会議所活動に尽力した双日の粟屋聡社長が帰国挨拶で訪問

政策対話委員長などで会議所活動に尽力した双日ブラジル会社の粟屋聡社長並びに後任の広瀬智之社長が2019年3月20日に商工会議所を訪問、本社のエネルギー本部長補佐に栄転する粟屋聡社長は応対した平田藤義事務局長に帰国挨拶を行い、ブラジル勤務が初めての後任の広瀬智之社長は着任挨拶を行った。

今回のブラジル勤務4年、通算15年のブラジル勤務を終えて帰国する粟屋聡社長は、商工会議所の専任理事、政策対話委員長としてブラジル政府への提言書作成の取り纏め、相互啓発委員長としてカマラゴルフ大会や忘年会主催、また忘年会ではドラマーとしてフォークソングバンドを率先して盛り上げた。

左から双日ブラジル会社の広瀬智之社長/栄転帰国する双日ブラジル会社の粟屋聡社長/平田藤義事務局長

 

Foto: Rubens Ito / CCIJB

事務局便り JD 023/19    治安等関連装備品展示会「CSTM」案内

                                      事務局便り JD 023/19
                                      2019年3月20日

会員各位
 
在ブラジル日本国大使館より治安等関連装備品展示会「CSTM」のご案内を頂きましたので以下お知らせいたします。
ご質問・ご関心等がございましたら下記お問い合わせ先に直接ご連絡願います。
別添資料もご参照ください。
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サンパウロ商工会議所会員の皆様へ

平素より大変お世話になっております。

この度、ブラジル国防省関係機関から、治安等関連装備品展示会「CSTM」について,日本の関連企業の皆様に情報を提供するよう依頼を受けましたので、ご連絡させて頂きます。
本展示会には,国防・治安機関等の関係者が多数訪問する予定です。
ご関心がある場合は、展示会に製品を出展・紹介することができます。
なお,本展示会は昨年までは,防衛装備品に重点が置かれていましたが,本年から治安関連の装備品がメインになる予定です。

【治安等関連装備品展示会 「CSTM」の開催について】
●  開催時期
2019年6月25日~27日
●  開催場所
ブラジリア
●H P:www.cstmexpo.com
●メール:hello@cstmexpo.com
●参考資料:別添「Catálogo de Divulgacão – CSTM 19」

本展示会について、ご質問・ご関心等がございましたら,上記メールアドレス,または,下記連絡先までご連絡頂ければ幸いです。

在ブラジル日本国大使館
防衛駐在官 1等陸佐 溝田繁久
電話:(61)-3442-4200
FAX:(61)-3242-0738
Email:shigehisa.mizota@mofa.go.jp

 

3月の労働問題研究会に48人が参加して開催

企業経営・地場企業推進委員会(ワグネル 鈴木委員長)の労働問題研究会は、2019年3月20日午後4時から6時まで48人が参加して開催、Afimac Latin America社のIURI DE ASSUMPÇÃO ANGELOマネージャーは、「日常生活における安全対策 」について 、Mattos Filho (Mattos Filho, Veiga Filho, Marrey Jr. e Quiroga Advogados) のANA CANDIDA SAMMARCO弁護士, THAÍS ARZA MONTEIRO弁護士 並びにVILMA TOSHIE KUTOMIパートナーは、「健康保険プラン」についてそれぞれ講演した。

PDF anexos:
1. "Sensibilização de Segurança"
2. "Planos de Saúde" 

Roberto Yanagizawa (Toyota do Brasil), Iuri de Assumpção Angelo (Afimac Global), Vilma Toshie Kutomi, Ana Candida Sammarco e Thaís Arza Monteiro (Mattos Filho Advogados) e Wagner Suzuki (Construtora Hoss) (Fotos: Rubens Ito / CCIJB)

RI / CCIJB – 20/03/2019

回章 CIR-034/19    異業種交流委員会―平上博泰氏講演会のご案内

                                        CIR-034/19
                                        2019年3月20日
会員各位
                                        ブラジル日本商工会議所
                                        異業種交流委員会
                                        委員長 長野 昌幸
 
          異業種交流委員会―平上博泰氏講演会のご案内
 
ブラジル日本商工会議所異業種交流委員会にて下記の通り開催致します。
皆さんのご参加をお待ちしています。
                                  記  
講演者:平上 博泰氏
(プロフィール)
・1959年に13歳でブラジルに移住。
・温帯果樹栽培の経験後、リンゴ農園事業で大成功を収め、ワイン、ゴルフ事業(VistaVerde Golf Club)も手がける経営者。
・テレビ番組「世界の村で発見!こんなところに日本人」でも紹介される。

演題 :「日雇い労働者」から「りんご経営者」を経て「ゴルフ場経営者」への道
(ブラジルで成功する秘訣を聞き出す会)

ブラジルに移住後、どのように困難を克服し、リンゴ農園で大成功を収めたのか、
ワイン、ゴルフ場事業を含めた豊富なご経験をお話頂きます。
皆様からのご質問も大歓迎です。

日時 :2019年4月3日(水) 18:00~19:00 講演後、懇親会がございます。
平上氏のワインを試飲頂けます。
 
場所 :ブラジル日本商工会議所 大会議室
住所Av. Paulista, 475 – 13º. Andar – São Paulo/SP
  (但し、収容人数50人に達した場合、お申し込み受付を締切らせていただきますので予めご了承願います)
 

参加費 : お一人40レアル(カクテル代含む)
 
お申込み: 3月29日(金曜日)までに下記申込サイトからお申込みください。
リンク→http://camaradojapao.org.br/evento/ja/eventos/seminar20190403

 

 

ブラジルのOECD加盟支持とWTO違反の優遇税制撤廃を突きつける

昨日米国のドナルド・トランプ大統領は、訪米中のジャイール・ボルソナロ大統領とワシントンのホワイトハウスで会談、トランプ大統領は、ブラジルの経済協力開発機構(OECD)への加盟の支持を表明した一方で、世界貿易機関(WTO)の協定違反に相当するブラジル製の自動車や電子機器を優遇するブラジルの優遇税制撤廃を要請している。

米国は、「裕福クラブ」と位置づけされている複数国の経済協力開発機構(OECD)への同時加盟に反対していた一方で、アルゼンチンのOECD加盟を支持していた経緯があった。

36カ国から構成される経済協力開発機構(OECD)に加盟すると、信用格付けアップで海外からの投資並びに海外での低金利での資金調達が容易となるために、多くの新興国はOECD加盟を申請している。

ボルソナロ大統領は、OECDに最大の拠出金を提供している米国の支持を取り付けたことでOECD加盟に有利となると予想されているが、現在OECD加盟を申請しているのは、ブラジル以外にもアルゼンチン並びにペルー、ルーマニア、クロアチア、ブルガリアとなっている。

今回の会談で、ブラジルは米国産小麦を輸入関税免除で75万トンの輸入を許可、また米国産豚肉輸入を緩和するための衛生規制緩和を検討している一方で、ブラジル産生牛肉の米国への輸出のための衛生検査目的のために、米国の衛生検査官の派遣検討で合意している。

メルコスール域外からの小麦の輸入に関しては、輸入関税10%が取り決めされているにも拘らず、ボルソナロ大統領は米国産小麦を輸入関税免除で75万トンの輸入許可を与えたために、アルゼンチン政府は憂慮している。

今年初め2カ月間のブラジルの小麦輸入は120万トン、そのうちアルゼンチン産小麦は110万トン、米国は輸入関税10%を支払って1万トンの小麦を輸出していた。

また昨年のブラジルの小麦輸入は680万トン、そのうちアルゼンチン産小麦は590万トン、パラグアイ産は33万トン、米国産は27万トンであった。(2019年3月20日付けエスタード紙)

GM社はブラジル撤退から一転して100億レアルの投資発表

今年1月にラジルGM社はブラジル国内でトップシェアを占めているにも関わらず、ブラジル並びに南米支店では赤字を計上しており、米国本社では赤字体質の支店に投資継続は意味がないために、短期間のうちでの黒字計上のためのコストカットができないなら撤退を仄めかしていた。

ブラジルGM社は、サンパウロ州政府に対して商品流通サービス税(ICMS)クレジット相殺を要請、GM社はサンパウロ州サン・ジョゼ・ドス・カンポス工場の従業員の基本給カット以外にも労働時間、勤務時間クレジット制度、従業員利益分配金(PLR)、派遣労働制度などの労働形態変更を金属労連に申し合わせていた。

3月10日にサンパウロ州政府のジョアン・ドリア州知事は、サンパウロ州内の自動車メーカーの撤退を防ぐために、投資活性化のIncentivAuto(自動車工業優遇税制)プログラムとして、商品流通サービス税(ICMS)を最大25%カットする減税政策導入を発表していた。

ドリア知事は2カ月間に亘ってGM社企業経営者側と撤退防止と投資活性化で交渉していたが、GM社は撤退交渉から一転して、2020年~2024年の5か年計画で、サンパウロ州サン・カエターノ工場並びにサン・ジョゼ・ドス・カンポス工場に100億レアルに達する投資を発表した。

100億レアルの投資で、サン・カエターノ工場の9,000人の従業員並びにサン・ジョゼ・ドス・カンポス工場の4,000人の従業員の雇用維持、更に400人の直接雇用並びに800人の間接雇用が新たに創出される。

ドリア州知事が考案したIncentivAuto(自動車工業優遇税制)プログラムでは、サンパウロ州内で生産された新車販売で、商品流通サービス税(ICMS)の25%カットされる。

またサン・カエターノ工場を擁するサン・カエターノ市役所では、今後8年間にわたる年間1,250万レアルに相当する優遇税制の導入として、都市不動産所有税(IPTU)の免税、最低課税率2.0%の市税であるサービス税(ISS)、上下水道料金カットを実施する。

サン・ジョゼ・ドス・カンポス工場を擁するサン・ジョゼ・ドス・カンポス市役所では、都市不動産所有税(IPTU)の免税、サービス税(ISS)の減税、GM社は従業員との間で、新規採用員の賃金カットや従業員利益分配金(PLR)カットで合意している。(2019年3月20日付けエスタード紙)

中国資本CRECは東西統合鉄道(Fiol)入札参加か

3年前にブラジル事務所を開設して、インフラ関連投資を模索している中国鉄道グループ株式会社(CREC)は、2019年末に入札が予定されている投資総額が数十億レアルに達するバイア州の東西統合鉄道(Fiol)の参入を検討している。

また中国鉄道グループ株式会社(CREC)は、年内の入札が予定されているバイア州サルバドール市と対岸のヴェラ・クルース市を結ぶサルバドール‐イタパリカ大橋の入札にも参入を予定している。

東西統合鉄道(Fiol)は、既にバイア州イリェウス市とカエチテ市間の537キロメートルは完成しているが、バイア州イリェウス市とトカンチンス州フィゲイロポリス市間の1,527キロメートルのコンセッション期間は33年間となっている。

サルバドール‐イタパリカ大橋向け投資総額は53億レアルが見込まれており、このプロジェクトには総延長距離が4.6キロメートルのサルバドール市環状道路並びに21.41キロメートルの都市間高速道路の建設、州道BA‐001号線の修復工事が含まれている。

今年2月には中国資本の交交通建設(CCCC)とCR20社が中国資本として唯一サルバドール‐イタパリカ大橋入札の参加を表明していた。(2019年3月20日付けヴァロール紙)

アルゼンチン、ウルグアイ・ビジネスセミナー開催に40人が参加して開催

在ウルグアイ日本国大使館並びにジェトロサンパウロ事務所、ブラジル日本商工会議所共催のアルゼンチン、ウルグアイ・ビジネスセミナー開催は、2019年3月19日午後2時から4時まで40人以上が参加して開催した。

進行役はジェトロサンパウロ事務所の二宮康史次長が務め、初めに商工会議所副会頭で企画戦略委員長のジェトロサンパウロ事務所の大久保敦所長が、既にアルゼンチン、ウルグアイビジネス環境視察ミッションには10社以上が参加を申し込んでおり、地の利の良いウルグアイは南米の物流拠点、今年のアルゼンチンは10月に大統領選挙で注目を集めており、百聞は一見に如かずとミッションへの参加を促した。

初めに在ウルグアイ日本国大使館 の眞銅竜日郎特命全権大使は、「ウルグアイの魅力と投資環境 ~小さくてもキラリと光るウルグアイ~」と題して、2018年12月に安倍総理がウルグアイに史上初の公式訪問、2018年は日本移住110周年記念式典にホセ・ムヒカ前大統領並びにルーシア・トポランスキ―副大統領が出席、在住日系人460人のうち85人が安倍総理との懇談会に出席。ウルグアイ産の日本への牛肉輸出解禁、酒造・南部美人の久慈社長が震災復興と日本酒の南米市場展開をテーマにセミナー開催、ウルグアイ向け日本酒輸出開始。パロ・セラピー・ロボット開発者の柴田博士を招いて普及活動開始、ジェトロの石毛理事長がウルグアイ訪問。また今年10月の大統領選挙の主要政党・候補者を紹介した。

ジェトロブエノスアイレス事務所 の 紀井寿雄所長は、「アルゼンチンの最新政治経済情勢 ~大統領選をどう見るか~」と題して、マクリ政権誕生直後の2017年上半期まではビジネス環境改善に着手、2017年下半期は政治・経済両輪の安定、経済指標の改善、議会中間選挙の勝利でピークに達し、2019年10月の大統領選挙での再選が確実視されていたが、2017年末期から2018年第1四半期は政権後半戦の挑戦、2018年第2四半期に米長期金利3.0%突破で為替危機に突入、IMFと融資枠合意及び融資前倒し、マクロ経済指標悪化によるマクリ政権の躓きで、今年10月の大統領選挙が不透明となっていると説明。

マクリ政権の目先の優先順位として為替の安定として1ドル40ペソ以内の為替レートの抑制、月間平均2.5%目標のインフレ率の鎮静化、年率40%以下の政策金利の抑制、経済成長よりも財政再建の優先を目指している。

今年8月11日の大統領選挙の予備選挙、10月27日の本選挙、11月24日に決戦投票としてペロン急進派のフェルナンデス前大統領の出馬、ペロン穏健派、与党連合カンビエモスのマクリ大統領出馬による三つ巴戦シナリオ、フェルナンデス前大統領の不出馬のシナリオ、ペロン急進派のキシロフ元経済相の出馬シナリオ、ペロン穏健派と与党連合カンビエモスのマクリ大統領の一騎打ちシナリオについて説明。

また日本とアルゼンチンの「黄金の4年間」の2016年から4年連続の首脳の往来予定、60社に達するアルゼンチン日系企業リストを紹介した。質疑応答では昨年のウルグアイのGDP伸び率、アルゼンチンの通貨不安、インフレが下がらなかった理由、IMF金融融資の必要性、クリスティーナ前大統領の不出馬の可能性、アルゼンチンの為替危機による通貨の海外逃避、アルゼンチン危機にもかかわらず、勝ち組の分野などが話題となった。

在ウルグアイ日本国大使館 の眞銅竜日郎特命全権大使

ジェトロブエノスアイレス事務所 の 紀井寿雄所長

左からジェトロサンパウロ事務所の大久保敦所長/ジェトロサンパウロ事務所の二宮康史次長

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

在ウルグアイ日本国大使館 の眞銅竜日郎特命全権大使との会食会に多数参加

南米南部(アルゼンチン・ウルグアイ)ビジネス環境視察ミッション参加希望者とウルグアイ日本国大使館 の眞銅竜日郎特命全権大使との会食会は、2019年3月19日夜サンパウロ総領事公邸で開催、4月23日(火)~26日(金)にかけて行われるアルゼンチンとウルグアイの視察先情報、「イノベーション」及び「ロジスティック」をキーワードにしたビジネス環境、今後のメルコスールと日本とのFTA協定など多岐にわたって意見交換、また19日午後の在ウルグアイ日本国大使館 の眞銅竜日郎特命全権大使による「ウルグアイの魅力と投資環境 ~小さくてもキラリと光るウルグアイ~」、ジェトロブエノスアイレス事務所 の 紀井寿雄所長の「アルゼンチンの最新政治経済情勢 ~大統領選をどう見るか~」と題した講演で紹介されなかったプレゼンについても意見交換された。

会食会参加者<企業関係者>
○ダイソーブラジル 大野恵介社長
○IHIブラジル 酒向克輔社長
○極東貿易ブラジル 小湊明社長
○極東貿易ブラジル ジャイール・メネゼス氏
○Fujikura Cabos 橋元章英氏
○丸紅ブラジル 余語亜紀子氏
○伊藤忠ブラジル 大矢秀郎氏
○ブラジル住友商事 佐藤智哉氏
○EVERIS クラウジオ・井本氏
○KPMG 酒井研作氏

<アルゼンチン・ウルグアイミッション関係者>
○在ウルグアイ日本国大使館     眞銅竜日郎大使
○JETROサンパウロ事務所 大久保敦所長
○JETROブエノスアイレス事務所 紀井寿雄所長
○ブラジル日本商工会議所       平田藤義事務局長

<サンパウロ総領事館>
○野口泰総領事
○上田基仙領事

在ウルグアイ日本国大使館 の眞銅竜日郎特命全権大使一行が訪問

在ウルグアイ日本国大使館 の眞銅竜日郎特命全権大使並びにJETROブエノスアイレス事務所 紀井寿雄所長、JETROサンパウロ事務所 大久保敦所長、サンパウロ総領事館の上田基仙領事、中野直樹副領事が2019年3月19日に商工会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長と在ウルグアイ日本国大使館並びにジェトロサンパウロ事務所、ブラジル日本商工会議所共催のアルゼンチン、ウルグアイ・ビジネスセミナーの打合せ、4月23日(火)~26日(金)にかけて行われる南米南部(アルゼンチン・ウルグアイ)ビジネス環境視察ミッションについて意見交換を行った。

Toshio Kii, Tatsuhiro Shindo, Naoki Nakano, Motonori Ueda, Fujiyoshi Hirata e Atsushi Okubo

Foto: Rubens Ito / CCIJB