平田藤義事務局長はFIESP主催の第6回ロジスティック・輸送インフラセミナーに参加

平田藤義事務局長はサンパウロ州工業連盟(FIESP パウロ・スカフィ会長)主催で2011年6月14日、15日の二日間に亘ってユニークホテルで開催された第6回ロジスティック・輸送インフラセミナーに参加した。

参加したセミナーのテーマは14日午後2時から4時まで「空港コンセッション」、午後4時から6時まで「空港インフラ計画」、15日午後2時から3時30分まで「岩塩層下原油開発向けロジスティック及び輸送インフラへのインパクト」、午後3時45分から5時30分まで「ロジスティックコスト及びブラジルの生産セクターの競争力」

 

経済産業省通商政策局通商機構部の風木淳参事官一行との意見交換会

経済産業省通商政策局通商機構部WTO担当の風木淳参事官一行が来伯、アルゼンチン訪問を前に、現在アルゼンチンとブラジル間で実施されている貿易制限問題について、関係政府機関及び日本企業から企業活動の障害など現状把握のため意見交換会を開催し、2011年6月13 日午後にサンパウロ市内にて、経済産業省通商政策局通商機構部から風木淳参事官、大坪久展国際紛争対策室係長、経産省中南米室・星野室長と中山係長、 ジェトロ・サンパウロセンターから澤田吉啓所長、深瀬聡之次長、筒井隆司専任理事(ソニー)、天野一郎専任理事(ヤクルト)、上野秀雄専任理事(クラシ キ)、林恭平氏(NGK)、平田藤義事務局長が出席、大いに意見交換を行った。

商工会議所においても「メルコスール域内に於ける貿易・投資・現地生産上の問題点に関するアンケート」と題し会員企業に調査を行い、当問題の解決に向け取り組み中。


6月の昼食会に120人が参加して開催

6月の懇親昼食会は2011年6月10日正午から午後2時までチボリ・ホテルに120人が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務め、初めに在サンパウロメキシコ総領事館のホセ・ヘラルド・エルナンデス総領事、社会経済開発銀行(BNDES)環境部門のプリシーラ・カマチョ・バック・マネージャー並びにブラジル日本商工会議所名誉顧問の大部一秋総領事が紹介された。

チボリ・ホテルのマルコ・アマラウ・マネージング・ディレクターが同ホテルはポルトガルに12、ブラジルに2ホテルを擁して、ゴルフ場を抱えており、ポルトガルやブラジル国内のホテルやサービスを紹介、連絡事項では中村敏幸監事会議長が5月19日に実施された2011年第1四半期の業務・会計監査について報告した。

対会議所代表者交代ではマイアミに転勤するブラジル・ユーセン Air&Sea社の関岡信社長、後任の藤原正義社長、5年半のブラジル勤務を終えて帰国するイグアスー・コーヒー社の河野敬社長、後任の清水重人社長、リタイアするブラジル・ダイワ紡績の高木博社長、後任の金屋悦二社長がそれぞれ挨拶を行った。

帰任挨拶では新日鐵の杉山俊美社長は2007年4月に赴任、1日が36時間あればよいと思うほどブラジルが好きになったと帰国を惜しみ、着任挨拶ではホンダ・サウス・アメリカの武田川雅博社長がブラジルは海外駐在6カ国目であると紹介した。

3分間スピーチでウニカンピ大学留学中の福田アイリスみき氏並びに柴田大介氏が「Sao Paulo For Japanプロジェクト」について、東日本大震災の募金活動の一環として千羽鶴作り、震災状況プレセン、日本に住むブラジル人への情報提供の翻訳活動、5円玉を使ったアクセサリー制作、チャリティコンサート開催、集まった義捐金は842.65レアル、そのうち、575.65レアルを日本赤十字社に寄付したことを報告、また今後の活動予定として6月16日に同大学構内で第4回 Prece ao Ventoのワークショップを開催、9月もしくは11月にサンパウロおよびリオで柴田大介氏の指揮でウニカンピ大学のシンフォニーオーケストラとチャリティコンサート開催を予定、会員企業の支援を依頼している。

ホセ・ヘラルド・エルナンデス総領事の講演を前に近藤正樹会頭は歓迎の辞を述べ、同総領事は「メキシコ-ブラジル関係の挑戦と好機」と題して、ブラジルとメキシコのGDP伸び率推移、ラテンアメリカにおける両国の経済的地位、一人当たりのGDP伸び率の推移、ブラジルはBRICs、メキシコはOECD加盟国、2020年にはブラジルは世界5位の経済大国、メキシコは10位以内に入る可能性、両国の貿易額の推移、国際競争力、為替の推移、メキシコ企業のブラジルの投資、ブラジル企業のメキシコでの投資、両国の貿易相手国、両国の貿易協定、両国のインフラ、マクロ経済、教育並びに保健、経済市場規模の比較などについて講演、近藤会頭から記念プレートが贈呈された。

また近藤正樹会頭はBNDES銀行環境部門のプリシーラ・カマチョ・バック・マネージャーの講演を前に歓迎の辞を述べ、会議所環境委員会の内田肇副委員長は講師の略歴を紹介、同マネージャーは「低CO2経済へのBNDES銀行の支援策」と題して、同銀行の事業内容、環境事業に関するクレジット、アマゾンファンド事業内容や目的、9カ国に亘る700万平方キロメートルのアマゾン流域、世界の1/3の熱帯雨林、世界の20%を占める真水、160種族に及ぶインディオ、ブラジルのアマゾン流域は82%が未開発、熱帯雨林伐採防止、ノルウエーやドイツからの資金提供、環境事業へのクレジットの種類や金利などについて講演、近藤会頭から記念プレートが贈呈された。

講演中の在サンパウロメキシコ総領事館のホセ・ヘラルド・エルナンデス総領事(fotos Rubens Ito/CCIBJ)

左から大部一秋総領事/記念プレートを贈呈する近藤正樹会頭/ホセ・ヘラルド・エルナンデス総領事

120人が参加した昼食会

講演者BNDES銀行環境部門のプリシーラ・カマチョ・バック・マネージャーを紹介する内田肇環境副委員長

講演中のBNDES銀行環境部門のプリシーラ・カマチョ・バック・マネージャー

講演者を囲んで記念撮影

東日本大震災の募金活動「Sao Paulo For Japanプロジェクト」を紹介するウニカンピ大学留学生一行

 

6月の異業種交流委員会に23人が参加して開催

6月の異業種交流委員会(和田亮委員長)が2011年6月9日午後6時から7時30分まで商工会議所大会議室に23人が参加して開催、飯田流陰陽自然学の飯田亮先生を弟子であるヤコン社の山下日彬社長をスピーカーに迎えて「7月からブラジルが変わる。ちょっと変わった見地からの予想」と題して講演した。

チュニジアのベン・アリー大統領、カダフィ大統領やバラク・オバマ大統領はリーダーとなる南北型であるが、過去の人と切り捨て、3月から北アフリカや中東と東西に広がる独裁政権の崩壊元年となり縦から横になってきていると説明、飯田流では今年は7月に激震、米国のように東西に長い地形国家の東端と西端に天変地異を予想、ブラジルはインフレコントロールが利かなくなって物価上昇などブラジル経済が大きく変化すると大胆に予想して参加者を驚かせた。

講演するヤコン社の山下日彬社長(fotos Rubens Ito/CCIBJ)

 

2011年税制変更に関するセミナーに95人が参加して開催

日伯法律委員会(筒井隆司委員長)並びにコンサルタント部会(都築 慎一部会長)共催の「2011年税制変更に関するセミナー」が2011年6月8日午後1時から6時までマクソウド・ホテルに95人が参加して開催、初めに篠原一宇副委員長、都築 慎一部会長がそれぞれ開催挨拶を行い、クラウジオ・ヤノ副委員長が進行役を担当した。

初めにGaia, Silva, Gaede & Associados – Advocacia e Consultoria Jurídicaのエヴェリン・スピノーザ部長が「革新技術に対する優遇税制並びに国庫庁の姿勢」について、技術革新の定義、恩恵税制、減税対象の部門、すでに減税対象となっている企業などについて説明、Ernst & Young Tercoのデメトリオ・ゴメス・バルボーザ上級取締役は「移転価格税制のPRL60 法令と最高裁判所の標準判例の現在の相違点シナリオ」について、法令と裁判所のPRL(再販売価格基準法)関する判断の比較するために輸入コスト、付加価値のコスト計算、純益、マージンの分かりやすい計算表を用いて説明、双方の重要な解釈や説明の相違について説明した。

PwCのエヴァニー・アパレシーダ・レイタン・デ・オリベイラ・パーセ税制担当取締役が「消費のコンセプト」について、PIS/Cofinsの非累積クレジット、クレジット返還例、クレジットとして適用されないマンパワー、資本財や消費財、有名法学者の解釈などについて説明、Ueno Profit Assessoria em Controladoriaのマミ・ウエノ取締役が「株式会社並びに有限会社の資本参加売買のプレミアム」について、プレミアムに対するビジョン、会計上の観点、税制上の観点の相違などについて説明した。

KPMGのマリーナ・ハルコ・ビヨンド・モリ間接税担当部長が「商品流通サービス税(ICMS)に関する企業の慣習に関する昨年と今年の中心的疑問点」について、ICMS税の現在のシナリオ、昨年と今年の相違点、サンパウロ州とミナス州のICMS債権、ネガチブ効果やインパクトについて説明、
Trench, Rossi e Watanabe Advogadosのアナ・カロリーナ・ウチマチ・シニア弁護士が「213号/2002の標準判例に関するコメント」 について説明した。

Pinheiro Neto Advogadosのジアンカルロ・シアマ・マタラーゾ・パートナーが「過小資本規制-Thin Capitalization」について、資本に係る配当と負債に係る利子との課税上の相違点を利用した租税回避を規制するための税制であり、5年間の金融投資関連書類の保管、ロィヤリティ送金、為替オペレーション記録などについて説明、Deloitte Touche Tohmatsuのマウリシオ・ジャコブ・マチリン・プラド・パートナーが「2011/2010の法人所得税申告-主な変更点」について、ジェネラル・アスペクト、2010の法人所得税申告の構造、2010年との主な変更点などについて説明した。

95人が参加した2011年税制変更に関するセミナー(fotos Rubens Ito/CCIBJ)

左から講師のUeno Profit Assessoria em Controladoriaのマミ・ウエノ取締役/PwCのエヴァニー・アパレシーダ・レイタン・デ・オリベイラ・パーセ税制担当取締役/Ernst & Young Tercoのデメトリオ・ゴメス・バルボーザ上級取締役/Gaia, Silva, Gaede & Associados – Advocacia e Consultoria Jurídicaのエヴェリン・スピノーザ部長

 

左から講師のDeloitte Touche Tohmatsuのマウリシオ・ジャコブ・マチリン・プラド・パートナー/KPMGのマリーナ・ハルコ・ビヨンド・モリ間接税担当部長/Pinheiro Neto Advogadosのジアンカルロ・シアマ・マタラーゾ・パートナー/Trench, Rossi e Watanabe Advogadosのアナ・カロリーナ・ウチマチ・シニア弁護士

 

左から篠原一宇副委員長/クラウジオ・ヤノ副委員長/都築 慎一部会長

平田藤義事務局長がサンパウロ商業協会セミナーに参加

平田藤義事務局長が2011年6月3日正午過ぎからサンパウロ商業協会インターナショナル商業審議会主催のセミナーに参加、 講師は日本の公正取引委員会に相当する経済防衛行政審議会(CADE)のフェルナンド・フルラン会長が「自由競争と国内経済」について講演した。

三菱商事の白木清司中南米統括就任カクテルパーティーが盛大に開催された

三菱商事本店から小林健代表取締役社長の来伯を機に捉え、白木清司常務執行役員の中南米統括就任パーティーが2011年6月2日午後7時からサンパウロ市内エスパッソ・ローザ・ロザルムで開催された。

伯国三菱商事会社から近藤正樹社長並びに役員多数が大部一秋・在サンパウロ日本国総領事夫妻を主賓に多数の来客を迎え、商工会議所からは平田藤義事務局長夫妻がお祝いに駆け付けた。パーティーでは小林代表取締役社長から紹介を受けた白木中南米統括が成長著しいブラジルをはじめとする中南米諸国でのビジネス展開について意気込みを語った。

左から就任パーティで紹介される三菱商事常務執行役員の白木清司中南米統括/紹介する小林健代表取締役社長

平田藤義事務局長は「ブラジルの輸送インフラセミナー」に参加

平田藤義事務局長は2011年5月27日午前9時から午後1時30分までチボリホテルで開催されたブラジル・エコノミコ紙、BANIF投資銀行共催の「ブラジルの輸送インフラセミナー」に参加、ミリアン・ベルシオール企画相が「PAC-2 輸送インフラの投資に」ついて、陸運庁のベルナルド・フィゲイレード・ジェネラルマネージャーが「ブラジルの輸送インフラ 高速鉄道」についてそれぞれ講演した。

2014年ワールドカップ並びに2016年オリンピック担当のルイ・セザール・レイス特命長官が「リオ・デ・ジャネイロ道路・鉄道輸送インフラプロジェクト」について、サンパウロ州輸送ロジスティック局のカールラ・ベルトッコ・局長補佐は「サンパウロ州の官民合同コンセッションプログラム」、エージェンシーTIのジョゼ・アウグスト・ヴァレンテ技術担当取締役は「インフレ・ロジスティック」、BNDES銀行インフラ部門輸送・ロジスティック担当のアデリー・マリア・ドーレス課長は「BNDES銀行の輸送インフラ向けクレジット」、BANIF投資銀行法人ファイナンス担当のマルセロ・フェルナンデス上級取締役は「輸送インフラ部門のファイナンスと投資」についてそれぞれ講演した。

「PAC-2 輸送インフラの投資に」ついて講演中のミリアン・ベルシオール企画相

報道関係者からインタビューを受けるミリアン・ベルシオール企画相

セミナー会場

 

企画戦略委員会会合開催

鷲巣寛企画戦略委員長の帰国で後任の委員長に就任したジェトロサンパウロセンターの澤田吉啓所長並びに同センター投資部門の紀井寿雄取締役が商工会議所を訪問、平田藤義事務局長と企画戦略委員会の今後の活動などについて意見交換を行った。

左から平田藤義事務局長/澤田吉啓企画戦略委員長/ジェトロ・サンパウロセンター投資部門の紀井寿雄取締役(fotos Rubens Ito/CCIBJ)