ブラジル日本文化福祉協会(文協)で「SoftBank e Inteligência Artificial 」講演を開催

2020年2月17日(月)18時30分から、ブラジル日本文化福祉協会(文協)の大講堂にて「SoftBank e Inteligência Artificial 」講演が開催された。およそ450人の参加者のなか、会議所からも村田俊典会頭、平田藤義事務局長をはじめ複数名が参加した。

講演の中でBoston Consulting Group社パートナーのFlavia Takey氏は、AI(Artificial Intelligence)が人間の行動を最適化して目標を最大化することや、そのアルゴリズムの重要性について説明を行った。
またSoftBank Innovation Found社副社長のFelipe Fujiwara氏はスタートアップやデータの使用について、将来はAIが人間の道路交通や健康を支えるようになるであろうと説明した。

Gioji Okuhara副会長、Flavia Takey氏、Felipe Fujiwara氏、平田事務局長

魅了の「日本の味」をJETROと高崎商工会議所が提供

 17日(月)昼、JETROとパートナーの高崎商工会議所が「日本の味」( Sabores do Japão )をJ.H(ジャパンハウス)で約60名の参加者にお披露目、大好評を博した。会議所からは平田藤義事務局長が参加、高崎商工会議所中小企業相談所経営支援課の課長補佐 夏海泰紀氏、㈱今井だるま店NAYAの今井裕久社長、ホテルメトロポリタン高崎の総料理長 井田昭彦氏、ジェトロ群馬貿易情報センター係長の高橋史郎氏らと懇談した。

 日-メルコスールEPA準備に向けて、この様なイベントが地球の反対側のブラジルで積極的に開催される事は日伯双方の国益に叶い、その意義は極めて大きいものがある。本イベントを果敢に企画・実行されたJETROおよび高崎商工会に感謝を申し上げる。

 JETROサンパウロ事務所の大久保敦所長が故郷、高崎市の名物だるまを丁寧に紹介、本イベントのスタート時、集まった数人がだるまに向かって先ず右目(だるまの左目)に目入れ式を、イベントの終了時には別の数人に願いが叶えられたとして同だるまの右目入れ式を行い参加者と共に祝福を分かち合った。

 豪華なWelcome Drinkの試飲会(カクテル)は11時半から執り行われ、イベント終了時には参加者全員に、かりんこ梅チップ(大利根漬)- Umê chips Karinko (Ohtoneduke)、梅ゼリー(Samurai Charge)(大利根漬)- Geleia de umê Samurai Charge (Ohtonedule)、だるまのおちょこ(三美堂)- Copo-daruma para saquê (Sanbido)がプレゼントされる等大きな注目を集めた。

 試飲会の提供社:“大盃” 大吟醸五年熟成秘蔵酒(牧野酒造)Osakazuki Daiginjo maturado por 5 anos Reserva   (Makino Shuzo) 、大盃大吟醸(牧野酒造)Osakazuki Daiginjo (Makino Shuzo) 、大盃蔵元限定純米吟醸 2011 BY Vintage(牧野酒造)Osakazuki Junmai-Ginjo edição limitada 2011 BY Vintage(Makino Shuzo) 、大盃にごり原酒(牧野酒造)Saquê turvo Osakazuki (Makino Shuzo) 、スパークリング酒大盃純生(牧野酒造)Saquê espumante Osakazuki Jun-nama (Makino Shuzo) 、梅酒 紅の舞(牧野酒造)Umeshu de saquê Beni-no-mai  (Makino Shuzo) 、かりんこ梅チップ(大利根漬)Karinko umê chips(Ohtoneduke) 、梅ゼリー(Samurai Charge)(大利根漬)Geleia de umê (Samurai Charge) (Ohtoneduke)、梅ゆず三ッ星たれ(大利根漬)Tarê com toque de yuzu com karikari umê mitsuboshi (Ohtoneduke)、梅タル三ツ星ソース(大利根漬)Molho tártaro com karikari umê mitsuboshi (Ohtoneduke)

写真中央が井田 昭彦ホテルメトロポリタン高崎総料理長と「藍染」白石テルマシェフNAYA、左が今井裕久㈱今井だるま店NAYA社長

今井だるま店NAYAのだるまに目入れを行う井田総料理長


(写真提供:ジェトロサンパウロ)

 

自動車部会は部会長シンポジウム発表資料作成で開催

自動車部会(ロベルト秋山部会長)は、2020年2月14日午前9が30分から11時過ぎまで20人が参加、2020年上半期の業種別部会長シンポジウム発表資料作成で開催。初めに新部会長のロベルト秋山氏が開催挨拶、各参加者が簡単な自己紹介に続いて、2019年度の自動車部会活動報告、2020年の活動方針が紹介された。

2020年上半期の業種別部会長シンポジウム発表資料作成では、2019年の振り返りとしてドラフト資料を基に、四輪(中古車・新車)・二輪の販売台数推移、月間販売推移、生産台数や輸出台数の推移、ブランド別シェアの推移が紹介された。

2020年の展望として、今年のブラジル国内市場、全国自動車工業会(Anfavea)並びに自動車部会の輸出並びに生産台数予測、長期展望では、排ガス規制Proconveの今後の規制スケジュール、車体変更箇所、モビリティサービス グローバル環境の変化CASE、ブラジル市場の兆し、日系ブランドの対応、欧米メーカーや日系メーカーの新規制に対する対応、EUメルコスールEPAや韓国とのEPA締結など多岐に亘って意見交換された。

参加者は秋山部会長(ホンダサウスアメリカ)、下村副部会長(ブラジルトヨタ)、金子副部会長(デンソーブラジル)、佐藤氏(ホンダサウスアメリカ)、水谷氏(ホンダサウスアメリカ)、鈴木氏(Midori Auto Leather)、田辺氏(NGK)、出岡氏(NGK)、塚原氏(NGK)、大久保氏(ジェトロ)、松平氏(ジェトロ)、長田氏(AISIN AUTOMOTIVE)、加治氏(出光)、東氏(MUFG)、ナッシメント氏(MUFG)、平林氏(ブラジルトヨタ)、増岡氏(ブラジルトヨタ)、渡邊副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、大角編集担当

左から金子副部会長(デンソーブラジル)/下村副部会長(ブラジルトヨタ)/秋山部会長(ホンダサウスアメリカ)/佐藤氏(ホンダサウスアメリカ)

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

シンポ発表資料作成で食品部会開催

食品部会(佐々木達哉部会長)は、2020年2月13日午後3時30分から6時まで18人が参加して開催、初めに2020年度の食品部会運営体制として、佐々木 達哉部会長(ブラジル味の素)、 秋元壮介 副部会長(キッコーマン・ブラジル)、 関宏道副部会長(ブラジル味の素)、昨年10月に降旗英樹副部会長(三井アリメントス)が異動のため退任。また今年の活動方針及び具体的な活動計画、2019年度の活動報告を行った。

2019年の回顧では、キャッシュ&キャリーでの伸長、消費者の低価格志向、トップアスリート支援推進、オリンピック・パラリンピック委員会とのパートナーシップ締結、デジタル・トランスメーション推進、アセットライト化推進、オリエンタルアイテム展開、事業のポートフォーリオ化、商品開発のスピードアップ、R&D強化、製造効率向上、副産物再利用、ICMSクレジット累積問題、現地企業買収によるシナジー効果、在庫不足による受注機会損失、パラグアイからの密輸品横行、物流戦略の見直し、塩分規制、ANVISAの栄養成分表示規制対策、輸入リードタイム短縮などが挙げられた。

2020年の展望では、レアルに対するドル高の為替、コーヒー豊作予想、国際競争力強化、米中貿易摩擦の継続、不透明なコロナウイルスの影響、ニッチ市場への参入、ビジネスモデルの再構築、サプライヤーの複数化、更なるコスト削減、アルゼンチンの経済動向などが話題となった。

副題「ビジネス環境改善に期待、今為すべきこと」では、ICMS還付遅延問題、既存顧客の深堀、サプライチェーン整備、事業運営体制の最適化、システム再構築、新規取引チャンネルの開拓、スーパー向け提案型営業などが挙げられた。

最後に在ブラジル日本国大使館経済班農業・食品担当の大田啓二等書記官は、昨年8月26日にサンパウロ市のサンパウロ州工業連盟(FIESP)で開催された第4回日伯農業・食料対話の投資ビジネス、日伯農業協力、ANVISA関連の具体的な議論内容について説明。また次回第5回日伯農業・食料対話の開催予定の概要。現時点でのコロナウイルスの影響などについて報告した。

参加者は佐々木部会長(味の素)、秋元副部会長(キッコーマン)、関副部会長(味の素)、上山氏(味の素)、江坂氏(イグアスコーヒー)、中尾氏(ハラルド)、安田氏(Nissan Foods do Brasil)、和久津氏(Nagase)、小野澤氏(エバラ)、碧川氏(高砂)、美馬氏(ヤクルト)、安江氏(JTI)、倉知氏(BBBR)、山本氏(ジェトロ)、大田書記官(日本大使館)、中野副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、大角編集担当

左から関副部会長(味の素)/佐々木部会長(味の素)/秋元副部会長(キッコーマン)

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

9人が参加してコンサルタント部会開催

コンサルタント部会(吉田幸司部会長)は、3月5日に開催される2020年上期の業種別部会長シンポジウム発表資料作成のため、2020年2月13日正午から午後2時まで9人が参加して開催、吉田幸司部会長が作成したドラフト資料を基に昨年の業績の回顧並びの今年の展望、副題の「ビジネス環境改善に期待、いま為すべきこと」について、経済トピックスとしてドルに対するレアル通貨安、過去最低の政策誘導金利(Selic)、過去最高のM&A案件、米中貿易合意、英国のヨーロッパ連合離脱、コロナウイルス、過去最高の米国株価指数、ブラジル以外問題を抱えるラテンアメリカ諸国の政治などについて意見交換した。

またビジネス環境改善を目指した政策では、昨年の年金改革実施、今後の行政改革、財政改革、税制改革など構造改革の動向、13874号/19の経済自由令、905号/19の緑・黄色雇用契約、WTOの政府調達に関する協定、899号の「善良な納税者」、OECD加盟問題、税制改革では幅広い憲法改正並びに一般法改正、過去の規制緩和のビジネスチャンス、POS業界ビジネスモデル、フィンテック関連投資やセグメントなどが挙げられた。

参加者は吉田部会長(KPMG)、今井副部会長(VMPG)、西口副部会長(EY)、桟氏(BOXON)、上野氏(UENO PROFITO)、赤嶺氏(人材銀行)、中野副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、大角編集担当

左から今井副部会長(VMPG)/西口副部会長(EY)/吉田部会長(KPMG)

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

CNI のイノベーション・エコシステム・イマージョンプログラム紹介で訪問

全国工業連合(CNI )のイノベーション・エコシステム・イマージョンプログラム紹介のために、Quickly Travel社のSérgio Masaki Fumioka社長並びにRyoichi Yamada営業担当取締役が2020年2月13日に商工会議所を訪問、村田会頭及び平田事務局長が応対した。

Sérgio Masaki Fumioka, Ryoichi Yamada, Fujiyoshi Hirata e Toshifumi Murata

Foto: Rubens Ito / CCIJB

2月の法律委員会開催

今年2月の法律委員会(藏掛 忠明委員長)は、2020年2月12日午後4時から6時まで52人が参加して開催、初めにMattos Filho (Mattos Filho, Veiga Filho, Marrey Jr. e Quiroga Advogados)のArmando Bellini Scarpelli弁護士は、「大統領暫定法(MP905号)の新雇用促進制度の税制インパクト」、Pinheiro Neto AdvogadosのLuiz Fernando Dalle Luche Machadoシニア弁護士、「税務管理審議会(Carf)とブラジル輸出入税率統計品目番号(NCM)誤記入に関する1.0%の罰金」、Madrona AdvogadosのIgor Nascimento de Souzaパートナーは、「障害者等級の納税並びに源泉徴収税」 KPMGのRoberto Puoçoパートナー及び Fellipe Cruzマネージャーは、「法令13.969号/2019に関する新法令」についてそれぞれポルトガル語で講演した。

PDF anexos : 
1. "Impactos Tributários da Medida Provisória nº 905 de 2019"
2. “A multa de 1% por indicação incorreta da NCM e a Súmula CARF 161” 
3. “Tributação sobre a folha e a contribuição do Grau de Incidência de Incapacidade Laborativa decorrente dos Riscos Ambientais do Trabalhotrabalho – GILRAT”
4. "Nova Lei de Informática (Lei nº 13.969/2019)"

Fellipe Cruz (KPMG), Igor Nascimento de Souza (Madrona Advogados), Luiz Fernando Dalle Luche Machado (Pinheiro Neto Advogados), Armando Bellini Scarpelli (Mattos Filho Advogados), Roberto Puoço e Valter Massao Shimidu (KPMG) (Fotos: Rubens Ito / CCIJB)

RI / CCIJB – 12/02/2020

 

石川レナト氏のサンパウロ名誉市民章受章式

2020年2月12日19時30分から、ブラジル日本文化福祉協会(文協)の大講堂にて石川レナト氏のサンパウロ名誉市民章受章式が開催された。

 

ブラジル日本文化福祉協会会長およびサンタクルス病院理事長を務める石川レナトへの名誉市民章はサンパウロ市議会より授章された。

 

大勢の関係者らが参加し、会議所からは常任理事会およびメディカル分科会のメンバーが出席した。

シンポジウム発表資料電機・情報通信部会開催

電機・情報通信部会(髙田正純部会長)は、3月5日に開催される2020年上期の業種別部会長シンポジウム発表資料作成のため2020年2月12日午前9時から10時30分まで12人が参加して開催、ドラフト資料を基に昨年の業績の回顧並びの今年の展望、副題:「ビジネス環境改善に期待、いま為すべきこと」について意見交換を行った。

シンポジウム発表資料作成では、家電製品の販売動向、日本・メルコスールEPAの早期締結、韓国及びEUとメルコスールのFTA締結の影響、アルゼンチンの新政権の動向、税制改革など一連の構造改革への期待、為替の影響、マナウスの家電生産動向、セルラー電話の契約傾向、3G、4Gカバレッジ、主要国の5G事業開始動向、ブラジルの情報通信市場の売上や投資傾向、ビジネス環境の変化、マナウスフリーゾーンを取り巻く環境、中南米地域への米中関係の影響、ブラジル5G市場への影響、コロナウイルスによるラテンアメリカ地域でのビジネスへの影響など多岐に亘って意見交換された。

参加者は高田部会長(NECラテンアメリカ)、日比副部会長(ソニー)、安江副部会長(エプソン )、田島副部会長(パナソニック)、水谷氏(三菱電機)、島内氏(NECラテンアメリカ)、水守氏(NTTブラジル)、井上氏(Ubik)、河氏(NTT DOCOMO)、渡邊副領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、大角編集担当

左から田島副部会長(パナソニック)/安江副部会長(エプソン )/日比副部会長(ソニー)/高田部会長(NECラテンアメリカ)

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

JCI Brasil-Japão会頭にMarcelo Asamuraが就任

ブラジル日本青年会議所(JCI Brasil-Japão)は2月10日夜、サンパウロ州議会で2020年度新役員の就任式を行った。式典にはJCI関係者など約130名が駆けつけ、ブラジル日本商工会議所(カマロン)を代表し平田藤義事務局長が、続いてRenato Ishikawa 会長(ブラジル日本文化福祉協会)、野口 泰総領事(在サンパウロ日本国総領事館)、Aurélio Nomura(サンパウロ市市会議員) Nelson Takahashi(Vice-Presidente Executivo da JCI Brasil)  の諸氏等が来賓として祝辞を述べた。

JCI Brasil-Japão は1982年、当会議所内で産声をあげ、親の代名詞として当所はカマロン(Camarão)の名で親しまれている。平田事務局長が最初に祝辞を述べた。また持参した当会議所でベストセラーになっているポル語版の「世界が感謝!日本のもの」を参加者(特に若手起業家達向け)に紹介、日本のテクノロジーでブラジルの競争力を上げようと呼び掛け、心を込めブラジル日本青年会議所(マルセロ新会頭)に1冊贈呈した。

以下祝辞の要旨:

Marcelo Asamura新会頭、Rodolfo Eiji Wada前会頭、来場者の皆様へ。

最初に2020年ブラジル日本青年会議所新会頭および新役員の就任式に招待を受け感謝を申し上げる。

Marcelo会頭、あらためておめでとうございます。前月行なわれた当会議所の新年会で日本語による素晴らしいスピーチに感動した。Rodolfo前会頭の活発なJCI活動にも敬意を表する。大変ご苦労様でした。

ブラジル日本青年会議所は以前に比べ幅広い数多くの活動に挑戦、その目的を達成している。色々なソーシャルプロジェクトを通じ大勢の人々のサポートを実践している。例えば年配の方々にパソコンの使い方を教えたり、Revitaliba、リーダーシップ、Brazilian Mind以外に、幸せを植えるプロジェクト、一般の学校でのスピーチ大会の開催、TOYP賞(Ten Outstanding Young Persons of the World)、里帰りプロジェクト、FormaJobsプロジェクトなど当会議所では到底出来ない補完的な様々な社会活動を行なっている。

ダイナミックで人々が注目する活動でますます社会を変えているのを見ると頼もしく称賛に値する。ブラジル日本青年会議所は日本とブラジルの距離を縮め、今年行なわれる東京オリンピック.パラリンピックも含めて益々日伯関係の改善強化に努めている。

これからもJCI活動の持続的発展に期待している。常に勇敢な心を持って、新規案件にチャレンジして欲しい。

Marcelo Asamuraブラジル日本青年会議所会頭

Rodolfo Eiji Wada前会頭

野口 泰総領事

平田藤義事務局長

写真 Jiro Mochizuki