業種別部会長シンポジウム発表資料作成で建設不動産部会開催

7月22日午前9時から10時30分まで8月7日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成で建設不動産部会を開催、参加した部会員はそれぞれ今年上半期の回顧及び下半期の展望について発表した。

建設不動産ブームで需要は旺盛であるが、建材費、建設コスト、価格競争、高騰する人件費、エンジニアの確保、インフレ、人材育成サンパウロ市内へのトラックの乗入れ規制による現場への納入混乱やコスト高など問題も山済みしていることなどが話合われた。

参加者は阿部勇部会長(戸田建設)、大滝守氏(ホス建設)、南アゴスチーニョ副部会長(デニブラ)加藤秀雄領事、金沢登紀子調査員、平田藤義事務局長

 

部会長シンポ発表資料作成で意見交換

7月の労働問題研究会に20人が参加して開催

 企業経営委員会(石川清治委員長)の労働問題研究会が7月17日午後4時から6時まで大会議室に20人が参加して開催、セルジオ・メレイロ副委員長が進行役を担当した。

クライトン・ムネヒロ・フルゲン弁護士が「法律事務所内部の経営・管理」と題して法律部門の分析、パノラマ、コスト削減のために急速に進む弁護士のアウトソーシング化、仕事の結果を出すプレッシャー、情報過多による混乱、リスクの低減について説明した。

また緊急を要する仕事と結果、チームワークを組んでする仕事や仲間意識、セルラー電話の注意点、身だしなみやエレガンスの重要性、リーダーシップと上司の関係、明確な目的意識、常に配慮するコスト削減、コミュニケーションなどの重要性について講演、盛んな質疑応答が交わされた。

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左が講演者のクライトン・フルゲン弁護士/セルジオ・メレイロ副委員長

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パワーポイントで講演するフルゲン弁護士

金融部会が部会長シンポ発表資料作成で開催

8月7日に開催される2008年度下半期の業種別部会長シンポジウムの資料作成、部会長や副部会長選出で7月17日に部会のトップを切って金融部会(渡辺仁司部会長)が開催されて、初めに渡辺仁司部会長、須田一夫副部会長、山崎展生副部会長を選出した。

三菱東京UFJ銀行の竹内明頭取が銀行関係の発表資料を発表、渡辺部会長が保健関係資料を発表して意見の交換を行ない、恒例の4行による為替点 /Selic金利の半年後の予想の継続などで意見が一致、また今年後半の部会活動として金融市場の見学会などについても意見の交換を行った。

出席者は渡辺部会長(東京海上保険)、須田一夫副部会長(東京海上保険)、山崎展生副部会長(ブラデスコ銀行)、竹内明氏(三菱東京UFJ銀行)、陶山仁 氏(三井住友銀行)、福田勝美氏(みずほ銀行)、米倉立次郎氏(安田保険)、加藤秀雄領事(サンパウロ領事館)、金沢登紀子調査員(サンパウロ総領事館) 平田藤義事務局長

 

業種別部会長シンポジウムの発表資料の作成で意見交換

熱心に発表資料で意見を交換する参加者

宮城県人会創立55周年式典に田中会頭が出席

7月14日午前10時から宮城県人ブラジル移住100周年、宮城県人会創立55周年並びに仙台七夕30周 年の記念式典がリベルダーデ区の宮城県人会館に伊藤克彦副県知事など70人の慶祝団やパラグアイなどの遠方からも総数300人が参加して開催、高齢者や功 労者への表彰、商工会議所の田中信会頭はブラジル日本移民開始2年前1906年に仙台の藤崎三郎助氏がサンパウロに支店を開設、日本人として始めての商店 の藤崎商会はサンパウロ市に日本総領事館開設(1915年)される間は領事館の役割を担って日本移民の相談を受け、その後も日本移民の諸々の問題の解決の お世話をして多大な貢献したので藤崎商会の伊達啓公取締役へ顕彰,記念プレートの贈呈を行なった。

懇親昼食会では国立工業所有権院のリタ・マシャード理事が講演

講演会は国立工業所有権院(INPI)の情報テクノロジー部門のリタ・ピニェイロ・マシャード担当理事が「工業所有権の戦略的な利用−在ブラジル企業の強化と普及におけるINPIの役割」と題して、初めにブラジルの科学技術の歴史として、ドン・ペドロ二世時代の1887年にカンピーナス農業協会を設立して始り、1920年代にブラジルで初めての大学としてサンパウロ州立大学(USP)設立、1951年に博士、修士課程設立、1985年に科学技術省設立、ブラジルの研究開発費への投資はGDP比1.05%でアルゼンチンやメキシコよりも多いが日本や韓国の1/3に留まっているために、投資促進が必要であると強調した。

また1995年以降の博士、修士課程卒業生の伸びは緩やかな増加になってきているが、工業所有権件数(パテント)は1981年の2,000件から昨年は17,000件にまで増加、ラテンアメリカでは33%から約50%とその比率は増加の一途をたどっているが、世界全体に占める比率は2.0%に満たない。

世界のパテント取得では米国が圧倒的で28万4,000件、英国7万4,000件、ドイツ、日本が7万1,000件、ブラジルは15位に甘んじているが、2001年から2006年までの伸び率ではトップの中国、米国、カナダ、インド、韓国と続いて、ブラジルは10位に伸びてきている。

ブラジルの企業内の研究者が占める割合は25.8%と米国の80%、韓国74%、日本の68%に比較して圧倒的に少ないが、大学内の研究者の比率は67%と他国を圧倒、2位のオーストラリアの58%を大きく引離している。

パテント取得促進する役割で国立工業所有権院(INPI)は1970年に設立、1996年に工業所有権が法令化され、国内技術者のパテント所有比率は30%と低く、2004年には先端技術開発促進のために、イノヴェーション部門へのファイナンス、ローヤリティの分配や優遇税法を制定、今年は民間企業の生産開発促進のための新工業令(PDP)を発令している。

国内のパテント所有者の70%は個人、2001年以降の大学のパテント所有は増加してきており、カンピーナス大学(Unicamp)が191件でペトロブラスの177件を上回り、トップ20位までには7大学が入っている。

INPIではパテント取得啓蒙のために各地でセミナーを開催、北東地域でのセミナー開催は工業地帯が集中する南東地域に次いで多く、また大学や各種工業協会などでのコース、工業実習機関(Senai)職員へのコーストレーニング、各大学教授との交流などを実施して啓蒙活動を行っている。

ブラジルの選挙権有権者1億人に投票義務があるが、選挙日のその日のうちに選挙結果がわかる電子投票、深海油田開発技術、世界3位の航空メーカーのエンブラエル、最も収益性の高い大豆やエタノールの生産技術、フレックス車技術など世界に冠たる技術を擁しており、INPIは今後の更に科学と企業の橋渡しをして行くと強調して講演を終了して大きな拍手が送られた後に、田中信会頭から記念のプレートが贈呈された。

 106人が参加した7月11日の懇親昼食会の司会は平田藤義事務局長が務め、初めに今日の講演者である国立工業所有権院(INPI)のリタ・ピニェイロ・マシャード理事、イツベラーバ市長のマリオ・タカヨシ・マツバラ市長、サンパウロ総領事館の丸橋次郎首席領事をそれぞれ紹介、連絡事項では日伯交流年兵庫県実行委員会/川崎重工提供による「六甲のおいしい水」、インターネットパニック調査協力について平田事務局長が御礼を述べた。

 続いて日系社会委員会の窪田敏朗委員長が第2回寄付協力実態調査アンケート結果について説明、また年末に行なわれる第3回アンケート調査協力を述べ、3分間スピーチではイツベラーバ市のマリオ・マツバラ市長が招待に対する御礼を述べた後で、同市の大学財団のマルシオ氏がDVDで同市を紹介、日本移民資料館の栗原猛運営委員長が同資料館の30周年記念事業として、日本移民研究に役立つ4月に日本でリリースされた写真集の購入協力、8月3日に文協で開催される第39回ドミンゴ・コンサートではニューヨークの井上室内合奏団やプログラムなどを紹介、三分一克則氏は8月16日から17日にかけて行なわれる早慶戦やブラジル選抜との試合やチケット購入協力を説明した。

 会社代表交代挨拶では国際協力銀行(JBIC)の相川武利首席駐在員が帰国挨拶、後任の細島孝弘新首席駐在員が就任挨拶、ブラデスコ銀行の山崎展生新取締役、東京海上火災の原島朗新社長、JALの小西弘恭新所長、三井物産の中山立夫新社長、サンパウロ総領事館経済班の加藤秀雄新領事がそれぞれ就任挨拶を行ない、最後に新入会員のエミレーツ航空のクラウス・ベッカー氏がヴィデオでエミレーツ航空のサービスを紹介した後で田中信会頭から会員証が送られた。

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記念プレートを授与された国立工業所有権院のリタ・マシャード理事/田中信会頭

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左から田中信会頭/丸橋次郎首席領事/マリオ・マツバラ市長

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講演会の様子

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イツベラーバ市のマリオ・マツバラ市長

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会員証を持つエミレーツ航空のクラウス・ベカー氏/田中会頭

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INPIのリタ・マシャード理事/平田藤義事務局長

2008年度異業種交流委員会議事録(7月)

日時:2008.07.10(木)
場所:ブラジル日本語センター
出席者(ABC順):ABE・ITAGAKI・KANAZAWA・NISHIOKA・OHNO・YAMASHITA

記 ABE

【議事録】
1.次回8月度担当者
・会場係   板垣 
・連絡係   西岡
・会計係   大野

2.本日の勉強会テーマ(参加者:15人)
『囲碁の楽しみ方』(ブラジル日本棋院 岡理事長)
『土地なし農民(MST)と関わった経験について』(関根さん)

以上

日伯法律委員会の月例会に31人が参加して開催

日伯法律委員会(石川清治委員長)の月例会が7月10日午後4時から6時まで商工会議所会議室に31人が参加して開催、押切フラビオ副委員長と矢野クラウジオ副委員長が進行役を担当して始まった。

初めに矢野クラウジオ副委員長が「法律第11,727号/2008の第22及び23条、移転価格について」メルコスル域内での移転価格について説明、ファービオ・フロレンチーノ弁護士は「デジタル会計の公共システムについて」で電子課税伝票との違いやシステムの目的や利点などについて説明した。

パウロ・エンリケ弁護士は「支払い請求書と賠償の相殺」では実際の現状として賠償金の大半は第3者のクレジットでの相殺であると説明、最後にロベルト・コウチヤマ弁護士は「投資基金への資本参加での税制面」では国内投資家と海外投資家との税制面の違いを説明した。

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熱心に講演会を聞く参加者

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左から講演者のフロレンチーノ弁護士/コウチヤマ弁護士/矢野副委員長/カルナウーバ弁護士/進行役の押切副委員長

100周年関連イベント

(5月~6月開催の関連イベント)

レアル銀行の100周年記念展示会案内(5月21日から6月18日)

ブラジル・日本研究者協会(SBPN)シンポジウム案内(6月14日~16日)

SBPNサイト

(3月開催の関連イベント)

冴木杏奈タンゴ・コンサート

(2月開催の関連イベント)

修好100周年修好百周年基金助成承認プロジェクトの通知書・覚書の授賞式

サンパウロ州の日本移民100周年記念行事オープニングセレモニー開催

(1月開催の関連イベント)

日伯交流年オープニング式がイタマラチー宮で開催

満員御礼の日本・ブラジル経済シンポジウムは交流年の開催に相応しい、素晴しいシンポジウムとなった (発表資料はプレセン欄参照)

総領事公邸でシンポジウム関係者を招待して夕食会

サンパウロ総領事館主催日伯交流念オープニングレセプション開催

移民100周年祭の交流年記念事業の棋聖戦前夜祭