2013年2月18日午後7時30分から日系諸団体共催による上田雅三元連邦高等裁判所判事の顕彰式典が文協ビル2階貴賓室にて行われた。
1994年にサンパウロ大学法学部で博士号を取得、35年間法律関係の仕事を務め、2006年には日系人として初めての連邦高等裁判所判事となり、これまでブラジルの法曹界に多大なる貢献をしてきた。
天野一郎日系社会委員長が商工会議所からの代表として出席、当日は約100人の関係者らが参加した。
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2013年2月18日午後7時30分から日系諸団体共催による上田雅三元連邦高等裁判所判事の顕彰式典が文協ビル2階貴賓室にて行われた。
1994年にサンパウロ大学法学部で博士号を取得、35年間法律関係の仕事を務め、2006年には日系人として初めての連邦高等裁判所判事となり、これまでブラジルの法曹界に多大なる貢献をしてきた。
天野一郎日系社会委員長が商工会議所からの代表として出席、当日は約100人の関係者らが参加した。
2013年2月22日午後1時から6時まで、インタ-コンチネンタル・ホテルで開催される商工会議所の伝統行事でメイン行事の一つであり、一般の人にも参加を公開している2013年上期の業種別部会長シンポジウムの案内に、上野秀雄総務委員長並びに平田藤義事務局長が2013年2月18日午前に邦字新聞社のニッケイ新聞社並びにサンパウロ新聞社を訪問した。
今回のシンポジウムは各業界の状況を知り尽くした11部会長がテーマ「2012年の回顧と2013年の展望」について、各部会でまとめたプレゼンテーションを発表並びに質疑応答を行う。またシンポジウム終了後には懇親カクテルパーティ-が開催される。
2013年2月17日(日)、晴天の空のもと、第27回カマラゴルフ大会がサンパウロPLゴルフクラブで盛大に開催されました。今回はカーニバル直後にも関わらず45名の皆さんにご参加を頂きました。また表彰式も大盛況の内に終了いたしました。
優勝は八代さん(MITSUBISHI CORPORATION)がLILY44、PANSY36、グロス80、HC12、ネット68と圧倒的スコアーで優勝されました。
2位には花井さん(SUMITOMO CORPORATION)、3位には大滝さん(CONSTRUTORA HOSS)が入りました。
ベストグロス賞は78(LILY38、PANSY40)で岡野さん(NSK BRASIL)が獲得されました。
技能賞を獲得された方は次の通りです。
ドラコン賞:岡さん (SUMITOMO CORPORATION)
花井さん(SUMITOMO CORPORATION)
二アピン賞:石井さん(TOYO INK)
岡野さん(NSK BRASIL)
倉嶌さん(FUJIFILM)
原さん (MITSUI SUMITOMO SEGS)
特別企画の第二打ニアピン賞は花井さん(SUMITOMO CORPORATION)が獲得されました。もう一つの特別企画である優勝者同伴賞は岡野さん(NSK BRASIL)、加藤さん(NGK DO BRASIL)、川崎さん(MITSUI SUMITOMO SEGS)が獲得されました。
当日の運営におきましては皆さんのご協力に対し心より厚く御礼申し上げます。
次回は5月12日(日)の開催を予定しております。
皆さんの奮ってのご参加をお待ちしております。
誠にありがとうございました。
相互啓発委員会一同
左から 相互啓発委員会の遠藤 秀憲委員長(南米安田保険)/2位の花井さん(SUMITOMO CORPORATION)*(優勝者の八代さんは所用があり表彰式を欠席)
左からNGK加藤様/MITSUI SUMITOMO SEGUROS川崎様/ 岡野 隆広副委員長(NSK)/遠藤 秀憲委員長(南米安田保険)
2月の懇親昼食会は、2013年2月15日正午から午後2時までマクソウドホテルに130人が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務め、講演は西岡信之ブラジル三菱重工社長の紹介によりシウヴィオ・レイミギSUAPE GLOBALディレクターが行った。
初めに特別ゲスト紹介では、シウヴィオ・レイミギSUAPE GLOBALディレクター、福嶌教輝在サンパウロ日本国総領事 / ブラジル日本商工会議所名誉顧問、木多喜八郎文協会長、園田明憲 県連会長、アリアンサ(日伯文化連盟)のアンセルモ中谷会長、渡部和夫元サンパウロ州高等判事、文協移民史料館の森口忠義移民史料館運営委員長、吉岡 黎明ISEC(文化教育連帯学会)会長、後藤 隆ブラジル日本商工会議所第8代会頭、貞方 賢彦ブラジル日本商工会議所第13代会頭、田中 信ブラジル日本商工会議所第15代会頭、澤田吉啓ジェトロサンパウロ事務所所長、SUAPE GLOBAL コンサルタント のフェルナンド・ヴァスコンセロス氏SENAI(工業実習、サービス機関)のリカルド・フィゲイレード・テーラ テクニカルディレクター、ラファエル・ジュン・マベ青年会議所(JCI)会頭が紹介された。
連絡事項として、藤井敏晴監事は2012年第4四半期の業務・会計監査が2013年2月5日に開催され、平田藤義事務局長から会計事務所が作成し提出した貸借対照表、損益それに事務局が準備して常任理事会によって承認された月別会計種目別収支明細書、実績対比表、会費滞納現況表並びに2012年第4四半期までの各委員会や部会の 予算と実績について説明、それに対する監事側からの質問など相互間で活発な討議が行なわれて審議された結果、監事会は「2012年の第4四半期の会議所の 業務の遂行と会計処理は適正であった」ために承認されたことを報告した。
2013年度上期部会長シンポジュームについて、上野秀雄総務委員長は、今月22日午後1時から6時までインターコンチネンタルホテルで開催、詳細プログラムは18日に事務局からメールで連絡される予定であり、各業界のプロの話が聞けるので誘い合って参加して下さいと要請した。
LIBERCON BUSINESS CONSULTING LTDAの田中信元会頭は、昨年12月末で同社の代表を退任、1973年3月31日に自身の45歳の誕生日に三和銀行とブラデスコ銀行の提携のためにサンパウロに着任、ちょうど来月でブラジル生活40年、自身のビジネス人生60年のうち40年をブラジルで過ごせたことはかけがいのないものであり、商工会議所では2003年から2009年にかけて会頭を務め、この期間を回顧してみると、2004年の小泉純一郎首相の来伯をきっかけに日本からブラジルへの投資が再開、2005年はルーラ大統領訪日を機に開催された第11回日伯経済合同委員会、その後に開催されたブラジル政府主催のブラジル投資セミナーで『現代ブラジル事典』をルーラ大統領に贈呈、2008年にホテルオークラ東京において、高村外務大臣主催による「日本ブラジル交流年・日本人ブラジル移住100周年記念式典及びレセプション」が開催され、天皇皇后両陛下及び皇太子殿下が御臨席して、海外在住日本人に対して労をねぎらわれたことに感激したと説明した。
また地上デジタル放送の日伯方式の採用並びにラテン地域での採用、2008年の甘利経済産業大臣の来伯をきっかけに貿易投資委員会の設立などが印象に残っており、また福嶌総領事は赴任早々に、日伯経済連携強化のためにサンパウロ州工業連盟(FIESP)に積極的に働きかけていることに非常に感激していると述べた。
続いて平田事務局長は、田中元会頭の就任6カ月前の2002年6月、事務局長として入所、田中元会頭とは1997年のアジア通貨危機から99年のブラジル通貨危機に掛け日本政府から「日本企業と欧米企業の投資戦略の違い」と題する調査の委託を受け、140ページに亘るレポートを協働作成したことなど、田中元会頭との思い出は心から涙がでるほどたくさんあるが、個人会員1号として今後も会議所との縁を続けてほしいと感謝の意を述べた。
G-KT DO BRASIL LTDAの秋田龍一前社長は、この会社は旧KIKUCHI DO BRASIL社であり、私は駐在4年半で帰国するが、赴任した日はリーマンブラザーズ銀行が破綻した日であり、その後はタイの洪水、東日本大震災などの影響でサプライ分野では厳しかったが、気候が良くてすごし易いブラジルを離れるのはつらいが、機会があればブラジルに戻ってきたいと述べた。
後任の内山雅保新社長は、以前に5年間のブラジルでの勤務をしたことがあり、戻れたために非常にうれしいと述べ、着任挨拶ではみずほコーポレート銀行の加藤清己氏は、ドイツの銀行ウェストエルビー・アーゲーとの間で同社が保有する在ブラジル銀行子会社ウェストエルビー・ブラジルを完全買収して、今年上半期からの営業開始を予定しており、皆様の企業活動をサポートしてゆきたいと述べた。
新入会員紹介ではJCB INTERNATIONAL DO BRASIL REPRESENTAÇÃO COMERCIAL LTDAの矢沢直崇氏は、9歳から18歳まで生活したブラジルに戻ってこられて非常にやる気になっており、今後はクレジットカードが使える環境整備を強化するので大いに利用して下さいと述べ、MIURA BOILER DO BRASIL LTDAの高橋祐二氏は、ブラジルがメキシコに次いで16番目の海外支店であり、昨年7月にジュンジャイ市に事務所を設立、自社の製品が環境に優しい省エネボイラーであることを強調、NAGASE DO BRASIL REPRESENTAÇÃO COMERCIAL LTDAの 辻 則宏氏は3年半、ニューヨークに勤務後、昨年7月にブラジルで開業、グループ企業の長瀬テック並びに買収したバイオメーカー林原社の製品販売をおこなうと説明した。
3分間スピーチではブラジル日本移民史料館の森口イグナシオ運営委員長は、4月に開催するサンパウロ州政府との共催による着物アート展示会について説明、同資料館には400着の着物が保管されているにも関わらず、保存状態が非常に悪いために資金調達を必要としており、サンパウロ州知事のバンデイランテス宮で100着に及ぶ着物の展示、着物の歴史、種類、 たたみ方、保存方法、着付け、着物ショーなど広く一般のブラジル人に日本の伝統工芸などを披露するが、企業による文化支援を振興するRouanet法を活用するために、企業の所得税の控除ができるので資金協力をお願いした。
100年史編纂刊行の栗原猛副委員長(産業編コーディネ-タ-担当)は、日本移民の貢献としては、農業分野ばかりがクローズアップされるが、基幹産業に多いに貢献した工業移民の実績検証が100周年記念の使命と思っており、工業移民はブラジルの国家プロジェクトに大いに貢献したことを強調、商工会議所で100レアルで委託販売しているために、会員企業の方に買っていただきたいと強調、平田事務局長は、1995年の日伯修好100周年で会議所が日系代表団体に寄付、余剰金から社会貢献事業に対して寄付した事などを説明して、各社に1冊の購入を依頼、また日伯友好交流促進協会の田中信元代表者委員長と栗原さんは一緒に記念撮影した。
吉岡黎明ISEC(文化教育連帯学会)会長はNIATRE(労働者情報支援センター)について、2008年のリーマンブラザーズ銀行破綻をきっかけとした世界金融危機のあおりを受けて日本のみならず、世界からブラジル人の帰国が相次ぎ、多くのブラジル帰国子弟を支援するために、連邦政府は2010年に労働雇用省を通じて、サンパウロ市リべルダーデ区にISEC事務所を開設、同年12月に契約を締結、2011年1月から文協地下の事務所で支援を開始、契約は1年間であったが、労働省は更に2年間の契約延長を約束したにも関わらず、官僚制度の影響で延長実施開始は2012年12月となり、その間の従業員の削減やオフィス賃貸料の減額要請したものの7万レアルの債務が生じたために、債務返済のために寄付金並びに雇用の協力を説明した。
平田藤義事務局長が近藤正樹会頭の代理として、歓迎の辞を読み上げ、特別講演では、レイミギSUAPE GLOBALディレクターは、「スアペ港のプロジェクト並びに投資機会」と題して講演、ペルナンブーコ州スアペ港は、地理的に欧米やアジアとの貿易ではサントス港よりも非常に近く、東北地域の主要な工業地帯にも近いために、世界的なハブ港になる要素を備えており、スアペ港は日本の臨海工業地帯などを参考に、プロジェクトが建設されていると説明した。
スアペ港から米国の東海岸まで5日間、ロッテルダム港まで1週間で到着、来年のスアペ港の貨物取扱量は3,000万トン、コンテナは70万TEUs、2015年には5,000万トン、100万TEUs、2020年には6,000万トン、150万TEUsまで拡大、鉄鉱石ターミナルや農産物ターミナルなどが別々に建設されている。
またスアペ港は北東地域やセアラ州サン・ルイス港などを結ぶ鉄道とつながっており、ブラジルで最も評価されている港湾にランク付けされており、石油コンビナート、食糧・飲料コンビナート、造船業、石油化学、製粉工業、自動車配送センター、電力エネルギー供給企業などが進出している。
スアペ港の民間投資総額は500億レアルで3万5,000人の直接雇用につながっており、2011年から2014年の公共投資は30億レアル、省エネ都市鉄道、企業オフィスセンタービル、環境保全プログラム、大学や職業訓練校が集中している教育都市、その他のペルナンブーコ州の投資プロジェクトとしてフィアット社の進出、化学関連企業の工業団地への企業誘致や税制恩典、情報テクノロジーや医薬品関連の企業誘致、ペルナンブーコ州にすでに進出している日本企業の紹介などをおこなって講演を終了、会頭代理の中西俊一副会頭からレイミギSUAPE GLOBALディレクターに記念プレートが贈呈された。
歓迎の辞を述べる平田事務局長
シウヴィオ・レイミギSUAPE GLOBALディレクター
左からレイミギSUAPE GLOBALディレクター/中西俊一副会頭/福嶌教輝在サンパウロ日本国総領事 / ブラジル日本商工会議所名誉顧問
左から西岡信之専任理事/レイミギSUAPE GLOBALディレクター/中西俊一副会頭
130人が参加した懇親昼食会
左から記念プレートを渡す中西俊一副会頭/レイミSUAPE GLOBALディレクター
関係者一同で記念撮影
130人が参加した懇親昼食会
2月22日に開催される業種別部会長シンポウジウムの発表資料作成のために、2013年2月14日午後4時から6時まで化学品部会(藤下 温雄部会長)が開催され、昨年の回顧では、綿花価格低下による栽培面積の減少、IFRS適用による会計上の利益減少、市況堅調、食品包装市場の拡大、生産効率の改善、競合拡大、日伯年金協定による人件費の削減、ヨーロッパの債務危機の影響、米国経済の回復の遅れ、合理化によるSGA圧縮、ユーロ安によるヨーロッパ企業の価格競争力アップ、業界の寡占化の進行、ANVISAのストによる承認の遅れ、人件費・物流コストアップ、オレンジ価格の下落、大豆栽培面積の増加、Eコマースでの売上拡大、新工場開設で製造能力増加、物価の上昇、ブラジルコストなどが挙げられた。
今年の展望ではドル高による輸入原料の値上がり懸念、人件費のアップ、労働裁判の継続、保護貿易、新製品の上市、遺伝子変換ワタの普及、在庫削減、中南米進出、IPI減税政策停止に伴う自動車産業の成長鈍化、輸入関税の引上げの影響、増資による借入金の解消、輸入規制の強化、円安による収益改善、新規チャンネルの開拓、電力エネルギー不安、ブラジルコスト、保護政策主義などが挙がり、また今年度の部会活動などについて意見交換された。
参加者は藤下部会長(ハリマ化成)、大澤副部会長(ダイカラー)、高橋副部会長(K- I ケミカル)、石成氏(富士フイルム)、滝沢氏(久光製薬)、吉田氏(南米出光)、辻氏(長瀬産業)、岡部氏(三井ケミカル)、町井氏 (日曹ブラジレイラ)、奥村氏(大塚化学)、松下氏(住友化学)、池田氏(住友化学)、早乙女氏(パイロットペン)、海原氏(住友コーポレーション)、 金城氏(Nitto Denko)、坪井領事(在サンパウロ日本国 総領事館)、平田事務局長、大角編集担当
左から高橋副部会長(K- I ケミカル)/大澤副部会長(ダイカラー)/藤下部会長(ハリマ化成)
今月22日に開催される業種別部会長シンポウジウムの発表資料作成のため、機械金属部会(西岡信之部会長)が2013年2月14日正午から午後2時まで開催され、昨年の回顧では、世界経済の低迷で粗鋼生産が3480万トン前後に減産、高速鉄道の事業モデルの変更、ガス供給問題、ペトロブラスの業績悪化の影響、トラクター購入の低利子融資政策、レアル安の為替、僅か1.0%前後のGDP伸び率、プレサル案件、低調な設備投資などが挙げられた。
今年の展望では不透明な製鉄業界案件、トラック販売の増加予想、一連の連邦政府の経済活性化政策の効果、ワールドカップやオリンピック関連インフラ投資の増加予想、新規メーカーの参入による価格競争の激化、洋上ハブの商談、ガソリン/ディーゼルの値上げの影響、トラック販売の増加予想、人件費高騰、ブラジルコスト、天然ガス確保などが話題となった。
また西岡信之部会長の帰国に伴い、三菱重工南米総代表の相原芳彦氏が4月1日から部会長に就任、部会活動ではゴルフコンペ並びに親睦会の開催を予定、平田事務局長は固形物廃棄処理について、ブラジル政府は日本の高い技術力に期待しているために、処理専門メーカーを調査中であることを説明、坪井領事は1月31日にサンパウロ州工業連盟(FIESP)とセミナーなどを実施して、商工会議所の加盟企業の中で、ブラジルコストなどビジネス環境で困っていることがあればFIESP連盟を初めとして、関係機関と協力してビジネス環境改善を進めたいので、連絡してくださいと説明した。
参加者は西岡部会長(三菱重工)、金丸副部会長(メタルワン)、田中副部会長(京セラ)、木村氏(CBC)、吉田氏(南米出光)、佐伯氏(IHI)、元山氏(ブラジルKBK)、中尾氏(コマツ)、山田氏(前川製作所)、西村氏(ミツトヨ)、相原氏(三菱重工)、渡辺氏(カワサキ)、鈴木氏(新日鐵)、杉原氏(OSG)、平井氏 (MARUBENI ITOCHU)、川田氏(トウシバ・ド・ブラジル)、中江氏(TSUBAKI BRASIL EQUIP IND)、岸氏(ユシロ)、北原氏(ヤンマー)、坪井領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、大角編集担当
左から金丸副部会長(メタルワン)/西岡部会長(三菱重工)/田中副部会長(京セラ)
2月22日に開催される業種別部会長シンポウジウムの発表資料作成のために、貿易部会(伊吹洋二部会長)が2013年2月14日午前9時から11時まで開催、ドラフトの発表資料を基に、昨年の輸出並びに輸入は前年比ともに減少、貿易黒字の縮小、輸出では鉄鉱石、自動車鉄鋼半製品が大幅に減少、輸出相手国は中国が1位、日本は5位、バランスのとれた輸出先となっていることを伊吹部会長が説明した。
また輸入は自動車が大幅に減少、輸入先では中国が米国を抜いてトップ、日本は7位、アジアからの輸入がトップ、対日輸出では鉄鉱石並びにトウモロコシが大幅に減少、米国の旱魃被害でブラジルからのトウモロコシ輸入が急増、日本からの輸入では圧延機が急増したが、自動車や工業製品は減少、対内直接投資は米国がトップ、日本は大幅に減少、中国は第三国経由の対内直接投資、鉱業並びに農畜産部門への直接投資は減少したが、サービス部門は増加したことなどを伊吹部会長が説明、参加者は積極的に意見交換をおこなった。
参加者は伊吹部会長(丸紅)、加藤副部会長(島津製作所)、江上氏(双日)、林氏(伊藤忠)、紀井氏(ジェトロサンパウロセンター)、元山氏(KBKブラジル)、池田氏(丸紅)、目黒氏(三井物産)、平栗氏(三菱商事)、矢部氏(三井物産)、辻氏(長瀬産業)、寺本氏(ブラジル住友商事)、坪井領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、大角編集担当
右端はドラフト資料で説明する伊吹部会長
電気電子部会(篠原一宇部会長)が2013年2月7日正午から午後2時まで12人が参加して開催、2月22日に開催される業種別部会長シンポの発表資料作成のために、参加者が自社の昨年の回顧並びに今年の展望について発表した。
昨年の回顧ではヨーロッパの債務危機の影響、ニッチ市場への参入、ブラジルの景気の低迷、ディーラの整備や展示会への積極的な参加、為替の変動、人材教育、新規ビジネスの立ち上げ、自動車・白物家電向けIPI減税政策、ICMSインセンチブの港湾戦争、ポートフォーリオの拡大、市場認知度のアップ、韓国メーカーの値下げ攻勢並びに競争激化、人件費の高騰、中間層増加による消費拡大などが挙げられた。
今年の展望では人件費などのコストアップ、インフレ圧力の増加、新規国内事業への参入並びにシェアアップ、ワールドカップやオリンピック向けの需要拡大、変化の激しい税務対応、改善されないブラジルコスト、設備投資の拡大、社内システムの整備、人事評価制度の実践、為替変動、優秀な人材確保、販売網の整備、景気低迷による信用不安の拡大懸念、収益性の向上、移転価格税制を含めた税制の変化、経費節減による収益アップ、金利の動向、南米市場の開拓、ペトロブラス石油公社の動向、一律4.0%のICMS税でのクレジット回収対策、サンパウロ州のIT製品に対するICMS税制の変更、移転価格税制変更の影響、固形廃棄物処理法、PACを軸としたインフラ投資、白物家電に対するIPI優遇税制の動向、ローカル資材調達強化、ABS 並びにAIRBAGの法制化スタート、PPP案件の増加、SGA削減などが挙げられた。
参加者は村上副部会長(パナソニック)、三浦副部会長(ソニーブラジル)、綿貫副部会長(ムラタ・ワールド)、小山副部会長(NECラテンアメリカ)、末廣氏(Buffalo Tech do Brasil)、辻氏(Nagase do Brasil)、立川氏(パナソニック)、ミゲル・ジョー氏(TDK do Brasil)、藤田氏(ヤマハミュージック)、遠藤副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、大角編集担当
左から村上副部会長(パナソニック)/小山副部会長(NECラテンアメリカ)/綿貫副部会長(ムラタ・ワールド)
左から、藤田氏(ヤマハミュージック)/ミゲル・ジョー氏(TDK do Brasil)/辻氏(Nagase do Brasil)
左から立川氏(パナソニック)/三浦副部会長(ソニーブラジル)/末廣氏(Buffalo Tech do Brasil)
左から遠藤副領事(サンパウロ総領事館)/平田事務局長/大角編集担当
2月22日に開催される業種別部会長シンポの発表資料作成のために、参加者が自社の昨年の回顧並びに今年の展望について発表
2013年2月6日午前9時30分から11時まで、平田藤義事務局長がサンパウロ州工業・石油化学用化学品工業組合(Sinproquim)主催の「港湾戦争: 輸入品に対する州間取引ICMS(商品流通サービス税)一律4%」についてのセミナーに参加した。
オズヴァルド・キタハラ サンパウロ州財務局税務行政執行部(DEAT)貿易課代表と同州財務局税務行政コ―ディネート課代表のレオナルド・グレゴリオ氏及びロベルト・ビアヴァ氏が講師を務めた。講演後、平田事務局長はキタハラ代表へ会議所での同様なセミナーの開催をお願いした。
今月22日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のため、建設不動産部会(三上悟部会長)が2013年2月5日午後3時から4時30分まで開催され、参加者は自社の昨年の回顧と今年の展望を発表した。
昨年の回顧では、自動車産業から家電や生活消費財など多岐に亘る分野への日系進出企業の増加、新規顧客の開拓、建設資材・機械の不足、質の高いエンジニアの不足、人件費や材料費高騰による収益の圧迫、ヨーロッパの財政危機の影響による欧米系企業の工場建設予定の延期や凍結、継続する日系企業の請負建設業者への注文過多などが挙げられた。
今年の展望では施工の品質・工期の確保の徹底、コスト競争力の強化、不動産バブルの様相傾向、継続が予想される賃貸料の高騰、自社の省力化の促進、4月から開始予定の建設部門向け特別税制措置のデメリットに対する陳情、日系人の活用並びに支援などについて大いに意見が交換され、また今年の部会活動についてもセミナーや見学会の実施などについても意見交換された。
参加者は三上部会長(戸田建設)、南副部会長(デニブラ)、藤井氏(CGC)、戸国氏(ホス建設)、長谷川氏(ホス建設)、マキオ氏(ENGEMON ENGENHARIA)、森口氏(STARTS IMOBILIARIA)、イノウエ氏(MINA)、遠藤副領事(サンパウロ総領事館)、平田藤義事務局長
左から南副部会長(デニブラ)/三上部会長(戸田建設)