>>ペトロブラスはボリビアから撤退
ペトロブラスはボリビアのYPFB石油公社の石油事業独占で、コチャバンバ市とサンタ・クルース市の製油事業から撤退することを決定したが、48時間以内にボリビア政府がペトロブラスの賠償金に応じない場合は、国際裁判所に訴える。
しかしペトロブラスは2019年まで、年間2,400万立方メートルの天然ガスの供給を受けるためには、ボリビア国内での天然ガス開発事業に投資しなければならない。
ペトロブラスは1億ドルで2ヵ所の製油所を買収したが、その後1億ドルを製油所近代化に投資しており、ボリビア政府に対して1億3,500万ドルの賠償金で応じる用意をしているが、ボリビア政府は6,500万ドルの賠償金支払いを提示しているに過ぎない。(8日付けエスタード紙)
>>今年の牛肉輸出は好調に推移している
今年4ヶ月間の牛肉輸出は、輸出量では前年同期比34%増加の88万8,000トン、金額では43%増加の14億2,000万ドルとそれぞれ増加したが、今年の牛肉輸出量は20%、金額では10%から15%増加を予想している。
ピカーニャ、フィオ・ミヨンやコントラ・フィレなどの高級肉の輸出が、ヨーロッパ向けを中心に伸びており、世界からの観光客が集まるモロッコ向け、またロシアや香港でもこれらの部位の牛肉輸出が伸びている。
今年4ヶ月間の加工牛肉比率は23%から20%に低下したが、加工牛肉輸出の29.8%に相当する5万4,000トンは米国向けであった。また昨年10億ドルの牛肉を輸出したヨーロッパ連合は、口蹄疫や衛生管理の不備を指摘している。(8日付けガゼッタ・メルカンチル紙)
>>今年4ヶ月間の自動車生産及び販売は記録更新した
金利の低下、長期低額自動車ローン及び堅調な経済成長で、今年4ヶ月間の自動車向けクレジットは、前年同期比23%増加の670億レアルに達し、また3年以上の長期ローン比率も15%以上増加が販売の追い風となり、自動車の国内販売は22.6%増加の67万2,500台を記録した。
また4ヶ月間の自動車生産は、前年同期比5.65増加の88万1,400台、輸出金額は0.5%増加の37億2,000万ドルであったが、為替の影響を受けて輸出台数は、24万3,662台で10.6%減少している。農業機械の販売台数は28.7%の大幅増加の1万100台を記録した。
今年の販売予想は前年比14.5%増加の221万台、自動車生産は6.5%増加の278万台、輸出は121億ドルを見込んでいる。(8日付けエスタード紙)
>>第1四半期のブラデスコ銀行の純益は記録更新
第1四半期のブラデスコ銀行の純益は、企業活動の回復、投資の増加及び一般消費の増加に後押しされて、17億500万レアルを達成して、民間銀行の第1四半期の記録を塗り替えた。
純益の31%が保険関係の収入、69%はファイナンス関係からの収入で、サービス収入の比率は26%から29%の25億6,000 万レアル、クレジットカードは昨年のAmexの買収も寄与して、21%から25%に増加して1,223億5,000万レアルを記録した。
第1四半期の個人向けクレジットは16.5%、中小企業向けクレジットは27.5%、大企業は資本市場で資金を調達する傾向にあるが、大企業向けクレジットは18.6%それぞれ増加した。
また平均遅延・不渡り率は3.6%、個人向けクレジットの不渡りは6.2%で、昨年12月の6.3%から僅かに減少、純資産に対する収益率は前年同期の34.6%から30.2%に悪化したが、エフィシエンシー指数は44.1%から42.1%に改善された。(8日付けエスタード紙)