日伯経済交流促進委員会の準備会合に10人が参加

日伯経済交流促進委員会(澤田吉啓委員長)は2010年10月7日正午過ぎから今月25日の商工開発省のイバン・ラマーリョ次官との意見交換会や11月25日、26日に東京で開催される第4回貿易投資促進委員会を前に10人が参加して準備会合を開催して意見の交換を行った。

参加者は同委員会の澤田 吉啓委員長(ジェトロ)、寺田 健司副委員長(ホンダ)、日伯法律委員会の松田 雅信委員長(パナソニック)、都築 慎一コンサルタント部会長(デロイト)、深瀬 聡之氏(ジェトロ)、麻布 秀俊氏(ブラジル三井物産)、目黒 英久氏(ブラジル三井物産)、出見 宏之氏(南米新日鐵)、平田 藤義事務局長

左から日伯経済交流促進委員会の澤田吉啓委員長/日伯法律委員会の松田 雅信委員長 (fotos Rubens Ito/CCIBJ)

盛んに意見交換を行った


 

ブラジル三井化学の開所式が2010年10月6日にルネッサンスホテルで開催

ブラジル三井化学(岡部雅行社長)の開所式が2010年10月6日に正午過ぎからルネッサンスホテルで開催、日本本社から藤吉健二取締役会長が参加した。

ブラジル三井化学は経済成長著しいブラジルにおいて、南米における市場開発,既販売製品の拡販、新たなビジネスチャンス発掘をすすめるために設立された。

はじめにサンパウロ総領事館の大部一秋総領事(当会議所名誉顧問)が挨拶を行い、ノーベル化学賞に輝いた2人の日本人受賞者(鈴木章・北大名誉教授、根岸英一米パデュー大特別教授)のホットなニュースに触れながら、日本が世界に誇る化学分野の代表的な企業、三井化学の開所式だと会場を沸かせた。

ブラジル経済の歴史、日本からブラジルへの投資状況、目覚しい成長率、2014年のワールドカップ、16年のリオ・オリンピック開催、20年の万博開催地にサンパウロが立候補、近い将来ブラジルのGDPが日本に次ぐ経済大国等々、希望に満ち溢れた時代に進出を果たした三井化学の大いなる活躍・成長に期待を寄せた。

続いて商工会議所会頭でブラジル三井物産の中山立夫社長が挨拶(挨拶文は下記に掲載)を行った。

藤吉会長は北米、欧州、中国、アセアンに次ぎ広大な土地、豊富な資源に加え、自動車生産では世界第4位のブラジルに橋頭堡を築き、ブラジルならではの新製品投入も視野に入れ、伯国の発展に寄与したいと力強く宣言。

現地法人代表の岡部雅行社長から法人設立にご協力頂いた諸氏に感謝の辞を述べ、パライゾ区にオープンしたオフィスを紹介、昨年10月の進出決定から設立までの遍歴を披露、これからも常に夢と希望を持ち頑張ると所信を表明。

最後に会員企業ADVOCACIA MASATO NINOMIYA弁護士事務所の二宮正人代表者が事務所設立までの経緯を簡単に述べブラジル式で乾杯の音頭を執った。

大勢の会員企業が参加する中、会議所からは中山会頭と伴に平田藤義事務局長も出席し慶びを分かち合った。

三井化学グループは自動車、電子・情報、医療・健康、農業、住宅・建築、生活用品などの分野で、消費材や耐久資材に用いられる製品を提供して社会に貢献している。

                                                                          2010年10月6
                       ブラジル日本商工会議所中山会頭挨拶

本日は、日本を代表する化学メーカーである三井化学のブラジル法人、三井化学ブラジルの開所式誠におめでとうございます。この良き日にあたり、ひとことご挨拶申し上げます。

現在の世界の先進国である米国、欧州、そして日本の景気は非常に厳しいものがありますが、ここブラジルは皆様がお感じになられている通り、非常に活気溢れ、これから2014年のサッカーワールドカップ、2016年のオリンピック開催に向けて、更にダイナミックな高度成長を迎えようとしております。

また、今週日曜日には大統領選挙が行なわれたばかりであり、結局10月末にDilma,Serra両者の決選投票とはなりましたが、どちらの候補が成るにせよ、経済成長は引き続き堅調と見られております。

また、リオデジャネイロとサンパウロを結ぶ高速鉄道プロジェクトの国際入札も7月14日の発表以降、日本を含む7カ国での熾烈な戦いが繰り広げられており、予断は許しませんが、ちょうど日本の東京オリンピック前後の高度成長真っ盛りの状況とご理解頂くと宜しいかと存じます。

もとより欧米企業はブラジルを最重要国の一つとして、当地で根のはった事業を展開しておりますが、最近では中国や韓国の進出もめざましいものがあります。一方、多くの日本企業はアジア市場、中国市場にその活路を見出すべく、ご尽力されておりますが、実はブラジルこそ、日本にとって事業展開しやすい、成長をつかむチャンスの多い国といえます。

それは当地で暮らす日系150万人の方々の移民100年に亘る絶え間ないご努力のおかげで、日本人に対する信用が非常に高く、ビジネスにおいて何よりの財産である「信用」を勝ち得ているからに他なりません。

わたくしども商工会議所におきましても、この日本人、日本企業の当地における信用、プレゼンスをより高め、当地日系企業を中心とする皆様の活動支援に取り組んでいるところでございます。

本日はお集まりの多くの進出日本企業の方々、日本ファンとなってさまざまな支援をしていただいているブラジルの方々もご出席ですので、是非この機会にご交流いただき、今後の皆様のご参考としていただければ幸いに存じます。
本日はおめでとうございます。


 

 

前田一郎日系社会関係委員長は「第4回文協大総合美術展」に出席

前田一郎日系社会委員長は2010年10月2日午後3時からにブラジル日本文化福祉協会(木多喜八郎会長)主催の「第4回文協大総合美術展」のオープニングセレモニーに出席、同美術展の一般公開は10月3日から17日まで、開場時間は月曜日から金曜日は正午から午後6時、週末は午前10時から午後6時、最終日の17日は午前10時から午後3時、12日は祭日のために閉館される。

2011年/2012年度の理事/監事選挙の開票

2011年-2012年度の理事・監事選挙の開票を今日午前10時から商工会議所会議室で行った。理事選挙の開票にあたっては中村敏幸選挙管理委員会委員長、山田唯資同委員、藤井敏晴同委員、監事選挙管理委員会の米倉立二郎委員長、林恒清委員、西岡勝樹委員、および事務局から平田藤義事務局長以外に柴田千鶴子事業班主任、日下野成次総務担当、中森アリッセ・アシスタントが開票作業に加わった。理事選挙には30理事に対して34社(者)、監事選挙には補欠を含めて6人が立候補、結果の発表は10月8日の臨時総会で発表予定。

左から藤井敏晴監事/中村敏幸監事長/山田唯資監事

左から2011/2012年度監事選挙管理委員会の林恒清委員/米倉立二郎委員長/西岡勝樹委員

開票風景

在ブラジル大使館総務総括班長の高杉公使参事官及び同大使館経済総括班長の今西参事官との意見交換会

在ブラジル大使館総務総括班長の高杉公使参事官及び同大使館経済総括班長の今西参事官が各々着任、2010年9月27日にサンパウロ総領事館で業界の主要課題等や日伯貿易投資促進委員会に向けて、ジェトロ・サンパウロセンターの澤田吉啓所長、深瀬聡之次長、加藤秀雄領事、平田藤義事務局長が参加して意見交換を行った。

平田事務局長はアメリカ商工会議所の「How to do Business in Brazil 2010」出版記念セミナーに参加

平田藤義事務局長、日下野成次総務担当は2010年9月27日午後7時から10時30分までアメリカ商工会議所のビジネスセンター開催、100人が参加した「How to do Business in Brazil 2010」の出版記念パーティに参加した。

また出版記念講演として、アメリカ商工会議所のガブリエル・リコ会頭の「ブラジルへの海外投資をいかに増やすか並びに今後数年間の見通し」について講演、Machado,Meyer,Sendacz e OPice弁護士事務所のインフラ部門のジョゼ・ヴィルジリオ・ロペス・エネイ・パートナーが「外資系企業の官民合同プロジェクト(PPPs)のインフラプロジェクト並びに入札参加-困難とチャンス」について講演、ブラジルMcLane社の国際ロジスティック部門のフェルナンド・メデイロ取締役は「輸送と物流部門における外国資本の比率増加の見通し」について講演した。

 

 

労働問題研究会に30人が参加して開催

企業経営委員会(林恒清委員長)の労働問題研究会が2010年9月16日午後4時から7時まで30人が参加して開催、進行役は破入マルコス副委員長と山内正直副委員長が担当した。

初めにAvvad, Osório, Fernandes, Mariz, Moreira Lima & Fabião – Advogadosのアレシャンドレ・アセジ環境法部門事務所のパートナーが「固形廃棄物に関する新国家政策」について、20年間、国会で審議されて漸く今年8月に承認、廃棄物の種類として廃プラスチック類 ガラス屑及び陶磁器屑 瓦礫類 木屑 金属屑 繊維屑 ゴム屑 紙屑などに分けられ、プラスチック廃棄物の処理技術、廃棄物処理技術のIT 化、汚染土壌の処理技術、企業の責任などについて説明した。

またTrench, Rossi e Watanabe Advogadosのマウリシオ・デリオン労働慣行グループ弁護士及ブルーノ・マエダコンプライアンス・IT・産業財産グループ弁護士は「内部調査:幹部による違反行為摘発への制限と最良手段」について、エグゼクチブが交代する時に発覚することが多く、モラルハザード、パワハラスメント、コミッションの支払いや受け取りでの不正、売り上げ計上の不正、ドキュメントの不正申請などがあるが、不正防止は非常に難しいし、摘発は慎重に行わなければならないと説明した。

左から山内正直副委員長/Trench, Rossi e Watanabe Advogadosのブルーノ・マエダコンプライアンス・IT・産業財産グループ弁護士/Avvad, Osório, Fernandes, Mariz, Moreira Lima & Fabião – Advogadosのアレシャンドレ・アセジ環境法部門事務所のパートナー/Trench, Rossi e Watanabe Advogadosのマウリシオ・デリオン労働慣行グループ弁護士/破入マルコス副委員長 (fotos Rubens Ito/CCIBJ)

熱心に講演に聞き入る参加者達

「2011/2012年度理事選挙」 選挙管理委員会の会合

「2011/2012年度理事選挙」 選挙管理委員会の会議が2010年9月15日に開催、理事選挙の公示や今後のスケジュールについて意見の交換を行った。

参加者は選挙管理米倉立二郎委員長、選挙管理中村敏幸委員長、山田唯資理事選管委員、藤井敏晴理事選管委員、松田雅信総務副委員長、平田藤義事務局長

戸谷文聡大臣官房審議官と意見交換

ジェトロ主催のブラジル投資・ビジネス・ミッションに合わせて、来伯中の経済産業省通商政策局の戸谷文聡大臣官房審議官並びに同局米州課中南米室の中山裕二係長と2010年9月14日にブラジル経済全般およびビジネス環境整備などについて、商工会議所関係者と意見交換を行った。

審議官の訪問は、第3回日伯貿易投資促進委員会に基づいて開催されたジェトロのブ ラジル投資・ビジネスミッションに合わせたものであり、経済産業省としてもこの ミッションを重視していると述べた。また、税制、労働、知的財産などブラジルへの投資にあたって日本企業が直面している問題点について意見交換を行った。

会議所からは寺田健司氏(ホンダサウスアメリカ)、篠原一宇氏(パナソニック)、麻布秀俊氏(ブラジル三井物産)、深瀬聡之次長(ジェトロ)、平田藤義事務局長が参加した。