第4回日伯貿易投資促進合同委員会プレナリー会合メモ(2010年11月26日)

1. 開催日時:2010年11月26日(金)15:00~18:00

2. 開催場所:経済産業省 国際会議室(本館17階)

3. 主な出席者:
日本側    1)岡田経済産業省経済産業審議官
2)大前日本経団連日本ブラジル経済委員会企画部会長
3)中山ブラジル日本商工会議所会頭(平田事務局長同席)
4)三輪新ブラジル大使 他
ブラジル側  1)ハマーリョ商工開発省事務次官
2)マスカレーニャスCNI副会長
3)ソウザ大蔵省収税局部長
4)ピーラスブラジル臨時大使(アマード前大使同席) 他

議事概要:
・ジェトロ、JICA、JBICの協力事業の進捗および成果報告
・経済産業省赤星課長による前日の準備会合の結果報告
・重点項目に対する意見交換
①移転価格税制
両国間で問題点を共通認識。 ブラジル側からは近々よいニュースを発表できる旨言及。

②技術移転に関する問題点 別途リオデジャネイロで行われたINPI総裁とブラジル日本商工会議所関係者との議論を踏まえ、今後具体的な進展が期待されることにつき両者で認識を共有。

③ビザ取得年数の延長と簡素化 ビジネスマンに限ったビザの撤廃を含めた改善案につき両者で改善の必要性につき認識を共有。特に窮余の策として提案があったAPEC・ビジネス・トラベル・カードに相当するものの導入について両者とも関心を共有。

 

第4回日伯貿易投資促進合同委員会準備会合メモ(2010年11月25日)

1. 開催日時:2010年11月25日(木)15:00~18:00

2. 開催場所:経済産業省 国際会議室(本館17階)

3. 主な出席者:
日本側    1)赤星経済産業省米州課長
2)讃井日本経団連常務理事、他
3)前田ブラジル日本商工会議所常任理事、平田事務局長
4)澤田ジェトロ・サンパウロ所長、深瀬同次長 他
ブラジル側  1)ロッシ商工開発省他国間協議担当課長
2)セリーノ商工開発省投資担当課長
3)ソウザ開発商工省技術イノベーション課長 他

4. 議事概要:
・ブラジル側より、ワールドカップ・オリンピック開催に向けた投資機会を日本側企業関係者に紹介すべく、日本でのセミナー開催および日本からのビジネスミッションの派遣要請がジェトロに対して行われた

・経済産業省より、新たな協力の可能性として、①日本政府の新成長戦略(得にインフラ輸出への取り組み)、②日本政府が考える排出権の二国間オフセットの仕組み、③対日投資への取り組み、④スマートコミュニティへの取り組み、⑤鉱物資源への関心についてプレゼンが行われ、その後議論が行われた。

・経済産業省より、FTA/EPA/BITに関わる日本側の考え方のプレゼンが行われた後、意見交換が実施され、今後とも両国間での情報交換を進めることで一致した。

・日本経団連より、移転価格税制における要望として企業代表者からプレゼンが行われた。

・日本経団連より、技術移転におけるロイヤリティの問題点について企業代表者からプレゼンが行われた。

・日本経団連より、技術移転におけるノウハウ契約の問題点について企業代表者からプレゼンが行われた。

・ブラジル日本商工会議所より、ビザ取得年数の延長と簡素化につき要望と提案が日本とブラジル双方に対して行われた。

・また、別会議室において同時間帯で特許関連協力と模倣品対策について議論が行われ、ブラジルにおける日本側からの真贋セミナーの開催が提案され、今後検討を進めることで合意された。

 

 

コンサルタント部会のセミナー「ブラジル新会計基準(国際会計基準)について」に60人が参加して開催

コンサルタント部会(都築慎一部会長)のセミナー「ブラジル新会計基準(国際会計基準)について」が2010年11月25日午後4時から5時30分まで60人が参加して開催、講師はデロイト社の中村敏幸パートナー、同社のルシアーノ・クーニャマネージャーが補佐役を務めた。

中村講師は世界の国際会計基準(IFRS)の導入状況、ブラジルにおけるIFRSの導入の経緯や状況、過去2年間に改定されたブラジル会計基準、新会計基準に対する疑問点などを説明した。

また従来のブラジル会計基準異なる規範や概念の中から減損会計、無形資産、マナウスフリーゾーンなどの減税などによる補助金(恩典)、包括利益、固定資産や収益などについて説明した。

 

「ブラジル新会計基準(国際会計基準)について」(デロイトの中村敏幸パートナー 2010年11月25日)

講師のデロイト社の中村敏幸パートナー(fotos Rubens Ito/CCIBJ)

左から都築慎一部会長左から/講師のデロイト社の中村敏幸パートナー/ルシアーノ・クーニャマネージャー

会議室一杯の60人が参加

11月の異業種交流委員会に25人が参加して開催

11月の異業種交流委員会(和田亮委員長)が2010年11月24日午後7時から9時過ぎまで商工会議所の会議室に25人が参加して開催、日本酒の専門家である中村桃子女史が講演を行った。

初めに中村講師は日本における日本酒の現状として地域別蔵元数はコメどころの新潟県が96でトップ、長野90、灘の酒で有名な兵庫が87、地域別年間生産量では兵庫、伏見の酒で有名な京都府、新潟、地域別年間消費量では新潟、福島、長野、地域別一人当たりの年間消費量は新潟、秋田、島根県となっている。

日本酒は酒税法によって「コメ、米麹および水を原料として発行させて濾したもの」と定義づけられており、更に一定量のアルコール、ブドウ糖、水あめ、有機酸塩などを使用することが認められていると説明した。

また中村講師は日本酒の特性として非常に高い醸造技術、生産地域・醸造方法によって味わいの種類が豊富、品質が変化しやすいために保管管理が重要、飲酒する温度帯の幅が世界に類を見ない酒、料理と相性がよくてうまみ成分のみを引き出す、酒類の中で最も体を冷やす効果が低くて体に優しいアルコール飲料であると説明した。

同講師は杜氏の腕が味を大きく左右するのは日本酒だけであり、大量生産の機械化は非常にむずかしい、また肉料理には純米酒がよく合うが、カルパッチョなどの生肉は日本酒にはあまり合わない、究極の日本酒は雫酒、日本酒購入後はなるべく1か月以内に消費することをすすめますと説明、最後に中村講師は「大好きなブラジル人に大好きな日本酒をすすめたい」と結んで講演を終えて大きな拍手が送られた。

参加者リスト

日本酒専門家の中村桃子講師(fotos Rubens Ito/CCIBJ)

25人が参加した勉強会

INPIのジョージ・アヴィーラ局長との会合

日伯法律委員会(松田雅信委員長)の移転価格ワーキンググループは2010年11月22日午後4時30分からリオ市の国立工業所有権院(INPI)のジョージ・アヴィーラ局長、カルバーリョ役員と商工会議所会員の要望事項、投資障害や技援契約上技術者派遣費用別途請求などについて意見の交換を行った。会議所からは篠原一宇(パナソニック)、出見裕之氏(南米新日鐵)、伊澤崇也氏(南米新日鐵 )、セルジオ・ミヤケ氏(ホンダサウスアメリカ)が参加した。

第19回カマラゴルフ大会に43人が参加して開催

11月21日(日)に今年度4回目、今年最後の第19回カマラゴルフ会がPLゴルフ場で開催されました。当日は天候にも恵まれ、12組43名の参加を頂きました。
7時15分に第一組が意気揚々とスタートしました。今回も前回好評だった組対抗団体戦
も再び企画致しました。試合後の表彰式も和気あいあいのムードで盛り上がり、大盛況のうちに終了いたしました。

結果、個人戦 優勝は上田さん(CBD MECANICA)が前半44後半42グロス86
ハンディ19 ネット スコア67のスコアーで優勝されました。
2位には前田さん(フジフィルム)、3位 根本さん(出光)が入りました。
ベストグロス賞は越さん(AOKI TECHNICAL)が獲得されました。
今回の団体戦の優勝組は第10組(奥村さん、栗田さん、伊藤さん)が獲得されました。
おめでとうございます。
その他の成績は次の通りです。
NP 奥村さん、南野さん(二個)、越さん
LD 堀内さん(二個)、日下部さん、越さん
今回カマラゴルフで2回目となる HOLE IN ONE(Pansy3番)が出ました。
相互啓発委員副委員長の岡野さんです。おめでとうございます。

                                                                           以上
                                                                           相互啓発委員会

左は西岡勝樹相互啓発委員長/個人戦 優勝の上田さん(CBD MECANICA)

団体戦の優勝組は第10組(奥村さん、栗田さん、伊藤さん)


左はHOLE IN ONE(Pansy3番)の岡野相互啓発委員副委員長/西岡相互啓発委員長

 

 

労働問題研究会に25人が参加して開催

企業経営委員会(林恒清委員長の労働問題研究会に25人が参加して2010年11月18日午後4時から6時まで開催、司会はマルコス破入副委員長が担当、Braga & Marafon Consultores e Advogadosのクリスティーナ・サビアーノ環境部門担当弁護士「気候変動、主に環境サービス支払いに関するブラジル国家・サンパウロ州政策」について、京都議定書の経緯、温室効果ガス削減と排出量取引、コペンハーゲンで開催されていた国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)、気候変動に関する連邦法12187号、サンパウロ州法13798号の目的、ファイナンス並びにインセンチブなどを説明、KPMGのリカルド・ジ-バス気候変動・サステイナビリティーマネジャーは「温室効果ガス削減規制の傾向について‐企業にとってのリスクと好機」について講演した。

Abe, Costa, Guimarães e Rocha Neto Advogadosのフェルナンダ・ロペス・デ・ソウザ労働部門弁護士「障害者及び未成年研修生雇用のクォータ制 パートⅡ」について負担する研修費用比率、適用年齢、研修費用の負担、研修生の権利、労働環境、法令8213号/1991では従業員が100人以上の企業は障害者を雇用する義務があり、 1000人以上の企業は5%の障害者の雇用を義務付けていると説明した。

左からマルコス破入副委員長/講演者のフェルナンダ・ロペス・デ・ソウザ労働部門弁護士/クリスティーナ・サビアーノ環境部門担当弁護士/リカルド・ジ-バス気候変動・サステイナビリティーマネジャー

25人が参加

移転価格税制ワーキンググループ会合開催

日伯法律委員会(松田雅信委員長)の移転価格税制ワーキンググループ(篠原一宇委員長代理)の会合が2010年11月18日午前10時から正午過ぎまで6人が参加して開催した。

国立鉱業所有権院(INPI)総裁との意見交換会を前に準備会合として、ロイヤリティ、ノウハウライセンスなどについて意見交換をおこなった。

また移転価格税制では収税局へのマーリン率資料提供並びに説明会のための情報収集を目的としたアンケート調査案内や内容について意見交換を行い、今後のスケジュールなどを調整した。

参加者は篠原一宇委員長代理(パナソニック)、寺田健司副委員長(ホンダ)、出見宏之氏(新日鉄)、澤田吉啓日伯経済交流促進委員長(ジェトロ)、セルジオ・シンジ・ミヤケ氏(ホンダ)、平田藤義事務局長

左から篠原一宇委員長代理/寺田健司副委員長/出見宏之氏(fotos Rubens Ito/CCIBJ)

左から澤田吉啓日伯経済交流促進委員長/平田藤義事務局長

 

アメリカ商工会議所と共催のハッピーアワーに200人以上が参加して開催

ブラジル日本商工会議所(中山立夫会頭)並びにアメリカ商工会議所(AMCHAM ガブリエル・リコ会頭)共催のハッピーアワーが2010年11月17日午後7時から10時までアメリカ商工会議所で200人以上が参加して開催した。

AMCHAMのガブリエル・リコ会頭は笠戸丸移民から102年後のブラジルには150万人の日系人が住み、すでにブラジルに融合しているが、素晴らしい日本文化もあるので今日は琴や尺八などで日本音楽や日本料理を堪能していただきたいと述べ、ブラジル日本商工会議所は財務委員長の米倉立二郎専任理事が素晴らしいポルトガル語で2年前の日本移民100周年記念に次いで今年は商工会議所70周年記念のために、アメリカ商工会議所と共催することができたことを感謝して挨拶を述べた。

その後、琴、三味線、尺八による日本音楽の演奏に続いて、AMCHAMのラファエル・エメリック氏、米倉立二郎専任理事並びにサンパウロ総領事館の加藤秀雄領事による鏡割りに続き、矢崎愛と草村芳哉のキーボード&サックス演奏を聴きながら日本食の立食パーティーが午後10時まで続いて、参加者はAMCHAM側の参加者と交流を行い、楽しいひと時を過ごした。

開催挨拶を行うAMCHAMのガブリエル・リコ会頭(fotos Rubens Ito/CCIBJ)

開催挨拶を行う財務委員長の米倉立二郎専任理事

 

参加者を魅了した琴の演奏

左から鏡割りを行う米倉立二郎専任理事/AMCHAMのラファエル・エメリック氏/サンパウロ総領事館の加藤秀雄領事