8月の懇親昼食会に100人が参加して開催

8月の懇親昼食会は2012年8月10日正午から午後2時まで、インターコンチネンタルホテルに100人が参加して開催、フレデリコ・ラメゴ・テイシェイラ・ソアーレスSENAI 国際部長がテーマ「未来を担うSENAI」と題して講演、司会は平田藤義事務局長が務めた。

特別参加者としてフレデリコ・ラメゴ・テイシェイラ・ソアーレスSENAI国際部長並びにマルコ・ファラー二ABC (Agência Brasileira de Cooperação – ブラジル協力機関) 長官、ルイス・ニシモリ連邦下院議員、パウロ・ヒライ AOTS (海外技術者研修協会)アラムナイ 会長、荒木要在ブラジル日本国大使館参事官、小林雅彦在サンパウロ日本国総領事代理、 SENAIのライサ・アンドレッサ・ロッシテール市場調査部長、エロイーザ・ケーリギ市場調査アナリストが紹介された。

連絡事項として、堀内勝監事が8月6日に開催された監事会で2012年第2四半期監査について、「2012年の第2四半期の会議所の業務の遂行と会計処理は適正であった」ために承認されたことを報告、また2013-14年度理事監事選挙について、2013/2014年度監事選(理事選挙日程と同時)について報告、澤田吉啓総務委員長は会議室貸出について、会員外でも利用できアクセスが便利な地下鉄ブリガデイロ駅に前にあり、プロジェクター、ワイヤレス、マイクサウンドシステムがそろっており、面積は120平方メートル、仕出し弁当やミネラルウオーターの手配が可能であり、半日使用の会員向け料金は300レアル、会員以外は370レアルと安いので大いに利用してほしいと説明、また今月21日に開催される業種別部会長シンポジウムは午後1時から6時までチボリホテルで開催されるので、会員以外の人を誘って参加してほしいと説明した。   

代表者交替では帰任するNIPPON EXPRESS DO BRASIL TRANSPORTES INTERNACIONAIS LTDA.の和田亮社長は、2006年6月に着任、着任後3日間でブラキチになり、いい時代にブラジルに勤務したことを誇りに思っていると説明、着任したKAWASAKI DO BRASIL INDÚSTRIA E COMÉRCIO LTDA.の渡辺健司氏は4月に着任したが、バイア州の造船所エスタレーロ エンセアーダ ド パラグワスへの30%出資と同社への技術移転に調印したことやリオにも事務所を構えて積極的に事業展開すると説明した。

新常任理事紹介ではパナソニックの村上廣高社長 (日伯法律委員長)並び伊藤忠ブラジル会社の林正樹社長(企画戦略委員長)が積極的に会議所活動を行うと説明した。

新入会員紹介では、ENGEMON ENGENHARIAのエドアルド・マキオ氏が同社の事業をパワーポイントを使って説明、3分間スピーチではJimmy Tozu氏が青年会議所(JCI)30周年記念式典について、9月1日に開催するので、会議所の会員の記念式典への参加を促した。

特別スピーチではABC (Agência Brasileira de Cooperação – ブラジル協力機関)について、 マルコ・ファラー二長官は月内に在日ブラジル総領事に就任するが、ヴィザの発給が遅れているためにすぐに調査を開始、また必要であれば何でも相談してほしいと述べ、西森ルイス下議は、ABCで活躍しているファラー二長官は在日ブラジル総領事に就任、その後大使になると思うと述べ、平田事務局長は研修ヴィザや就労ヴィザ問題解決について、ファラー二長官に協力を要請、AOTS (海外技術者研修協会)アラムナイについて、パウロ・ヒライ会長は事業目的、財団法人海外産業人材育成協会(HIDA)、海外貿易開発協会(JODC)、日本における管理研修、特殊研修活動、企業に対するサポート活動などについて説明した。

会頭代行の澤田吉啓専任理事が講師歓迎の辞を述べ、在ブラジル日本国大使館の荒木要参事官が講師を紹介、 フレデリコ・ラメゴ・テイシェイラ・ソアーレスSENAI 国際部長はテーマ 「未来を担うSENAI」と題して、 SENAI の目的は従業員を中心とした職業訓練教育であり、その特徴は、必要な学歴もあわせて取得できるよう、初等教育をあわせて行うコースや全日、または夜間のコースなど、正規の学校教育を組み入れた職業訓練コースを用意、ブラジル工業界の生産コストの削減と生産性向上を通じ競争力を高めるというニーズに応え、製品自動化分野の中堅技術者育成を図るために積極的にテクノロジー部門やイノベーション部門のコースを拡大しており、昨年の受講者は258万人、2014年には400万人に増加すると予想、ブラジルのグローバル競争力をつけるために非常に貢献していると説明した。

ソアーレスSENAI 国際部長はブラジルの競争力強化にはインフラの改善、優秀なマンパワーの拡大、イノベーション、国際化などが必要であり、SENAIではテクノロジー部門並びにイノベーション部門の拡大、大学や開発センターとの提携、受講生の拡大、各州に網羅されているSENAI網、23セクターに亘るイノベーション部門、拡大を続ける投資などについて説明、SENAIのライサ・アンドレッサ・ロッシテール市場調査部長は全国工業訓練サービス(SENAI)について、工業連盟に加盟する企業により従業員給与総額の1%以上を全国的に徴収した金額で運営される民間機関で、各州ごとに分権化された運営がなされ、目的は従業員を中心とした職業訓練教育であり、従業員への訓練を行うと同時に日本からの援助による独立した高卒程度の訓練学校も擁しており、その特徴は、必要な学歴もあわせて取得できるよう、初等教育をあわせて行うコースや、高校段階を併修出来る全日、または夜間のコースなど、正規の学校教育を組み入れた職業訓練コースを用意しており、職業訓練機関が学校教育の一部を肩代わりするというこの方式を採用していることを説明、講演後に澤田吉啓専任理事からソアーレスSENAI 国際部長に感謝プレートが贈呈された。

 

フレデリコ・ラメゴ・テイシェイラ・ソアーレスSENAI 国際部長 (Fotos: Rubens Ito / CCIJB)

SENAIのライサ・アンドレッサ・ロッシテール市場調査部長

会頭代行の澤田吉啓専任理事

マルコ・ファラー二ABC (Agência Brasileira de Cooperação – ブラジル協力機関) 長官

パウロ・ヒライ AOTS (海外技術者研修協会)アラムナイ 会長

左からフレデリコ・ラメゴ・テイシェイラ・ソアーレスSENAI 国際部長/澤田吉啓専任理事/小林雅彦在サンパウロ日本国総領事代理

左から荒木要在ブラジル日本国大使館参事官/フレデリコ・ラメゴ・テイシェイラ・ソアーレスSENAI 国際部長/澤田吉啓専任理事

左からマルコ・ファラー二ABC (Agência Brasileira de Cooperação – ブラジル協力機関) 長官/ルイス・ニシモリ連邦下院議員/天野一郎専任理事

左から澤田吉啓専任理事/フレデリコ・ラメゴ・テイシェイラ・ソアーレスSENAI 国際部長/SENAIのライサ・アンドレッサ・ロッシテール市場調査部長/エロイーザ・ケーリギ市場調査アナリスト

左から平田藤義事務局長/パウロ・ヒライ AOTS (海外技術者研修協会)アラムナイ 会長/マルコ・ファラー二ABC (Agência Brasileira de Cooperação – ブラジル協力機関) 長官

講演者を囲んで記念撮影

懇親昼食会の様子

部会長シンポジウム発表資料作成のため自動車部会開催

業種別部会長シンポジウムの発表資料作成で自動車部会(武田川雅博部会長)が2012年8月8日午後4時30分から6時まで開催された。

ドラフト資料を基に上期の回顧では、四輪車並びに二輪車の販売台数の推移並びに生産台数、輸入台数、輸出台数、クレジット形態、工業製品税(IPI)減税の税率並びに減税の効果、在庫の推移、リースの動向、クレジット供給拡大、不履行の増加、個人の負債と不履行の推移、部品売上高の推移、中古車市場の動向などについて、参加者は大いに意見の交換を行った。

参加者は武田川部会長(ホンダ・サウスアメリカ)、福井副部会長 (デンソー)、末氏(ホンダ・サウスアメリカ)、久保氏(ホンダ・サウスアメリカ)、吉田氏(南米出光)、杉浦氏(マツダモーター)、二木氏(ミドリアトランチカ)、野地氏(三菱コーポレーション)、下前原氏(三菱コーポレーション)、林氏(NGK)、井口氏(NGK)、高橋氏(NS サンパウロ)、奥村氏(大塚化学)、廣田氏(豊田通商)、早川氏(ヤマハモーター)、黒木調査員(サンパウロ総領事館)、平田事務局長

武田川雅博部会長(Foto: Rubens Ito / CCIJB)


 

化学品部会は部会長シンポ発表資料作成で意見交換

8月21日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために、化学品部会(藤下温雄部会長)では2012年8月9日午後4時から6時まで、参加者が自社の今年の上期の回顧と下期の展望を発表した。

今年の上期の回顧では人件費の高騰、ブラジル経済の沈滞、市場競争の激化、リストラ効果、ドル高の為替、ユーロ安の為替によるヨーロッパ企業の攻勢、パルプ業界の不調、C/Dクラスの購買力の拡大、販促プロモーション、低調な製造業部門、厚生省のストライキ、綿花価格の低下による作付面積の減少、原材料のコストアップなどが挙がった。

下期の展望ではドル高の為替の動向、ヨーロッパ債務危機の継続、年末休暇による稼働日の減少、在庫削減、金利の低下、地方統一選挙、公務員ストの影響、新商品の上市、新規顧客開拓、物流費の高騰、工業製品税(IPI)の減税政策の延長、国内需要の動向、大豆価格の好況、綿花・オレンジ価格の下落、大豆作付面積の拡大、安価なジェネリック製品の流入、為替の不安定、ストライキの継続、円高の為替の動向などが話題となった。

参加者は藤下部会長(ハリマ化成)、大澤副部会長(ダイカラー)、高橋副部会長(K- I ケミカル)、友納氏(富士フイルム)、滝沢氏(久光製薬)、吉田氏(南米出光)、帆足氏(クラレ・サウスアメリカ)、岡部氏(三井ケミカル)、町井氏(日曹ブラジレイラ)、奥村氏(大塚化学)、松下氏(住友化学)、池田氏(住友化学)、鈴木氏(住友コーポレーション)、黒木調査員(在サンパウロ日本国総領事館)、平田事務局長

左から高橋副部会長(K- I ケミカル)/大澤副部会長(ダイカラー)/藤下部会長(ハリマ化成)(Foto: Rubens Ito / CCIJB)

 

 


 

トヨタ・ド・ブラジル(TDB)が国内第3番目のソロカバ新工場

2012年8月9日、TDB(中西俊一社長)はピメンテル商工開発大臣、アルキミン サンパウロ州知事、ヴィトロ・リッピ ソロカバ市長、三輪 昭在ブラジル日本特命全権大使等を来賓に招き盛大な開所式を執り行った。トヨタ本社から豊田章男社長も駆けつけ同工場で生産される「エティオス」をブラジルの道を知り尽くし、軽快でキビキビとしたファミリー・カーに育てると決意を表明した。

最初に中西社長はTDBの進出、1958年以来の歴史を回顧、54年間の新たなチャレンジと前置き、投資額6億ドルを注ぎ、当面1400人を雇用する最も近代的なエコ・ファクトリーの第1号であると挨拶。2014年までに40万本の植林事業を行う他、車の年間販売台数を現状の2倍相当、20万台規模にすると表明、品質とテクノロジーで消費者に満足いただける車を届けたいと力説した。

ヴィートル市長は第一声、ソロカバ市民にとって最も特別な日とし、世界最大の自動車メーカーのトヨタをソロカバ市に誘致できたのはアルキミン知事をはじめジルマ大統領、その名代で出席のピメンテル開発商工大臣やトヨタの関係者等のお陰と深々お礼を述べた。

またピメンテル大臣はヨーロッパ諸国では工場閉鎖が相次ぐ中で、ブラジルには進出が増え明暗を分けていると強調、環境や企業コンプライアンスを尊ぶトヨタを称賛、両国にとって偉大な誇りであると前置き、昨日(8日)のジルマ大統領との会談にも触れる一方、ブラジル日本移民104年の歴史に敬意を表明、将来色々な分野においてアフリカ諸国への協同展開も前向きに示唆する一方、両国民の友情の絆は固いと挨拶した。

ビデオを通した後、エティオスで颯爽と登場した豊田社長、まず東日本大震災への支援に感謝、1958年、プレス機を持ち込み海外へ初めて進出したトヨタにとってブラジルは第二の故郷だ。トヨタの海外経験はブラジルから生まれ、USA勤務時代、当時ブラジルで製造中の車種バンデランテをわざわざ見に来たことがあるとエピソードを披露、併せて今でも関係が続いているサプライヤーに感謝を表明。

豊富な資源を有するブラジルには無限のポテンシャルがあり、政府の経済政策が奏功、ワールドカップやオリンピック需要を控えた莫大な市場を持ち、「車は道が造るもの!」「その国の道を知り尽くさねばならない!」、「エティオスは軽快でキビキビしたファミリー・カーとして沢山のブラジル人に広く愛好される!」その結果としてブラジルの経済、雇用に貢献しトヨタはブラジルと伴に成長したいと力説、そのパフォーマンスは最高潮に達した。

元サッカーブラジル代表で日本では選手として又2002年にサッカー日本代表監督経験もあるサッカーの神様、ジッコ(本名アルトゥール・アントゥネス・コインブラ)が突然スペシャルゲストとして登場、会場を驚かせた。「奇しくなご縁、ブラジルが初めてワールドカップで優勝したのが1958年、その年トヨタが初めて海外、ブラジルに進出とは!2014年、ブラジルでワールドカップを開催する時には、もう一軒の工場を是非とも建設してほし!!」と爆笑を誘うジッコらしい場面も。

この後、アルキミン州知事、インヴェスティ・サンパウロ(サンパウロ州政府投資誘致機関)のルシアノ サントス総裁等がソロカバ近郊のポルト・フェリース市に年産20万台規模のエンジン工場建設(約10億レアルの投資額)にあたってインテンション・プロトコールに調印した。

続いてアルキミン知事がこの1,400人の従業員を擁する10億レアル投資のエティオス工場に続き、さらに10億レアル(700人規模)を投じてエンジン工場を建設する事はお互いの信頼関係の証であり、アジアのリーダー日本とラテン・アメリカのリーダーのブラジルはお互い補完関係にあると強調。本日ソロカバ市はカステロ・ブランコ幹線道路にアクセス便利なトヨタ・インターチェンジも併せて落成出来、8月9日の今日は雇用の日、テクノロジー・イノベーションの日と命名したいと祝辞を述べた。

最後に来賓一同が小槌を手に鏡開きを行い、国民車エティオスに期待、トヨタの益々の発展・躍進を祈念し会場に集まった約1000人がビバ!サウージ!乾杯!と祝杯が鳴り響く中、盛大な竣工式典が終了した。

会議所からは平田藤義義務局長が出席した。

(Fotos: Malagrine Estudio / 写真提供: Toyota do Brasil)

左からジーコ、井上専務(本社)、アルキミンSP州知事、豊田社長(本社)、

ピメンテル開発商工大臣、中西社長(TDB)

 

スピーチをする三輪大使

 

開所式で展示されたエティオス

 

エティオスはソロカバ新工場で生産される

 

豊田章男社長は軽快でキビキビとしたファミリー・カーに育てると決意を表明した

 

 

運輸サービス部会がシンポ発表資料作成のため意見交換

運輸サービス部会(岐部ルイス部会長)は2012年8月8日正午から午後2時まで業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために、参加者がそれぞれ持参した資料を発表して意見交換を行った。

上期の回顧として、ヨーロッパの債務危機の影響、自動車並びに白物家電向けの工業製品税(IPI)の減税効果、アルゼンチンの保護貿易主義、メキシコ/ブラジルの自動車の二国間協定の見直し、税関の赤潮作戦並びに厚生省のスト、港湾コスト、原発事故の影響による日本食料品の輸入に対する厳重な港湾チェック、鉄鉱石の中国への輸出減少、BRICSで最も高い鉄鋼製品の生産コスト、ドル高の為替、ミナス州の降雨による鉄鉱石の生産減少、輸出用コンテナ運賃の下落、継続する港湾インフラ問題、電話通信庁による通信各社への通信回線の改善監視、第4世代(4G)高速移動通信向けの周波数入札の決定などが挙げられた。

下期の展望として、ベネズエラのメルコスール加盟の影響、地方統一選挙の行方、継続する厚生省のストライキの影響、商品サービス流通税(ICMS)の共通税率の影響、サントス港湾の新規ターミナルへのグローバルターミナルオペレーターの資本参加、10M Etherサービスの普及、IT技術者の不足、人件費の高騰などが話題となった。

参加者は岐部部会長(UBIK)、和田副部会長(日通)、川手副部会長(NYK)、谷口氏(栄進)、細谷氏(日通)、矢澤氏(NTT)、森田氏((山九) 、村田氏(鈴与)、遠藤副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長

左から和田副部会長(日通)/岐部部会長(UBIK)/川手副部会長(NYK)(Foto: Rubens Ito / CCIJB)

左から村田氏(SUZUYO)/谷口氏(栄進)

左から矢澤氏(NTT)/森田氏((SANKYU)/細谷氏(日通)

 

会議所関係者が岩井良行特許庁長官と意見交換

昨年(2011年8月)、ブラジルのバイア州で開催された第5回日伯貿易投資促進合同委員会(日伯貿投委)の主なテーマは「貿易と市場アクセス」、「投資促進」 、「JETROビジネスミッション準備状況」、「貿易促進」、「技術移転」、「特許庁間(JPO-INPI)協力」、「移転価格税制」、「ビザ関連」、「ビジネス環境整備に関する総括」、「各種協力」ではデジタルTV放送システム普及に関する協力、中小企業協力、研修制度の受入、専門家の派遣、企業のインターシップ、留学生の交換、「JBICの協力」、「JICAの協力」、「JOGMECの協力」であった。

岩井長官は冒頭、日本の知財戦略に触れアセアン諸国の特許審査状況やロシアやインドとは協力関係が急速に進んでいる。日本企業の次のフロンティアはブラジルである。ブラジルの経済成長についてもっと幅広く勉強したいと述べた。

会議所関係者は前回の日伯貿投委で俎上された「技術移転上の足枷」、「特許審査の現状」について説明。また特許庁間(JPO-INPI)のさらなる協力関係強化などの他、最近のブラジル政治・経済情勢やブラジルでのビジネス環境全般について意見交換を行った。

参加者は特許庁長官のほか岩崎晋 国際課長、総務部国際課の野田洋平 課長補佐(地域政策第二班長)、 JETROサンパウロ事務所の澤田吉啓所長、同所の深瀬聡之次長また会議所からは日立ブラジルの岩山明郎取締社長、ブラジル特殊陶業有限会社の林 恭平取締役社長、 SONYブラジルの三浦 修社長、パナソニック・ブラジルの篠原一宇副社長、平田藤義事務局長。

Produmasterの開所式に平田事務局長が出席

2012年8月7日、市内ホテルでProdumasterの開所式が行われた。㈱プライムポリマー日本本社より大多和保彦社長、林貴司取締役自動車材事業部長もお祝いにかけつけ、クライアント、サプライヤーをはじめ、会議所からも会員企業と平田藤義事務局長が出席し盛大に執り行われた。同社は当所への入会手続きを進めており、近々会員になる予定である。

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( Foto: Produmaster)

部会長シンポの発表資料作成で建設不動産部会開催

8月21日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために、建設不動産部会(三上悟部会長)の参加者は、2012年8月8日午後5時から6時30分まで意見交換を行った。

上半期の回顧では労務コストの上昇、慢性的な優秀なマンパワー不足、ブラジルコスト、土地並びに建設コストの大幅な値上がり、受注は好調に推移するもののコスト上昇で収益が圧迫されていることなどが挙げられた。

下半期の展望ではワールドカップ並びにオリンピック、大型の水力発電所の建設、港湾整備や道路建設など今後数年に亘って大型のインフラプロジェクトが目白押しの影響で建設業部門の労働者不足の懸念、公共投資の拡大、加熱するアパート並びにショッピングセンターやホテルの建設、日本の進出企業の増加による工場建設の需要増加、引き続き労務コストの上昇による収益の悪化などが挙げられた。

今後の建設不動産部会の活動方針として、会議所会員への建設不動産の有用な情報の発信、会員相互の結束の強化、他州の同業者との連携、また主な活動予定としてサンパウロ・リオの不動産情報の調査と広報、部会の定期開催による人材不足やブラジルの商習慣の認識などの現状の問題点への具体的取組、パラナ州並びにミナス州の同業者との交流を各州商工会議所を通じて開始することなどで意見交換が行われた。

参加者は三上部会長(戸田建設)、南副部会長(デニブラ)、大滝氏(ホス建設)、藤井氏(CGC GEOTECNIA)、マキオ氏(ENGEMON)、森口氏(STARTS BRASIL IMOBILIÁRIA)、黒木調査員(サンパウロ総領事館)、平田事務局長

左から南副部会長(デニブラ)/三上部会長(戸田建設)(Foto: Rubens Ito / CCIJB)

左から大滝氏(ホス建設)/藤井氏(CGC GEOTECNIA)

左から森口氏(STARTS BRASIL IMOBILIÁRIA)/マキオ氏(ENGEMON)

貿易部会は下期の部会長シンポの発表資料作成で意見交換

8月21日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために、貿易部会(伊吹洋二部会長)は2012年8月7日正午から午後1時まで意見交換を行った。

今年上半期の輸出入額は前期比減少、一次産品並びに半製品、工業製品の輸出は前年同期比で減少、特に鉄鉱石輸出が大幅に減少したが、大豆の輸出は大幅に増加、輸出相手国では中国がトップ、次いで米国、輸入規制しているアルゼンチンへの輸出は15%以上減少、インド並びにベネズエラへの輸出が大幅に増加している。

地域別輸出ではアジアが30.6%でトップ、ヨーロッパ並びにラテンアメリカ、東欧への輸出が大幅に減少したが、米国並びに中国アフリカへの輸出が増加、輸入製品では非耐久消費財並びに医薬品が二桁の増加、国産化比率増加で自動車の輸入が減少、対内直接投資はヨーロッパの債務危機の影響で16%減少、特にオランダ並びに米国、英国、スペイン、日本が大幅に減少したが、韓国並びにノルウエー、イタリア、ベルギーが100%以上増加、サービス部門への対内直接投資は43%減少、製造業部門も30%減少、対日貿易では鉄鉱石並びに鶏肉、コーヒー豆、アルミなどの輸出が軒並み減少したが、大豆関連製品は大幅に増加、下半期の見通しとして景気刺激策の効果、ドル高の為替の動向、貿易収支黒字の大幅な減少などが見込まれている。

参加者は伊吹部会長(丸紅)、加藤副部会長(島津製作所)、江上氏(双日)、紀井氏(ジェトロサンパウロセンター)、元山氏(KBKブラジル)、池田氏(丸紅)、目黒氏(三井物産)、平栗氏(三菱商事)、鈴木氏(豊田通商)、岡氏(住友商事)、三瓶氏(テルモ)、遠藤副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長

左から元山氏(KBKブラジル)/平栗氏(三菱商事)/池田氏(丸紅)/紀井氏(ジェトロサンパウロ)加藤副部会長(島津製作所)/伊吹部会長(丸紅)(Foto: Rubens Ito / CCIJB)

左から三瓶氏(テルモ)/江上氏(双日)/遠藤副領事(サンパウロ総領事館)/目黒氏(三井物産)/鈴木氏(豊田通商)

ドラフト資料で意見交換


 

業種別部会長シンポジウムの発表資料作成で電気電子部会開催

今月21日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために2012年8月6日午後5時から7時まで、電気電子部会(篠原一宇部会長)が開催された。

上期の回顧ではヨーロッパの経済危機、ブラジル マイオール プラン、労務コストの上昇、顧客先開拓、新事業への投資、ドル高の為替、インフレ、新製品の投入、タイの洪水による部品調達の困難、工業製品税(IPI)減税政策、安価な中国製品との競合、モラルアップの強化、税関のストなどが話題となった。

下期の展望では人員削減、経費圧縮、新規受注の拡大、保護主義、国産化比率の改定、優秀な人材確保の困難化、コスト管理、4Gへの投資規制、生産性向上、ドル高の為替の動向、移転価格税制の今後の推移、事業経営の更なるIT化、IPI減税政策の延長、ブラジルコスト、政策誘導金利(Selic)の動向、景気浮揚策、在庫適正化などが挙がった。

参加者は篠原部会長(パナソニック)、綿貫副部会長(ムラタ・ワールド)、小山副部会長(NEC Latin America)、大塚氏(キャノン)、村上氏(パナソニック)、立川氏(パナソニック)、田島氏(三洋)、ミゲル・ジョー氏(TDKブラジル)、吉田氏(南米横河)、遠藤副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長

左から小山副部会長(NEC Latin America)/篠原部会長(パナソニック)/綿貫副部会長(ムラタ・ワールド)(Foto: Rubens Ito / CCIJB)

左から吉田氏(南米横河)/立川氏(パナソニック)/村上氏(パナソニック)

左から大塚氏(キャノン)/ミゲル・ジョー氏(TDKブラジル)/田島氏(三洋)