2021年2月のGDP伸び率の先行指標となる中銀発表の経済活動指数(IBC-Br)は、前月比1.70%増加を記録、ヴァロール・ダータ社の平均予想値0.83%の2倍に相当する伸び率を記録している。今年1月の経済活動指数(IBC-Br)は、前月比1.25%増加を記録していた。
昨年3月~4月はCOVID-19パンデミックに伴って、ブラジルの国内経済は壊滅的な影響を受けたが、今年2月の経済活動指数(IBC-Br)は、昨年5月から連続10か月間で前月比増加を記録、今年1月のIBC-Br指数1.25%は、昨年9月に記録した1.83%に次ぐ伸び率を記録していた。
今年2月の過去12か月間の経済活動指数(IBC-Br)は、昨年3月からCOVID-19パンデミックの影響で国内経済が大幅に後退したためにマイナス4.02%を記録している。
今年初め2か月間の経済活動指数(IBC-Br)は、前年同期比0.23%増加、今年2月の経済活動指数(IBC-Br)は、前年同月比0.98%増加を記録している。今年2月の鉱工業部門のGDP伸び率はマイナス0.7%、一般小売部門は0.6%増加、広範囲小売販売は4.1%増加、サービス部門のGDP伸び率は4.7%増加していた。
昨年12月~今年2月の四半期の経済活動指数(IBC-Br)は、前四半期比1.25%増加を記録している。2020年のブラジルのGDP伸び率は、COVID-19パンデミックの悪影響を受けて、マイナス4.1%と統計を取り始めた1996年以降では最大の落込みを記録、2017年~2019年の3年連続でのGDP伸び率の増加から一転して、大幅な落ち込みを記録していた。