メディカル分科会が、INMETROとの第2回政策対話会合開催

メディカル分科会は、2018年10月29日、リオのブラジル国家度量衡・規格・工業品質院(INMETRO)ラボのあるXEREM内会議室にて、INMETROアゼベド長官をはじめとする担当理事参加の下、今年第2回目のINMETROとの政策対話会合を開催した。

はじめに、アゼベド長官より挨拶があり、規制やルールの定期的な見直しで国の発展に貢献、また海外企業との政策対話の必要性を述べた。次に、ロレンソ・マルケス理事より、具体的な評価規制を話し合う合同会合について、また今後の日本側とのセミナー開催等による更なる連携強化についての説明が行なわれた。日本側からは、メディカル分科会高柳会長(島津製作所)から分科会活動の紹介、岩瀬ジェトロサンパウロ次長、そしてリオ総領事館の鹿児島領事からの挨拶が行なわれた。

次に、メディカル分科会が提言している認証の更新やテストレポートにおける改善提案についての活発な議論が行なわれた。ANVISAとの協調について、INMETROとANVISAの間での責任をはっきりさせる為、合同会議の開催を予定しているとのコメントがあり、今後もANVISAとINMETROと連携しながら、ビジネス環境改善について、粘り強く継続してブラジル政府との政策対話会合を開催していくことが合意された。

参加者:
ブラジル側:
Carlos Augusto de Azevedo, Presidente
Jorge A.P. Cruz, coordenador-Geral-de Articulação Internacional
Marcelo A. Barcinski, Diretor de Metrologia Aplicada às Ciências da Vida
Romeu J. Daroda, Diretor Substituto de Metrologia Científica e Tecnologia
Luís Antônio Lourenço Marques, Diretor de Avaliação da Conformidade
Clodoaldo José Ferreia, Diretor de Metrologia Legal
Luiz Cláudio Almeida Magalhães, Diretor de Planejamnento e Articulação Institucional
日本側:
高柳分科会長(島津製作所)、フェリペ・シルバ氏(島津製作所)、三好副分科会長(テルモ)、デニエラ・アルメイダ氏(テルモ)、マルシオ・グッディ氏(フジフイルム)、板垣氏(パナメジカル)、朝倉氏(カネカ)、バンデレイ・クニャ氏(オムロン)、山田氏(オムロン)、ジェトロサンパウロ:岩瀬次長、辻本ダイレクター、金子アシスタント、在リオ総領事館:鹿児島領事

(写真提供:ジェトロサンパウロ)

事務局便り JD-074/18    事務局11月休暇のお知らせ

                                              JD-074/18
                                              2018年10月29日
                   事務局11月休暇のお知らせ

会員の皆様には、常日頃多大なるご支援・ご協力を賜り、心より御礼申上げます。

以下の通り事務局11月の休暇についてお知らせ致します。

•        11月2日(金曜日)は祝日(精霊祭 ”お盆” – Feriado de Finados)のため事務局が休暇となります。

•        11月15日(木曜日)は祝日(共和国宣言日- Proclamação da República)のため事務局が休暇となります。また、事務局のより効率的な運営を図るため、翌日の11月16日(金曜日)を休暇とさせて頂きます。

•        11月20日(火曜日)は祝日(黒人意識の日‐Consciência Negra)のため事務局が休暇となります。また、前日の11月19日(月曜日)は通常勤務となります。

予めご了承の程お願い申上げますとともに、ご理解ご協力の程お願い申上げます。

宜しくお願い致します。

 

 

事務局便りJD-073/18 サンパウロJICA帰国研修員同窓会(ABJICA-SP)主催による2つのセミナー

                                                                                       事務局便りJD-073/18
                                                                                       2018年10月29日
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ブラジル日本商工会議所会員企業各位

日頃よりお世話になっております。

来月11月に開催予定のサンパウロJICA帰国研修員同窓会(ABJICA-SP)主催による2つのセミナーにおきまして、本邦企業の協賛による開催が決定しましたので、
会員企業の皆様にご報告申し上げますと共に、併せてセミナーのご案内をさせて頂きます。

詳細は、添付のご案内をご覧いただきますよう、よろしくお願いいたします。
ご連絡をお待ちしております。

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行事名その1: 国際老年学セミナー
(1)主催:ABJICA-SP、U
(2)協賛:㈱シーエンジ、パラマウントベッド㈱、オムロン㈱ 他
(3)日にち:2018年11月7日(水)~9日(金) 各日8:30より
(4)場所:サンパウロ大学 EACH – Escola de Artes, Ciências e Humanidades Capital, Rua Arlindo Béttio, 1000
(5)参加費:R$30
(6)開催言語:ポルトガル語およびスペイン語
(7)プログラム及びお申込み:
プログラムの詳細及び参加申し込み方法につきましては、以下のリンクよりご確認下さい。
http://www.eventos.usp.br/?events=usp-recebe-nova-edicao-do-congresso-internacional-de-gerontologia

行事名その2: 防災セミナー
(1)主催:サンパウロ州市民防災局、ABJICA-SP
(2)協賛:NEC、日本無線㈱ 他
(3)協力:サンパウロ州政府、同州軍警察、同州消防局、JICA
(4)日時:2018年11月22日(木)8:30より
(5)場所:サンパウロ技術大学 Auditório Wladimir Anversa, Av. Tiradentes, 615
(6)参加費:無料
(7)開催言語:ポルトガル語
(8)プログラム (案):添付をご参照ください

【本件お問い合わせ先】
JICAブラジル事務所サンパウロ出張所
担当:東/斉藤
電話:+55(11)3251-2655
メール:Chiaki.Higashi2@jica.go.jp/SaitoHiroko.BRSP@jica.go.jp

 

中国資本SPIC社はサント・アントニオ水力発電所買収案件提示

中国の国家電力投資集団公司(SPIC)は、サント・アントニオ水力発電所を傘下に置くMadeira Energia(Mesa)社に対して、先週金曜日に正式な買収案件を提示している。

Madeira Energia(Mesa)社は、オデブレヒト社並びにアンドラーデ・グッチエレ社、ミナス・ジェライス電力公社(CEMIG)で構成されるコンソーシアムが59%、フルナス電力公社(Furnas )が41%の株式を所有している。

国家電力投資集団公司(SPIC)は、Madeira Energia(Mesa)社の59%の株式買収では98億レアルを提示、そのうち35億レアルは買収交渉終了時に支払われる。またSPIC社は、サント・アントニオ水力発電所の100億レアルの負債も引き継ぐと見込まれている。

サント・アントニオ水力発電所は、社会経済開発銀行(BNDES)に対して負債期限を2040年まで引き延ばしを要請している。また今年6月末のサント・アントニオ水力発電所の運転資金は9億9,250万レアルの赤字に陥っていた。

今年6月末のサント・アントニオ水力発電所のEBITDA有利子負債倍率は、13.13倍と電力エネルギー部門の平均EBITDAの2.5倍を遥かに上回る負債を抱え込んでいる。

中国企業は、2009年から電力エネルギー部門を中心にブラジル国内の基幹産業部門に対して、ハイリスク・ハイリターンにも関わらず、積極的に企業買収などで投資を継続している。

2009年以降の中国企業によるブラジル国内への投資は、総額539億6,000万ドルに達している。そのうち投資総額の47%は電力エネルギー部門への投資を記録している。

中国企業による電力エネルギー部門への投資は、ミッシェル・テーメル政権時に顕著に増加、中国企業は不況に直面しているブラジルに大きな商機があると受け止め、主にブラジル国内の基幹産業部門の事業拡大に乗り出している。

新大統領に選出されたボウソナロ候補は、今月9日に「我々はEletrobras公社をどの国に対しても譲渡してよいのか? 貴方はEletrobras公社が中国資本の傘下に入っても容認できるか? 我々ブラジル人にとってEletrobras公社の配電事業分野の民営化は心配ないが、エネルギー発電事業の民営化は非常に危険で断固反対」とバンデイランテスTVのインタビューに答えていた。(2018年10月29日付けヴァロール紙)

 

9月の中央政府の財政プライマリー収支赤字は過去2番目の赤字幅を記録

中銀の発表によると、2018年9月の中銀並びに国庫庁、社会保障院(INSS)で構成される中央政府の財政プライマリー収支赤字は230億レアルに達し、2016年9月に次ぐ赤字幅を記録している。

今年9月の中央政府の財政プライマリー収支赤字が230億レアルに達した要因として、社会保障院(INSS)の赤字が315億レアルに達しており、ジャイル・ボルソナロ新大統領(PSL=社会自由党)は、早急な年金・恩給改革を余儀なくされる。

今年初め9カ月間の中央政府の財政プライマリー収支赤字は、816億レアルと前年同期の1,096億レアルを大幅に下回っている。今年初め9カ月間の歳出総額は、前年同期比2.3%増加した一方で、歳入総額は6.2%増加している。

2018年度の連邦政府の財政プライマリー収支の許容赤字は、1,590億レアルが定められているにも関わらず、1,400億レアル~1,500億レアルの赤字に留まると国庫庁のマンスエト・アルメイダ長官は予想している。(2018年10月27日付けエスタード紙)

ウジミナスの第3四半期の純益は243%増加

2018年第3四半期のウジミナス製鉄所の純益は、前年同期比243%増加の2億6,390万レアルを記録、第3四半期の売上総額は、41.1%増加の38億6,000万レアルを記録している。

今年第3四半期の鉄鋼製品販売量は、9.0%増加の111万トンと2015年最終四半期以降では最高を記録、鉄鉱石販売は95%増加の177万トン、同社のセルジオ・レイテ社長は、同社の収益率は世界の鉄鋼業界ものトップクラスと説明している。

今年8月の同社はグループ傘下のMineração Usiminas(Musa)の株式の70%売却を発表、鉄鉱石の含有量は、中国向けの62%を上回る64%~65%と高品質の鉄鉱石を産出している。

Mineração Usiminas(Musa)の株式の70%売却を担当しているのはBTG パクツアル銀行で、遅くとも2019年上半期末までの売却を予定しているが、適正価格でしか売却しないとセルジオ・レイテ社長は説明している。(2018年10月29日付けヴァロール紙)

回章 CIR-126/18     PORTO DO AÇU港見学会のご案内

                                      CIR-126/18
                                      2018年10月26日
会員各位
                                     ブラジル日本商工会議所
                                     運輸サービス部会 部会長 吉田 信吾

               PORTO DO AÇU港見学会のご案内

平素は当会議所活動にご協力頂き心より御礼申し上げます。

この度、運輸サービス部会主催でリオデジャネイロ州にあるPORTO DO AÇU港見学会を来る11月28日と29日、2日間に亘って開催する事になりました。

今年7月の定例昼食会にて「ビジネスチャンスにあふれる港・アスー港コンビナート(詳細:http://jp.camaradojapao.org.br/news/atividades-da-camara/?materia=18569)」と題して同港運営会社のCEOにご講演頂きましたが、PORTO DO AÇU港は2014年より稼働しており、優れた立地条件を備えております。

総面積130km²には石油輸送ターミナル(Açu Petróleo)、鉄鋼輸出ターミナル、マルチキャリアターミナル、顧客用バース等があり、今回の視察会ではそれらのターミナル内を近くで見学致します。

GNA-Gás Natural Açu社建設現場の見学も予定しており、AÇU港の情報によりますと、現在約1,500人の従業員が火力発電所の建設に取り組んでいると聞いております。訪問の際には、GNAの役員が同行し、参加者の皆様に将来の計画等についての詳しい説明を行っていただく予定です。そのほか、石油ガス用ホース製造企業拠点の見学も検討中です。

AÇU港は再生可能な風力発電所や太陽光発電所建設の誘致についても検討しており、また、コンビーナート内には昨年ブラジル政府が認可した輸出加工区(ZPE)開発(主に石油化学、機械金属、農工業、鉱業、建設用天然石材関連企業)が予定されております。

今後企業の皆様にとって様々なビジネスのポテンシャルを秘めているPORTO DO AÇU港を見学できる絶好の機会ですので、奮ってのご参加をお待ちしております。

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日程案: 2018年11月28日(水)~29日(木)>まだ若干の変更もあり得るので予めご了承願います。

11月28日(水曜日)―プログラム案(変更の可能性あり)
08:10 – 09:10 サンパウロ発(コンゴ―ニャスCGH)→リオ(SDU)着 — GOL G31008
11:25 – 12:25 リオ発(SDU)→カンポス・デ・ゴイタカーゼス(CAW) — AZUL AD5290
12:25 – 13:00 カンポス着、ホテルへ移動
13:00 – 13:30ホテルチェックイン(Promenade Soho Campos: http://www.promenade.com.br/hotel-campos/ )
13:30 – 15:00ホテルでのブランチ (Porto do Açu負担予定)
15:00 – 17:00ホテルにて Porto do Açuについてのプレゼンテーション
          19:00カンポス市内Romanoレストランで夕食会(Av. Pelinca, 79 – Parque Tamandaré – Campos dos Goytacazes)(Porto do Açu負担予定)

11月29日(木曜日)プログラム案(変更の可能性あり)
                     ホテルチェックアウト
07:30 – 08:30カンポス市からPorto do Açuへバス移動
08:30 – 12:00 Porto do Açu見学(そのままバスで見学)
•         海上ターミナル:石油輸送ターミナル(Açu Petróleo)と鉄鋼輸出ターミナル(Ferroport)
•         地上ターミナル:マルチキャリアターミナルと顧客用バース
•         GNA-Gás Natural Açu社建設現場
•         石油ガス用ホース製造企業拠点(検討中)
12:00 – 13:30 Porto do Açuビジターセンターにて昼食(Porto do Açu負担予定)
14:00 – 15:00 Porto do Açuからカンポス市空港へ移動
16:05 – 17:05 カンポス発(CAW)→リオ着(SDU) — AZUL AD5197
19:10 – 20:10 リオ発(SDU)→着サンパウロ(コンゴ―ニャスCGH)  – GOL G31051

参加費: お一人R$ 1,900

参加応募締切: 10月31日(水)まで

定員:25名程度(先着順で定員になり次第締め切りとさせて頂きます)

注1)上記値段は旅行社より提出された旅費本体(エアー、ホテル、添乗員、旅行保険等々)に、感謝プレート、お土産等々を含めております。
 
注2)締切り期限を過ぎ、且つ申込みが20名未満の場合は、旅行代金が当初予定の見積価格を上まわることもありますので予めご了承の上お早めにお申込下さい。  

申込方法:
別添の申込書「FICHA DE INSCRIÇÃO PORTO DO AÇU 2018 」にご記入の上、E-メール: secretaria@camaradojapao.org.br (事務局カリーナ) / Cc: edu@tunibra.com.br (TUNIBRA社Edu)宛てに11月01日(木)までにご送付願います。  

お支払い方法:
11月01日(木)迄を目途に下記の方法でお支払い願います。 なお、支払済参加費は理由の如何を問わず返金できませんのでご了承願います。
 
銀行振り込み:
口座番号
Banco Bradesco
Agência: 0895
C.c: 7966-9
CNPJ : 61.009.031/0001-06
Câmara de Comércio e Indústria Japonesa do Brasil

参加資格者: 配偶者及びご家族の方の同伴ご希望については事務局にご相談ください。

行程詳細等についてのお問い合わせ:
TUNIBRA: Komiya or Edu (Tel.: 3346-8203 E-mail: komiya@tunibra.com.br / edu@tunibra.com.br)
会議所: カリーナ (Tel.: 3178-6233 E-mail: secretaria@camaradojapao.org.br)

 

サンタンデール銀行一行が訪問

サンタンデール銀行のアマンダ・ロドリゲス・オルタ バンカー並びに同インターナショナルデスクのマリアナ・サンチェス 法人担当、同香港駐在員事務所の伊澤裕エグゼクティブディレクターが2018年10月26日に商工会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長に商工会議所入会による法人会員へのサービス提供について意見交換した。。

Yutaka Izawa, Mariana Sanches, Amanda Rodrigues Horta e Fujiyoshi Hirata

Foto: Rubens Ito / CCIJB

第1回中国国際輸入博覧会にブラジルの87企業が参加

第1回中国国際輸入博覧会は、2018年11月5〜10日の6日間に亘って、上海市の国家エキシビションセンターで開催、すでに国内外8万社余りのバイヤー16万人が登録を申請している。

人口が13億人の巨大消費市場を抱える中国は、今後5年間に10兆ドルに達する外国製の製品を輸入すると見込まれており、米中貿易摩擦が拡大して漁夫の利のチャンスを狙って、世界各国から中国市場参入で熾烈な競争が予想されている。

第1回中国国際輸入博覧会には、輸出投資振興局(APEX)がブラジル企業87社を引率、サンパウロ州工業連盟(FIESP)も企業ミッションを派遣、農務省並びに外務省、ブラジル商工サービス省(MDIC)の大臣が挙って参加を予定している。

ブラジルにとって中国は、対貿易相手国として3位を確保しているにも関わらず、ブラジルから中国向け輸出は大豆や鉄鉱石などの国際コモディティ商品に留まっていると輸出投資振興局(APEX)のアウグスト・デ・カストロ部長は指摘している。

またブラジルは中国向けに5年前から牛肉や鶏肉を輸出しているにも関わらず、中国内の一般消費者の認知度が非常に低い。またアリババや天猫国際(Tmall Global)、JUMOREなどを通したブラジル製品のインターネット通販の可能性を探る機会となる。

ブラジル製品の中で特に中国市場での拡大が期待できるのは、エンブラエル社のジェット機、バイオ燃料、フレックス車、エタノール以外にもブラジル産ワイン、牛乳派生品、衣類・履物など中国市場で認知されていない製品の可能性が高い。

第1回中国国際輸入博覧会の開催は、既に昨年に決定されていたにも関わらず、今年上半期からの米中貿易摩擦の激化に伴って、世界各国は、中国市場のマーケットシェア拡大を虎視眈々と狙っている。(2018年10月26日付けエスタード紙)

4大銀行の第3四半期の純益伸び率は二桁台予想

ブラデスコ銀行、イタウー銀行、サンタンデール銀行、ブラジル銀行で構成される4大銀行の2018年第3四半期の純益伸び率は、前年同期比11.24%と二桁台増加の181億9,800万レアルに達すると予想されている。

4大銀行の今年第3四半期の純益伸び率11.24%は主に、一般消費者並びに中小企業向けのクレジット伸び率が牽引しているとGoldman Sachs銀行のアナリストは説明している。

中銀の統計によると、9月の前月比のクレジット部門拡大は、銀行スプレッドの縮小傾向並びに過去最低水準で推移しているクレジット延滞率減少が牽引しているとBB Investmentos社アナリストは説明している。

今年第2四半期の4大銀行の不良貸付残高(PDD)は、経済リセッションからの緩やかな回復による延滞率減少に伴って、前年同期比24.3%減少の132億レアルまで減少、2016年第1四半期の半分以下まで減少している。

第2四半期の4大銀行の不良貸付残高(PDD)は、低い延滞率やリスクの低い公務員並びに年金・恩給受給者向けの給与・年金口座連動型クレジット、住宅や自動車購入クレジットを中心に銀行スプレッドの低下傾向に伴って、減少傾向となっている。

4大銀行の今年第3四半期の純益伸び率は前年同期比11.24%増加、そのうちイタウー銀行は4.95%増加の65億6,000万レアル、ブラデスコ銀行は9.25%増加の52億6000万レアル、サンタンデール銀行は15.19%増加の29億8,000万レアル、、ブラジル銀行は25.52%増加の34億レアルを記録している。(2018年10月26日付けヴァロール紙)