JBICの日本企業への海外進出サポート向け融資・保証業務説明会

JBICの日本企業への海外進出サポート向け融資・保証業務説明会に20人が参加、手元の分厚い資料を見ながら熱心に聞入っていた

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金融部会(村田俊典部会長)、コンサルタント部会(桜井悌司部会長)及び国際協力銀行リオ支店(相川武利首席駐在員)共催の「日本企業の海外進出をサポー トする海外投資金融を中心とした融資・保証業務」の説明会が、10月14日午後4時から商工会議所会議室に20人が参加して開催された。

桜井部会長が進行役を務め、初めに講師の国際協力銀行企業金融部第1班の磯部貢一課長の略歴を紹介して説明会は始まった。

磯部課長は初めに、JBICの設立や目的について説明、業務の柱である輸出金融、輸入金融、海外投資金融及び事業開発金融(アンタイドローン)の概要について説明した。

続いてJBICがブラジルで行っている活動状況を説明し、アジア以外ではブラジルの融資残高は最も多く、国際金融業務では世界第2位となっている。輸出金融業務では、融資対象、融資形態、融資金額、金利、融資期間や返済方法など融資条件について詳しく説明した。

また輸出金融ではサプライヤーズ・クレジット、バイヤーズ・クレジット及びバンクローン、案件発掘や形成調査業務についても踏込んだ説明が行われた。

海外投資金融では、融資条件の融資対象、取上げ基準、融資スキーム例、通貨・金利、融資金額及び期間、担保・保証について、また現在取組んでいる海外現地 法人向け直接融資について、現地通貨建融資、日系企業の現地通貨建債発行への支援や販売金融の支援について分かりやすく説明した。

最 後にグループ企業向け貸付、投資先国のポリティカルリスクへの対応、デファーラル・スキーム、為替規制免責スキーム、海外パートナー・リスクによる融資、ストラクチャード・ファイナンスやパフォーマンス・ポンドなどに対する保証などについて説明、その後は参加者からいろいろな質問がなされたが、丁寧で分かりやすい回答で答えていた。

マーケティング・広報委員会が「商工会議所の新しいパンフレット」作成

マーケティング・広報委員会が「商工会議所の新しいパンフレット」作成に、積極的なプロが見本や資料を持参して集まり、制作活動が動き出した

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マーケティング・広報委員会(桜井悌司委員長)は、11日午後3時から商工会議所会議室に、同委員会の広報の積極的なプロ5人が見本や資料を持参して集まり、大いに意見の交換を行って制作活動に乗り出した。

常任理事会でスポンサーシップの導入やセミナー共催が承認され、新しいパンフレット制作に弾みがついており、今回の会議ではパンフレット制作の目的、メリット、配布対象や有効期間などについて話合った。

またパンフレットの掲載内容、ページ数、発行部数、予算、レイアウト、紙質や掲載写真の選定など広報やマーケティングのプロの意見が大いに飛び交った。

できれば年内のパンフレット完成を目標にスケジュールを設定、まず初めにたたき台を作成することで一致し、次回のミーティングを来月初旬に決定するスピーディでスマートな会議となった。

出席者は桜井悌司委員長(ジェトロ所長)、遠山景孝K・Toyama社長、久永公紀KDDI社長、坂和三郎Junco社長、深澤仁順トヨタ重役、平田藤義事務局長

現代ブラジル事典の出版紹介

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「現代ブラジル事典」の記者会見が、10月7日午後5時30分から商工会議所に、月刊誌「実業のブラジル」の鈴木与蔵社長、サンパウロ新聞の山口貴史記者、ニッケイ新聞の松田正生記者が参加して行われた。

田中信会頭が「現代ブラジル事典」の発刊にいたる経緯を説明し、会員企業向けは完売し、日本でも予想を上回る売れ行きであり、またブラジルの一般向けも残り僅かで大変好評を博していることなどを説明した。

また平田藤義事務局長もブラジル側の編集のまとめ役として、2003年6月から開始した編集のためにPCのグレードアップの必要性、執筆者との校正調整、部会長を通じての催促、グラフや表欠如などでブラジル側の編集に携わったこと、日本側が最初、ルーラ大統領への贈呈式を出版遅れを理由に躊躇、その後快諾、訪日時の大統領への田中会頭からの事典贈呈に漕ぎつけたこと、輸入業者の選定、事典編纂に関係した相互啓発委員の動員下、促販中だるみ作戦としてチラ シの作成で補強したことなど、非常に苦労の末、発刊できた喜びで、今では良い思い出になったなどと感慨深げに語った。

そ の後、遠藤雅清日系社会関係委員長と遠山景孝100周年祭典分科会座長も加わり、商工会議所の日系社会に対する会議所の姿勢などざっくばらんにお酒を酌み 交わしながらの笑いの絶えない楽しいパーティとなった。また日系社会との情報交換の場として、今後も邦字紙や出版社の編集長や記者と懇談会がもたれる予定である。

日伯法律委員会の10月の月例会

日伯法律委員会の10月の月例会に、25人が参加して資産暫定令、サービス税、スーパー連邦国税庁の新設などについて熱心に聞入っていた

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日伯法律委員会(板谷稔委員長)の10月の月例会に25人が参加し、押切フラビオ副委員長が進行役を務め、4人の弁護士の講演を行った。また矢野クラウジオ副委員長も参加して、大いにコメントしていた。

初めにエヴァニ・オリベイラ・パッセ弁護士が、暫定令第252号のソフト開発やアウトソーシング、ローヤリティなどに関する変更点を解説した。

続いてリカルド・トッレス弁護士が、サンパウロ市と他の都市間とのサービス税(ISS)徴収に関する問題点を講演した。

またルイス・バルボーザ弁護士は、日伯間で締結された協定でのソフトウエア税の徴収について講演、最後にネルソン・スギモト弁護士が、社会保険院(INSS)と国税庁が統合され、新設されるブラジル連邦国税省の目的、問題点などについて講演した。

東洋紡ブラジル有限会社創立50周年記念式典

東洋紡ブラジル有限会社は、坂元龍三本社社長御夫妻、西林万寿夫総領事や田中信夫妻など来賓多数を迎えて、10月5日午後6時30分より創立50周年記念式典を盛大に開催した

東洋紡ブラジル有限会社(二宮徹社長)は、10月5日午後6時30分より、イビラプエラのブルーツリーホテルで、坂本龍三本社社長御夫妻、西林万寿夫総領事など来賓多数を迎えて、設立50周年式典を盛大に開催した。

初めに来賓の紹介があり、続いて二宮社長が会社の沿革、創業当初からの歴史、事業活動、更にバイオ事業の拡大などについて説明した。

続いて坂元本社社長が謝辞を述べた後、東洋紡グループの創立から現在に到るまでの事業内容について説明、また東洋紡ブラジル社設立の動機を語り、メーカーである原点に立ち返り、技術ストック経営や技術創出を目指している経営哲学にも触れた。

また来伯間もない西林総領事の挨拶の後、田中会頭は初代社長の時代から現社長まで、変動の激しいブラジルで50年間も立派に事業を継続してきた東洋紡ブラジルにエールを送った。

それぞれの来賓挨拶の後、創立当時から企業の社会的責任プログラムを実行している同社の二宮社長から、子供の園の井口信理事長へ寄付の贈呈が行われ、2世 の井口理事長はこどもの園が設立された48年前から、東洋紡をはじめ日系進出企業にお世話になっていることや事業内容を立派な日本語で説明した。

その後食事を囲みながら、丹下セツ子太鼓道場のスバやしい太鼓の演奏、丹下さんの黒田節の日本舞踊など華やかやアトラクションを参加者は堪能していた。

商工会議所からは、田中会頭夫妻、常任理事・監事夫妻や平田藤義事務局長夫妻をはじめ、主要会員企業の代表者並びに幹部社員多数が参加して、東洋紡ブラジルの50周年記念を祝った。

国際協力銀行主催の教育セクター調査のワークショップ

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国際協力銀行(JBIC)主催の教育セクター調査に関するワークショップが、27日正午から商工会議所会議室に、同行から6人、教育関係者2人、商工会議所会員15人が参加して開催された。

JBIC は今年4月からブラジルで、円借款による産業人材育成支援の可能性を検討するために教育セクター調査を開始、ブラジルにおける高等教育の開発課題を明確化 した上で、労働市場分析を行い、政府関係者、教育関係者や産業界との意見交換やワークショップを行いながら、教育セクターにおける将来的な円借款支援の可 能性を検討することを目的に、今回は商工会議所の会員企業からの意見や企業ニーズなどを幅広く吸上げるために開催された。

JBICの吉田和弘開発セクター部課長が進行役を務め、開発第4部の都合弘次長が、「ブラジルにおける企業ニーズに基づく人材育成」と題して、人材育成へ のアプローチ、円借款の重点分野、ブラジル教育セクターの問題点、産業界のインセンティブとなり得る人材開発センター、産業界の需要に合致する能力開発、 マレーシアのペナン技術開発センターの発展、成功へのKey Factorsなどについて詳細に説明した。

最後にフリートークが行われ、参加企業からはソフト輸出のための国際規格や知的所有権の知識やマインド教育に対するニーズ、SENAIやUSPとの連携で 実施しているトレーニングの紹介、マネージメントできる人材不足や企業内教育をしても大学卒業で他企業に移動する従業員が多く、人材育成に困っている企業 例、ブラジル人は大国意識が強く国際性に欠ける面があり、そのための輸出・国際化マインド教育の必要性、幹部候補生に対する教育インセンチブの紹介、慢性 的人材不足のマナウス市では大きなニーズがあるなど多彩な意見やアイデアが交わされた。

参加 者はJBICから都合弘次長、吉田和弘課長、金丸誠調査役、原なをみ業務主任、相川武利リオ首席駐在員、尾頭寛リオ駐在員、廣里恭史名古屋大学大学院国際 開発研究科教授、三田千代子上智大学ポルトガル・ブラジル研究センター長、田中会頭(リベルコン)、雨宮氏(雨宮商工)、尾崎氏(東山農産加工)、桜井氏 (ジェトロ)、佐々木氏(ミツトヨ)、原田氏(ミツトヨ)、鍋島氏(ホンダ)、般若氏(NEC)、川村氏(新日鐵)、林氏(NSK)、大西氏(島津)、柿 谷氏(東洋紡)、深澤氏(トヨタ)、黒津氏(ヤクルト)、河野氏(パナソニック)、平田事務局長(順不同)

NHKアメリカ総局リオ支局がサンパウロに移転

 
左から丸橋首席領事、青木ブルーツリーグループ社長、ネルソン・ゴメス・ニュースキャスター、西林総領事御夫妻

NHKアメリカ総局リオ支局がサンパウロに移転したNHKアメリカ総局支局のイナグラソンが、9月22日夜に支局のある聖市モルンビー区のバンデイランテ ス・テレビ局で、BANDグループ社長のジョアン・カルロス・サアド夫妻、ジョエミール・ベッチング及びネルソン・ゴメス・ニュースキャスター、NHKか ら脇田哲国際部長、藤澤秀敏アメリカ総局長、中島昇支局長、西林万寿夫総領事、日系団体の代表者、商工会議所から田中信会頭や平田藤義事務局長など多数が参加して開催された。

サアド社長や西林総領事が祝辞を述べ、脇田国際部長が10月に放映されるNHK開局80周年記念ドラマ「ハルとナツ」を紹介した。

藤澤総局長はバンデイランテス・テレビ局の放送設備は、最新鋭で非常に素晴しく、パーティ会場からは放送中のニュースキャスターや裏方の職員も見えるガラ ス張りで、最新のコンピューターの導入などにより職員の数が少なく合理化が進んでいて、コンピューターのソフトをはじめ、銀行のオンライン化や先端技術分 野など極端から極端のブラジルを目を丸くしながら高く評価していた。

また田中会頭はサアジ社長とジョエミール・ベッチグ氏を商工会議所の懇親昼食会のゲストに招待、サアジ社長は二つ返事で快諾した。

2005年4回目の建設不動産部会

今年4回目の建設不動産部会が9月13日午前9時から開かれ、セミナーの日程や内容を決定した

今年4回目の建設不動産部会(阿部勇部会長)は13日午前9時から11時まで商工会議所会議室で開かれ、11月22日午後3時から開催する部会主催のセミナー「なるほど、Apartamento em SP」の講師や内容を決定した。

サンパウロ在住の駐在員や奥様方がアパート生活で悩まされている事やよく分からない点などについて、専門家のアドバイスや解決方法などを分かりやすく説明する内容や資料作成などについて大いに話合われた。

出席者は阿部戸田建設社長、大滝ホス建設取締役、南デ二ブラ・エンジニア社長、西村YKK専務取締役、濱小林住宅副社長(順不同)

ミナス/日本経済フォーラムに、会議所会員企業が多数参加

9月13日にミナス州ベロ・オリゾンテ市で開催されたミナス/日本経済フォーラムに、会議所会員企業が多数参加、今後の更なる両国の関係強化について大いに討論された

ミナス州都ベロ・オリゾンテ市の州工業連盟貿易センターで、9月13日午前9時から開催されたミナス・ ジェライス州政府、ミナス・ジェライス州工業連盟、在ブラジル日本国大使館、在リオデジャネイロ日本国総領事館の共催の「ミナス・ジェライス州/日本経済 フォーラム」が開催され、サンパウロから商工会議所会員企業多数が参加した。

同フォーラムには地元の経済界代表が多数参加し、日本側からはブラジル日本大使館の堀村大使、大竹公使、リオ総領事館の神谷総領事、的場領事、JICAの小林所長、JBICなど政府関係機関の代表も多数参加した。

初めにミナス・ジェライス州と日本の経済関係の現状と今後の展望(開発と投資)をテーマにソアレス ウジミナス社長と金岡ブラジル伊藤忠商事社長が講演を行い、フォンセッカ セニブラ社長と浅賀新日鐵南米事務所長が討論会に参加した。

桜井JETRO所長が「いかにして日本人をミナス・ジェライスとの貿易、投資、観光に引きつけるか」、また相川JBIC所長は.「CDMとはなにか、またそれをいかに活用するか」と題して講演した。

また田中日本商工会議所会頭が「日伯経済関係の現状と展望」について講演、その後 個別企業商談会やJETROによるビジネス相談会なども行われた。

企業からの参加者リスト
藤田 祐二 (セニブラ)
土肥 直浩 (セニブラ)
彌富 俊治 (セニブラ)
ジョージ岩永 (セニブラ)
本條 淳作 (大同化学)
岸田 裕  (ノバエラシリコン)
中村 純一 (丸紅)
田中 修  (丸紅)
工藤 章  (三菱商事)
堤 寿彦  (三菱商事)
矢田 紘雄 (山九ブラジル)
中尾 哲  (山九ブラジル)
関谷 誠  (山九ブラジル)
山本 哲男 (JFE)
大前 孝雄 (三井物産 サンパウロ)
友田 敦久 (三井物産 サンパウロ)
ネルソン キタヤマ(三井物産 ベロ オリゾンテ)
殿木 創  (三井物産 リオデジャネイロ)
カルロス ミヤザキ(新日鐵)
市川 元保(ブラジル東芝)
佐々木 隆一(三菱商事)