平田藤義事務局長は日本移民史料館の史料のデジタル化並びに収蔵庫のお披露目に参加

平田藤義事務局長は2010年8月19日午後に文協ビル3階のブラジル日本移民史料館(栗原猛委員長)を訪問、史料のデジタル・アーカイブ計画の一環として、今回、小物物品の一部史料のデジタル化並びにその収蔵庫が完成したために、お披露目式に参加、史料館ができて32年目に初めて本格的な収蔵庫が完成、最終的には9万7000点の史料を全てコンピューター入力して収蔵庫に保管する。

ブラジル日本移民史料館アーカイブプロジェクトは修好100周年修好百周年基金助成承認プロジェクトの一つであり、収蔵庫は2008年の日本移民100周年で天皇・皇后両陛下から史料館に贈られた御下賜金や企業やブラジル文化庁からの資金協力で実現した。

記録を更新する150人が参加して業種別部会長シンポジウム開催

総務委員会(近藤正樹委員長)主催の2010年下期の業種別部会長シンポジウムが2010年8月17日午後4時から6時まで記録を更新する150人が参加して、マクソウド・ホテルで開催、磐田信用金庫ミッション団14人や一般参加者も多数参加した。

業種別部会長シンポジウムプログラム
前半司会 近藤正樹  総務委員長
・挨拶 中山立夫  会頭

1.自動車部会 長谷部省三 部会長
2.コンサルタント部会 押切フラビオ 副部会長
4.貿易部会 伊藤友久 部会長
5.機械金属部会 西岡勝樹 部会長
6.電気電子部会 三好康敦 副部会長

< コーヒーブレイク >
後半司会 篠原一宇 副部会長代理
7.繊維部会 河本暢夫 部会長
8.化学品部会 松尾新一郎 副部会長
9.食品部会 高藤悦弘 部会長
10.運輸サービス部会 畠山研治 部会長
11.建設不動産部会 大滝 守 部会長代理
・コメント 佐久間有児 書記官(経済班)在ブラジル日本国大使館
・講評 大部一秋 総領事 在サンパウロ日本国総領事館
・磐信ミッション団長ご挨拶 高木昭三 磐田信用金庫 理事長
・閉会の辞 近藤正樹 総務委員長

すでに商工会議所サイトの業種別部会長シンポジウム欄にプレゼンテーション資料を掲載 http://jp.camaradojapao.org.br/camara-em-acao/simposios/
テープおこしの記事は8月末にサイト掲載予定です。

業種別部会長シンポジウムに記録を更新する150人が参加して開催 (fotos Rubens Ito/CCIBJ)

左側前列2列が発表者の部会長や代理

開催挨拶を行う中山立夫会頭/左奥は前半司会の近藤正樹総務委員長

磐田信用金庫ミッション団/中央は平田藤義事務局長

 

第16回ジャパンカップ直後にブラジル日本商工会議所創立70周年記念レース開催

サンパウロ・ジョッキークラブは日本中央競馬会(JRA)との間で1995年以来、交換レースを開催、日本では毎年10月にブラジルカップ、ブラジルでは毎年8月にジャパンカップを開催、今年は8月14日午後の7レースがジャパンカップとなり、福岡県人会から貸し出された鯉のぼりが泳ぐ空の下で開催され、大部一秋総領事、木多喜八郎文協会長、鈴木雅夫サンパウロ新聞社長など大勢が参加した。

今回は、第16回ジャパンカップ直後の第8レースは商工会議所の創立70周年記念レースとなり、商工会議所から中山立夫会頭及び平田藤義事務局長が参加した。

ブラジルの日系コロニアに敬意を表して、サンパウロ・ジョッキークラブ内で日本文化を紹介するあざやかなイベントでレキオス芸能同好会による「沖縄太鼓」、鳥取県人会による「傘踊り」、阿波踊りレプレーザによる阿波踊りも披露された。

平田藤義事務局長は「競馬場という庶民から上流階級の人が集まる場所で、日本文化を紹介できる催しができることは非常に素晴らしい」とコメントしている。

第1レース 宮坂国人財団杯
第2レース 旅順丸100周年記念杯
第3レース ブラジル日本文化福祉協会杯
第4レース レプレーザ連阿波踊り杯
第5レース 大部一秋総領事杯
第6レース ピラシカーバ男爵杯
第7レース 第16回ジャパンカップ
第8レース ブラジル日本商工会議所創立70周年記念杯
第9レース サンパウロ新聞社杯
第10レース FATOS BJ誌杯

左から大部一秋総領事御夫妻/中山立夫会頭御夫妻 (写真は望月二郎さん提供)

左から一人おいて平田藤義事務局長御夫妻/中山立夫会頭御夫妻

大部一秋総領事御夫妻

サンパウロジョッキークラブ

 

 

島内大使歓送昼食会、マルセロ・ロッシャがカーボンクレジットについて講演

8月の懇親昼食会は2010年8月13日正午から2時までインターコンチネンタル・ホテルに100人以上が参加して開催、平田藤義事務局長が司会を務め、初めに特別参加者の島内憲大使、小林雅彦首席領事、環境コンセルタントのマルセロ・ロッシャ氏、元サンパウロ高等判事の渡部和夫弁護士、ロベルト・ヨシヒロ・ニシオ弁護士を紹介した。

3分間スピーチではインターコンチネンタル・ホテルのフランシスコ・ガルシア支配人が日本食の朝食やお茶漬けサービス、デラックスな幕の内弁当、すしバーなどを紹介、米国プレステージ・インターナショナル社の太田理士取締役は海外旅行保険や健康保険の代行サービスなどについて説明した。

連絡事項として監事会議長交代挨拶では中村敏幸新監事長が就任挨拶、1977年から監事を務め、2000年10月から監事会議長に就任した山田唯資元監事会議長は今年末まで監事として中村監事会議長を補佐していくと挨拶、その後で中村監事会議長は今年の第2四半期の業務・会計監査を実施、監事会は「2010年の第2四半期の会議所の業務の遂行と会計処理は適正であったこと」と承認したことを報告した。(最後部に山田唯資監事会議長の退任挨拶文掲載)

代表者交代ではブラジル勤務が11年の住友化学の松尾新一郎社長は公私ともにお世話になりましたと短く帰国挨拶を行い、海外駐在が初めての後任の松下敏明社長は丁寧に着任挨拶を行った。

リオ州レゼンデ市役所企業関連開発課のウイルソン・パラロヴォ取締役は「レゼンデ市投資誘致案内」と題して、レゼンデ市のポテンシャル、地政学的に優れているために輸出基地化、優秀な多くのマンパワー、進んだロジスティックやインフラ、生産性に対する安価なコストなど説明、また同市周辺には機械・金属、化学、医薬品、食料品、 自動車関連工業、電気電子部門の工業が発達しており、標高が高くで大自然が残されているマンチケイラ山脈に近いために観光業の開発、製造業部門への投資などに適していると企業誘致を行った。

新入会員紹介ではミゲル・ネット弁護士事務所のクリスティーナ・サルバドール氏、南米出光石油の榎本政法社長が挨拶、中山立夫会頭からそれぞれ会員証が手渡された。

商工会議所の定款並びに各種選挙規則改定に尽力した元サンパウロ高等判事の渡部和夫弁護士に対して中山会頭が記念品を贈呈、同じくロベルト・ヨシヒロ・ニシオ弁護士には近藤正樹副会頭が記念品を贈呈した。

環境コンサルタントのマルセロ・ロッシャ氏の講演に先立って中山会頭が歓迎の辞、岡村昌一コンサルタント副委員長が講師を紹介、マルセロ氏は「カーボンクレジットの将来」と題して、京都議定書の歴史、意義、目的、ブラジルは途上国として第一次計画のCO2削減義務目標達成を免除されているが、ブラジル国内の排出削減に対する長期目標や取り組みなどについて説明した。

また世界のカーボンクレジットマーケット、先進諸国のクレジット購入状況や並びに発展途上国の販売状況、温暖化ガス削減のためのプロジェクトの種類や削減効果、排出権売買価格の推移、ブラジル国内の削減プロジェクト数や種類、京都議定書の削減対象期間である2008年~2012年以降の世界の温室効果ガス削減目標やスケジュール、今年12月に開催されるメキシコ・カンクン会議(COP16)での各国の削減目標などについて説明して講演を終え、中山会頭から記念プレートが贈呈された。

最後に島内憲大使の歓送会では中山会頭が島内大使の4年間に亘って進出企業や日系コロニアを率先してリードするリーダーシップ、2008年のブラジル日本移民100周年および日伯交流年記念行事、地上デジタル放送の日伯方式の南米諸国への普及、ビジネス環境の整備などに対する陣頭指揮に対して、厚くお礼を申し上げますと心温まる歓送の辞を述べた。

島内大使は帰国挨拶で日本移民100周年記念では皇太子殿下をお迎えし、日伯関係がますます緊密化、ブラジルの力強い経済成長の時に赴任して外交官として運がよかった。

ブラジルの人口と面積が世界5位であることは日本ではあまり知られていないが、BRICs諸国の中でも安定感のある国として確立しつつあり、世界のブラジルの注目度が増してきている。

日本ではブラジルについての講演をよく依頼され、また質問のレベルも向上してきたが、ブラジルに関する情報が不足しているために、ブラキチの私は帰国後もブラジルの情報を発信し続ける。

世界のブラジルへの関心度が高まってきており、ブラジルに熱い視線を注いでいるのは先進国だけではなく、小さな国でもブラジル詣を行っているが、日本とブラジルは他の国にない親密な関係でブラジルは世界一の親日国であり、地上デジタル放送の日伯方式は新しい日伯関係のモデルになっている。

高速鉄道プロジェクトはALL JAPANで支援しており、ブラジルにとっても世界最高の技術やオペレーションなどブラジルと共有でき、ブラジルはワールドカップ、オリンピックなど大型プロジェクトに結びつくイベントなどが目白押しであり、日本の最先端技術を駆使したワールドカップ、2016年には新幹線でリオのオリンピックを観戦してみたいと述べた後、最後に平田事務局長が島内大使を「お人柄」、「行動力」、「リーダーシップ」の3つの人物像で表現、あらゆる分野における日伯関係を重層的に強化推進、そのご尽力と歴史的な不朽の功績を称えお礼、惜別の辞とした。

(山田唯資監事会議長の退任挨拶)

山田唯資であります。

「私が、去る、6月11日付けで、本会議所の、監事会議長職を、退任しました事」に付き、この場をお借りして、会員の皆様に、お知らせ申し上げます。

6月に、私が、個人的な遠距離旅行を、計画していました矢先に、佐々木専任理事の、空席補充選挙の日程が、急遽、7月16日に決まり、生憎、その選挙管理委員長としての任務が、果たせない理由を契機として、一昨年から、育んで来ておりました「後進に道を譲る時期」と決断致しました。

そこで、旅行を前に、臨時の監事会を緊急招集、私と、ナカムラ トシユキ正監事、フジイ トシハル正監事による、三者互選で、6月11日付けで、ナカムラ トシユキ監事に、監事会議長職を継承して頂く事となった次第であります。

私は、今後、監事会の一員として、本年度末の任期終了日、即ち12月31日迄、引き続いて、勤務させて頂くことになるわけですが、余すところ残り少ない、私のこの在任中は、全力を挙げて、ナカムラ監事会議長を補佐して参りたいと存じます。私は、監査の分野で専門家であります、同氏のご活躍を信じて疑いません。会員の皆様には私に与えて下さった様な、熱いご支援を、心からお願い申し上げます。

この席をお借りして、2000年10月から、今日迄、私が監事会議長として、会議所執行部の一翼を担わせて頂きました事を、歴代の会頭を始め、常任理事会、中でも、その総務委員会の方々、監事会メンバー、並びに、事務局の方々に対し、真心をこめて、御礼を申し上げます。

最後になりますが、33年前の、1977年以降、毎回の監事改選の都度、清きご一票を投じて頂き、不束な私が、現在迄、長々と、会議所の監事職を仰せ付かる事が出来ましたのは、いつに、多数の歴代の会員の皆様のご協力とご厚情の賜物であり、私にとっては、一生、忘れられない名誉な事でありました。

以上、簡単では御座いますが、心からの「深い感謝の言葉」を以って議長退任の挨拶に代えさせて頂きます。永い間、色々お世話になり本当に有難う御座いました。

2010年8月13日

講演者の環境コンセルタントのマルセロ・ロッシャ氏 (fotos Rubens Ito/CCIBJ)

投資誘致案内を行うリオ州レゼンデ市役所企業関連開発課のウイルソン・パラロヴォ取締役

左から田中信前会頭/島内憲大使/中山立夫会頭/ウイルソン・パラロヴォ取締役/松田雅信副会頭

 

左から平田藤義事務局長/レゼンデ市役所工業、テクノロジー・サービス課のジョゼ・タバーレス・マチアス取締役/ウイルソン・パラロヴォ取締役/中山立夫会頭

100人以上が参加した懇親昼食会

日伯法律委員会に60人が参加して開催

日伯法律委員会(松田雅信委員長)が2010年8月12日午後4時から5時30分過ぎまで記録を更新する60人が参加して開催、司会はクラウジオ・ヤノ副委員長が務めた。

初めにBraga & Marafon Consultores e Advogadosのルーベンス・カルロス・フィーリョ税務部門シニアが「サンパウロ州政令56.045/10の輸入業務に関する改正点とそれに関する連邦高等裁判所の最近の決議」について、Pinheiro Neto Advogadosのウイリアム・ロベルト・クレスターニ弁護士が「従業員の企業利益参加-各企業が注意すべきポイント」について講演を行った。

Felsberg, Pedretti, Mannrich e Aidar Advogados e Consultores Legaisのアナ・フラヴィア・デ・イゼリ弁護士が「有給休暇に対する社会保障給付費の計上不要について」について、KPMGのロドリゴ・サントス・クラヤマ税務部門マネジャーが「補助納税義務-新監査業務方法」について、(Deloitte Touche Tohmatsuのカロリーナ・ヴェローゾ・ヴェルジネーリ税務シニア・マネジャーが「Pis/Cofins(社会統合基金/社会保険融資納付金)のSPED(税務及び会計デジタル簿記の公共システム)と電子ノッタに関する新たな情報」につぃて講演を行った。

記録更新の60人が参加

講演者並びに左から5人目はクラウジオ・ヤノ副委員長/6人目はロベルト・コウチヤマ副委員長


 

会員企業の東山グループはブラジルで初めて「日本食海外普及功労者表彰」を受賞

会員企業の東山グループ(岩崎透代表取締役社長)はブラジルで初めて日本の農林水産省が実施する「日本食海外普及功労者表彰」を受賞、2010年8月12日午後にサンパウロ総領事公邸で賞状伝達式が行われ、島内憲大使、大部一秋総領事、木多喜八郎文協会長など大勢が参加、商工会議所から中山立夫会頭が参加した。

この賞は日本産の農林水産物・食品の輸出拡大に向けて、日本食、日本食材などを海外で紹介して、普及に多大に貢献してきた企業や人物に対して授与されるが、今回は5回目となる。

岩崎社長は「この受賞を大変光栄に思うと同時に、東山に関係する企業や人々によって得られた賞だと思います」と述べ、同日夜には国際交流基金サンパウロ日本文化センターで岩崎社長やヴァロール・エコノミコ紙のマルリ・オルモス記者による記念講演も開催され、商工会議所からは平田藤義事務局長が参加した。

 

業種別部会長シンポジウム案内で邦字新聞社2社を訪問

8月17日午後2時から6時までマクソウド・ホテルで開催される総務委員会(近藤正樹委員長)主催の「業種別部会長シンポジウム」の案内のために12日午前中に近藤正樹総務委員長、松田雅信副委員長、平田藤義事務局長がニッケイ新聞社並びにサンパウロ新聞社を訪問した。

商工会議所の11部会の代表が年2回、ブラジル経済の半期ごとの回顧と展望について質疑応答を含めて15分間で発表、シンポジウムは無料で一般参加者にも公開、年を追うごとに参加者が増加してきている。

 

異業種交流委員会の8月の勉強会

日時:8月12日(木)19:00~20:30
場所:ブラジル日本語センター

講師 CIS Eletronica社の伊豆山康夫氏
テーマ 『香港、中国広州との10年の付き合いで思うこと。』という題でお話しいただき、それをもとに、『経済的にみて、中国は日本の競争相手か、同盟国か?』という視点による、出席者全員参加の座談会を企画。

言うまでもなく、今や中国を抜きにしての世界経済は語ることが出来なくなり、日本はますます中国との経済関係を強めています。伊豆山さんは定期的に中国にご出張され、現地での合弁会社も持っておられますが、そのような環境の中で、様々なご経験をされています。

中国に駐在された経験をお持ちの方、中国関連事業に携わられたことがある方、或いは、日本と中国、ブラジルと中国の今後についてのご意見をお持ちの方などにお集まり願い、中国はどこへ行こうとしているのかを考えてみる。

参加者リスト
お名前                 所属先
Ohno Keisuke            三栄源
Kurahashi Toshiki        パナソニック
Itagaki Katsuhide        パナメジカル
Chigami Yasuo            チガミ
Wada Ryo               日通
Tanabe Yoshio           日清紡
Kii Toshio              ジェトロ
Miyakawa Isao           ソニー
Rosa Komori             歯科医
Inoue Kenji          Yuma Ind. e Com.
Yamashita Teruaki         ヤコン
Abe Isamu              戸田建
Matsuda Norihito          MN


 

平田藤義事務局長が著名なジャーナリストであるアウグスト・ヌーネス氏の講演会に参加

平田藤義事務局長は2010年8月11日午前9時から11時までサンパウロ州石油化学工業組合(SINPROQUIM)主催の著名なジャーナリストであるアウグスト・ヌーネス氏の講演会に参加、テーマは「大統領選挙の黒幕-マスコミが語らない舞台裏」であった。