回章 CIR-050/19    第一回イノベーション研究会のお知らせ

                                          CIR-050/19
                                          2019年5月7日
会員各位
                                          ブラジル日本商工会議所
                                          企画戦略委員会
                                          イノベーション研究会

              第一回イノベーション研究会のお知らせ

平素より大変お世話になっております。
皆様におかれましては、イノベーション研究会にお申込みいただき、誠にありがとうございました。 ご多忙のところ恐れ入りますが、第一回研究会を以下の通り開催したく、ご連絡させて頂きます。

日時:5/24(金)15時-16時30分(場所:ブラジル日本商工会議所 Av. Paulista, 475 – 13o. andar São Paulo-SP)
言語:日本語(日本人駐在員がご不在の会員向けには、第一回研究会終了後、
日を改めてポルトガル語のメモを共有の上、個別にご意見・ご要望を頂けるように致します)
内容(予定):研究会の方針説明、最適なアジェンダ作成に向けた意見交換、サンパウロを中心としたブラジルのスタートアップ・エコシステムの現状に関する情報提供

ご参加頂ける方は、5月15日(水)までに以下の社名(団体名)及び氏名をメールアドレスにご一報頂きますよう、お願い申し上げます。

To: ブラジル日本商工会議所 secretaria@camaradojapao.org.br
C.c.: 日本貿易振興機構(ジェトロ)sao-seminar@jetro.go.jp

内容に関するご質問・ご意見等がございましたら、下記メールアドレスにご連絡頂ければ幸いです。
日本貿易振興機構(ジェトロ)サンパウロ事務所 sao-seminar@jetro.go.jp
担当:古木、ナガミネ(ポルトガル語、英語)、二宮
_______________________________________________

1a. Reunião de Estudos sobre Inovação
Agradecemos aos Senhores pela filiação ao Grupo de Estudos sobre Inovação (da Comissão de Planejamento e Estratégia) da Câmara de Comércio e Indústria Japonesa do Brasil. Segue abaixo o convite para a 1ª. reunião do grupo.
Obs: o idioma a ser usado na reunião será o JAPONÊS (para associados que não possui representante com conhecimento do idioma japonês: após esta reunião, compartilharemos as informações em português para podermos receber opiniões e solicitações individualmente dos Senhores).
1a. Reunião de Estudos sobre Inovação
Data: 24/05/2019 (sexta-feira) das 15:00 às 16: 30 (local: sede da Câmara de Comércio e Indústria Japonesa do Brasil – Av. Paulista, 475 – 13o. andar São Paulo-SP)
Idioma: JAPONÊS (para associados que não possui representante com conhecimento do idioma japonês: após esta reunião, compartilharemos as informações em português para podermos receber opiniões e solicitações individualmente dos Senhores).
Conteúdo (sujeito a alterações): explicação do regulamento do grupo de estudos, troca de ideias para a elaboração de uma agenda ideal e compartilhar informações sobre a situação atual do ecossistema de start-up no país sobretudo em São Paulo.

Para participar, favor enviar o nome da empresa e o nome do participantes no endereço de e-mail abaixo até quarta-feira, 15 de maio.

Para: Câmara de Comércio e Indústria Japonesa do Brasil secretaria@camaradojapao.org.br  
C. c .: JETRO sao-seminar@jetro.go.jp

Em caso de dúvidas ou comentários sobre o conteúdo, entre em contato:
JETRO, São Paulo: sao-seminar@jetro.go.jp
Responsável: Sr. Furuki, Sra. Nagamine (Português, Inglês), Sr. Ninomiya

 

 

Fundação Getulio Vargas公共政策大学院のエジソン・ケンジ・コンド副学長が訪問

Fundação Getulio Vargas公共政策大学院(ブラジリア)のエジソン・ケンジ・コンド副学長が2019年5月7日に商工会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長と同学院におけるイノベーション関連ジャパンセンター設立構想について意見交換を行った。また商工会議所並びに会員企業との協同についても意見交換した。

エジソン・ケンジ・コンド副学長は、1990年-1994年までハバード大学John F Kennedy School教授、1980年サンパウロ大学工学部卒、筑波大学教授や東京大学客員教授を歴任。

Edson Kenji Kondo e Fujiyoshi Hirata

Foto: Rubens Ito / CCIJB

EPA準備タスクフォース会合を開催

2019年5月7日(火)15時より、日本メルコスールEPA準備タスクフォース会合を開催し、主な製造業の部会関係者と意見交換を行った。会合の中で、日本とメルコスールのEPAにより期待されるメリットやメルコスールとの交渉が先行するEUおよび韓国EPA(FTA)に劣後した際想定される日本企業への損害などについて、具体的な事例を交えながら意見交換を行った。

【部会出席者】

①自動車部会

ブラジルトヨタ ― 渕上宏二氏(下村 部会長代理)、アンジェラ益岡氏 

ホンダサウスアメリカ ― 竹内パウロ氏(溝口 副部会長代理)、佐藤修氏

デンソー  ― 新保 博茂 副部会長、金子氏

② 機械金属部会

ブラジル三菱重工業  ― 山田 佳宏 部会長

③電気電子部会

NEC ― 水口 直人氏(高田 部会長代理)

パナソニック  ― 磯崎氏(田島 副部会長代理)

【タスクフォースWG】

村田 俊典 ブラジル日本商工会議所会頭(双日ブラジル)、芦刈 宏司 日伯経済交流促進委員会 副委員長(ブラジル三井物産)、二宮 康史 企画戦略委員会 副委員長(ジェトロ・サンパウロ)、佐橋 拓哉 政策対話委員会 副委員長(伯国三菱商事)、大塚 未涼 政策対話委員会 委員(ブラジル三井物産)

【事務局】平田 藤義 事務局長、日下野 成次 補佐、近藤 千里アシスタント

Hiroshi Ashikari, Toshifumi Murata e Yasushi Ninomiya

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

ブラジル国内のIPOコストは米国の半分

サンパウロ証券取引所(BM&FBovespa)と証債権取引決済・保管センター(Cetip)が合併したB3社とPwC社との合同調査によると、ブラジル国内での新規株式公開(IPO)コストは、米国の株式市場での上場よりも半分のコストに留まっていると指摘している。

また新規株式公開(IPO)後のサンパウロ証券取引所の維持・管理費も米国よりもコストが低いために、認知が広まれば今後のブラジル国内での新規株式公開(IPO)増加の可能性を指摘している。

ブラジル国内での新規株式公開(IPO)時の平均コストは、資金調達額の2.5%~5.6%となっている一方で、米国平均コストは4.0%~11.70%と約2倍に達し、資金調達額が上昇に反比例して上場コストは減少する。

米国での新規株式公開(IPO)による資金調達額が10億ドルを突破すれば平均コストは4.0%に対して、ブラジルは2.50%と米国の2/3のコストに留まる。資金調達額が5億ドル~10億ドルの場合は、米国のコストは5.6%に対してブラジルは3.90%となっている。

前記同様に資金調達額が2億5,000万ドル~5億ドルまでは7.20%対して4.0%、1億ドル~2億5,000万ドルまでは4.80%に対して8.0%、資金調達額が1億ドル~2億5,000万ドルの場合は、米国の11.70%に対してブラジルのコストは半分以下の5.6%に留まる。

2004年1月~2018年4月までの期間に、ブラジル企業182社が新規株式公開(IPO)をしたが、97%のブラジル企業はブラジル国内での新規株式公開(IPO)を行っている。

ブラジル国内の証券取引所に上場している企業の66%は、年間維持・管理費が40万ドル以下となっている一方で、米国内で上場している企業の67%は、100万ドル~190万ドルの維持・管理費を支払っている。

また新規株式公開(IPO)で資金調達額が5億ドル~10億ドルの場合の米国での主幹事銀行へのコミッションは3,560万ドルに対して、ブラジル国内では2,080万ドルとコストが安い。(2019年5月7日付けヴァロール紙)

ブラジルは投資対象国の圏外

米国コンサルタント会社A.T.KEARNEY社の外資系企業の世界信頼指数調査(FDI Global Index)によると、2019年のブラジルは、投資信頼国として初めて圏外の25位以下にランクを下げた。

2016年の世界信頼指数調査(FDI Global Index)では、ブラジルは12位にランク付けされていたが、2017年は16位、2018年は25位で辛うじてランク入りしていたものの、2019年は信頼指数減少で圏外に弾きだされた。

2012年並びに2013年はブラジル経済が好調で、海外投資家による直接投資対象国としてブラジルは3位にランク付けされていたが、ジウマ大統領罷免やラヴァ・ジャット汚職関連事件、経済リセッション、昨年の不透明な大統領選挙などの要因で毎年ランクを落としていた。

今年の世界信頼指数調査(FDI Global Index)で25位以下の圏外に落ちたのはブラジル以外にポルトガルも圏外となり、ランク入り25カ国中22カ国が先進諸国となっている。

米国は世界信頼指数調査(FDI Global Index)では7年連続で首位を維持、ドイツは昨年の3位から2位に浮上、逆にカナダは2位から3位に後退、最もランクを上げたのはデンマーク、続いてスペイン、オーストリア戸ベルギーが続いている。

今回初めて上位5国は全て先進国が占めた一方で、世界トップの経済成長率を維持していた2017年の中国は3位、2018年は11位、2019年は16位と信頼指数が毎年減少してきている。

また経済成長が著しいインドの2017年のランクは8位、2018年は11位、今年は16位に下げている。またラテンアメリカ地域では、メキシコが昨年の17位から今年は最下位の25位にランクを落としている。(2019年5月7日付けヴァロール紙)

今年のGDP伸び率は10週連続で下方修正

昨日発表の中銀の最終フォーカスレポートによると、2019年のGDP伸び率は10週連続で下方修正され、僅か1.49%に留まると予想されているが、2月末の予想2.48%から1.0%も下方修正されている。

しかし中銀の今年のGDP伸び率は2.0%と3月の予想を維持しており、2020年のGDP伸び率は、4週間前の2.70%から先週に続いて2.50%への下方修正を余儀なくされている。

今年の連邦政府の財政プライマリー収支赤字はGDP比1.35%から1.40%と赤字拡大が予想されているにも拘らず、パウロ・ゲーデス経済相は、年金改革承認後の7月から景気回復すると強気な発言をしている。

またパウロ・ゲーデス経済相は、過去10年間のブラジルのGDP平均伸び率は僅か0.5%増加と中銀の最終フォーカスレポートの今年のGDP伸び率1.49%は過去10年間平均の3倍に達すると強調している。

世界経済は米中貿易摩擦などの要因で縮小傾向が続いている一方で、ブラジルは年金改革の国会承認後の7月から経済は大幅に改善するとパウロ・ゲーデス経済相は説明している。(2019年5月7日付けエスタード紙)

事務局便り JD-036/19    新刊書紹介

                                             事務局便り JD-036/19
                                             2019年5月3日
会員各位
                                             ブラジル日本商工会議所

                        新刊書紹介
                     NOVO LANCAMENTO

拝啓 時下益々ご清祥の事とお慶び申上げます。
さて当所ではこの度、下記出版物を委託販売致す事となりましたのでご案内申上げます。(価格 1冊200レアル)
ご関心の向きは当会議所事務局 (Av. Paulista, 475 – 13º. and. – São Paulo/SP Tel.: (11) 3178-6233) にてお求め頂きます様お願い致します。
                                                          敬具

                            - 記 –

                     ブラジル日本移民110周年記念出版
                「ブラジル日系人経営者50人の素顔―下巻―」発刊のお知らせ

サンパウロ新聞社は、このほど、カンノエージェンシー(菅野英明代表)と共同企画で『ブラジル日系人経営者50人の素顔』下巻編を発刊しました。同書は、2015年に発行された上巻に続き、ブラジル日本移民110周年の記念書籍として出版したもので、上巻同様に日本語とポルトガル語の二カ国語併記の書籍です。
下巻編は2年半かけてブラジル27州のうち北はアマゾナス州から南はリオ・グランデ・ド・スル州までの10州で、50人の日系人経営者(うち2人は在日日系人経営者)を取材、サンパウロ新聞紙上で連載したものを補筆したものです。
本書の版型はA5版(148mm×210mm)、日本語ページ219ページ、ポルトガル語ページ235ページの総ページ数454ページ。
本書の目的は、経営の最前線に立ちながらボランティア活動で日系社会を支えている経営者の実態が日系人移民史の歴史と記録から抜けていたため、この書籍化により『日系人経営者』の姿を移民の歴史に新たに加えることだった。また本書を通してブラジル日系人の存在を日本人や日本でより深く知っていただくこと、同時にブラジル国民とブラジル日系人が日系人経営者の経営方針や考えを理解してもらうことも目的でした。
ブラジルで日系人経営者が評価される理由はいくつもありますが、その1つは日本で失われつつある日本の伝統的な精神文化がここブラジル全土の日系人に受け継がれていることです。いまや日系人はブラジルと地域社会の発展には欠かせない大きな存在といえます。日本移民の先達が代々にわたりブラジルで築き上げてきたこうした信用・信頼は、日本と日本人にとっては最大級の国家的かつ国民的なソフト資産だといえると思います。
同書は、ブラジル日本商工会議所事務局で取り扱ってもらっています。価格は、1冊200レアルです。ぜひ、会員の皆様にお読みいただければと思います。
                                                サンパウロ新聞社

Ilmos. Srs.
Associados da Câmara do Comércio e Indústria Japonesa do Brasil

A VERDADEIRA FACE DOS 50 EMPRESÁRIOS NIPO-BRASILEIROS – 2
Livro comemorativo aos 110 anos da Imigração Japonesa no Brasil

Esta obra lançada em abril de 2019 é uma sequência ao trabalho iniciado em 2015, pelo São Paulo Shimbun e a Kanno Agency. Assim como no primeiro volume, o segundo também traz o texto em japonês e a tradução para o português lado a lado. Ao todo, a série conta as histórias de cem empreendedores nipo-brasileiros.

Aos interessados, o livro está a venda no escritório da Câmara do Comércio e Indústria Japonesa do Brasil. Valor : R$ 200,00 por exemplar

 

米中貿易摩擦で昨年の中国向け輸出は81億ドルの漁夫の利に繋がった

全国工業連合会(CNI)の調査によると、2018年のブラジルから中国向け輸出は前年比35%増加の642億ドルに達したが、そのうち米中貿易摩擦による漁夫の利は81億ドルに達している。

昨年7月から中国政府は米国産の輸入品に対して輸入関税を25%に引き上げた影響で、中国向けのブラジルの農産品輸出は大豆輸出を筆頭に大幅に上昇してきている。

昨年のブラジルの中国向け大豆輸出は前年比70億ドル増加、牛肉輸出も6億ドル増加、トウモロコシ並びに綿花、オレンジジュース、豚肉、冷凍イセエビの輸出が増加した。

昨年の穀物生産は好調に推移して、中国向け輸出が米中貿易摩擦でさらに拍車がかかったとブラジル貿易会(AEB)のジョゼ・アウグスト・デ・カストロ会長は説明している。

2016年の中国向け輸出は351億ドル、2017年は475億ドル、2018年は642億ドルと2年前の約2倍に拡大している。(2019年5月5日付けエスタード紙)

 

今年第1四半期の製造業部門のGDP伸び率はマイナス2.2%予想

ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、2019年3月の製造業部門生産は前月比マイナス1.3%を記録、昨年9月以降では最大の生産落込みを記録している。

ブロードキャスト・プロジェクションによる金融機関対象の調査によると、今年3月の製造業部門生産伸び率はマイナス1.3%~0.1%増加であったが、3月の製造業部門生産伸び率は最も悲観的な予想が的中している。

イタウー銀行では、今年第1四半期のGDP伸び率は前回予想のマイナス0.1%からマイナス0.2%に下方修正、一方ブラデスコ銀行はマイナス0.1%に据置いている。

Austin Rating社アナリストのアレックス・アゴスティーニ氏は、今年3月の製造業部門生産伸び率をマイナス0.3%と予想、中銀は現在の政策誘導金利(Selic)6.5%を6.0%に下げると予想している。

今年3月の製造業部門生産伸び率マイナス1.3%は、昨年5月末から11日間継続したトラック運転手の国道封鎖抗議デモによる物流問題発生の影響を受けた昨年5月の製造業部門生産伸び率マイナス6.1%以降では、最大の落込みを記録している。

ブラジル地理統計院(IBGE)の調査によると、3月の製造業部門26セクターのうち前月比マイナスを記録したのは16セクターであったが、前年同月比では22セクターがマイナスを記録している。

また今年第1四半期の製造業部門のGDP伸び率は前4半期比マイナス0.7%、前年同四半期比では、年金改革のスケジュールが大幅に遅れている影響で、企業経営者の投資の先送りや今年1月25日のヴァーレ社ミナス州ブルマジーニョ鉱山のフェイジョン1鉱滓用ダムの決壊事故発生で鉱業部門が大幅落込みなどの要因で、マイナス2.2%を大幅な落ち込みを記録している。

今年第1四半期の製造業部門生産の前年同期比で最も落ち込んでいるセクターは、録音再生セクターでマイナス64.4%、果物・蔬菜保存セクターマイナス33.4%、シームレスステンレス鋼管を除く鋼管はマイナス22.3%を記録している。

前記同様に精糖セクターはマイナス20.2%、機械・装置セクターマイナス18.3%、電気関連機械・装置セクターマイナス16.8%、オーディオ機器・映像機器関連はマイナス16.8%、玩具・レクリエーションゲームはマイナス15.2%、木材加工セクターはマイナス12.4%、照明器具セクターはマイナス12.0%であった。

今年3月の製造業部門生産は前月比マイナス1.3%、前年同月比マイナス6.1%、今年第1四半期は前年同期比マイナス2.2%、3月の過去12カ月間ではマイナス0.1%を記録している。

前記同様に資本財は0.4%増加、マイナス11.5%、マイナス4.3%、3.6%増加、中間財セクターはマイナス1.5%、マイナス4.4%、マイナス2.0%、マイナス0.6%であった。

また 消費財セクターはマイナス2.0%、マイナス7.7%、マイナス1.9%、0.3%増加、そのうち耐久消費財セクターはマイナス1.3%、マイナス15.8%、マイナス3.4%、2.9%増加、非耐久消費財セクターは マイナス1.1%、マイナス5.2%、マイナス1.4%、マイナス0.5%であった。(2019年5月4日付けエスタード紙/ヴァロール紙より抜粋)

今年の鉄鋼製品生産は悲観的予想

年金改革スケジュールの大幅遅れで、建設不動産業界や自動車産業界が投資開始を見合わせている影響で、今年の鉄鋼生産は、前年比3.5%~4.0%に留まるとTendencias Consultoria社エコノミストのフェリッペ・ベラルディ氏は予想している。

年金改革スケジュールの大幅遅れで、今年の平板鋼生産は年初の前年比4.5%増加から3.0%増加に相当する1,290万トンに留まると予想。建設不動産業界やインフラ整備部門向けの今年の棒鋼生産予想は、6.0%増加の790万トンに留まると予想されている。

インフラ整備部門向けのプロジェクト開始は2020年にずれ込むと予想されており、来年の建設不動産業界やインフラ整備部門向け棒鋼生産は8.0%増加が予想されている。

ブラジル鉄鋼院(IABr)では、今年の鉄鋼製品生産は前年比4.6%増加の2,200万トンに下方修正したにも関わらず、年初の予想は6.2%増加の2,237万トンであった。

Eleven Financial Research社チーフストラテジストのAdeodato VOLPI Netto氏は、年金改革の国会承認に伴って今年下半期から鉄鋼生産は回復すると予想している。(2019年5月6日付けヴァロール紙)