ルーラ大統領や数多くの閣僚が参加して、外国人投資家ハイレベル会議が開催

12月2日午前10時から、ルーラ大統領や数多くの閣僚が参加して、外国人投資家ハイレベル会議が開催、会議所から田中会頭と平田事務局長が参加した

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12月2日午前10時からルーラ大統領、ジウマ・ロウセフ官房長官、ルイス・フルラン産業開発相、ロベルト・ロドリゲス農務相やルイス・マリーニョ労働相など の多数の閣僚、ギド・マンテガBNDES銀行総裁、エンリケ・メイレーレス中銀総裁やレヴィ国庫局長、28カ国から100人を超える企業家が参加して、外 国人投資家ハイレベル会議がサンパウロ市のグラン・メリア・モファレジホテルで開催された。

開催に先立ち、ルーラ大統領並びに多数の閣僚と15名の国際投資家が午前8時30分からセミナーについて意見交換した。また午後1時30分からフルラン商工相とヴァーレ社、ゲルダウグループやテレメックス社の代表が共同記者会見を行なった。

また午後2時30分からは、インフラ整備、エネルギーや官民合同プロジェクット(PPP)などのワークショップがそれぞれ開催され、開会式から参加した田 中信会頭と午後から参加した平田藤義事務局長は、午後3時30分から午後 5時までPPPプロジェクトのワークショップに出席した。質疑応答では現在まで認可済みの道路網の整備と南北鉄道の2大PPPプロジェクトが関心の的で あったほか、参加者からブロクラシーの簡素化も開発商工大臣宛に要請があった。

ルーラ大統領は開催式で、ブラジルへの投資は今盛んに投資されている港湾設備、ガスパイプライン建設、水力発電所や国際道路網の建設など南アメリカへの投資であり、今日のブラジルへの投資は過去と違い、南米地域への投資を意味すると述べた。

尚ルーラ大統領は、昼食後セミナー会場を退き、午後3時30分からサント・アンドレ市のTIM社の技術センターのイナグレーション及び2006年に開校するABC連邦大学を訪問した。

マーケティング広報委員会の「商工会議所の新パンフレット」

マーケティング広報委員会の「商工会議所の新パンフレット」作成のワーキンググループメンバー会議が、12月1日正午から開催され、いろいろなアイデアを話し合った

051201 マーケティング広報委員会

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マーケティング広報委員会(桜井悌司委員長)の「商工会議所の新パンフレット作成」のワーキングメンバー会議が、11月30日正午から商工会議所会議室で開催され、ドラフトのパンフレット上にいろいろなアイデアを出し合っていた。

きれいに作成されたドラフトのパンフレット上で、挿入写真の選考、活字の大きさの設定、文章の削除や加筆、パンフレットの部分変更などについていろいろなアイデアが次々と飛び出し、素晴しいパンフレット作成が大いに期待できる。

参加者は桜井悌司委員長(ジェトロ所長)、坂和三郎Junco社長、深澤順仁トヨタ重役、久永公紀KDDI社長、平田藤義事務局長(順不同)

3委員会合同忘年会

3委員会合同忘年会が、12月1日午後8時から50人が参加して開催、ビンゴによる抽選会などで楽しい年忘れの会となった

日伯法律委員会(板谷稔委員長)、労働問題研究会(石川清治委員長)及びマーケティング広報委員会(桜井悌司委員長)共催の忘年会が、12月1日午後8時よりゴールデン・チューリップ・パウリスタ・プラザホテルに50人が参加して開催された。

労働問題研究委員会の破入マルコス副委員長の軽快な司会で始まり、初めに11月29日に急逝した伝田耕平元商工会議所会頭の冥福を祈り、1分間の黙祷を捧げた。

続いて桜井マーケティング広報委員長が、流暢なポルトガル語で数多く開催したセミナーへの協力に対して参加者に感謝の意を述べ、マーケティング広報委員会の宮本ジューリオ副委員長が乾杯の音頭をとった。

また日伯法律委員会の押切フラビオ副委員長も多くの参加者を集めて開催したセミナーは、講師や事務局の協力で出来たと御礼を述べた。

その後はブッフェ形式の美味しい食事やワインを飲みながら、労働問題研究委員会のラエルチ・エレーロ弁護士の面白おかしい司会で、楽しいビンゴによる抽選会となり、それぞれのテーブルでは大いに話が弾んでいて大変楽しい忘年会となった。

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環境安全対策委員会の防犯安全対策チーム会議

環境安全対策委員会の防犯安全対策チーム会議に、11月30日午後5時から6人が参加して、今年の活動報告や今後の方針を話し合った

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環境安全対策委員会(岩村哲夫委員長)の防犯安全対策チーム会議(鍋島直裕リーダー)が、11月30日午後5時から商工会議所会議室に6人が参加、初めに 11月17日に開催された「サンパウロ軍警司令部見学会」のアンケート結果を報告、アンケート結果は商工会議所ホームページで公開することに決定された。

続いて今年の活動レビューを行い、今年実施した2回の現場見学会、2回のセミナー開催や会議所ホームページ上の「安全対策生活情報」などの掲載についての報告、また課題をピックアップして今後の活動に反映させるために意見の交換を行なった。

参加者は鍋島直裕リーダー(ホンダ)、大熊博文サンパウロ総領事館領事、唐木田光男氏(三浦保険)、有馬嘉彦氏(ブラジル東京海上)、大嶺勉氏(JICA),平田藤義事務局長

機械金属部会に11月29日正午から7人が参加して開催、嶋末繁新部会長が進行役を務め、今後の部会活動などに

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機械金属部会(嶋末繁部会長)は、11月29日正午から2時まで商工会議所会議室に、7人が参加して今後の部活活動や部会活性化などについて話合った。

前任の佐原忠士部会長から嶋末繁新部会長に交代後の初めての部会であり、初めに嶋末部会長は、11月定例常任理事会の議事録について報告、日伯EPA共同研究分科会のアンケート調査への協力、年間の部会活動の報告をした。

また部会活動の活性化、来年の部会の開催時期の検討などを話し合い、最後に参加各社の現状や来年の予想などを話し合い、レアル高による国産品の競争力の低下、投資意欲の低下輸出の減少傾向などが話題となったが、業績絶好調の会社の報告には羨望の溜息が漏れていた。

参加者は嶋末繁CBC社長、浅賀健一日本スチール社長、松沢朗Toshiba副社長、大沢勇四郎OSG社長、林浩Metal・One社長、杉村秀一郎NSK社長、平田藤義事務局長

英語セミナー「2006年の経済見通し」

貿易部会及びコンサルタント部会共催の英語セミナー「2006年の経済見通し」が、11月23日午後3時30分から商工会議所会議室に35人が参加、真剣に来年度の経済の動向に耳を傾けていた

貿易部会(中村純一部会長)及びコンサルタント部会 (桜井悌司部会長)は、11月23日午後3時30 分から5時まで商工会議所会議室で、ABN AMRO銀行のゼイラ・アブデル・ラチ・フチーフエコノミストを迎えて、英語セミナー「2006年度の経済見 通し」を開催、35人の参加者達は来年のブラジルや世界経済の動向などに真剣に耳を傾けていた。

中村貿易部会長がゼイナ女史の略歴を紹介、初めにゼイナ女史は海外のシナリオとして、今後2年間の世界の地域別経済成長の動向について、米国及び中国は停 滞するが、ヨーロッパ及び日本はやや上昇傾向が予想されるが、米国の貿易赤字やバブル破裂によるリセッション、インフラ不整備による中国経済の停滞や国際 石油価格上昇による世界的インフレなどが世界経済停滞の引き金になる可能性があると説明した。

最近の世界経済の景気サイクルは7年から8年間で、米国は2002年から景気上昇サイクルに突入しており暫くは大きく落込まない。ブラジルは1992年には石油の大半を輸入していたが、今年は石油の自給率が5%以下であり、国際石油価格に影響されなくなってきている。

また政治スキャンダルによる来年の大統領選挙の行方、ルーラ大統領の不支持の増加、連立与党のPMDB党の独自立候補者の擁立の可能性など混沌としているが、ブラジル経済は政治スキャンダルに左右されなくなったと述べた。

しかし2005年は改革の年だと云われていたが、国会は汚職問題だけに集中しており、税制改革、年金、農地、政治、社会保障制度改革や行政改革など何一つ達成されていないと説明。

国際商品価格のサイクルから2005年度の価格はピークと予想されているが、好調な世界経済および好調な国際商品価格に支えられて、ブラジルの輸出は好調 で今年は420億ドルの貿易黒字が予想されるが、2006年は350億ドル、2007年は290億ドルに下がると述べた。

今年はルーラ政権になって初めて連邦政府が設定した目標インフレ率以内に収まり、2006年も達成可能であり、カントリーリスクが350ポイントで推移しており、連邦政府は現在のSelic金利を維持する必要はないと説明した。

プライマリー収支黒字目標を4.25%から5%へ引上げる余地、ルーラ政権後の公的負債/GDP比率の低下、低下するSelic金利連動及びドル連動国 債、増加する固定金利及び経済指標連動国債、ブラジルの経済成長率の推移、今年の年末及び来年末の国内総生産額、経済成長率、インフレ率、貿易収支、プラ イマリー収支、Selic金利や為替レートなどのマクロ経済の指標についても詳しく説明した。

その後の質疑応答も盛んに質問が飛んだが、親切丁寧にアドバイスして講演を終え、中村部会長から記念のプレートが贈られ、参加者から大きな拍手が送られた。

 

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建設不動産部会のセミナー「ブラジル、アパートの選び方、住み方」

建設不動産部会のセミナー「ブラジル、アパートの選び方、住み方」が11月21日午後3時から開催、女性11人を含む40人が参加してアパート建設のプロ達の話に納得していた

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建設不動産部会(阿部勇部会長)主催のセミナー「ブラジル、アパートの選び方、住み方・・・なるほどアパルタメント エン サンパウロ」が、11月21日 午後3時から商工会議所会議室に女性11人を含む40人が参加、5人のアパート建築のプロの話しに納得したり、質問会では盛んにアドバイスを求めていた。

阿部部会長がセミナー開催の挨拶を行い、進行役は大滝氏が務め、初めに濱氏が「ブラジルのアパートの建設事情」と題して、アパート建設から販売まで、購入 方法、住宅情報誌・チラシ/新聞からの情報入手などについて説明し、最後に2004年末に前市長が制定したアパートや商業ビルの建築面積にガレージを含む サンパウロ市の建築基準法が今年9月に否決され、今は建設ラッシュになっていると説明した。

続いて大滝氏が「アパートの選びポイント及び賃貸契約のチェックポイント」と題して、アパート購入を考えている人は、不動産屋と一緒に数多くのアパートを 訪問して比較すること、騒音や治安チェックのために夜間や休日のアパート周辺の状況チェック、またアパートは通学路近くであり、出入り口の防犯体制、非常 階段、日当たりや外観、室内ではスペース、収納庫、換気やガス設備、配電盤やシャワーなどのチェックをアパート選びのポイントと指摘した。

また賃貸契約のチェックポイントとしては、契約書の内容、家賃の更新方法及び調整のための経済指数チェック、契約期間の決め方、罰金の規定、現物破損時の規定や毎月支払うコンドミニアム代、ごみ回収費や都市家屋不動産税(IPTU)など詳細にチェックすることを薦めた。

南氏は「アパートのセキュリティ」と題して、ふんだんにアパート周囲の写真を見せながら、鉄柵、電気鉄線、有刺鉄線や照明センサーの長短所を説明、守衛室 への防弾ガラスの使用、ガレージへの二重扉、ビル全体への監視モニター、最近の集団アパート強盗の侵入を防ぐために、契約ガードマンによるアパート外での 出入り管理チェックが増えてきたと防犯傾向を説明した。

阿部部会長と西村氏が「アパートに多 い不具合場所、補修について」と題して、初めに阿部部会長が、写真で水漏れによる天井のはがれ、タイルのはがれや屋上のアンテナの固定周りの水漏れについ て説明し、西村氏は窓周辺の漏水、外壁のヒビなどの原因やブラジルの窓の特徴として捨て枠の使用、ガラスが外せない、ガラスはパテで固定されていると日本 との大きな違いを述べ、遮音性向上にはガラスを厚くしても効果が薄く、厚手のカーテンやカーペットを敷くと効果テキメンと説明した。

続いて大滝氏は「アパートの内装工事のポイント」について、ブラジルでもインテリアゼザイナーには女性が多く、注文が厳しくてよく泣かされると笑いを誘 い、床仕上げではメーカーにより色に相違があり、出来れば同じメーカーの塗料を使うこと、賃貸アパート内の改装は家主の同意を得ること、アパートの共有部 分は勝手に改装できない、一般家具はテオドーロ・サンパイオ街、アンティク家具はアルコ・ヴェルデ街やトレーゼ・デ・マイオ街に集中していると説明した。

また日本では耐震対策として外壁のブロックの使用を禁止されているが、ブラジルは穴あきレンガを積み木のように積んでいくだけであり、柱や梁の幅や鉄筋の 太さ、本数が日本より格段に少なくてよい、日本では日照権が問題になるが、ブラジルでは家具などの日焼けを避けるために室内を暗くしているので問題になら ないと説明した。また修理などは信頼関係で家主と口約束して支払うと、その信頼関係は確実に裏切られて泣きをみるので、修理前に書類として残しておくこと を忘れないようにアドバイスした。

講演後の質問会では、ブラジルに於けるアスべスト問題、アパート購入時期、お勧めの地区など多岐にわたり活発な質問が飛んだが、さすが建設のプロはテキパキと適切なアドバイスし、参加者は納得して帰った様子であった。

講師は阿部戸田建設社長、大滝ホス建設取締役、南デ二ブラ・エンジニアリング社長、濱小林住宅副社長、西村YKK専務取締役(順不同)

セミナー「外国人労働者のビザ」

コンサルタント部会及び日伯法律委員会共催のセミナー「外国人労働者のビザ」が、11月21日午後2時から6時までクラウンプラザ・ホテルで開催、80人が熱心に講演を聞いた

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コンサルタント部会(桜井悌司部会長)および日伯法律委員会(板谷稔委員長)共催のセミナー「外国人労働者のビザ」が、11月21日午後2時から6時まで サンパウロ市内のクラウンプラザ・ホテルに80人が参加、新移民法の新法案、ビザの発給変更点、司法省の外国人課の仕事と役割などにメモを取ったり熱心に 聞入っていた。

司会は押切フラビオ日伯法律副委員長が務め、田中信会頭が講演者の略歴および開催の挨拶をしてセミナーは始まった。

初めにマリア・クラウジア司法省上級法律顧問は、世界のあらゆる国から移民を受容れてきたブラジルは混血化が進み、ブラジル人は非常に解放的であり、ブラ ンスで発生した北アフリカ系移民の暴動の発生はブラジルでは起こらない。新移民法は盛んに外資を誘致するために便宜を図っており、従来20万ドルの投資を しないと貰えなかった永住ビザが、5万ドルの投資で発給されるようになるが、10人の雇用創出が義務付けられていると説明した。

新法案でのテンポラリービザやパーマネントビザ、観光ビザと業務用ビザ、留学生ビザおよび労働についても説明した。

続いてニウトン・ブランコ・フレイタス労働省国家移住審議会々長は、現行の移民法は1980年に施行されたもので、時代にマッチしていない点が多く、参加 者の意見を聞いて審議会に反映させたいと述べ、世界では2億人が海外生活を送り、年間1,706億ドルを本国に送金、ブラジルは移住受入国から移住者送出 し国になってきたが、雇用創出や技術移転促進のための移住者の受入れ政策などについて講演、田中会頭から2人の講演者に記念のプレートが送られ、15分間 のコーヒーブレークとなった。

司法省外国人部のセーザ・トゼーリ国外強制送還課課長は、国 籍・帰化課、パーマネント課や国外強制送還課など外国人課の組織の説明、インターネットでビザなどの申請用紙の入手、申請中の書類のプロセスなどサービス の向上、人道的立場からボリビア不法入国者に対するテンポラリービザの発給、3年間で唯一人の日本人が国外強制送還処分を受けた事などを説明した。

最後に労働省のパウロ・デ・アルメイダ移住局首席コーディネーターは、新法案では技能者へのテンポラリービザ申請は、職歴経験が3年から2年に短縮、幹部 社員は2年から1年に短縮され、許容学歴も低下に変更になった。また芸術家へのビザも学歴がなくても 3年の経験でビザがおりるように変更になった。

ブラジル領海内での水産業従事者や緊急を要する技術者へのビザの発給変更などビザ発給が容易になってきていると説明して講演を終了、2人の講演者には田中会頭から記念のプレートが贈られた。

商工会議所会議室で臨時理事会が開催され、2006年度常任理事会メンバー選挙

11月18日午後5時から、商工会議所会議室で臨時理事会が開催され、2006年度常任理事会メンバー選挙が行われた

次期常任理事会メンバー選挙終了のお知らせ

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さて本日、11月18日午後5時に本会議所会議室で開催された臨時理事会での「次期(自2006年1月1日至同年12月31日)常任理事会メンバーの選挙」の結果、下記の方々が当選されました。

会頭 田中信  (リベルコン・ビジネス)
   
副会頭 岩村哲夫  (モト ホンダ ダ アマゾニア)
多田稔 (伯国三菱商事)
大前孝雄 (ブラジル三井物産)
石川清治 (YKKブラジル)
   
専任理事 阿部勇  (ブラジル戸田建設)
寺本久男 (日本航空)
浅賀健一 (日本スチール)
金岡正洋 (伊藤忠ブラジル)
角田孝 (三井住友保険)
竹内明 (ブラジル東京三菱銀行)
杉村秀一郎 (NSK ド ブラジル)
宮田次郎 (ブラジル住友商事)

なお御多忙中、投票して下さった理事各位のご協力を感謝申し上げます。

敬具

日本/メルコスールEPA(FTA)推進に関わる合同会議

ブラジル日本商工会議所と在亜日本商工会議所の日本/メルコスールFTA推進に関わる合同会議が、11月17日午後3時30分から5時30分まで、ジェトロサンパウロ事務所に18人が参加して開催された。

当会議所の日伯EPA共同研究分科会の事務局担当、藤下温雄氏が司会を務め、両会議所会頭(当所:田中 信、亜会議所:勝田富雄)による開会挨拶並びに両商工会議所の最近の活動状況が報告され、両会議所の参加メンバー紹介が行なわれた。

続いて在亜日本商工会議所の稲葉第1副会頭から日亜経済委員会の活動、日本政府への経済連携への取組、アルゼンチンからみたメルコスールの現状などが報告された。

またブラジル日本商工会議所の大前日伯経済交流促進委員長が最近同委員会 に設置した「日伯EPA共同研究分科会」の活動状況を発表。又オブザーバー出席の堀坂上智大教授(21世紀協議会メンバー)からも日本におけるメルコスー ルフォーラムの設置状況やメルコスール域内でのインフラ統合の必要性などコメントがあった他、両会議所報告に関する活発な質疑応答が行なわれた。

その後、「日本とメルコスールの経済関係緊密化に向けた方策及び両会議所による今後の協力」についてフリートーク、最後に両会議所代表による総括および閉会挨拶が行われた。

参 加者は在亜日本商工会議所からは、勝田会頭(トヨタアルゼンチンCOO)、稲葉第1副会頭(在 ブエノスアイレスJETRO所長)、寺本第2副会頭(NECアルゼンチン代表取締役)、遠藤理事/FTA委員長(三井アルゼンチン社長)、ブラジル日本商 工会議所から田中信会頭(リベルコンビジネス代表)、ほか日伯EPA共同研究分科会メンバーの大前孝雄三井物産社長、藤下温雄同副社長、金岡正洋伊藤忠社 長、横溝剛同室長、中村純一丸紅社長、立入秀紀三菱商事取締役、大野太郎同取締役、嶋末繁三菱重工社長、桜井悌司ジェトロ所長、松尾新一郎住友化学社長、 板垣義実スリーボンド社長、以外に平田藤義事務局長、および来伯中の堀坂浩太郎上智大学教授がオブザーバーとして出席した。