会議所70周年記念集のポルトガル語版が完成

2009年からブラジル日本商工会議所70周年委員会(和田亮委員長)で進めていた70周年記念集のポルトガル語版が完成し、2011128日の会議所忘年会で出席者に紹介を行う運びとなった。

会議所は1940年の正式設立から70周年目の節目を迎え、2010年に日本語版の記録集を編纂、その後ポルトガル語への翻訳作業を行っていた。翻訳にあたっては各種史料の整理・分類作業から柴田千鶴子事務局長補佐が中心となり、また史実の校正チェックは編集担当のルーベンス・伊藤が行った。

忘年会では本記録集の出版にあたり多大な理解とご指導並びにご協力を賜った執行部及び関係者へ感謝の意を表するとともに、出席者へ広く紹介し配布する予定。

今月23日に78歳を迎えられる天皇陛下の誕生日を祝し、正午より総領事公邸で誕生日祝賀会が開催

今月23日に78歳を迎えられる天皇陛下の誕生日を祝し、2011年12月7日正午より総領事公邸で誕生日祝賀会が開催された。

日系団体・日系企業代表のほか、聖州知事代理のクラウディア・マタラーゾ儀典長、聖州軍警らが訪れ参加者は昨年より多い450人となった。会議所からは平田事務局長が参加。大部一秋総領事が挨拶を行い、天皇皇后両陛下が震災被災地に何度も見舞いに訪れられた姿に大変勇気付けられたことを述べた。

また午前には、ブラジル日本文化福祉協会の移民資料館で同じく祝賀会が開催され、天皇皇后両陛下の肖像画を前に約100人が祝賀のため集った。文協およびサンパウロ日伯援護協会、ブラジル日本都道府県人会連合会、ブラジル日系老人クラブ連合会、日伯文化連盟の5団体の共催で行われた。

 

環境委員会主催の『トロピカル・フローラ社植林サイト見学会』に5名が参加

環境委員会(廣瀬孝委員長)主催の「トロピカル・フローラ社植林サイト見学会」が2011年12月2日(金)に開催され、CAMARA会員5人が参加をした。

当該見学会は、サンパウロ州ガルサ市バウルにあるトロピカル・フローラ社農園の訪問を通して、世界中が鋭意取り組んでいる地球温暖化の原因となる温室効果ガスの一種である二酸化炭素 (CO2)他の削減に対して、個人ベースで何が協力できるのかを改めて見つめ直してもらう事を目的として執り行われた。

見学会ではトロピカル・フローラ社の研究農園を訪問し、同社エドワルド役員より同社の取り組みについて話を伺った。昨年、植林をしたマホガニーの苗木は、大きいもので2m近くにまで成長しており、樹木の生育の早さに感嘆の声があがった。

同社の取り組みについて聞いた後、同社所有の農場内にて参加者自ら苗木15本を植林(環境負荷を考え、今年はパオブラジル、イッペー等、多種多様な苗木を植林した)、見学会は盛況の中で終了を迎えた。

トロピカル・フローラ社農園で記念撮影

昨年に続いて2回目のサンパウロ州ガルサ市バウルにあるトロピカル・フローラ社農園での植樹記念プレート

苗木を植樹する参加者

日系社会委員会開催

日系社会委員会(天野一郎委員長)が2011年12月1日正午から大会議室に8人が参加して開催された。

本会合では主にサンパウロ人文科学研究所(人文研)の「ブラジル日本移民・日系社会史年表増補版」にあたって、2012年度新年会での3分間スピーチの実施、同会場での人文研スタッフによる年表の販売、また会議所は事務局便りでPRを行う事などについて意見交換を行い、次回の常任理事会の検討課題として挙げる事を取り決めた。

参加者は日系社会委員会の天野一郎委員長(ヤクルト)、田邊義雄副委員長(日清紡)、石嶋勇副委員長(ヤクルト)、人文研の鈴木正威所長、同じく古庄雄二郎理事、平田藤義事務局長、柴田千鶴子事務局長補佐、日下野成次総務補佐。

左側中央が日系社樹委員会の天野一郎委員長

日・ブラジル商用査証覚書の署名について

本29日(火曜日)(現地時間28日(月曜日)),ブラジルのブラジリアにおいて三輪昭駐ブラジル大使と先方エドゥアルド・グラジローニ・ブラジル外務省在外ブラジル人コミュニティ担当副次官(Mr. Eduardo Gradilone, Undersecretary-General for Brazilian Community Abroad)との間で,「商用目的の数次入国査証の発給の円滑化に関する日本国政府とブラジル連邦共和国政府との間の覚書」(日・ブラジル商用査証覚書)の署名が行われました。  (外務省プレスリリースより抜粋)

詳しくは外務省ホームページをご覧ください。

こちらのリンクをクリック ⇒ http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/23/11/1129_03.html

JETROサンパウロ、真贋/IPGセミナーを開催

JETROサンパウロ(澤田吉啓所長)は経済産業省 製造産業局(速水雄太 模倣対策専門官)と伴に11月29日(月)、市内のホテル チボリで昼食を挟み終日セミナーを開催。午前の部に於いては本物と贋物の製品識別方法について又午後の部には在ブラジル日本大使館(前田一等書記官)に加え当会議所の日伯経済交流促進委員会(藤井委員長、ブラジル三井物産社長)、企画戦略委員会(澤田委員長、JETROサンパウロ所長)の2委員会も共催の形で参加した。平田事務局長は午前・午後を通じ参加。

真贋セミナーについては常に日伯貿投委(日伯貿易投資促進合同委員会の略称:経産省と伯国開発商工省に関係省庁を交えたハイレベル協議に両国の民間(経団連/当会議所およびブラジル工業連合会(CNI))の議題に俎上され懸案課題の一つ。会場は海賊品や模倣品の取り締まり強化の最前線で活躍する軍警察、道路警察、サンパウロ市警察、税関などを中心に140名を超える参加者で満席、その意識の高揚に加え関心の高さが伺えた。

澤田所長は数多い日本進出企業はブラジルの技術レベルアップに貢献、ブラジルの企業も模倣品対策に奔走、共通な課題を抱えていると挨拶、大部総領事は経産省から速水氏が駈け付け又JETROサンパウロの献身的な全面協力に敬意を表明、日伯双方が協力すればどの様な大事業も達成できると力説。

今後の10年は12年のリオ+20、14年ワールドカップ、16年リオ・オリンピック、18年日本移民110周年、20年サンパウロの万博立候補、22年共和国200周年の国家的行事が目白押しでブラジルの時代と前置き、10年後にはブラジルのGDPが世界第4位か5位にランキングと黄金時代の到来を予測する一方、模倣品・海賊品対策はブラジルの利益に叶い、黄金・ダイヤモンドのブラジルに日本が協力で出来るのは大変嬉しいと結んだ。

この後、CASIO COMPUTER、CERAMICA & VELAS DE IGUNIÇÃO NGK、KYOCERA MITA、SONY、NHK-SPRINGが真正品と侵害品の見分け判別、模倣品のサンプル展示、真贋判定集を参加者に配布、判り易く説明。参加者から熱心な質疑応答の後にブラジル政府海賊品・知財問題対策評議会(CNCP)のマリナ女史の閉会挨拶で終了。

午後の部では最初に澤田企画戦略委員長が挨拶、続いて在ブラジル日本国大使館の前田一等書記官から午前の部で行われた真贋判定セミナーの結果報告、つづいてブラジルに於ける知財保護の動向と題してCNCPのマリナ女史が、又ブラジル軍警察のデシオ氏は警察機関の模倣品対策制度や実際活動の紹介と権利者の協力体制について説明。

ブラジルCANONの大塚社長からブラジルにおける模倣品対策の紹介と問題点について紹介、最後に経産省の速水氏が2010年3月に行った中南米流通ルート調査の結果および日本政府の取り組みを紹介、今回の第5回知的財産権保護に関する勉強会には大勢の軍警察も参加し協力関係が益々深化、これからも経産省や特許庁は一層の支援を惜しまないと勉強会を締めくくった。

PDFファイル → ブラジルにおける模倣品・海賊品対策と「真贋判定セミナー」及び「IPGセミナー」開催の模様 (ジェトロ・サンパウロセンター深瀬聡之次長)

セミナー会場の様子 (Foto: Jetro São Paulo)

セミナー会場の様子 (Foto: Jetro São Paulo)

セミナー会場の様子 (Foto: Jetro São Paulo)

在ブラジル日本国大使館前田了書記官との意見交換

在ブラジル日本国大使館の前田了書記官が2011年11月28日(月)会議所を訪問、平成23年度の官民合同会議の日程や開催要領、また日伯経済交流促進委員会が事務局を兼務する日伯貿易投資促進合同委員会(日伯貿投委)の次回会合に向けてのビジネス環境改善に関するアンケート実施などについて意見交換を行った。参加者は杉本靖 日伯経済交流促進委員会副委員長(ブラジル三井物産㈱)、大杉宇弘氏(ブラジル三井物産㈱)、平田藤義事務局長。

 

 

 

中小企業視察ミッションが会議所を訪問

磐田信用金庫(ブラジル連邦貯蓄金庫-Caixa-と業務提携)の第2回ブラジル経済中小企業視察ミッションを迎えて、2011年11月28日午前10時から正午過ぎまで中小企業セミナーが商工会議所会議室で開催され、20人近くが参加。このセミナーは予め磐信により講師選出などを含め企画され、当会議所が会場を提供し支援協力。
初めに磐信の高柳裕久専務理事が冒頭挨拶を行い、続いて平田藤義事務局長が ブラジル経済・日伯関係の歴史に始まり、今後の課題や動向並びに会議所活動について講演、サンパウロ州建設業者組合(SINDUSCON)のセルジオ・ワ タナベ会長がブラジルの建設業界について、また会議所会員企業のLautenschleger, Romeiro e Iwamizu 弁護士事務所のマリオ・イワミズ共営者が日伯二重課税防止協定や労働訴訟などについて講演、質疑応答では活発な意見交換が交わされた。

ミッ ション参加者 : 磐田化学工業株式会社 髙橋あや子代表取締役社長 / 阿野明彦先端技術開発室室長、株式会社TRC高田 髙田順也取締役、株式会社エン・カラ 酒井彬夫代表取締役、広和製作有限会社 河合和広代表、磐田信用金庫 高柳裕久専務理事/ 本店営業部 大畑眞吾氏 / 審査部 田尾晃俊氏 / 総務人事部 石川エツオ法律顧問 / 総合企画部 相川アンジェラ氏

挨拶を行う磐田信用金庫の高柳裕久専務理事 (Foto: Rubens Ito / CCIJB)

左からLautenschleger, Romeiro e Iwamizu 弁護士事務所のマリオ・イワミズ共営者/サンパウロ州建設業者組合(SINDUSCON)のセルジオ・ワタナベ会長/平田藤義事務局長/磐信総務人事部 石川エツオ法律顧問

磐田信用金庫の第2回ブラジル経済ミッション団との中小企業セミナーの様子

磐田信用金庫の第2回ブラジル経済ミッション団との記念撮影

2011年第3四半期の業務・会計監査のために監事会開催

2011年第3四半期の業務・会計監査が2011年11月25日正午から2時まで監事会から中村敏幸監事会議長、藤井敏晴監事、堀内勝監事並びに村田俊典財務委員長が参加して開催。

初めに日下野総務担当からこの期間中の業務の推移について説明、会計事務所が作成し、提出した貸借対照表、損益それに事務局が準備して常任理事会によって承認された月別会計種目別収支明細書、予算、実績対比表、財産目録、会費滞納現況表並びに2011年の第3四半期の各委員会や部会の予算と実績について、逐一ウエダ会計担当も加えての事務局サイドからの報告の他、平田事務局長の解説等もあり、それに対する監事側からの質問など相互間で活発な討議が行なわれて審議された結果、監事会は「2011年の第3四半期の会議所の業務の遂行と会計処理は適正であったこと」を承認した。

監事会は慣例に従い各四半期を締めた後3ヶ月おきに開催され、事務局からは平田藤義事務局長、エレー ナ・ウエダ会計担当、日下野成次総務担当が参加した。

手前左から平田藤義事務局長/村田俊典財務委員長/中村敏幸監事会議長/藤井敏晴監事/堀内勝監事(fotos Rubens Ito/CCIBJ)

近藤正樹会頭がサントスFCクラブ・ワールド・カップ参加訪日歓迎レセプションに参加

2011年12月FIFAクラブワールドカップ日本開催にあたり、南米代表として出場予定のサントスFCクラブを迎え、「サントスFCクラブ・ワールド・カップ参加訪日歓迎レセプション」が2011年11月23日午後8時から在サンパウロ日本国総領事公邸で行われた。

商工会議所からは近藤正樹会頭が出席。スポーツ・文化を通じた交流促進、日伯関係強化のため商工会議所を含む各日系団体が参加、日伯相互理解にむけて交流を図った。

FIFAクラブワールドカップは国際サッカー連盟(FIFA)が主催する、クラブチームによるサッカーの世界選手権大会であり、ブラジルは過去に3度優勝、史上最多の王座獲得数である。2011年、2012年は日本が開催地であり、12月に決勝戦が行われる予定。

右端は近藤正樹会頭/サントスチームのムリシ・ラマーリョ監督/援協の菊池義治会長(写真はニッケイ新聞社提供)

サントスクラブ関係者一同と記念撮影(後列右から4人目が世界的注目を集めいているネイマール選手)