回章 CIR-114/18    日メルコスールEPA準備タスクフォース 第8回会合のご案内 

                                       CIR-114/18
                                       2018年10月3日
 
          日メルコスールEPA準備タスクフォース 第8回会合のご案内
 
タスクフォース メンバー各位
 
                                       ブラジル日本商工会議所
                                       日伯経済交流促進委員会 委員長 土屋 信司
                                       企画戦略委員会 委員長 大久保 敦
                                       政策対話委員会 委員長 村田 俊典
 
メンバーの皆様におかれましては、平素よりタスクフォース活動に多大なるご協力を賜り心より御礼申し上げます。
 
既報の通り当タスクフォースでは、他国とのEPA交渉の実務に携われた方を講師としてお招きするなどし、過去の実例からEPA導入前後の影響や経済波及効果をケーススタディーとして取り上げ、日メルコスールEPA交渉の今後の進展を考えて行く場として勉強会を開催しております。
 
前回第7回では真鍋 尚志 経済公使にお越し頂き、日豪EPA、RCEP、日中韓FTA交渉時のご経験を共有頂く等大変有意義な会合となりました。この度第8回の会合では、中畑 貴雄 ジェトロ・メキシコ事務所次長にお越し頂き、日墨EPAの交渉経緯と前後の経済波及効果についてご講演頂きます。 中畑次長はジェトロ入会以来、中南米、特にメキシコに多く関わり、2002年から2004年にかけて日墨EPA交渉において交渉支援業務を担当されておりました。メキシコ経済やFTAに関する著書も多数発行されており、専門的かつ貴重なお話を伺う絶好の機会となるかと思います。
 
 ご多忙の折とは存じますが、奮ってご参加頂きたくお願い申し上げます。ご出欠連絡先: ブラジル日本商工会議所事務局 近藤(secretaria@camaradojapao.org.br)あてにご出欠の確認をお願いいたします。
 
                                 ― 記 ―
 
日時:2018年10月25日(木)16:00~18:00
会場:ブラジル日本商工会議所 大会議室(Av. Paulista, 475 – 13º. and. São Paulo/SP)
言語:日本語
 
プログラム(予定)
 
1.開会挨拶(土屋 信司 日伯経済交流促進委員長)
 
2.講演 『日墨EPAが進出企業にもたらしたメリットとは(仮)』(中畑 貴雄 ジェトロ・メキシコ事務所次長)
 
3.質疑応答・意見交換
 
4.閉会
 
 
 

 

8月の製造業部門生産は前月比マイナス0.3%

ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、2018年8 月の製造業部門生産は、不透明な大統領選挙による企業経営者や一般消費者の景況感低迷に伴って前月比マイナス0.3%している。

5月末から11日間継続したトラック運転手の国道封鎖抗議デモによる物流問題発生の後遺症や不透明な大統領選挙の影響で、9月並びに10月の製造業部門生産も僅かな増加に留まると予想されている。

Valor Data社による金融機関対象の8 月の製造業部門生産調査では、不透明な10月の大統領選挙やアルゼンチンの金融危機、米中貿易戦争などの外的要因も加わって、マイナス0.3%~0.9%増加、平均値は0.4%増加であった。

また8月のサンパウロ州の製造業部門生産は、国内最大の石油精製所であるサンパウロ州のパウリニア製油所(Replan)の火災発生で、11日間の操業停止が余儀なくされて負のインパクトを受けていた。

MCM Consultores社では、パウリニア製油所(Replan)の11日間の操業停止は、サンパウロ州の製造業部門生産のマイナス0.3%に相当、また石油・天然ガス開発向けプラットフォームのメンテナンスによる原油生産減少もマイナス要因となっている。

8月の製造業部門生産調査対象の26セクターのうち14セクターではマイナスを記録、特に飲料セクターはマイナス10.8%と二桁台の減少を記録、石油派生品セクターはマイナス5.7%、繊維製品セクターはマイナス2.4%を記録している。

8月の耐久消費財部門生産は前月比1.2%増加、資本財部門は5.3%増加、そのうち自動車部門生産は2.4%増加して前月のマイナス3.9%から反転している。MCM Consultores社では、9月の製造業部門生産は前月比マイナス0.1%、前年同月比では0.5%増加をそれぞれ予想している。

8 月の製造業部門生産は前年同月比2.0%増加、今年初め8か月間では2.5%増加、8月の過去12カ月間では3.1%増加、8月の医薬品セクタ生産は前月比8.3%増加、情報機器セクターは5.1%増加、自動車セクターは2.4%増加している。

ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)による製造業部門経営者対象の景況感調査によると、2018年9月の製造業部門経営者の景況感指数(ICE )は、景気回復の遅れ並びに不透明な大統領選挙の行方などの要因で、前月比1.9ポイント減少の89.5ポイントと昨年9月の87.8ポイント以降では最低記録となっている。

MUFG銀行では、不透明な大統領選挙を前に9月並びに10月の製造業部門生産は低迷するが、大統領選挙結果如何では、11月の生産は年末商戦を前に活性化して2.0%増加の可能性も否定していない。(2018年10月3日付けヴァロール紙)

 

今年の新車販売を252万台に上方修正

全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)の発表によると、2018年9月のバスやトラックを含む新車登録台数(販売)は前年同月比7.10%増加、今年初め9カ月間では二桁増加の13.97%増加を記録している。

今年の新車販売は、3カ月連続での上方修正で前年比12.5%増加の252万台に修正を余儀なくされているにも関わらず、2009年の新車販売は300万台を突破して2012年には自動車生産能力台数は380万台に達したが、それ以降は右肩下がりの生産並びに販売減少を余儀なくされていた。

トラック販売増加はGDP伸び率が好調時、自動車販売増加は低金利時、オートバイ販売増加は失業率が低下した時と全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)のアラリコ・アスンプソン・ジュニオール(Alarico Assumpcao Junior)会長は指摘している。

また商業銀行のクレジット延滞率は2001年並みまで低下しており、商業銀行の四輪車並びに二輪車販売向けクレジットの与信緩和も新車販売増加に繋がっているとAlarico Assumpcao Junior会長は指摘している。

今年9月のトラックやバスを含む新車登録台数は、前年同月比7.10%増加の21万3,300台、9月に1日当たりの新車販売は、8月の1万400台から1万700台に増加している。

今年初め9カ月間の新車販売は前年同期比13.97%増加の184万台、Fenabraveでは、今年のトラックやバスを除く新車販売は前回予想の前年比9.7%から11.9%増加に上方修正している。

また今年のトラック販売は、前回予想の18.3%増加から34.8%増加に上方修正、二輪販売は、前回予想の7.7%増加から9.9%増加の93万5,400台に上方修正している。(2018年10月3日付けヴァロール紙)

 

ジャイル・ボルソナロ候補の支持率上昇でドル下落、株価高騰

Ibope/Estado/TV Globoの10月2日の支持率最終調査では、ジャイル・ボルソナロ候補(PSL=社会自由党)の支持率は、前回調査の28%から32%に上昇、一方フェルナンド・ハダッド候補(PT=労働者党)の支持率は、22%から21%に減少した。

昨日10月2日のレアル通貨に対するドルの為替は、ジャイル・ボルソナロ候補(PSL=社会自由党)の支持率上昇に伴って2.47%下落のR$3.93と過去1カ月半の最高のレアル高を記録した。

また昨日のサンパウロ平均株価(Ibovespa)は、3.80%高騰の8万1,600ポイントと5月以降では最高の株価を記録、特にブラジル銀行やエレトロブラス電力公社は10%以上の値上りを記録している。

ジャイル・ボルソナロ候補の支持率上昇及びフェルナンド・ハダッド候補の支持率低下は、第2次決戦投票でジャイル・ボルソナロ候補の大統領選出が拡大したとブラジル国内の投資かは歓迎している。

ジャイル・ボルソナロ候補は、年金・恩給改革支持以外にも公社民営化の推進を謳っていることもフェルナンド・ハダッド候補よりもブラジル国内の投資家の支持に繋がっている。

一方米国の格付会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)では、財政問題や社会問題を抱えて経済回復基調になっていない中でのジャイル・ボルソナロ候補の大統領選挙の勝利によるリスクを指摘している。

国会に一大勢力を擁している労働者党のフェルナンド・ハダッド候補は、アウトサイダーではないが、国会運営に支障をきたす弱小政党の社会自由党のジャイル・ボルソナロ候補はアウトサイダーであるとS&P南米担当のJoydeep Mukherji取締役は、リスクを指摘している。(2018年10月3日付けエスタード紙)

環境委員会主催のブラジルトヨタ ビジターセンター見学 

2018年10月3日午前、環境委員会(植田真五委員長)主催のトヨタビジターセンター見学会が開催された。約30名の参加者が早朝サンパウロを出発した。ブラジルトヨタ自動車のダリオ・マサヒコ・ヤナギタ コーポレート・マニュファクチャリング・エンバイロメント部チーフに迎えられ、レクチャールームに進んだ。また、同社の米長浩コーポレート・プランニング・ディレクター、ガバメントアフェアーズ&PR部門の土門翔平氏、チアゴ・スガハラ氏らも同行した。

レクチャールームではヤナギタ氏より主にトヨタ自動車の環境の取り組みについてプレゼンテーションが行われた。ブラジルトヨタ自動車の製造拠点は現在サンベルナルド工場(カローラ及びハイラックスの部品)、ソロカバ工場(エティオス、ヤリス)、インダイアツーバ工場(カローラ)、ポルトフェリス工場(NRエンジン)があり、ビジターセンターがあるサンベルナルド工場はトヨタ自動車では海外初の工場、以前は長年ブラジル人に愛されたバンデイランテを製造していたこともある。

トヨタ自動車の環境活動については2015年10月に「トヨタ環境チャレンジ2050」を公表。温室効果ガスに起因する異常気象、開発による生物多様性の喪失、人口増加にともなう水不足など、深刻化する地球環境の諸問題に対し、これまでも幅広い取り組みを推進してきた。今後もクルマの環境負荷をゼロに近づけるとともに、地球・社会にプラスとなる取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に貢献するためのチャレンジを実施しているという。1.新車CO₂ゼロチャレンジ、2.ライフサイクルCO₂ゼロチャレンジ、3.工場CO₂ゼロチャレンジ、4.水環境インパクト最小化チャレンジ、5.循環型社会・システム構築チャレンジ、6.人と自然が共生する未来づくりへのチャレンジ、と6つのチャレンジからなり、当地でも実践している事例などを挙げ詳しく説明された。また、ブラジルでは「スミレコンゴウインコの保護」、北東の沿岸部に位置する政府指定環境保護地域「APA コスタ・ドス・コライス」の持続的保護プロジェクト、児童向けの絵画コンクール「夢のクルマアートコンテスト」などを実施、地域社会に貢献している。

レクチャーの後、ビジターセンターに移動。昨年8月に開所された同センターは750平方メートルあり、トヨタ自動車の沿革を紹介するバーチャル映像を搭載したタイムライン、カローラ旧モデル、バンデイランテ、新型カローラ、エティオス、レクサスのSUV車の展示他、プリウスの車体を分解した展示や同車のハイブリッドシステムなどが体験できる設備、また環境保全に関する様々なインタラクティブ設備が設置されている。同社のスタッフによる各設備の詳しい説明が行われた後、参加者は自由に各設備を体験した。

最後に、屋外にあるグリーン散歩道を散策、社員が休憩時間に憩いの場として利用していること、道脇に植えられた野菜は社員食堂の食材として使われていることなどが説明された。行程を一通り終えたところで、植田環境委員長より、ブラジルトヨタ自動車のシジネイ・カカズ プラントエンジニアリング&コーポレート・エンバイロメント ゼネラルマネジャーに感謝プレートが渡された。

天候に恵まれ、日本を代表する企業の一つであるトヨタの環境への取り組みをくまなく見学することができた有意義な見学会となった。

工場の模型

風力発電の説明

ビジターセンターにて集合写真

グリーン散歩道

カカズ ゼネラルマネジャー(左)にプレートを渡す植田委員長

 

セアラー州政府のセーザル・リベイロ(Cesar Ribeiro)経済開発局長一行が訪問

セアラー州政府のセーザル・リベイロ(Cesar Ribeiro)経済開発局長並びにベアトリス・ジアス・ベゼーラ(Beatriz Dias Bezerra)投資担当取締役、フェリッペ・ロッシャ(Felipe Rocha)アシスタント、ジェトロサンパウロ事務所の二宮康史次長が2018年10月2日に商工会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長とジェトロによる日本でのビジネスセミナーの反省会、セアラー州輸出加工区におけるビジネス環境改善(特に治安)などについて意見交換を行った。

回章 CIR-118/18     2018年10月定例常任理事会開催のご案内

                                               CIR-118/18
                                               2018年10月2日
常任理事各位
CC:監事会議長 / 部会長各位
                                               ブラジル日本商工会議所
                                               会頭 松永 愛一郎

                2018年10月定例常任理事会開催のご案内

拝啓
時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
さて、定款第51条並びに53条(・・・委任状による常任理事の出席は認められない。)に基づき、下記により定例常任理事会を開催致しますので万障お繰り合わせの上、ご出席頂きます様宜しくお願い申し上げます。

なお、11時50分開催の臨時理事会と正午開催の臨時総会 (議題: ブラジル日本商工会議所2019/2020年度理事・監事選挙結果報告・承認の件 、その他の件)にも併せてご参加下さります様重ねてお願い致します。   
                                                            敬具
                            ― 記 ―

日時:2018年 10月19日(金) 10:30~11:30
会場:ホテル・マクスードプラザ Maksoud Plaza (R. São Carlos do Pinhal, 424 – Bela Vista, São Paulo – SP   Tel.: (11) 3145-8000)

議題/報告事項

会議プログラムを作成するにあたり特別な審議・報告事項等がありましたら、10月16日(火)までに事務局長宛メールでご連絡をお願いします。期日までにご連絡がなく必要と判断される議題については、予め決めさせて頂きます事をご了承下さい。

出欠確認:10月16日(火)までにセイジ宛お願い申上げます。 (昼食会の出欠とは別に、出来ればメールでご連絡願います) E-mail: secretaria@camaradojapao.org.br 電話: 3178-6233

 

Licks Advogadosのロベルト・カラペット弁護士が訪問

Licks Advogadosのロベルト・カラペット弁護士が2018 年10月2日に商工会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長と大統領選挙動向や大統領選挙選挙後のブラジル経済の方向性、日伯EPAや各種日伯合同会議の組織体制など多岐に亘って意見交換を行った。

Roberto Carapeto e Fujiyoshi Hirata

Foto: Rubens Ito / CCIJB

丸紅ブラジル会社一行が訪問

丸紅ブラジル会社の吉田高幸取締役と後任の田口達也取締役(総務経理部長兼法務・コンプライアンス部長)は2018年10月2日に商工会議所を訪問、帰国する吉田取締役は応対した平田藤義事務局長に帰国挨拶、後任の田口達也取締役は着任挨拶を行った。

左から平田藤義事務局長/田口達也取締役/吉田取締役

回章 CIR-115/18      臨時理事会開催のお知らせ

                                              CIR-115/18
                                              2018年10月2日
2017/2018年度理事会社各位
                                              ブラジル日本商工会議所
                                              会頭 松永 愛一郎

                  臨時理事会開催のお知らせ

 
拝啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申上げます。

さて、当所では定款第36条に基づき、下記の通り臨時理事会を開催致しますので、万障お繰り合わせの上ご参加下さいますようお願い申上げます。

なお、本会議所に登録された対会議所代表者が出席出来ない場合は、定款第38条に準じ、対会議所代表者により指名された同企業の代理者が決議に参加可能です。
 
その場合は、「代理者指名届け」(下記モデルをご参考下さい)を託送、郵送、ファックス或いはPDFファイルで10月17日(水)迄に事務局カリーナ宛て
(Av. Paulista, 475 – 13º. andar, São Paulo-SP, Cep  01311-908, Fax: 3284-0932, e-mail: secretaria@camaradojapao.org.br) へお送り頂きます様お願いします。
 
臨時理事会後は、同会場で臨時総会、続いて10月定例懇親昼食会に移ります。
                                                           敬具

                             ‐記‐

日 時:2018年 10月19日(金) 11時50分~12時
会 場::マクスードプラザ Maksoud Plaza (R. São Carlos do Pinhal, 424 – Bela Vista, São Paulo – SP   Tel.: (11) 3145-8000)

議 題: ①ブラジル日本商工会議所2019/2020年度理事・監事選挙結果報告・承認の件
②その他

出欠確認:ご出席の確認を10月17日(水)までに事務局カリーナ宛に(Tel.: 3178‐6233或いはメール secretaria@camaradojapao.org.br)ご連絡下さい。
また必要に応じ「代理者指名届け」の手配もよろしくお願い申上げます。
 
                                                             以上
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代理者指名届けモデル

( PAPEL TIMBRADO DA EMPRESA )

NOMEAÇÃO DE SUBSTITUTO

Pelo presente instrumento particular de nomeação, (NOME DO REPRESENTANTE PERANTE A CÂMARA) …………………………………………….., representante perante a Câmara da empresa (NOME DA EMPRESA) …………………………… associada a esta Entidade, nomeia como substituto (NOME DO SUBSTITUTO DA MESMA EMPRESA)………………………………………………………, da mesma empresa, a fim de representar na Reunião Extraordinária do Conselho Diretor da Câmara de Comércio e Indústria Japonesa do Brasil, a realizar-se no dia 19 de outubro de 2018, sexta-feira, das 11h50 às 12h, no Maksoud Plaza (R. São Carlos do Pinhal, 424 – Bela Vista, São Paulo – SP   Tel.: (11) 3145-8000), em São Paulo-SP, podendo, para tanto, praticar todos os atos quanto necessários ao cabal desempenho deste instrumento.

São Paulo, de           de 2018.

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Empresa

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Nome por Extenso e Assinatura do Representante junto à Câmara (ou do Representante Legal da Empresa).