今年初めての日伯法律委員会に43人が参加して開催

今年初めての日伯法律委員会(松田雅信委員長)が2009年1月22日午後4時から6時まで43人が参加して開催され、進行役はクラウジオ矢野副委員長が務めた。

初めにジュリアナ・マクソウド弁護士が「社会統合基金/社会保険融資納付金課税標準における商品流通サービス税/移転価格計算からの除外」について会社の必要書類、課税対象や現状を説明、フェリッペ・ロッシャ弁護士は「法令第243/2002号の違法性 −このテーマについての論議のレジメと行政判断」について移転価格税制の違法性について計算式を提示して説明、利益の計算方法、9430号/96の疑問点などについて説明した。

アドリアナ・メロ弁護士は「オンライン差押えの影響について」では保証金の積立や手続きを説明、ロベルト・コウチヤマ弁護士は「誓定措置令449号 一般的租税面」では新しい会計基準や税制面の変更について、ブルーノ・アシオリ弁護士は通関承認された荷物処理−国内の外国製品取扱いについて説明した。

左から講師のアシオリ弁護士/ロッシャ弁護士/マクソウド弁護士/メロ弁護士/司会の矢野副委員長/コウチヤマ弁護士

熱心に講演を聞く会場一杯の参加者

運輸サービス部会では笑いの絶えない和気あいあいとした会合となった

運輸サービス部会は2009年1月19日午後2時から3時まで和田亮部会長の絶妙な会話術で笑いが絶えない会合となり、今年の活動方針の策定、2月17日の業種別部会長シンポのレポートを2月2日までに提出後、2月9日に再度、部会を開催してシンポ資料の作成、今年は2回の研修旅行の実施を予定している。

また4月以降の部会長としてK-Lineの畠山研治会長、副部会長にはJALの小西弘恭南米地区統括支店長及び栄進の谷口雅治取締役が選出された。

参加者は和田亮部会長(日通)、廣瀬隆副部会長(商船三井)、岐部ルイス副部会長(Ubik)、広瀬純子氏(ブルーツリーホテル)、谷口雅治氏(栄進)、小西弘恭氏(JAL)、畠山研治氏(K-Line),足立幸雄氏(NTT)、片山真人氏(NYK),今井達也氏(NYK)、森田透氏(山九)、村田エリカ氏(鈴与)、山下日彬氏(ヤーコン)、平田藤義事務局長

 

和田亮部会長の絶妙の会話術で笑いが絶えない会合となった 

コンサルタント部会に13人が参加して今後の部会活動などについて意見交換

コンサルタント部会が2009年1月19日正午から1時30分まで13人が参加して開催、昨年の部会活動では4回の部会開催、7回のセミナーや勉強会を開催、今年の部会活動目標として部会開催4回、中南米主要国の景気動向の講演会の開催、在伯進出企業実態調査アンケートや視察ツアーの実施などで意見交換が行なわれた。

また2009年度の部会長には佐々木光部会長から都築慎一氏(デロイト)に満場一致で選出、佐々木部会長は副部会長、押切フラビオ副部会長と関根実副部会長、山田唯資顧問は継続する。

参加者は都築慎一部会長(デロイト)、佐々木光副部会長(ジェトロ)、押切フラビオ副部会長(大野&押切法律事務所)、関根実副部会長(個人会員)、田中信会頭(リベルコン・ビジネス)、山田唯資顧問、中村敏幸氏(デロイト)、高山直己氏(ジャパン・デスク)、遠山景孝氏(K.TOYAMA)、山下日彬氏(ヤーコン)、加藤秀雄領事(サンパウロ総領事館)、黒木沙緒里専門調査員(サンパウロ総領事館)、平田藤義事務局長

 13人が参加して新部会長選出や今後の活動で意見交換

昨年の最終四半期の会計監査で監事会開催

監事会(山田唯資監事会議長)が2009年1月16日正午から4人が参加して、昨年最終四半期の会計監査を行い、 山田監事会議長、中村敏幸監事は事務局から提出された各種伝票類、バランスシート(B/S)、損益書(P/L)、対予算・実績収支明細書や書類をチェックした。

監事会は慣例に従い各四半期を締めた後3ヶ月おきに開催され、事務局からは平田藤義事務局長、エレーナ・ウエダ会計担当が参加、会議所の固定資産、各委員会・部活活動収支明細、会費滞納社(者)など報告を行なった。 

左から中村敏幸監事/山田唯資監事会議長

会計監査中の左から中村監事/山田唯資監事会議長/平田藤義事務局長/上田エレーナ会計担当

経団連環境保護協議会の視察団歓迎夕食会開催

オイスカ・ブラジル総局(高木ラウル会長)、ブラジル・ニッポン移住者協会(小山昭朗会長)並びに JICA日本留学生協会(ABJICA)共催による日本経団連環境保護協議会(大久保尚武団長)一行10人の歓迎夕食会が2009年1月16日午後7時 30分からニッケイ・パレセホテルで開催、会議所から田中信会頭と平田藤義事務局長が出席、田中会頭が乾杯の音頭をとった。

南米自然保護プロジェクト視察ミッション団と環境問題について意見交換会を開催

日本経団連自然保護協議会の南米自然保護プロジェクトミッション団10人と商工会議所側から10人が参加して2009年1月15日午後2時30分から4時過ぎまで商工会議所大会議室で会員企業の環境関連取組状況や今後の課題、世界金融危機のブラジル経済への影響、景気の見通し、今後の日伯交流などについての意見交換会が開催された。

 進行役は平田藤義事務局長が務め、初めに同ミッション団の団長で積水化学工業の大久保尚武社長が1992年にリオで開催された地球環境サミットで「気候変動枠組条約」と「生物多様性条約」が提起されたが、経団連ではリオサミット参加後に協議会を発足して17年目を迎えたが、協議会活動費用は会員から寄付を募り、初めは東南アジアの自然保護NGOを支援、今までに総数800件のプロジェクトに資金援助して、支援したプロジェクトでは必ず現地視察を行なっているが、今回はオイスカ・ブラジル総局の協力を得てブラジル・日本移住者協会の21世紀の森作りの「日伯友情の森」、「豊饒の森」を視察、その後はパラグアイとアルゼンチンの植林地を視察するが、いまでは地球温暖化やCO2排出権取引などが注目されているが、自然保護協議会では生物多様性に注目していると挨拶した。

 続いて田中信会頭が世界金融危機のブラジルへの影響について米国のサブプライム問題が発端になった世界金融危機は100年に1度と言われるほどに世界経済を揺さぶっているが、BRICsのロシアと中国は目を覆うほど暴落、インドも大幅に下げたが、ブラジルは49%の下落率に留まり最も影響が少なかった。

 また日本ブラジル商工会議所の紹介では来年は創立70周年記念、会員企業300社のうち日本進出企業は半数、11部会に14委員会、主要行事は年2回開催される業種別部会長シンポジウムで30年以上継続、また日伯経済合同会議などにも積極的に参加、2005年には現代ブラジル事典を上梓、2004年に会議所のGIE委員会の中にCDM研究会を発足、その後環境委員会を設けてCDM研究会活動を継続、また京都議定書とCDMに関する勉強会やセミナーなども積極的に行なっていると説明した。

参加者がそれぞれ自己紹介した後でブラジル三井住友銀行の内田肇地球環境部長が南米でのCO2排出権取引の現状などについて、非常に視点の違った観点からの商談や環境への寄与、同銀行カーボン・ファイナンス賞の優秀賞獲得などについて説明した。

環境問題のフリートーキングでは生物の多様性、蓄養、絶滅種、外来生物の持込、自然保護,自然共生、リサイクル、熱帯雨林、エタノール、自然破壊、自然保護など大いに意見の交換が行なわれて、日本とブラジルの環境問題に対する取組が明確になる素晴しい意見交換会となった。

参加者は視察ミッション側から大久保尚武団長(積水化学工業社長)、東作興氏(アサヒビール秘書室理事)、篠秀一氏(積水化学コーポレートコミュニケーション部長)、中井邦治氏(三井物産CSR推進部地球環境室長)、副渡潔氏(損害保険ジャパン CSR・環境推進室課長)、鈴木健太氏(住友林業 環境経営部)、小林光氏(自然環境研究センター副理事兼上級研究員),渡邊忠氏(オイスカ理事)、岩間芳仁氏(日本経団連自然保護協会 事務局長)、武田学氏(日本経団連自然保護協議会 事務局次長),ブラジル・オイスカ総局側からラウル高木会長、ルイス花田副会長、工業移住者協会の小山昭朗会長、商工会議所側から田中信会頭(リベルコンビジネス取締役)、長谷部省三副会頭(ブラジルトヨタ社長)、中山立夫副会頭(ブラジル三井物産社長)、窪田敏朗前専任理事(ブラジル三井住友銀行頭取)、赤木浩環境委員会副委員長(ブラジルメタルワン社長)、内田肇環境委員会副委員長(ブラジル三井住友銀行 地球環境部部長)、土村学財務委員会副委員長(南米安米保険取締役)、浅野英樹日伯経済交流委員会副委員長(ブラジル三井物産取締役)、和田昭彦渉外広報委員長代理(ブラジル住友商事取締役)、平田藤義事務局長

環境問題で大いに意見の交換 

日本経団連自然保護協議会の南米事前保護プロジェクトミッション団や商工会議所など参加者全員で記念撮影

島内憲大使を迎えて2009年1月9日の新年会に140人が参加して開催

特別ゲストに島内憲大使、丸橋次郎首席領事を迎えて2009年1月9日正午からブルーツリー・モルンビーホテルに140人が参加して開催、島内大使、丸橋首席領事並びに田中信会頭が鏡開きを行なって今年のスタートをきった。

田中会頭は今年の会議所活動の重点施策として、会員増加による基盤強化と会員ニーズに基づく活動内容の一層の充実を図り、また日伯経済関係の拡大強化、具体的には従来から、ブラジルでの企業活動の円滑化のための投資環境改善などを両国政府に訴えてきたが、引き続きこの動きを拡大強化すると述べた。

島内大使は昨年1年間は日本移民100周年並びに交流年で多忙を極め、色々な記念事業が行なわれたが、大成功裏に終了したのは皆さんの協力のお陰であり、丁寧に御礼を述べ、記念事業では若い世代が大いに活躍、日系のパワーアップ、活力向上に結びつき、非日系団体も連邦、州、個人が記念行事を主催して非常に好意的で国を挙げて慶祝、今後は両国関係の発展にいかに結び付けていくかにかかっており、また世界金融危機では日伯両国が世界に先駆けて経済回復することが重要であり、資源・食料ポテンシャルのアルブラジルはBRICsの中でも最も安定しており、今年入札が予定されているリオ−サンパウロ高速鉄道はこれからが正念場であり、デジタル日本方式の南米市場での拡大では日伯が協力体制を敷いているおり、今後はビジネス活動環境整備面に一層協力していきたいと述べた。

続いて2009年度常任理事を紹介したが、松田雅信副会頭、田中一男専任理事は日本出張中で欠席した。

副会頭
中山 立夫 三井物産
新谷 道治 味の素インテルアメリカーナ
長谷部 省三 トヨタ
松田 雅信 パナソニック

専任理事
前田 一郎 丸紅
伊藤 友久 住友商事
佐々木 光 ジェトロ
近藤 正樹 三菱商事
和田 亮 日本通運
杉山 俊美 新日鐵
米倉 立二郎 南米安田保険
田中 一男 伊藤忠

監事会
山田 唯資 個人会員
中村 敏幸 デロイト・トウシュ・トーマツ
藤井 敏晴 KPMG

代表交代では双日の山田浩次郎氏から後任の江上知剛氏、ブラジル日本青年商工会議所のマルシオ・ヨーシェン会頭、後任のロジェリオ・キタ新会頭がそれぞれ挨拶、戸田建設の林恒清社長が新任挨拶を行い、3分間スピーチではカワサキ・ド・ブラジルの渋谷吉雄社長が海外移住顕彰事業の旧神戸移住センターの「海外日系人会館(仮称)」再整備事業への支援並びに募金への協力を依頼、青年会議所のクロビス・ベップ氏は青年会議所主催のMBAコースの概要などを紹介した。

140人が参加して盛大に開催された新年会

紹介された2009年度役員

第12回日本祭り発足記念カクテルパーティに田中信会頭が出席

県連主催で2009年7月17日から19日までイミグランテ展示会場で開催される第12回日本祭りの発足 記念カクテルパーティが2009年1月9日午後3時からニッケイ・パレスホテルに県連関係者、後援企業や支援者が参加して開催、商工会議所からは田中信会 頭が出席した。