今年初めての労働問題研究会に50人が参加

今年初めての企業経営・地場企業推進委員会(ワグネル 鈴木委員長)の労働問題研究会は、2019年1月30日午後4時から6時まで50人が参加して開催、初めにMattos Filho (Mattos Filho, Veiga Filho, Marrey Jr. e Quiroga Advogados)のVILMA TOSHIE KUTOMIパートナーは、講演テーマ『2019年の新労働法の傾向について』、続いてTrench, Rossi e Watanabe AdvogadosのCLARISSA LEHMENパートナーは、講演テーマ 『海外支店勤務への移転に伴う労働法のリスク軽減について』それぞれ講演した。

1. "Tendências trabalhistas para 2019" 
2. "Expatriação de empregados – aspectos trabalhistas" 

Roberto Yanagizawa (Toyota do Brasil), Vilma Kutomi (Mattos Filho Advogados), Clarissa Lehmen (Trench, Rossi e Watanabe Advogados) e Wagner Suzuki (Construtora Hoss) (Fotos: Rubens Ito / CCIJB)

RI / CCIJB – 30/01/2019

食品部会主催のブラジル味の素㈲社リメイラ工場見学会

2019年1月28日、食品部会(黑崎正吉部会長・ブラジル味の素社長)主催でブラジル味の素㈲社のリメイラ工場の見学会が行われ、会議所からは主に食品部会メンバー等合計26人が参加した。

味の素リメイラ工場は1977年に建設され、現在は約1800人の社員を雇い、資源循環型(バイオサイクル)生産方式を導入しており、生産工程で出た残さを廃棄をせず、副成物として飼料や有機肥料にするなど資源を効率的に利用している。

黑崎社長及びカルロス・タカタ事業所長によるレクチャールームでのプレゼンテーション後、敷地内のバスツアーが行われ、桜井通成工場長及び津田雅之企画開発シニアマネージャーの案内のもとで生産工場内を見学し、ほぼ自動化されている食品調味料包装や物流センター等を見学した。

味の素が提供した昼食の後、降旗英樹副部会長および秋元壮介副部会長から黑崎社長にプレートを渡され最後に記念写真の撮影が行われたあと、サンパウロに戻った。晴天に恵まれた有意義な工場見学となった。

平田事務局長の見学会感想語録:

  • 食品部会長自らのイニシアチブで開催、同業他社の部会員にも自社をオープン披露、相互啓発する見学会。
  • 行のバスで突然、サプライズ・クイズを出題(Q:ブラジル創業から何年?A:1956年から60余年、、出題5問)工場までの距離130Kmは頭の体操で楽しい一時に。
  • グループで最大規模を誇るリメイラ工場着:150ha(東京ドーム30個分:クイズの1つ)の広大な敷地面積に10haの建屋面積、晴天に恵まれ緑の芝が一際映える。
  • 構内道路脇には歴代の社長や本社要人訪問による記念植樹林が勢いよく育っている。年輪は異なるが静かに威光を放っている。
  • 化学コンビナートのようなタンク・パイプラインが四方八方に張り巡らされていて素人には分らない。パッケージ等のラインは自働化・ロボット化で人影少ない24時間操業。多品種少量化ラインも僅かながら健在・共存・協働。
  • BioCycle100%、水のリサイクル・ドライ洗浄・水道蛇口に至る節水が徹底、水の使用量は20年間で13分の1に激減。
  • ウッドチップ換算50トンのバイオマス・ボイラーを導入、太陽光発電等々を設置、非常に環境に優しい省エネ・省資源対応の近代的な工場。
  • 素晴らしい環境下で人材を育成、人事・労働問題は皆無。質疑応答で、その秘訣を探る参加者。有意義な見学会がそこにある。
  • 食の安心・安全を保証する「味の素」、「SAZON」、「VONO」、「AJISAL」、「粉末ジュース」等々の人気商品が市場に定着、大きなシェアーを確保。
  • ASV(Ajinomoto Group Shared)を中核にミッションとビジョン実現に向け、日々の弛まぬ努力・奮闘の結果が高収益を生み、今日も研究開発に余念がない味の素グループ、リメイラ工場。
  • 帰途、人気商品を手土産にバス内でも乾杯のサプライズ。楽しい見学会で始まり楽しい見学会で無事に終了。
  • 黒崎部会長ほかブラジル味の素の関係者、又食品部会員の皆様に対し心からお礼を申し上げます。

レクチャールームでの説明会の模様

左から平田事務局長、降旗副部会長、秋元副部会長、黑崎社長。降旗副部会長と秋元副部会長より黑崎社長に感謝プレートが渡された。

工場見学後、記念撮影。

(Fotos: Alexandre Kuba/CCIJB)

 

総領事館が茶会と講演会を開催

サンパウロ総領事館(野口 泰総領事)は27日(日)ジャパンハウス(JH)で、日本から350年続く伝統工芸大樋焼きの本家十一代当主、大樋長左衛門(年雄)を招き、茶会と講演会を実施した。今、茶碗プロジェクト等のイベントにより、陶芸に脚光が集まる中で開催、陶芸家の本間秀子氏をはじめMOGI市在住の中谷Akinori氏や陶芸愛好家等が11代目大樋長左衛門の興味深い「日本の茶道と工芸に宿る霊性」と題する講演に黙って傾聴していた。

茶会には国際交流基金の洲崎 勝所長が「十徳」(じっとく)姿で登場、陶芸に関心を持つ岩崎透氏、青木智栄子氏、アンゼラ平田前JH館長ほか日系主要団体の代表者等(ハルミ呉屋日伯文化福祉協会会長、与儀日伯援護協会会長)に加え会議所から平田事務局長も参加、セラミック磁器(電子部品)製造の経験から陶器との焼結温度の違いや温度プロファイル・コントロールについて質問、焼結時のひび割れは陶芸家の間では、むしろ立派な芸術品になる事に感嘆した。(今日の茶会でひび割れ作品の漏れを巧みに塞ぎ立派な茶碗に変化、芸術の奥深さに驚かされた。)

一番大きな収穫は茶会(茶道裏千家ブラジル(林宗一代表、林宗円副代表)が共催)に参加、日本の正しい茶道・マナーを習得した事である。医師で僧侶のリガルド・ゴンサルべス・エステーベス氏、同じく医師のルシアーネ・ショポア・ド・ヴァーレ氏がお茶をもてなした。ブラジルにも茶道が大いに広まる時期がもうそこに来ている感じだ。

左から大樋長左衛門(年雄)当主、野口泰在サンパウロ日本国総領事、リガルド・ゴンサルべス・エステーベス氏

 左から洲崎勝国際交流基金サンパウロ日本文化センター所長、呉屋春美文協会長、ルシアーネ・ショポア・ド・ヴァーレ氏

12人が参加して金融部会開催

金融部会(安田篤部会長)は、2019年1月24日午後3時30分から12人が参加して開催、初めに2018年度の金融部会活動を紹介、今年度の組織変更として津田部会長(ブラデスコ銀行)並びに東副部会長(ブラジル東京海上日動火災保険)が承認された。2月28日に開催される2019年上期の業種別シンポジウム発表資料用の各行のマクロ経済向け主要インジケーターの提出、銀行業界動向、保険業界動向の資料作成のスケジュールの確認、今年の金部会主催の金融やフィンテックセミナーや勉強会、見学会などについて意見交換を行った。

参加者は安田 部会長(Sompo Seguro S.A.)、津田新部会長(Banco Bradesco)、岡本副部会長(Sompo Seguro S.A.)、東新副部会長(ブラジル東京海上日動火災保険)、北村氏(みずほ銀行)、長野氏(三井住友保険)、木下氏(ブラジル三菱東京UFJ銀行)、讃井氏(ブラジルみずほ銀行)、櫛引氏(JBIC)、中野副領事(サンパウロ総領事館)、商工会議所から日下野総務担当、大角編集担当。

16人が参加して初めての生活産業部会(建設不動産・繊維)開催

建設不動産部会(今川 尚彦部会長)並びに繊維部会(大島 一仁部会長)統合による生活産業部会(建設不動産・繊維)(今川 尚彦部会長)の初めての会合は、2019年1月23日午前10時から11時過ぎまで16人が参加して開催された。

初めての生活産業部会開催では、今川 尚彦部会長が進行役を担当、初めに参加者が自己紹介並びに新たに発足した生活産業部会の今後の部会活動などについて意見交換、参加者から今後1年かけた部会の方向性の決定、親睦の強化、部会活性化のための新部会員募集、駐在員向けの更なる情報提供や収集、ブラジルコストや企業経営に関する情報交換会開催、ゴルフコンペの共同開催などが挙げられた。次回2月6日開催の生活産業部会では、2月28日開催の業種別部会長シンポジウム発表資料作成で意見交換することが確認された。

参加者は今川部会長(戸田建設)、大島氏(クラシキ)、脇田 氏(日清紡)、釘本氏(CGC)、巽氏(CGC)、大滝氏(ホス建設)、スナゴ氏(Flex PQ Empresarial)、江口氏(王子製紙)、鳥居氏(王子製紙)、森口氏(スターツ)、南村氏(東洋紡)、根岸氏(AZBIL)、辻氏(YKK),上岡氏(戸田建設)、商工会議所から日下野総務担当、大角編集担当

 

今年初めての日 伯 法 律 委 員 会に45人が参加して開催

今年初めての日 伯 法 律 委 員 会(藏掛 忠明委員長)は2019年1月23日午後4時から6時過ぎまで、45人が参加して開催、初めにMotta Fernandes Advogados法人担当のBRUNO VALLADÃO GUIMARÃES FERREIRAパートナーは、“企業倒産、企業再生法の最新情報”、Gaia Silva Gaede Advogados のRAPHAEL ALESSANDRO PENTEADO RODRIGUES弁護士は、 “消費財に関する社会統合基金/社会保険融資納付金(PIS/COFINS)のクレジット並びにCosit 5/2018 に関する規範的見解について” 、Mattos Filho (Mattos Filho, Veiga Filho, Marrey Jr. e Quiroga Advogados) のADRIANO RODRIGUES DE MOURA弁護士は、.“IRPJ, CSLL e PIS/COFINSなど に関する課税争点について”、最後にEYのANA PAULA BORGONOVO シニアマネージャーは“純益対する課税ーIFRIC 23 について”それぞれ講演した。

PDF anexos: 
1. “Recuperação judicial, recuperação extrajudicial e falência: significados e principais regras”
2. “Crédito de PIS/Cofins sobre insumos e o Parecer Normativo Cosit 5/2018 da RFB”
3. “Tributação do indébito tributário”
4. “IFRIC 23/ ICPC 22 – Incertezas sobre Tratamentos dos Impostos sobre o Lucro"

Fábio Kenji Ota e Ana Paula Borgonovo (EY), Raphael Alessandro Penteado Rodrigues (Gaia Silva Gaede Advogados), Adriano Rodrigues de Moura (Mattos Filho), Bruno Valladão Guimarães Ferreira (Motta Fernandes Advogados) e Luiz Fujio Sato (Marubeni Brasil) (Fotos: Rubens Ito / CCIJB)

RI / CCIJB

 

 

第7回中南米知財セミナー開催

日本貿易振興機構(JETRO)サンパウロ事務所(大久保敦所長)主催の第7 回中南米知財セミナーは、2019年1 月22日午後3時から4時まで15人が参加して開催、JETROサンパウロ事務所の岡本正紀 知的財産権部長は、「ブラジル知的財産制度の最新動向」について講演した。

岡本 知的財産権部長は、初めにサンパウロ事務所知的財産権部の活動状況として中南米諸国とのネットワーク構築状況や体制整備状況、ジェトロウェブサイトの説明、ブラジル産業界の知財マインド、ブラジル産業財産庁(INPI)に関する基礎情報として組織、特許審査官並びに商標審査官の大増員に伴う研修負担からの解放、主な加盟国際条約、統計情報、バックログの推移、電子出願数の推移、INPIの行動計画2018の取組、目標達成、特許審査遅延解消に向けた取組、早期審査制度、昨年10月に正式に導入された審査前見解書スキーム、審査前見解書送付件数の推移、医薬品出願に対する重複審査問題、昨年12月に公表されたブラジル産業財産庁戦略計画2018‐2021におけるINPIのミッション、ビジョン、ヴリュー、戦略目標、今年から実施予定の日ブラジル特許審査ハイウェイ(PPH)第2フェーズのポイント、対象技術分野、提案段階の実態審査の簡素化などについて詳細に説明した。

講演中のJETROサンパウロ事務所の岡本正紀 知的財産権部長

 

2019年度新年会に160人が参加して開催

商工会議所新年会は2019年1月18日正午から2時過ぎまでブルーツリー・ファリアリマホテルに会場一杯の160人が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務め、初めに特別参加者として野口 泰在サンパウロ日本国総領事/会議所名誉顧問を紹介、会頭挨拶として土屋信司会頭は、過去4年間のブラジルは経済リセッションなどで「おしん」のように耐えていたが、ジャイール・ボルソナロ新政権誕生で、大きく羽ばたかなければならない。ドリア聖州知事に呼び出されてバンデイランテス宮に行ったが、ドリア知事は約束の時間に対応、約束の時間きかっりに終了、こんな政治家は初めてであり、今後期待できると感じた。今後数年後に振り返って2019年はブラジルの大きな転換点であったと思える年になってほしい。日メルコスールEPAを纏めたい。今年はブラジル元年にしたい。ブラジルのルネッサンスとしてEPAキックオフにしたいと常任理事会で承認を得たと説明した。

続いて野口総領事は、昨年11月29日にサン・ベルナルド・デ・カンポス市の海岸山脈地域で宮坂国人財団のプロジェクトとしてイミグランテス街道沿いにエコロジコ公園の開園式に参加。12月5日に総領事公邸で450人が参加して天皇誕生日祝賀レセプション開催、12月13日,ジャパン・ハウス サンパウロで官民合同会議開催、邦人被害発生件数の推移では、2016年から邦人被害が増加傾向で安全喚起を促している。
12月31日,リベルダージ・日本広場で第48回餅つき祭り開催、昨年の地方統一選挙で下院議員に当選した日系のキム・カタギリ議員も参加。2019年の主な行事として、12月31日~1月2日,ブラジリアで山口泰明特派大使のブラジリア訪問、1月8日~10日,佐藤正久外務副大臣のサンパウロ訪問。1月19日~4月28日までジャパン・ハウス サンパウロでArchitecture for Dogs開催、20年ぶりに日本選抜がサッカー南米選手権に参加、サンパウロ市での試合見学の可能性などについて説明した。

鏡開きでは野口総領事、土屋会頭、安田副会頭が参加、乾杯の音頭 は安田副会頭がとった。新年会のおせち料理はTSUKAMOTO KYOKO女史が主導するTEAM JAPANによるブラジルの食材を使った非常に好評を博したおせち料理がふるまわれた。

3分間スピーチでは、JICAブラジル事務所の斉藤顕生所長は、「サンパウロ大学(USP)での日本開発研究プログラムの開始」について、明治維新から150年の今年は日本の急成長の開発ノウハウを後進国の国造りのために、 中南米における知日・親日有識者育成のための日本開発研究プログラム(通称フジタニノミヤチェア)について、プログラム事業概要、開始期間、事業内容などについて説明。平田藤義事務局長は、現代ブラジル事典には姉妹編のポルトガル語版がないので、皆さんの協力での作成サポートを依頼した。

ブラジル日本移民110周年記念祭典委員会の菊地義治委員長は、「移民110周年委員会からの御礼」として、新年会には呉屋ブラジル日本移民110周年大会委員長も出席しているが、私からお礼を述べたい。眞子内親王殿下のご臨席や松永会頭をはじめとした商工会議所のサポートなど総額300万レアルの寄付を得て成功、3月か4月には詳細が報告できると説明。今年は日本移民111年と縁起のいい歳になりそうで、また国士館センターの建設も始まると説明した。

青年会議所会頭のパトリシア会頭は、2018年のJCI会議所活動について説明、また総領事館並びに商工会議所のJCIへのサポートに感謝の意を述べた。 Rodolfo Wada新会頭は、JCIとボランティア活動を通して社会貢献しており、高齢者向けスマートフォン講座開設、リベルダーデ地域の大掃除、駐在員を対象としたブラジルマインドセミナーの開催などを説明した。

2019/20年度常任理事/監事の所信表明として、初めに日伯交流委員長の安田 篤副会頭は、昨年に続いて同委員長を拝命、5年から10年のスパンで日伯の架け橋になる人物を育てたいと述べた。企画戦略委員長の大久保 敦副会頭は、2月末の業種別部会長シンポの副題は、「成長への期待、変化への対応」、日メルコスールタスクフォース幹事としてバックアップ、ブラジル周辺国への関係強化の一環として、4月末にウルグアイ並びにアルゼンチンへのミッション派遣を説明した。

政策対話委員長の村田 俊典副会頭は、4年前から日本政府の補助金を頂いてブラジル政府に対するADIR活動をしてきた。2017年に補助金終了に伴って昨年は自走、今年も4つのワーキンググループ構成でブラジル政府に提言するが、WG以外の参加者を募っていると説明。日伯法律委員長の藏掛 忠明専任理事は、毎月1回の法律セミナーを開催、また年2回程度の日本語による法律セミナー開催を予定していると説明。

企業経営・地場企業推進委員長の鈴木 ワグネル専任理事は、労働法や税制変更などについて労働問題研究会を毎月1回開催しているが、委員会活性化のために参加メンバーを募っていると説明。財務委員長の木下 誠専任理事は、昨年に続いて委員長を拝命、収入増加のために会員増強に努力したいと説明。総務委員長の讃井 慎一専任理事は、総務委員会には安全対策チームがあるが、治安が悪化してきているので総領事館とタイアップしていきたい。また建設・不動産部会と繊維部会の合併による「生活産業部会」の再編成を説明した。

全地域会議所連携強化委員長の松崎 治夫専任理事は、サンパウロ州以外の日系商工会議所との連携強化をする委員長を拝命。監事会議長代理の天野ウーゴ監事は、業務・会計監査を厳しくチェックしたいと説明。幕田監事補欠は、監事としてお手伝いできるのは少ないが、極力協力したいと説明。佐藤監事補佐は2017/18度から監事補欠ですが、何時でも会議所活性化に手助けしたいと抱負を述べた。

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

インフラワーキンググループ会合開催

2019年1月17日(木)17時より政策対話委員会(村田俊典委員長)インフラワーキンググループ(斉藤顕生グループ長)会合が開催された。

大使館の西川書記官より、新政権樹立後における組織再編の途中経過について説明があり、次回第3回日伯インフラ協力会合の見通しについても説明が行なわれた。

インフラワーキンググループでは、ブラジル政府への提言の打ち込みに伴い、ユーザー目線でのAGIR提言書、それに伴うアンケートやヒアリング調査の進め方等について活発な議論が行なわれた。また幅広く会員企業からの声を吸い上げる為のWGメンバー強化の提案もあった。

参加者は、斉藤顕生グループ長(JICAブラジル)、池谷裕一 副グループ長(Deloitte)、青山健太郎氏(MUFG銀行)、櫛引智雄氏(JBIC)、佐藤洋史氏(JICAサンパウロ)、吉田幸司氏(KPMG)、幕田潤氏(TozziniFreire)、政策対話委員会から柳本安紀委員(双日ブラジル)、山本裕也委員(JETROサンパウロ)、大使館から西川洋祐書記官、そして事務局からは、平田藤義事務局長、日下野成次総務担当、吉田章則調査員が参加した。

経済産業省柴田裕憲大臣官房審議官が来聖、土屋会頭と意見交換

1月17日、正午サンパウロ市内のレストランで通商政策局の柴田審議官が会議所幹部と懇談会を行った。柴田審議官は外務省から経済産業省に出向、メキシコ出張の帰途、主なブラジル進出企業の代表者等との懇談を目的に来聖。会議所から土屋信司会頭(ブラジル三井物産社長)、大久保 敦副会頭(JETROサンパウロ事務所所長)、平田藤義事務局長、官側は野口泰総領事と岩瀬恵一ETROサンパウロ事務所次長(経産省出向)が参加した。

初めて来聖した柴田審議官と「親日的なブラジル人の国民性、特質、懐の深さ、ブラジル一般市民の日本農産品購入意欲、日本との関係強化、米中貿易戦争やBREXIT、中東情勢に纏わる世界の情勢変化、ブラジル新政権の人事組織体制および昨日ブラジリアで行われた伯亜大統領会談を踏まえた今後の通商外交政策と日本の対応、対話の窓口等々」について率直に意見交換を行った。