2018年度の連邦政府の財政プライマリー収支の許容赤字は1,590億レアルが定められているにも関わらず、予想を上回る歳入増加並びに歳出減少で、予算を81億8,700万レアル下回る1,508億1,200万レアルで収まると予想されている。
今月18日にプラナルト宮に内閣府並びに財務省、予算管理省から閣僚が出席して、大統領府経済班が今年の財政プライマリー収支赤字を1,508億1,200万レアルに下方修正を発表、年内に41億300万レアルを各省庁に分配する可能性がある。
今年5月~6月のマクロ経済のパラメーター指標として、GDP伸び率は1.6%、累積インフレ指数である広範囲消費者物価指数(IPCA)は4.2%、平均R$3.59、平均政策誘導金利(Selic)は6.5%、1バレルの平均石油価格は74.7ドル、サラリー調整4.2%で計算している。
今年5月~6月の歳入総額は1兆4,820億レアル、そのうち使途が特定されず、どの経費にも自由に充当できる一般財源は9,013億9,100万レアル、石油のロイヤリティ収入などを含む特定財源は1,882億8,900万レアルとなっている。
また今年5月~6月の歳出総額は1兆3,850万レアル、そのうち義務的支出総額は1兆2560億レアル、裁量的歳出総額は1,295億4,000万レアル、中央政府の財政プライマリー収支赤字は1590億レアル。
前記同様に今年7月~8月のマクロ経済のパラメーター指標として、GDP伸び率は1.6%、累積インフレ指数である広範囲消費者物価指数(IPCA)は4.1%、平均R$3.65、平均政策誘導金利(Selic)は6.5%、1バレルの平均石油価格は74.2ドル、サラリー調整を3.1%で計算しているが、前2カ月間比ではインフレ指数の低下並びにドル高の為替となっている。
前記同様に今年7月~8月の歳入総額は、1兆4,850億レアルで前2カ月間比では37億8,500万レアル増加、一般財源は、9,013億9,100万レアルで36億8,700万レアル増加、特定財源は、1,882億8,900万レアルで20億4,800万レアル増加となっている。
前記同様に今年7月~8月の歳出総額は、1兆3,800億レアルで前2カ月間比では42億7,700万レアル減少、そのうち義務的支出総額は、1兆2,510億レアルで42億7,700万レアル減少、裁量的歳出総額は1,295億4,000万レアルで変わらず、中央政府の財政プライマリー収支赤字は、1,508億1,200万レアルで41億300万レアル減少している。(2018年9月19日付けヴァロール紙)