今年3月の新車生産は5.5%増加(2021年4月7日付けエスタード紙)

全国自動車工業会(Anfavea)の発表によると、2021年3月のバスやトラックを含む新車販売は、前年同月比5.5%増加の20万300台を記録、前月比では1.7%増加している。

今年3月の新車生産は、前年同月比5.5%増加の20万300台を記録したにも関わらず、3月最終週はCOVID-19パンデミック対応による生産中止並びに自動車向け半導体部品不足が足枷となっていた。

今年初め3か月間の自動車メーカーの新車生産台数は、前年同期比僅か2.0%微増の59万7,800台。ブラジル国内の新車販売を牽引するサンパウロやリオの自動車ディーラーがCOVID-19パンデミック対応で営業停止を余儀なくされたにも関わらず、3月の新車販売は前月比13.1%増加の18万9,400台を記録している。

3月の新車販売は前年同月比15.7%増加した一方で、穀物輸送が牽引するトラック販売は29.5%と大幅な増加を記録したにも関わらず、今年初め3か月間の新車販売は、前年同期比マイナス5.4%に留まっている。

今年3月の新車販売は、2月よりも営業日数が3日間多く、また昨年3月比でもCOVID-19パンデミックの悪影響を受けていたために、二桁台の販売増加に繋がっていると全国自動車工業会

今年3月の新車輸出は前月比11.2%増加の3万6,800台、前年同月比では19.5%増加、今年初め3か月間では、アルゼンチン向けが牽引して7.6%増加の9万5,800台を記録している。

今年3月の自動車業界の従業員総数は、43人増加の10万4,700人を維持している。全国自動車工業会(Anfavea)では、会員企業のJohn Deere 社の脱退後過去2か月間に亘って、農業機械や建設関連機械の統計発表を中止している。

 

回章 CIR-038/21 異業種交流会webイベント:「日系人コミュニティが貢献するアマゾンのSDGs~アグロフォレストリー~」

                                                                                 CIR-038/21
                                                                                2021年4月8日
会員各位
                                                                                ブラジル日本商工会議所
                                                                                異業種交流委員会

異業種交流会webイベント:「日系人コミュニティが貢献するアマゾンのSDGs~アグロフォレストリー~」
 
今回は、パラ州Tomé Açu市でアグロフォレストリーを活用したアマゾンの果実栽培・ジュース製造を進めておられるアルベルト乙幡さんを講師にお招きします。
ベレンの南(車で4時間)に位置するTomé Açu市に日系移民が入植したのは1929年。以後、不屈の努力と工夫によって街の産業と社会に貢献しておられます。
 
 その特徴は、アマゾンの森林を破壊せずに、むしろ育てながら農業を営むアグロフォレストリ(農業Agricultureと林業Forestryの造語)にあります。
森林再生には長い年月がかかりますが、効率的に作物を育て、持続的な成長サイクルを維持できるよう日々尽力されています。
 
是非、Tomé Açu市の取組を応援したく、ご視聴を宜しくお願い致します。
 
   
日時:4月28日(水)午前10時~11時(現地とwebにて中継)
講師:CAMTA(Coop-Agrícola Mista Tomé Açu)代表・アルベルト乙幡氏
登録リンク:https://zoom.us/webinar/register/WN_qsaaKN87TT2bcZrU1EPCOw 
事前登録が必要となります。上記URLより登録後、zoom自動メールで当日のアクセス先が送信されますのでご留意ください。
言語:日本語
主催:ブラジル日本商工会議所、協賛:アマゾナス日系商工会議所
 
以上
異業種交流委員会
 

事務局便り JD-058/21 「第12回ジェトロ報告会(意見交換会)」

                                                                           JD-058/21
                                                                          2021年4月8日
会員各位
                                                                          ブラジル日本商工会議所 事務局
 
ジェトロサンパウロより「第12回ジェトロ報告会(意見交換会)」のご案内を別添の通りいただきましたのでお知らせ申し上げます。
皆様奮ってご参加ください(アクセス先は以下にて事前登録が必要となります。登録後、zoom自動メールより当日のアクセス先が送信されます)。
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2021年4月8日
第12回ジェトロ報告会(意見交換会)
共催:ブラジル日本商工会議所、ジェトロサンパウロ 協力:在サンパウロ日本国総領事館

新型コロナウイルスの感染拡大以降、オンライン経由の情報収集ニーズや多くの日系企業様が事業活動・執務環境・労務管理などあらゆる制度の見直に取り組まれていることと存じます。
皆様のビジネス・企業活動のヒントになるウェビナー若しくは皆様の課題・ご意見、各産業の取組みなどを共有可能な場として開催させて頂きます。

日程:   4月14日(水)9:30~10:30 (日本時間14日  21:30~22:30)
テーマ:『2020年度決算発表からみる新型コロナウイルス(COVID-19)の影響 その2』
発表者:ブラジル日本商工会議所 コンサルタント部会長 吉田幸司氏
今回の紹介企業 : JBS(食品)、Suzano(パルプ製紙)、CVC(旅行代理店)、Vasta Platform(教育)、Embraer(航空機製造)、Mahle(自動車部品)、Magazine Luiza(家電量販店)、SLC Agrícola(農業)、Braskem(化学)※一部のご紹介企業情報は変更の可能性があります
開催ツール:ZOOM ミーティング方式
事前登録が必要となります。下記URLより登録後、zoom自動メールで当日のアクセス先が送信されますのでご留意ください。
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZcuf-qtrjMqHtasPtFIraTTzBhAf8hx_OIp
※資料を事前に入手希望される方は 前日13日(火) 正午までにsao-seminar@jetro.go.jp へご連絡ください。
※お問い合わせ先:sao-seminar@jetro.go.jp  宛 / 緊急連絡(WhattsApp)  :55-11-9-7167-7208 

 

(Zoom)Machado Meyer Advogadosのオンライン労働法セミナー

最高裁判所が労働債務を更新するための新しい規則を決定した後、多くの企業は、自社の労働債務更新でどのような基準を採用すべきか、そしていつ規定を調整する適切な時期であるかについて疑問を残しています。また、労働裁判所の最近の判例を挙げて、この新しいルールの影響、それがどのように適用されるべきか、そして企業が彼らのケースに法的確実性をもたらすためにどのような選択肢と司法救済策を手にしているかについての疑問を明らかにする。 

講演者はMachado Meyer Advogados Rodrigo Seizo Takanoパートナー及びDaniel Antonio Diasパートナー,  
Tel.: (55 11) 3150-7000 

セミナー視聴は右クリック, acesse aqui . 

貼付PDF anexo: 
Atualização dos débitos trabalhistas: os impactos na Justiça do trabalho e na atualização dos passivos processuais diante da decisão do STF 

Rodrigo Seizo Takano e Daniel Antonio Dias (Fotos: Divulgação) 

今年3月の新車販売は15.78%増加(2021年4月6日付けヴァロール紙)

自動車販売代理店が加盟する全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)の発表によると、2021年3月のトラックやバスを含む新車登録台数は、COVID-19パンデミックの影響を受けた初めの月に相当する前年同月比15.78%増加の18万9400台を記録している。

また今年第1四半期の累計新車販売は、前年同期比マイナス5.39%の52万7900台に留まっているにも拘らず、今年第1四半期のトラック販売は、前年同期比27.55%増加、特に3月は65.79%と飛躍的な増加を記録している。

一方今年3月のバスやトラック除く新車販売は、前年同月比8.16%増加、今年第1四半期では、マイナス11.11%と依然として二桁台の落込みを記録している。

全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)の発表によると、今年3月の新車登録台数の多くは、昨年12月から今年1月に掛けて成約していたが、COVID-19パンデミックの影響で特定のモデルの在庫不足で納車が遅れていた。

自動車ディーラーのオーナーは、自動車メーカーからの新車の納入の遅れやCOVID-19パンデミック対応の営業自粛による販売落ち込みを指摘している。

 

今年5月から製造業部門向け天然ガス価格は31%値上げ(2021年4月6日付けヴァロール紙)

ペトロブラス石油公社は、2021年5月1日からガスディストリビューター向けの天然ガス価格を39.0%の大幅な値上げすると発表している。

ブラジル大口電力消費者協会(Abrace)では、製造業部門向けの天然ガスの平均価格は31.0%上昇、連邦政府が2019年に発表した天然ガス市場の開放並びに天然ガス価格の大幅引き下げを謳っていた天然ガスの新市場向けプログラム(programa Novo Mercado de Gás)以降では最大の値上げ幅を記録すると予想されている。

パウロ・ゲーデス経済相は、天然ガスの新市場向けプログラムで新規参入による競争でブラジル国内の天然ガス価格は、30%~40%の値下がりを強調していたが、石油の国際コモディティ価格の高騰及びレアル通貨に対する大幅なドル高の為替で大幅な値上げを余儀なくされている。

2020年のブラジル国内の天然ガス価格は、COVID-19パンデミックの影響で、世界的な需要減少で天然ガスの国際コモディティ価格が低迷していたために、製造業部門は恩恵を受けていた経緯があった。

ペトロブラスによる天然ガスの値上げは、天然ガスの国際コモディティ価格の上昇以外にも農畜産部門や鉱工業部門の国際コモディティ価格並びにサービス財、レアル通貨の為替変動に大きく左右されるインフレ指数の一つである総合市場物価指数(IGP-M)の大幅な上昇も輸送料金値上げも一因となっている。

ブラジルパイプガス流通会社協会(Abegás)によると、ペトロブラスの売上は天然ガスの最終価格の59.0%であり、コンセッションのマージンは17%を占め、残り24%は各種の税金が占めている。今年5月のペトロブラスによる天然ガスの値上げは、各四半期ごとの価格調整で3回連続となる。

ペトロブラスではCOVID-19パンデミックの影響を受けた昨年5月は10%の値下げ、8月は23%値下げを実施したにも関わらず、昨年11月は33%値上げ、今年2月は2.5%値上げ、また今年5月は39%の値上げを予定、2020年1月から今年5月の天然ガスの値上げ幅は、37%に達すると見込まれている。

 

今年初め2か月間の製造業部門向け化学製品消費は二桁増加(2021年4月6日付けヴァロール紙)

ブラジル化学工業協会(Abiquim)の発表によると、2021年初め2か月間の製造業部門向け化学製品消費は、前年同期比11.0%と二桁増加を記録している。

今年初め2か月間の輸入化学製品の消費は、全体の45.0%と昨年同期の41.0%よりも4.0%と大幅増加とブラジル化学工業協会(Abiquim)の調査で判明している。

今年初め2か月間のブラジル国内の化学製品生産は、前年同期比3.96%増加、需要は11.0%増加、国内の化学製品販売は、7.36%増加を記録している。

一方今年初め2か月間の化学製品輸入は、前年同期比22.7%増加した一方で、化学製品輸出は7.1%と大幅に減少して貿易赤字が拡大している。また今年初め2か月間の化学工業部門の設備稼働率は74.0%に達している。

ブラジル化学工業協会(Abiquim)の調査によると、石油の国際コモディティ価格の上昇に伴って、国内産のナフサ価格が化学製品の価格上昇に反映、またレアル通貨に対するドルの為替の高騰も化学製品価格の上昇に繋がっており、今年2月の過去12か月間のインフレ指数を考慮した実質価格は27.8%上昇している。

今年2月の過去12か月間のブラジル国内の製造業部門向け化学製品生産は、前年同期比0.69%増加、販売量も2.82%増加、化学製品輸入は22.2%増加した一方で、化学製品輸出は、マイナス14.8%と大幅な落ち込みを記録。国内需要は13.2%増加している。

 

事務局便り JD-057/21 デロイト主催のイベント案内

                                                                             JD-057/21
                                                                               2021年4月7日
電機・情報通信部会 部会員各位
                                                                               ブラジル日本商工会議所
                                                                               電機・情報通信部会 部会長 田辺 靖
                                                                               デロイト日系企業サービスグループ                                                                                  ブラジル統括パートナー 池谷 裕一
電機・情報通信部会 部会員の皆様
 
いつもお世話になっております。
本日はデロイト主催のイベントのご案内でご連絡差し上げました。
 
コロナ禍の中、病院・診療所をはじめとするライフサイエンス&ヘルスケア分野では
医療サービスを継続的に提供すること、そのソリューションを改善していくことが
ますます重要な課題となってきています。
 
本イベントは、Hospital das Clinicasの開発部長、医師の皆様よりぜひ日系企業にもご説明の場を設けたいとのご要望があり、日系企業および政府機関をお招きして、日本・ブラジルの両国でヘルスケア分野のイノベーションを図ること、ビジネスを創出することをテーマに意見交換することを目的としています。
 
本イベントが皆様にとって少しでもお役に立つものであることを願っております。日時は以下ご案内の通り、4月19日午前9時(ブラジリア時間)から2時間程度を予定しています。
なお、本イベントは日本ブラジル商工会議所の関係部会に限定して、より質疑応答などしやすいようにインビテーションオンリーでのご参加にて開催しようと存じます。
ご興味ありましたらぜひご参加をご検討いただければ幸いです。貴社内に限り、日本およびブラジルから何名でも上限なく本ご招待を共有いただければ幸いです。下記英文のInvitationにRegisterボタンがありますのでお手数ですがそちらからご登録ください。
セミナーはWebexでの開催を予定しております。
 
ご質問などありましたらデロイト池谷もしくは安岡までご連絡ください。何卒宜しくお願い致します。
末筆ですが皆様の安全と健康をお祈りしております。
 
電機・情報通信部会 部会長
田辺 靖
デロイト日系企業サービスグループ ブラジル統括パートナー
池谷 裕一
 
 
 
 
 
 
Events | March 2021
 
 
 
 
Healthcare innovation and business co-creation between Brazil and Japan 
April 19 (Monday), 9 am (BRT)
 
 
During the pandemic crisis caused by the COVID-19 outbreak, the Life Science & Health Care sectors including hospitals and clinics have faced greater challenge to maintain and upgrade their solution and services rather than ever. 
 
Inviting the leaders of InovaHC, The University de São Paulo Medical School (FMUSP), Japanese companies, and governmental organization, Deloitte is going to hold a digital event to exchange ideas about healthcare innovation and business creation between Brazil and Japan. We hope that this event would be meaningful and successful for those who are keen to contribute to the Life Science & Health Care sectors. It will happen on April 19 (Monday), at 9 am (BRT). 
 
Schedule (this may change without previous notice)
 
• Opening remarks / Introduction
• Presentation | “Initiatives with multinational companies regarding AI, Cloud, Connectivity, and Ecosystem in this pandemic”
• Presentation | “Cases of healthcare solutions from Japanese companies“
• Panel discussion | “Healthcare innovation and business co-creation between Brazil and Japan “
• Q&A / Key takeaways
 
 
 
 
 
 
 
Deloitte refers to one or more of Deloitte Touche Tohmatsu Limited (“DTTL”), its global network of member firms, and their related entities (collectively, the “Deloitte organization”). DTTL (also referred to as “Deloitte Global”) and each of its member firms and related entities are legally separate and independent entities, which cannot obligate or bind each other in respect of third parties. DTTL and each DTTL member firm and related entity is liable only for its own acts and omissions, and not those of each other. DTTL does not provide services to clients. Please see www.deloitte.com/about to learn more.
 
Deloitte is a leading global provider of audit and assurance, consulting, financial advisory, risk advisory, tax and related services. Our global network of member firms and related entities in more than 150 countries and territories (collectively, the “Deloitte organization”) serves four out of five Fortune Global 500® companies. Learn how Deloitte’s approximately 335,000 people make an impact that matters at www.deloitte.com.
 
© 2021. For information, contact Deloitte Global.
 
 

(TEAMS)テルモブラジル一行が訪問

帰国するテルモブラジル社の三好貴志代表と後任の赤松泰新代表が2021年4月7日にオンライン表敬訪問、三好貴志代表は応対した平田藤義事務局長に帰国挨拶。後任の赤松泰新代表は着任挨拶を行った。
三好貴志代表は副分科会長を務めたメディカル分科会での活動、広報活動の重要性やFazenda Alianca 見学など思い出話に話が弾んだ。

 

今年第1四半期のスタートアップ企業は110億レアルの資金調達(2021年4月5日付けヴァロール紙)

2021年第1四半期のブラジルのスタートアップ企業の資金調達総額は、COVID-19パンデミックの終息の目途が立っていないにも拘らず、昨年1年間の50%以上に相当する110億レアルに成功している。昨年同期のスタートアップ企業の資金調達は僅か30億レアルであった。
 
2020年第1四半期の資金調達件数は136件で資金調達総額は30億レアル、前期同様にCOVID-19パンデミックの影響を受けた昨年第2四半期は104件で44億2,000万レアル、昨年第3四半期は128件で62億7,000万レアル、昨年第4四半期は140件で68億4,000万レアルであった。

今年第1四半期のブラジルのスタートップ企業による資金調達総額110億レアルは、昨年1年間の199億レアルの54%に相当、今年1年間では昨年の資金調達総額の2倍~3倍に達する可能性が予想されている。

2016年~2017年にかけて創業されたスタートアップ企業による資金調達が牽引しており、今年の資金調達総額は285億レアルをDistrito Dataminer社アナリストのEduardo Fuentes氏は見込んでいる。

今年第1四半期のスタートアップ企業への投資では、健康・医療分野向けの“healtechs”並びに教育関連向けの“edtechs”が牽引している。今年第1四半期の“edtechs”関連スタートアップ企業の資金調達は、16件で12億6,000万レアルに達しており、昨年同期の5件で6,380万レアルに2倍を記録している。

また今年第1四半期の“healtechs”関連スタートアップ企業の資金調達は、昨年同期の337%増加に相当する5億3,300万レアルに達している。