化学品部会に12人が参加して業種別部会長シンポジウムの発表資料作成で意見交換

化学品部会(大澤巌部会長)が2011年1月28日午後4時から6時まで12人が参加、ドラフト資料を基に2月15日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成で意見の交換を行った。

昨年の回顧では工業製品(IPI)減税政策、レアル高の為替、物流の遅れ、価格の転嫁、人件費アップ、市場の拡大、コモディティ価格の高騰、ジェネリック品との競合、薬事法規制の強化、競争激化による販売価格ダウンなど話題になったが、大半は売上や利益を伸ばした。

今年の展望としてブラジルの好景気の維持、政権安定、為替動向、人件費などによるコストアップ、新規顧客の開拓、農産物コモディティ価格の動向、販売プロモーション、関税職員・港湾労働者ストなどの外部要因、WEB販売、インフレ圧力や今後の業界や景気動向などについて意見の交換が行われた。

参加者は大澤部会長(ダイカラー・ド・ブラジル)、佐野副部会長(パイロットペン)、滝沢副部会長(久光製薬)、松下副部会長(住友化学)、前田氏(フジフイルム)、榎本氏(南米出光石油)、小林氏(イハラブラス)、棚橋氏(伯国三菱商事会社)、奥村氏(ブラジル大塚化学)、古田氏(スリーボンド)、加藤領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長

12人が参加して業種別部会長シンポジウムの発表資料作成

12人が参加して業種別部会長シンポジウムの発表資料作成

左から滝沢副部会長/大澤部会長

機械金属部会に18人が参加して業種別部会長シンポの発表資料作成

機械金属部会(西岡勝樹部会長)は2011年1月27日正午から2時まで18人が参加して業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために開催、参加者はそれぞれ昨年の回顧と今年の展望を発表した。

昨年の回顧では好調な国内経済の成長に伴って売上が好調に推移、連邦政府や州政府のインフラ案件、ペトロブラス石油公社の岩塩層下石油開発向け大型プロジェクト、スマートグリッド、関連企業のブラジル進出、旺盛な設備投資、人件コスト削減のためのオートメーション化、活況な国内造船業界、大統領選挙の影響、急増した鉄鋼輸入、好調な自動車関連部門、現実味を帯びてきて脅威となってきた韓国や中国企業の進出、レアル高の為替などが話題となった。

今年の展望として本社が更にブラジルに注目、堅調な国内市場、ワールドカップやオリンピックを見据えたインフラ整備の拡大、旺盛なペトロブラスのプラットフォーム向けなどの投資の継続、公共交通関連のインフラ整備投資、更に拡大する自動車販売、持続可能なGDP伸び率、コンペチタ-の動向、価格競争で熾烈な争いとなる中国企業、高品質の韓国企業などの進出など更なる厳しい環境に直面していくと予想されるが、業界全体では楽観的な見方をする企業も多かった。

参加者は西岡部会長(日立ブラジル)、大井副部長(マエカワ ブラジル)、榎本氏(南米出光石油)、渋谷氏(川崎重工)、浅井氏(コマツ ブラジル)、田中氏(キョーセラ・ド・ブラジル)、駒形氏(MCC)、赤木氏(メタルワン)、西岡氏(三菱重工)、原田氏(南米ミツトヨ)、宮崎氏(MMC)、杉山(南米新日鐵)、川名氏(NSK)、杉原氏(OSG),栗原氏(個人会員)、岸氏(ユシロ・ド・ブラジル)、加藤領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長

 

18人が参加して業種別部会長シンポジウムの発表資料作成

18人が参加して業種別部会長シンポジウムの発表資料作成

左から大井副部長(マエカワ ブラジル)/西岡部会長(日立ブラジル)

第2回環境委員会開催

今年第2回目の環境委員会(杉山俊美委員長)が2011年1月27日午後5時から6時まで6人が参加して開催、最近行われた第1回会合に引続き見学会や研修旅行、セミナーや環境ビデオ観賞会の実施にあたってより具体的なアクション、日程等について話し合った。

参加者は杉山俊美委員長(南米新日鐵)、内田肇副委員長(三井住友銀行)、出見裕之副委員長(南米新日鐵)、オブザーバーとして加藤秀雄領事(在サンパウロ日本国総領事館)、平田藤義事務局長、日下野成次総務担当。

今年の委員会活動について大いに意見交換を行った

役割を手分けして分担するチームワークの素晴らしい環境委員会

今年初めての労働問題研究会に34人が参加して開催

企業経営委員会(上野秀雄委員長)の今年初めての労働問題研究会が2011年1月27日午後4時から6時まで34人が参加して開催、進行役は破入マルコス副委員長が務めた。

初めに今年から企業経営委員長を担当するクラシキの上野秀雄社長が丁寧に挨拶を述べ、参加者全員が自己紹介して和やかな雰囲気の中で講演会が行われた。

Deloitte ToucheTohmatsuのロサノ・ジアン進出企業駐在員・租税コンサルタント部門シニアー・マネージャーが「労働省の訓令84/2010号に於ける外国で俸給される進出企業駐在員への報酬に対するFGTS(勤続年限保証基金)」について、問題点や争点、労働法との照合、二国間の社会協定締結などについて説明、またAvvad, Osorio, Fernandes, Mariz, Moreira Lima & Fabião- Advogadosのフェルナンド・オゾリオパートナーが「企業のパートナー及び取締役の租税責任の現状」について、組織ぐるみの会計操作に監査が目をつぶるという不正が常習化していたパンアメリカン銀行やサジア社の為替デリバティブの損害に対する取締役の責任について講演した。

左からワシントン・ヒラセ副委員長/上野秀雄委員長/破入マルコス副委員長

34人が参加した講演会

左から破入マルコス副委員長/Avvad, Osorio, Fernandes, Mariz, Moreira Lima & Fabião- Advogadosのフェルナンド・オゾリオパートナー/Deloitte ToucheTohmatsuのロサノ・ジアン進出企業駐在員・租税コンサルタント部門シニアー・マネージャー/上野秀雄委員長/ワシントン・ヒラセ副委員長

 

 

電気電子部会は業種別部会長シンポ発表資料作成で開催

電気電子部会(松田雅信部会長)は2月15日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成のために2011年1月26日午後5時から6時30分過ぎまで10人が参加して開催された。

2010年の回顧としてワールドカップ開催による好調な薄型テレビの販売並びにその後の劇的な単価の減少、BtoB関連の輸入販売、アマゾン河水位低下による物流混乱、マナウス港湾で頻発する事故の影響、人件費の高騰、好調に推移した自動車関連製品、レアル高の為替の影響、家電量販チェーンの寡占化、白物家電向け工業製品税(IPI)減税などが話題となった。

今年の展望として金利・為替政策の影響、インフレ、過熱気味の内需、業務効率の改善、航空運賃の動向、設備投資、コストダウンの必要性、ITシステム投資、資金繰り、ブラジルコストや人材確保など企業経営に難点も多いが、二桁台の売上予想も多く、また国内経済は好調に推移すると予想している。また今年の部会活動として製造業に厳しい投資環境整備に関するセミナーや政府への働きかけなどについても意見交換が行われた。

参加者は松田部会長(パナソニック)、三好副部会長(プリモテック21商工)、篠原副部会長(パナソニック)、綿貫氏(村田製作所)、田島氏(サンヨー)、山口氏(ソニー)、ミゲル・ススム・ジョー氏(TDK)、カルロス・マルオカ氏プリモテック21商工)、加藤領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長

業種別部会長シンポジウムの発表資料作成で意見交換

業種別部会長シンポジウムの発表資料作成で意見交換

左から三好副部会長(プリモテック21商工)/松田部会長(パナソニック)

コンサルタント部会に11人が参加して開催

コンサルタント部会(都築慎一部会長)が2011年1月26日正午から午後2時過ぎまで11人が参加して開催、2月15日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表テーマや今年の部会活動などについて意見の交換を行った。

他部会との発表内容と重ならないテーマの選定、タックスリフォーム、発表言語、新政権の政治の動向などシンポジウムの発表資料の作成などについて大いに意見交換が行われ、また今年の部会の講演会やセミナーなどのテーマについても活発な意見の交換が行われた。

参加者は都築慎一部会長(デロイト)、澤田吉啓副部会長(ジェトロ)、関根実副部会長(個人会員)、押切フラビオ副部会長(大野&押切弁護士事務所)、栗田誠四郎氏((Authent)、谷口雅治氏(栄進)、遠山景孝氏(K.Toyama)、今井恵美氏(ミツワ投資コンサルタント)、カロリーナ・サカマ氏(PWC)、矢萩信行氏(PWC)、加藤秀雄領事(サンパウロ総領事館)

 

11人が参加して業種別部会長シンポジウムの発表テーマで意見交換

左から澤田吉啓副部会長(ジェトロ)/都築慎一部会長(デロイト)

 

(2011年1月26日) ビザ発給円滑化に向け奮闘する前田一郎日系社会委員長(丸紅ブラジル会社社長)

昨年11月25日、26日の東京で開催された第4回日伯貿易投資促進合同委員会(日伯貿投委)においてビザ発給円滑化が喫緊重要テーマの1つとして俎上され、会議所を代表し前田一郎日系社会委員長が討議に加わった。

その後のブラジル政府側へのフォロー・プッシュをするために、1月26日(水)に、ブラジル開発商工省(MDIC)を在ブラジル日本大使館の前田 了書記官とともに東京会議のブラジル側の司会役を務めた外国通商局統括コーデネイターのジョン・ルイス・ロッシ氏を訪問、ブラジル外務省の担当官2名を含め解決策について協議した。

結果、両国間で了解覚書(MOU)に合意すれば可能であり、また最短・最善策の実績例がある事も判った。この仕組みで3~5年間の有効短期滞在ビザが発給されれば、ビザ取得の問題が大幅に改善される見通しだ。前田委員長は面談直後に三輪 昭 日本大使を訪問しMOU適用例について報告を行う一方、併せて官側のタイムリーなフォローを要請した。

 

2010年第4四半期の業務・会計監査で監事会開催

2010年の第4四半期の業務・会計監査が2011年1月26日正午から2時まで監事会から中村敏幸監事会議長、藤井敏晴監事、堀内勝監事、山田唯資元監事会議長、財務委員会から村田俊典委員長が参加して開催された。

初めに平田事務局長からこの期間中の業務の推移について説明、次いで会計事務所が作成し、提出した貸借対照表、損益それに事務局が準備して村田財務委員長並びに常任理事会によって承認された月別会計種目別収支明細書、予算、実績対比表、財産目録、会費滞納現況表並びに2010年の第4四半期の各委員会や部会の予算と実績について、逐一会計担当職員も加えての事務局サイドからの報告があり、それに対する監事側からの質問など相互間で活発な討議が行なわれて審議された結果、監事会は「2010年の第4四半期の会議所の業務の遂行と会計処理は適正であったこと」を承認した。

監事会は慣例に従い各四半期を締めた後3ヶ月おきに開催され、事務局からは平田藤義事務局長、エレー ナ・ウエダ会計担当、日下野成次総務担当が参加した。

 

2010年の第4四半期の業務・会計監査の様子

2010年の第4四半期の業務・会計監査の様子

ブラジルトヨタ自動車の社長交代披露式に700人が参加して盛大に開催

5年の任期中の素晴らしい実績を残して帰国するブラジルトヨタ自動車の長谷部省三前社長、後任の中西俊一新社長の社長交代披露式が2011年1月21日午後7時からグラン・ハイアットホテルに700人が参加して盛大に開催、日本本社から岡部聰専務が来伯した。

長谷部前社長は「妻や皆さんのおかげで幾多の困難を乗り越えることができた」と感慨に浸り、ひっきりなしに訪れる関係者と別れを惜しんでいた。会場には数多くの会員企業代表者、サプライヤー、ディーラー、政府関係者や大部一秋総領事など多数参加、商工会議所からは中山立夫会頭、平田藤義事務局長が駆け付けた。

また近藤 正樹副会頭、杉山 俊美副会頭、松田 雅信副会頭、鷲巣 寛副会頭、前田 一郎専任理事、伊藤 友久専任理事、澤田吉啓専任理事、和田 亮専任理事、西岡 勝樹専任理事、上野 秀雄専任理事、村田 俊典専任理事が参加した。

帰国されるブラジルトヨタ自動車の長谷部省三前社長御夫妻(写真提供 ニッケイ新聞 宇野秀郎記者)

700人が参加した社長交代披露式

後任の中西俊一新社長

今年初めての日伯法律委員会に20人が参加して開催

今年初めての日伯法律委員会(松田雅信委員長)が2011年1月20日午後4時から6時過ぎまで20人が参加して開催、進行役はクラウジオ・ヤノ副委員長が務めた。

初めにAOKI ADVOGADOS ASSOCIADOSの青木エリカ弁護士が「ネット上の”BR”ドメイン名に係る管理システムに於けるコンフリクト(”SACI-ADM”)」について、ERNST & YOUNG 租税コンサルタント部門のロビンソン・ラモスシニア・マネージャーが「連邦最高裁判所(STF)による工業製品税(IPI)に関する諸討論を終決に向け取組み中、判決に至るまでのペンディング」についてマナウスフリーゾーンにおける消費財、中間財、包装紙に関する工業製品税(IPI)のクレジット、輸出向けプレミアムクレジットなどについて説明した。

MIGUEL NETO ADVOGADOS ASSOCIADOSのニコラウ・コエーリョ・パートナーが「倫理とコンプライアンス」について、エンロン社の経営陣は倫理には無関心で利益にのみ関心がある「何でもあり」といった行動をとり、倫理的なリーダーシップを発揮するどころか、倫理的な行 動は優先事項ではないと思わせる環境を作ってしまったために社内に不正を何とも思わない風土が蔓延してしまった典型的な例であり、また粉飾決算が発覚した例としてワールドコムは内部監査人による不正発見と監査委員会への報告であったと説明した。

最後にAVVAD, OSORIO, FERNANDES, MARIZ, MOREIRA LIMA & FABIÃO – ADVOGADOSのフェルナンド・オゾーリオ・パートナーが「インフラのコンソーシアムに関わる租税及び年金問題」について、今後、増加が予想される空港、港湾、水力発電所な道路建設に応札するコンソーシアムの長期間に亘る建設費、管理費の採算について説明した。

左から講演者のAVVAD, OSORIO, FERNANDES, MARIZ, MOREIRA LIMA & FABIÃO – ADVOGADOSのフェルナンド・オゾーリオ・パートナー/ERNST & YOUNG 租税コンサルタント部門のロビンソン・ラモスシニア・マネージャー/クラウジオ・ヤノ副委員長

参加者は熱心に講演を聞き入っていた

 

講演中のIGUEL NETO ADVOGADOS ASSOCIADOSのニコラウ・コエーリョ・パートナー