインドの石油・ガスコーポレーション(ONGC)との間で、インド国内の3鉱区での石油採掘、及びONGCのカンポス鉱区、ブラジル北部及び南部での採掘に調印する。

 またインド政府との間では税関手続きの簡素化、インドの衛星画像の使用、バイオ燃料開発の協力やマルコポーロ社がインド資本のタタ社とバス製造でタイアップする。

 マルコポーロは2013年には、インドで年間2万5,000台のバスを製造、アジア向けに輸出するが、同社が拠点を持っているロシア、メキシコ、コロンビア及びブラジルには輸出しない。(4日付けエスタード紙)

白物家電にニューカマーが進出

 ブラジルの白物家電の市場は、Whirlpool、エレトロラックス、ボッシュ及びGEの4社が独占していたが、中国のハイアール社からの技術提携を受けたHBFLEX社は、MP4やエアコンを製造して年内に販売に乗出す。

 また同社は来年からノートパソコン、デスクトップ型パソコンやマザーボードの製造を開始、2010年には売上げ3億5,000万レアルを目標にしている。

 北東部で知名度が浸透しているセアラー州に本拠を置くエスマルテック社は、6,000万レアルを投資して新工場を建設、3年以内に南部及び南西部での売上げを全体の30%まで引上げる計画を持っている。(4日付けヴァロール紙 )