経済省通商局(Secex)の発表によると、2020年11月のブラジルの貿易収支は、前年同月比4.7%増加の37億3,000万ドルを記録、今年初め11ヶ月間の貿易収支は、前年同期比23.2%増加の511億6,000万ドルを記録している。
今年11月の1日当りの平均輸出額は前年同月比1.2%減少、11月の輸出総額は175億3,000万ドル、前期同様に輸入額は2.6%減少、11月の輸入総額は138億ドルを記録している。今年11月の輸出の内訳では、農畜産部門の1日当りの輸出額は前年同月比21.87%と二桁台の大幅減少を記録、一方鉱業部門は26.93%と大幅増加、製造業部門の輸出額は2.92%減少している。
今年11月の輸入の内訳では、農畜産部門の1日当りの輸入額は8.32%増加、鉱業部門は40.80%と大幅減少、製造業部門は0.45%微減を記録している。
今年初め11か月間の1日当りの輸出額は前年同期比6.1%減少、輸出総額は1,917億ドル。前期同様に輸入額は13.6%減少、輸入総額は1,405億ドル、貿易収支は500億ドル以上の黒字を計上している。
2020年の輸出総額は2,107億ドル、輸入総額は1,557億ドル、今年の貿易収支は550億ドルの黒字計上を経済省通商局(Secex)では予想している。
今年11月の1日当りの中国、香港並びにマカオ向け輸出は前年同月比7.2%減少、アジア全体の輸出は3.2%減少している。また北米向け輸出は15.8%減少、そのうち米国向け輸出は20.9%減少、南米向け輸出は7.7%増加、特にアルゼンチン向け輸出は34.7%急増。ヨーロッパ向け輸出は1.4%微増に留まっている。
今年初め11か月間の1日当りの中国、香港並びにマカオ向け輸出は前年同期比10.3%増加、アジア向けは8.9%増加、北米向けは23.6%減少、南米向けは19.7%減少、ヨーロッパ向け輸出は9.5%減少している。