9月の労働問題研究会に37人が参加して開催

企業経営委員会(松永 愛一郎委員長)の労働問題研究会は2014年9月18日午後4時から6時まで37人が参加して開催、司会は破入マルコス副委員長が務め、初めにTrench, Rossi e Watanabe Advogados のレチシア・リベイロ弁護士は、「コンペチターへの就業・転職制限契約」について、入社時または退社時にコンペチターへの転職は、在職中は労働契約書に基づいて制約できるが、退社後は在職中の労働契約あるいは特別契約で制限することが可能であり、コンペチターへの転職は退社後の業務の内容や元経営者が競業行為を禁止する必要性、転職者の前職の地位・職務内容、競業行為禁止の期間や金銭の支払いなど代償の有無や内容、義務違反に対して元経営者が取る措置の程度などを判断材料に、合理的な範囲内でのみ許可されることや判例を挙げて説明した。

Kanamaru Advogados のカルロス・アレシャンドロ弁護士は、「労働契約違反による解雇」について、ブラジル労働法の第482条に規定される場合に従って、職務放棄並びに職務遂行の怠慢、第三者のためにする日常的な交渉をして経営者の許可を得ていない行為、使用者のビジネスと競業するものまたは労働者の業務を阻害するもの、無秩序的及び反抗的行為、習慣的飲酒又は勤務時間中の飲酒、勤務時間中の恒常的な賭博行為使用者の営業秘密及び秘密情報に関する権利の侵害、経営者または上司の名誉や評価を害する行為、勤務時間中に行われる他人の名誉や評価を害する行為などで解雇できることなどを説明した。

Pdf Trench, Rossi e Watanabe Advogados のレチシア・リベイロ弁護士 「コンペチターへの就業・転職制限契約」

PdfKanamaru Advogados のカルロス・アレシャンドロ弁護士 「労働契約違反による解雇」

左からKanamaru Advogados のカルロス・アレシャンドロ弁護士/ジョージ/・ヌーネス氏/マリア・ソアレル氏

Trench, Rossi e Watanabe Advogados のレチシア・リベイロ弁護士

 

大阪市本庁を平田事務局長が表敬訪問

平田事務局長は17日、大阪市本庁を訪ね井上雅之経済戦略局局長、土橋ひとみ交流推進担当部長、鳥山孝之経済戦略局立地推進部都市間交流担当課長、木戸ミサ都市間交流担当係長と同市が得意とする分野の海外進出や所管地域外に及ぶ技術力の高い中堅・中小企業の海外進出促進等について幅広く意見交換を行った。

去る8月26日には田中清剛大阪市副市長を団長とするミッションが当会議所を訪問、市内を含む大阪府に本社を置く会議所会員企業の数社と懇談会を行ったばかりである。(http://jp.camaradojapao.org.br/news/atividades-da-camara/?materia=13545

写真は向かって左から井上局長、平田事務局長、土橋部長、鳥山課長

田中清剛大阪市副市長、床田正勝大阪市議長からのお礼状

 

米国から見たマクロ経済環境と金利・為替動向セミナーに30人が参加して開催

金融部会(酒井 浩一郎部会長)は2014年9月17日午後4時から6時まで金融セミナー「米国から見たマクロ経済環境と金利・為替動向  ~マーケットから読み取る今後の潮流~ 」に30人が参加して開催、講師はみずほ銀行の柴田 保之米州資金部部長が務めた。 

柴田 保之米州資金部部長は、初めにすぐに120円近くまでの急激な円安を予測する人が多かったにも関わらず、横ばいで推移したと市場の予測の難しさを説明、市場の見方はエコノミスト的分析、市場のトレンド、ポジションの偏りを勘案して分析を行うと説明した。

2014年度は景気好調と予想されていたが、IMFは先進国並びに新興国の景気見通しを下方修正、最近の話題としてウクライナ・ロシアの紛争や中近東のイラク問題、イスラエル・ガザ紛争などの地政学リストによる各国の景気下押し・投資抑制要因となっている。

またアルゼンチンのデフォルトや中国の地方政府債務問題、ポルトガルのエスピリット・サント銀行救済などリスク回避が鮮明になってきており、ようやく円安が進行する傾向、世界中がゼロ金利で金利差がないことがボラティリティ低下の要因となっている。

各国が「地政学リスク」と「債務問題」に苦しむ中で米国は着実に景気回復基調を維持、米国の労働市場は数字では回復基調にあるが、職が見つからないために労働参加率は低下、イエレン議長は、「労働市場の回復が予想以上に早ければ金利上昇を早期に実施する可能性」を触れている。

ドル金利高・円安に向かうと予想されているが、潜在成長率低下の観点から大幅な政策金利上昇は難しい可能性があり、金利と需給は円安を支持しているものの鍵は物価であり、2年間でのインフレ2.0%上昇は厳しい。

円安が加速しなかった理由として安倍内閣による構造改革不発による失望、9月初めの第2次安倍改造内閣での中国とのパイプが強く中国との関係改善が期待できる谷垣幹事長並びに二階総務会長の人選、年金積立金のポートフォリオの動き、中国経済の二ケタ成長は困難で景気減速、人民元相場の行方、ブラジル経済は2011年以降低迷、経常収支並びに財政赤字の拡大傾向でインフレは高止まりしているものの貿易収支は黒字に回帰したことが、唯一好材料であることなどを説明して講演会は大きな拍手とともに終了した。

Pdfみずほ銀行の柴田 保之米州資金部部長 「米国から見たマクロ経済環境と金利・為替動向  ~マーケットから読み取る今後の潮流~ 」 パスワード> shibata

講演中のみずほ銀行の柴田 保之米州資金部部長

左から酒井 浩一郎部会長/加藤 清巳副部会長

ブラジルから帰国したOBとの懇親会に参加

9月12日夕刻、平田事務局長はブラジルから帰国したOBとの懇親会に参加、新宿の曙レストランで旧交を温めた。往年の常任理事や部会長の方々と当時をふり返り、ブラジルでの経営の難しさや会議所活動の活性化、チャレンジについて語り合い、色々な苦労話に花を咲かせた一時であった。

参加者: 大前氏(三井物産)、宮田氏(住友商事)、松田氏(パナソニック)、南氏(コマツ)、工藤氏(三菱商事)、藤江氏(日本郵船)、林氏(メタルワン)、中村氏(高砂香料)、金岡氏(伊藤忠)、多田氏(三菱商事)、前田氏(丸紅)、田中氏(伊藤忠)、藤井氏(東京海上)、長谷部氏(トヨタ)、松本氏(三井物産)、三分一氏(島津製作所)、相川氏(IHI)、辻井氏(パイロットペン)、前田氏(日本アマゾンアルミニウム)、酒井氏(味の素)、平田事務局長

(      )内はブラジル駐在当時の所属企業

右から酒井芳彦ブラジル味の素元社長、会議所の元食品部会長(現日本ブラジル中央協会常務理事、海外職業訓練協会国際アドバイザー)、平田事務局長、林浩氏(元ブラジルメタルワン社長、会議所機械金属副部会長)

商工会議所元副会頭の大前孝雄 現日本ブラジル中央協会会長(三井物産 顧問)

金岡 元副会頭(右から3番目) 

工藤 元会頭(左1番目)、多田 元専任理事(右2番目)

三分一 元貿易部会長(左)、相川 元JBIC首席駐在員(右)

前田 元専任理事(左1番目)

松田 元副会頭(左1番目)、中央「V」サインは長谷部 元副会頭

 

平田事務局長、日商を表敬訪問後に現代ブラジル事典の改訂版編纂打合せ

11日、経産省の国際会議場で行われたブラジル日伯貿易投資促進産業協力合同委員会(略称:日伯貿投委)の終了後、平田事務局長は日本商工会議所の国際部の赤木 剛部長を訪問、経産省の補助金制度による業務支援に対しお礼を述べた。ブラジル日本商工会議所に限ってはインドネシアで各種規制の改善で実績を挙げた前国際課長の天谷氏(機能強化アドバイザー)が派遣され、特別な支援を受けている。面談には各種渡伯手続のため一時帰国中の天谷氏の他、国際部の林 大吾課長および橋爪孝徳副主査が参加、ブラジルの政治経済情勢をはじめ日伯貿投委や天谷氏を中心に取組んでいる機能強化委員会等について意見交換が行われた。

平田事務局長は現代ブラジル事典の改訂版の出版にあたって宿泊先のホテルで小池洋一教授(同事典の編集長で立命館大学教授)、浜口伸明神戸大学経済研究所教授と編纂に関わる具体的な打合せを行なった。

同事典はブラジル日本商工会議所が編者となり1960年代からほぼ10年毎に改訂版が発行されて来ている。ブラジルが従前にも増し注目を集めている中、リオオリンピックの2016年に出版を計画、執筆は浜口教授を中心に法律、政治、社会政策、行政、文化、社会、産業、環境を専門とする9人の教授陣等で構成されている。

1冊に纏め全てが解る事典形式ではこの世の中に現代ブラジル事典が最初であるだけに、次回の出版にあたってはより質の高い未来志向の事典の出版を目指している。

第2回日伯貿易投資促進産業協力合同委員会開かれる

2014年9月11日、第2回日伯貿易投資促進・産業協力合同委員会が経済産業省国際会議室(東京)で開催され、石黒憲彦経済産業審議官、エロイーザ・メネゼス開発商工省生産開発担当次官の両議長の他、両国政府、経済界から約60名が参加、両国経済関係の一層の拡大に向け活発な議論が行われた。ブラジル日本商工会議所からは、藤井晋介会頭と藤田誠メディカル分科会長がプレゼンターとして出席し、ブラジルのビジネス環境整備に向けた体制整備、医療機器等の販売に係る審査の迅速化をテーマにそれぞれ発表を行った。この他、ブラジル日本商工会議所からは、上野秀雄副会頭、矢部健太郎機能強化委員会副委員長、土屋功メディカル分科会委員、平田藤義事務局長、天谷浩之機能強化委員会アドバイザーが参加した。

(開会挨拶)

石黒審議官:

先日の安倍総理大臣のブラジル訪問に私も同行させていただいた。ルセフ大統領と会談し、両国経済関係の深化と拡大について幅広い意見交換を行い、日伯戦略的グローバルパートナーシップ構築に関する共同声明を発表した。本声明において、貿易と投資の二国間の発展について、日伯戦略的経済パートナーシップ賢人会議、日伯経済合同委員会、および日伯貿易投資促進・産業協力合同委員会が果たす役割の重要性が改めて確認された。これらの会合は、様々な課題について継続的な議論を行い、多くの成果を得てきている。本日の会合においても、両国の今後の発展のための関係構築ができるよう率直な議論を行ってまいりたい。

メネゼス次官:

まず初めに、今回、残念ながら来日できなかったボルジェス大臣から、日本側の皆様にくれぐれもよろしくとの言葉を預かってきた。この会合は、ブラジルにとって非常に重要なものであり、安倍首相の訪伯に続いて開催される今回の会合は、さらに重要な会議であると理解している。戦略的グローバルパートナーシップの関係において非常にプライオリティの高い会議である。両国はすでに多くの関係を保ってきており、商業的なもののみならず、投資や文化的な関係が構築されてきている。今後、さらに強固な関係を作り上げていくために我々はアクターとしてとても重要な役割を担っており、責任は増してきていると理解している。

両国の商業関係は非常に重要で、日本はブラジルの製品を世界で5番目に多く買っており、ブラジルに対して世界9番目の規模での輸出をしている。日本からの主要な輸出品は工業製品である一方、ブラジルからは一次産品が主体であるところに特徴がある。今後、両国の関係をさらに深めていくためには、商業面のみならず互いが投資しあえる関係を作るための協力が重要と考えており、こうした活動がブラジルの生産性と競争力の向上につながればと願っている。

この会合を通じて、我々の関係をさらにレベルの高いものヘとつなげていきたい。率直でオープンな議論によりお互いの課題の解決策を見つけていければと思っている。

両議長の開会挨拶の後、大前孝雄・経団連日本ブラジル経済委員会企画部会長、ジョセ・デ・フレイタス・マスカレーニャス・CNI副会長より、9月9日、10日両日に開催された日伯経済合同委員会の結果報告が行われ、続いて、「日本のブラジルとの協力事項の報告」として、8月の両国首脳会談で調印された下記協力案件についての進捗報告が行われた。

1.石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)とVale社とのMOU

    五十嵐 吉昭JOGMEC金属企画部国際業務課長

2.国際協力銀行(JBIC)の最近のブラジル向け取り組み

    細島 孝宏 JBIC鉱物資源部次長

    セルヒオ・フォウジス ブラジル経済社会開発銀行(BNDES)国際部次長

3.日本貿易保険(NEXI)のブラジルにおける取り組み

    十時 憲司 NEXI営業第二部部長

4.ブラジルにおける日本式大腸がん検診普及促進及び内視鏡医育成に向けた協力

    高橋 伸幸 富士フィルム ヘルスケア事業推進室長

5.海洋資源開発促進のための造船協力

    大坪 新一郎 国土交通省海事局船舶産業課長

6.国際協力機構(JICA)の産業分野への協力の現状

    竹内 登志崇 JICA中南米部参事役

    エロイーザ・メネゼス 生産開発担当次官

7.投資機会及び産業協力(自動車分野)

    竹下 幸治郎 日本貿易振興機構(JETRO)企画部事業推進主幹

    エロイーザ・メネゼス 生産開発担当次官  

  続いて、「貿易と市場アクセス」のセッションが行われ、この中で、藤井晋介ブラジル日本商工会議所会頭から、“ビジネス環境整備のための体制整備”として、機能強化委員会の活動計画の説明と日本企業による多大な投資実現に向けた日伯官民政策対話スキーム構築に係る提案、藤田誠ブラジル日本商工会議所メディカル分科会長からは、“医療機器等の販売に係る審査の迅速化”として、同分科会のこれまでの活動成果と新たな改善要望項目であるINMETROについてその概要説明が行われた。両者の発言概要とこれに対するブラジル側のコメントは下記のとおり。

(藤井会頭の発言概要)

議題:ブラジルへの更なる投資実現に向けた政策対話スキームの構築

(1)政策対話の目的

中小企業の進出も支援しつつ日本企業による更なる投資拡大や人材交流を図り、最先端の技術やノウハウの移転促進を通じてブラジルが必要とする高いスキルを持った人材を育成すると共に、裾野産業も含めた国際競争力を高め、日伯企業間の新たなビジネス機会を増大させること。

(2)機能強化委員会の設立

上記目的の実現に向けブラジル日本商工会議所では、現状在ブラジル日系企業が積極的な投資活動を控えたり、中小企業がブラジル進出を躊躇する原因となっている投資及び事業環境上の諸問題を取りまとめ、両国経済が共に繁栄し得るための具体的な改善提案書を策定することを目的に本年6月、機能強化委員会を設立。

(3)ワーキンググループの発足 

在ブラジル日系企業の多くが直面している問題を5つの分野(「課税」、「通関」、「労働」、「産業競争力強化/中小企業育成」、「インフラ」)に分け、それぞれに於ける重要問題の取りまとめと、ブラジル政府、経済界に向けた改善提案書「更なる投資実現に向けた行動計画Action plan for Greater Investment Realization・AGIR」の策定を目的に本年8月、機能強化委員会の下に5つのワーキンググループを立ち上げ。 今後約3カ月を掛け、当該5分野におけるAGIRを策定する予定。

(4)実現に向けた推進体制

日本側:経済産業省、日本大使館、日本総領事館、経団連、日本商工会議所と連携したオールジャパン体制により、ブラジル政府、経済界に対する継続的な政策提言活動に取り組む。

ブラジル側:投資や事業環境上の諸問題の改善と両国経済関係の発展に向け、開発商工省、財務省、労働雇用省、運輸省、科学技術省等の連邦関係省庁および州 政府、並びに、CNI、FIESPをはじめとする経済団体の関係部署との分野別ワーキンググループを年内中に組織いただき、2015年1月以降、日伯官民 による二カ月に一度程度の政策対話機会を設けていただきたい。

(ブラジル側のコメント)

エロイーザ・メネゼス次官

ビジネス環境改善の重要性と、この問題に対し明確性、そして率直性をもって取り組まなければならないことを理解している。関係するすべての省庁が本件に取り組むということをここで約束することはできないが、省庁間における努力が行われることは確かである。ビジネス環境上の問題については5つのボトルネックがあるわけだが、これらは日本企業だけの問題ではなく、ブラジル企業にとっての問題でもあり、マスカレーニャス氏が昨日、経団連の会合で指摘している。

ブラジル政府は、これらの問題の改善に向けこれまで努力をしてきているが、この5つのバリアを突き崩し、ブラジルに拠点を置く企業の競争力を高めるためにこの努力を続けていきたいと考えている。とりわけインフラ分野においては、如何に投資を円滑に行ってもらうか、また、労働問題については、これまで労働雇用省の閉鎖的な分野として同省が単体で対応していたが、これを省庁間の問題として捉えることとし、また、CNIと労働雇用省が協定を結び、経済界と共にこの問題の解決にあたれる環境がつくられた。

日本企業が直面している問題はブラジル企業にとっての問題でもあるわけだが、本日ここに出席していない他省庁に係るテーマもあり、また経団連とCNIが今回結んだEPA研究に係る協定ともリンクしていかなければいけないと考えている。

移転価格税制については、ブラジルの財政当局との話し合いを行っているが、まだ発表できる具体的な進展はない。

アビジャオディCNI産業開発担当理事

本件について一つコメントしたい。CNIでは、現在大統領候補となっている方々に対し、今後10年間でブラジルの工業の競争力を如何に上げていくかという内容の文書を提出している。この中には、税制問題、労働問題、マクロ経済問題、治安、教育問題、インフラ整備、官僚主義、技術革新、投融資など、経団連、ブラジル日本商工会議所が挙げている問題も含まれている。

本件について、経団連、ブラジル日本商工会議所と話し合いができればと思うし、この問題の解決に向け一緒に取り組んでいければと思っている。

石黒審議官

ブラジル日本商工会議所の中に本件に取り組むワーキンググループが立ち上がっていることから、今後、各テーマについて関係省庁と議論ができるような対話スキームを作っていただくようメネゼス次官にお願いする。

(藤田分科会長の発言概要)

 

議題:医療機器等の販売に係る審査の迅速化

昨年10月のこの委員会で、ANVISAによる医療機器の輸入販売承認審査において、ブラジル国外の工場のGMP査察に2年以上、薬事登録審査に1年以上かかっており、日本で流通している最新の医療機器でも、ANVISAによるGMPの承認が未取得の工場で生産されている医療機器は、ブラジル国民のために使用していただくまでに最低3年以上はかかっている、という課題をとりあげ、以下2点を要望させていただいた。

①ANVISAと我々メディカル分科会との定期会合、もしくは協議機関の設置

②日本という国、日本の医療機器産業の品質、日本の薬事制度を知っていただきい、そのためにANVISA長官を日本に招聘したい

  あれから1年足らずですが、このように、色々な進展がありました。2014年2月には、ANVISAと厚労省及びPMDAとの面談が実現。ANVISA長官とPMDA理事長が面談されました。2014年5月には、シーファー開発商工省次官と松島経済産業省副大臣の会談の中でも、この件がとりあげられました。そして、2014年8月1日、ブラジリアにて、ブラジル保健省と日本厚生労働省との間で「医療・保健分野における協力に関する覚書」に署名がなされ、翌日の8月2日には、サンパウロにて、日伯医療分野規制に関するセミナーが開催され、日本からは安倍首相も出席されました。8月3日と4日には、ANVISAと厚労省及びPMDAとの間で、医療機器等の審査についての協議がなされました。また、8月20日にはブラジリアの日本大使公邸にて、ANVISA長官と私どもメディカル分科会の会合が実現し、メディカル分科会からANVISAに相談ができる体制を作っていただきました。そして先週は、ANVISA長官が日本を訪れ、厚労省や医療機器産業連合会などとの会合及びいくつかの日本企業を訪問されました。

このように、昨年のこの委員会での要望のほとんどが実現したことについて、ブラジル側への前向きな姿勢及び対応に深く感謝を申し上げます。今後の改善の実現に向けての大きな進展であったと思います。

今後についての要望ですが、2つございまして、ひとつは、

1.GMP監査と薬事登録の審査制度の改善に向けた協議の継続をお願い致します。

   ANVISAのウェブサイトにも掲載されておりますGMP査察の申請のペンディングの件数、ブラジル日本商工会議所所属企業の新規登録に要した日数、残念ながら、どちらも、まだ状況はよくなっておりません。これらGMP監査や薬事登録は、人命に関わる重要な手続きであり、ANVISAとしても国民の健康を守る責任があり十分な審査が必要であることは理解しております。是非協議を継続していただき、安全と効率化を両立できるようになることを望んでいます。

もう一つは、新たな問題提起となる、

2. INMETROについてです。

医療機器は、商品によってINMETROの認証を取得しなければ薬事登録申請ができないものがあります。これについて、いくつか事例をあげます。

(例1)ILAC(国際試験所認定協力機構、International Laboratory Accreditation Cooperation)認定の試験機関のテストレポートが必須ですが、日本ではILAC認定の試験機関が少なく、通常は商品開発段階でILACのテスト でなく、CBスキームを使っております。そのためブラジルでの登録のためだけにILACのテストを追加行い、そのために時間と高いコストがかかっておりま す。
(備考)CBスキーム : Certification Body スキーム。CBスキームは、IECEE(IEC電気機器安全規格適合性試験制度)に基づき運営。この制度への加盟国にある認証機関 (NCB(National Certification Body)国内認証機関)またはCB試験所(CBTL(CB Testing Laboratory)CB試験所)に製品の試験を依頼し、CB試験レポートとCB証明書を発行してもらう。  

(例2)INMETROの認証に適用される規格がグローバルに適用されている規格でない場合があり、そのためにブラジル国外で問題なく流通している製品であるにも拘わらず、ブラジルには導入できない場合があります。結果として、この製品を必要としているブラジルの患者さんに使っていただけないという状況になっております。

(例3)これは注射針の個包装です。上がINMETROのロゴマークを表示する前、下がINMETROのロゴを加えた後です。わずか3cmx7cmのスペースに、上のように、元々ANVISA要求の輸入者の名前、住所や薬事責任者の名前を表示しております。これだけでもグローバルスタンダードからはずれておりますが、これに加え、下のように、このINMETROのロゴマークを追加することで、苦心してレイアウトを修正し、何が記載されているか更に見えないような状況となっています。これでは表示の意味がないばかりか、ブラジル固有の表示のためコストが高くなっています。コストが上がることはブラジルにとってよいことではないと考えます。

これらの問題について、一方的に改善して欲しいと主張だけをするつもりはありません。まずは、相談をできる体制を作っていただくことから始めていただければと思います。この要望の根底にあるのは、「ブラジルに貢献したい、ブラジル国民の健康に貢献したい」という日本の医療関連企業の気持ちであることをご理解ください。つまり、日本企業の高度で高品質な医療機器を少しでも早くブラジル国民のために使えるようにしたいということです。是非、ブラジル国民の健康に貢献するため、ポジティブにこの提案をとらえていただきたいと思います。

(ブラジル側のコメント)

エロイーザ・メネゼス次官

ANVISA,INMETROは、ブラジルのみならず海外でも非常に知名度のある組織で、担当官は国際的基準に向けて大変大きなチャレンジに取り組んでおり、その中でブラジル国民の安全性を守る業務にあたっている。そうした中では自然の流れとして登録にどうしても時間が掛かってしまう。一方で、製品を早く市場に出さなくてはいけないということも理解できる。登録審査を迅速に行わなければならない医薬品リストも作られており、日本製品に対するプライオリティを含め、ANVISA,INMETROとの持続的な対話が必要であり、日本企業にどのような要望があるのかといった情報も必要になるであろう。本件に対する日本企業の関心を当局に伝えたいと思う。

 この他、「貿易と市場アクセス」のセッションでは、各機関からの下記プレゼンテーションをもとに、両国の貿易、投資拡大に向けた活発な議論が交われた後、閉会となった。

1.輸出加工区における投資機会

    エロイーザ・メネゼス 生産開発担当次官

2.ビジネス環境整備のための体制整備

    藤井晋介 ブラジル日本商工会議所会頭

3.ビジネス環境整備についての要望

    横尾賢一郎 経団連国際協力本部本部長

4.医療機器等の販売に係る審査の迅速化

    藤田誠 ブラジル日本商工会議所メディカル分科会会長

5.知財分野における協力状況の報告

    五十棲毅 特許庁国際協力課地域協力室長

6.アルミ産業政策

    中富道隆 日本アマゾンアルミニウム㈱社長

7.工業製品税

    小野寺修 経済産業省通商政策局通商機構部国際経済紛争対策室参事官

8.サンタカタリーナ産豚肉の輸出

    エロイーザ・メネゼス 生産開発担当次官

9.牛肉の輸出再開

    エロイーザ・メネゼス 生産開発担当次官

10.太陽光発電に係る投資機会

    エロイーザ・メネゼス 生産開発担当次官

11.船舶産業のサプライチェーン

    エロイーザ・メネゼス 生産開発担当次官

12.スマートコミュニティ小委員会の結果報告

    貴田仁郎 経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部政策課国際室長

(閉会)

・アンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ在京伯大使

・大前孝雄 経団連日本ブラジル経済委員会企画部会長

・カルロス・エドゥアルド・アビジャオディ ブラジル工業連盟産業開発担当理事

・高瀬寧 外務省中南米局長

・エロイーザ・メネゼス 開発商工省生産開発担当次官

・石黒憲彦 経済産業審議官

 

9月の日伯法律委員会に52人が参加して開催

日伯法律委員会(村上 廣高委員長)は9月11日午後4時から6時まで52人が参加して開催、初めにCarvalho e Natale Advogadosのルイ・ジュンケイラ・ネット取締役は「ブラジルにおけるジョイントベンチャー」について、ジョイントベンチャーの形態と特徴について、企業では請け負うことのできない大規模な工事・事業を複数の企業が協力して請け負うことであり、主として複数の企業が出資しあって新たに会社を設立、また既存企業の株式の一部を買収してその企業を既存の株主や経営陣と共同経営する形態があり、JVの設立に向けては複雑なガバナンス体制下でいかに円滑に意思決定するか、提携関係の時限性がある中で企業文化の融合をどうするかなど通常のM&Aとは異なるJV特有の問題があることなどを説明した。

Gaia, Silva, Gaede & Associados.のジョージ・ファク―レ税務担当部長は、「輸入品転売における工業製品税(IPI)の免除について -そのプロセスと国家課税条項166号の影響」について、工業化或いは再販を目的とした納税者間取引で、工業製品税(IPI)と流通税が課税される取引の場合にはIPI額は流通税の課税対象外、裁判所の判例などについて説明、PwC Brasil のアンドレ・アポストロポウロス貿易担当シニアマネージャーは、「間接輸入の規定」について、業者が輸入して仕入れる間接輸入のメリットは、全ての輸入業務を代行してくれるために輸送リスクが少ないが、直接輸入よりも利幅が減るデメリットがあり、海外の商品を直接仕入れる直接輸入のメリットは間接輸入よりも利幅が大きく、取引する売り手の動向や事情が直接把握出来ることなどについて説明した。

Trench, Rossi e Watanabe Advogadosのエリザベッテ・リベルツシ弁護士は、「駐在員の待遇 -税法面における議論点」について、駐在員としてブラジル国内の企業で働く場合は就労ビザまたは永住ビザの取得が必要であり、就労ビザは日本企業のブラジル法人を含むブラジル国内企業が駐在員を呼び寄せて雇用する際に発給され、永住ビザを取得し現地会社に役員として勤める場合には、現地会社で受け取る報酬が著しく少ない場合や現地会社から報酬を全く受け取らない場合には税法面から指摘を受けるリスクがある。

会社が支給した家賃手当、扶養者の教育費などはフレンジベネフィットと見なされて給与とともに課税対象となり、ブラジルの銀行から受け取った利子、キャピタルゲイン、13カ月給与は一定の税率で課税される事などを説明した。

PdfCarvalho e Natale Advogadosのルイ・ジュンケイラ・ネット取締役 「ブラジルにおけるジョイントベンチャー」

PdfGaia, Silva, Gaede & Associados.のジョージ・ファク―レ税務担当部長 「輸入品転売における工業製品税(IPI)の免除について -そのプロセスと国家課税条項166号の影響」

PdfPwC Brasil のアンドレ・アポストロポウロス貿易担当シニアマネージャー 「間接輸入の規定」

PdfTrench, Rossi e Watanabe Advogadosのエリザベッテ・リベルツシ弁護士は、「駐在員の待遇 -税法面における議論点

 

 

第17回日本ブラジル経済合同委員会が開催

9月9日、10日の2日に亘って経団連とブラジル工業連合会(CNI)は第17回日本ブラジル経済合同委員会を経団連本館の国際会議室で開催した。

経団連の飯島日伯経済委員長は先般の8月、安部総理の来伯時に述べた「今や活力を復活させた日本企業が中南米の地域で真剣な眼差しを注いでいる。他のどこの地域よりも進出件数を記録している日本企業をパートナーとして欲しい。」を引用、ブラジリアにおけるホブソンCNI会長をはじめとするマスカレーニャ ブラジル日本経済委員長等、ブラジル経済界の首脳との懇談会において過去40年間に亘って両国経済の発展に果たして来た役割を高く評価、ブラジリアでの共同声明の発表を今回の合同委員会で議論を深めたい。まず日伯EPA(日伯経済連携協定)の共同提言に向けた議論を開始、賛同を得た上で相互間でMOU(覚書)に調印、双方にWGを設置して具体的な検討に着手したいと強く表明、開会宣言を行なった。

今次の合同委員会では、総勢230名が参加、両国の経済展望に基づき、経済連携協定の締結可能性を含む貿易投資活性化の方策、天然資源開発、物流・エネルギー関連インフラ整備、ビジネス環境整備、イノベーション等における日伯協力のあり方が話し合われた。

会議所から藤井会頭はじめ村田副会頭(機能強化委員長)の他、上野副会頭、松永専任理事、奥村専任理事、岡専任理事、平田事務局長等が参加した。

以下のアジェンダで議事進行。
9月9日(火)
  開会セッション
(1)飯島彰己 日本ブラジル経済委員長開会挨拶
(2)ホブソン・ブラガ・ド・アンドラーデ ブラジル全国工業連盟(CNI)会長挨拶
(3)ジョゼ・マスカレーニャス ブラジル日本経済委員長挨拶
(4)日本側来賓挨拶
(5)アンドレ・コヘア・ド・ラーゴ駐日ブラジル特命全権大使挨拶
日伯EPA(日伯経済連携協定)共同研究MOU(覚書)に調印
特別セッション:日伯経済関係の現状と展望
モデレーター役 マスカレーニャ・ブラジル日本経済委員長
(1)村田俊典 三菱東京UFJ銀行執行役員中南米総支配人兼ブラジル三菱東京UFJ銀行頭取
(2)セルジオ・フォルデス BNDES国際担当理事代行
(3)ジョゼ・アウグスト・フェルナンデスCNI政策戦略部長
昼食
挨拶 榊原定征 経団連会長
セッション1:貿易投資の活性化・バリューチェーン
モデレーター 椋田哲史経団連専務理事
(1)松永愛一郎 伯国三菱商事社長
(2)カルロス・エドワルド・アビジャオディCNI産業開発部長
(3)トマス・ザノットFIESP国際関係通商部長
セッション2:天然資源・エネルギー
モデレーター カルロス・マリアニ・ビッテンクール賢人会議ブラジル側座長
(1)ムリーリョ・フェレイラ ヴァーレ社長
(2)ヴァルテル・ルイズ・カルデアル・デ・ソウザ連邦電力公社発電事業部長
(3)榮 敏治 新日鐵住金 常務執行役員
(4)安部昭則IHI取締役常務執行役員
セッション3:ビジネス環境整備と投資誘致
モデレーター 鷲巣 寛伊藤忠商事顧問
(1)矢島 浩一国際協力銀行副総裁
(2)岡 省一郎住友商事執行役員南米支配人兼ブラジル住友商事社長
(3)アロ・リカルド・シュロルケ・ブルマン アトランティコスル造船所社長
(4)エルベルト・ゴミーデ連邦貯蓄銀行日本駐在代表
(5)ジョアン・ジルベルト・ヴァズAbrarenas社長
9月10日(水)
セッション4:インフラ整備・農業
モデレーター 大前孝雄 日本ブラジル経済委員会企画部長
(1)安永 竜夫三井物産執行役員機械輸送システム本部長
(2)前田 馨 双日生活産業部門食料 アグリビジネス本部長
(3)ジョサイアス・カヴァルカンテ  EPLプレジデント・ディレクター
(4)アレッサンドロ・ バーラ   アンドラーデ・グティエレス・ディレクター
セッション5:イノベーション・技術
モデレーター 椋田 哲史経団連専務理事
(1)イヴァン・デ・ペレグリン リオグランデ・ド・スル州投資局長官
(2)エロイザ メネゼス開発商工省生産開発局長
(3) 田中嘉郎 前川製作所会長
(4) 久木田信哉 NEC海外ビジネスユニット主席技師長
閉会
(1)三村明夫 日伯戦略的経済パートナーシップ賢人会議日本側座長挨拶
(2)ジョゼ・マスカレーニャス ブラジル日本経済委員長挨拶
(3)飯島 彰己日本ブラジル経済委員長挨拶

(飯島委員長の総括)
1日半に亘って両国関係の新たな発展の可能性について幅広く意見交換をすることが出来、初期の目的が達成できた。貿易投資の活性化についてはブラジル側の技術協力の推進やヴァリューチェーンの強化を図るために関税の引き下げのみならず、サービスの自由化や知的財産権と特許などを含む包括的な日伯EPAの可能性を追求すべきであるとの建設的な意見があった。
これを追い風にサービス分野における外資制限ローカルコンテンツの緩和、税制の合理化など貿易と投資の相互に関わるビジネス環境の整備に向けて取り組んで行く。
天然資源、エネルギーについてはブラジル側から資源開発や輸送インフラへの日本の技術と資金による協力に強い期待が示された。一方、日本側からは長期安定的な鉄鉱石の供給への期待が示されると共に沖合の深海油田の開発に関する施設制御を通じた貢献が提案された。
ビジネス環境と投資誘致の議論では日本の中小企業のブラジル進出を日伯双方の金融機関を利用して支援する事でブラジルの産業競争力が強化され結果として日伯双方の利益に繋がるという点で一致した。
インフラの議論では物流インフラの整備によって農業分野を含めビジネスチャンスが大幅に拡大する余地がある事を日伯双方で確認した。
イノベーションの分野でも様々なビジネスチャンスがある事が確認できた。
ビジネス環境の整備と合わせ人材育成を両国間で一層進めていくことが重要であるという点も関係者の共通認識とし確認できた。
次回の合同委員会までの間、皆様の一層のご協力をお願いしたい。特に今般覚え書きを調印した日伯EPAの研究については早急に着手したい。次回の第18回合同委員会はブラジルのRS州の工業連盟の全面的な協力により同州で開催する事で合意したと合同委員会を終了。

Foto: Hirofumi Kudoh

マルコ・ファラ二在京ブラジル総領事と意見交換

日本に出張中の平田事務局長は9月8日、マルコ・ファラ二在京ブラジル総領事を訪問、まず最初に商用マルチビザが総領事自らの約束の24時間以内の発給により、会議所訪問客の間から非常に感謝されている喜ばしい現状を伝え、深々と感謝を述べた。

また先週末の9月5日、浜松で行われた中小企業向けのブラジル経済セミナーに関し報告、高度な技術を持つ日本の中小企業が安心してブラジルに進出出来るための施策についても突っ込んだ協議を行った。

技術移転に関する各種規制の撤廃、経済特区の基本インフラ整備、迅速な許認可(ワンストップサービス等)や技術ビザ、学生ビザの簡易化等々についても話し合った。

最後に昨今のブラジルの政治経済情勢および今後の選挙戦の見通しについて意見交換を行なった。

マルコ・ファラニ総領事(左)と平田事務局長

平田事務局長は在京ブラジル総領事館を表敬訪問の後、会員企業の本社の方々と昨今のブラジルの政治経済情勢やブラジルから日本向けに輸出するにあたって、日本における商習慣や参入障壁について幅広く懇談した。

また午後2時30分に経産省の渡部中南米室長を訪ね貿投委のアゼンダ変更について説明を受けた。

夕方には在日ブラジル大使が主催する経団連とCNIの懇親会が公邸に於いて開催され、会員企業など大勢の関係者で埋め尽くされた。

9日から2日間に亘って経団連およびCNIが主催する第17回日伯経済合同委員会が経団連会館の国際会議場(大手町)で開催される。

ブラジル経済セミナーで熱弁

9月5日、磐田信用金庫が浜松のOkuraで第5回ブラジル経済セミナーを開催した。8日から11日迄の期間に開催される日伯ハイレベル協議(METIとMDICおよび経団連、CNIが各々主催する第2回日伯貿易投資産業協力合同委員会、第17回日伯経済合同委員会)のため来日中の平田事務局長は同セミナーで「ブラジルにおける日系企業の状況と今後の市場性~それでも土俵は同じ~」と題し第一セッションで講演。

最近、日増しに日伯関係が深化している。昨年5月には、茂木経産大臣がブラジルを訪問、成長戦略の1つである中小企業の海外展開促進プラットホーム事業立ち上げのテープカットの第一号がブラジル。他の閣僚や県知事および市長などの来伯も相次いでいる。

また去る7月31日安部総理が来伯、ブラジリアでの首脳会談終了後に8月2日来聖、日本ブラジルビジネスフォーラム「~信頼の100年から繁栄と創造の100年へ~」の中で3つのジュントス(発展を伴にして行こうではないか、伴に世界をリードして行こうではないか、一緒になって啓発し合うではないか、ポル語ではProgredir Juntos, Liderar Juntos, Inspirar Juntos) を高らかに謳ったばかりである。 (http://jp.camaradojapao.org.br/news/atividades-da-camara/?materia=13456 )

それを先取り継続的に開かれて来たのが、この第5回目の「いわしんブラジル経済セミナー」だ。同信金の高木会長は「継続は力なり」と挨拶、Jose Antonio G. Piras浜松総領事は巨大なポテンシャルを秘めるブラジルを紹介、第二セッションではJETROのアジア経済研究所地域研究センターラテンアメリカ研究Gの二宮康史氏が総括を含め「ブラジルの中小企業と日本企業の連携の可能性」と題して講演。

最後に高柳理事長が提携先の連邦貯蓄金庫CAIXA ECONOMICA  FEDERALと現地通貨レアル建ての融資新設を披露、引続き地域経済の牽引役、中小企業を支援して行くと力強い挨拶で閉会した。

Pdf平田事務局長プレゼン資料

講演する平田事務局長

これで第5回目となる「いわしんブラジル経済セミナー」

主催者や来賓と記念撮影