日本経済新聞、ブラジル日本商工会議所、オ・エスタード・デ・サンパウロ紙共催による「日本ブラジル経済シンポジウム」が1月16日午前9時から開催され るのに先立ち、9日に日系社会委員会の窪田敏朗委員長と平田藤義事務局長が、ニッケイ新聞社並びにサンパウロ新聞社を訪問、日伯交流年の開始イベントに ぴったりで、申込が殺到している同シンポジウムへの参加を案内した。
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日本経済新聞、ブラジル日本商工会議所、オ・エスタード・デ・サンパウロ紙共催による「日本ブラジル経済シンポジウム」が1月16日午前9時から開催され るのに先立ち、9日に日系社会委員会の窪田敏朗委員長と平田藤義事務局長が、ニッケイ新聞社並びにサンパウロ新聞社を訪問、日伯交流年の開始イベントに ぴったりで、申込が殺到している同シンポジウムへの参加を案内した。
茶道裏千家ブラジルセンター(林宗慶代表)主催の初釜、新年会が1月13日にシーザーパークホテル ファリア・リマで開催、商工会議所からは田中信会頭が出席した
ブラジル日本商工会議所(田中信会頭)の2008年度新年会が、1月11日正午からブルーツリー・モルンビーホテルに140人以上が参加して盛大に開催、新年のあいさつ回りを兼ねて新しい年の船出を参加者全員で祝った。
司会は平田藤義事務局長の時間に厳格であるがアップテンポの名調子に合せて、初めに田中会頭が新年の挨拶として、今年の会議所の運営方針と重点施策、日伯関係強化拡大への寄与として日伯EPA締結へのバックアップ、日伯交流年・移民100周年の会議所の協力方針、会議所独自の行事として1月16日の日伯経済交流シンポジウムの日本経済新聞社及びオ・エスタード・デ・サンパウロ紙との共催について説明した。
また田中会頭は会員企業の100周年記念事業への寄付に関する方針では、日本企業の意向、寄付への対応方針、寄付集めの問題、日伯修交100周年基金の余剰金の支援プロジェクトなどについても説明、最後に世界及びブラジル経済の展望では、サブプライムローンに端を発した世界金融市場の不安定、リセッション、インフレなどグローバル化が進んでいる今日では、間接的な影響が避けられないと結んで、手綱を締める年になりそうだと結んだ。
続いて3回目の商工会議所の新年会参加の西林万寿夫総領事は、出席できなかった島内憲大使からの新年のメッセージを披露、今年は日伯交流年・移民100周年の今年は、昨年から継続する日本からの政府要人やトップビジネスリーダーが目白押しで、BRICsの一国のブラジルはエタノールやCDM関連事業で大いに注目を集めてきたが、今年は更に大勢の日本からの慶祝団が訪れるために、両国関係の更なる友好関係改善に拍車をかかる。
昨年末の日本の一流紙にブラジルでの新幹線建設に対する政治関連記事、将来的に日本の自動車メーカの海外生産では南米、特にブラジルが北米の地位を逆転するような記事も掲載されてブラジルが大いに注目を集めており、またゴールドマン聖州知事を筆頭に、FIESPの200人に及ぶ訪日経済ミッションなども予定されており、交流年を機会に両国関係強化を支援していきたいと述べた。
また100周年記念事業関係では、充分な資金手当てが不足しているために、100周年祭典協会関係者が資金集めに一層の努力を行なうので、今後の企業訪問では前向きに対処してほしいと参加者に協力を要請、日伯経済関係強化では色々課題があるが、一昨年の官民合同会議をきっかけに、昨年はフォローアップ会議を総領事館がイニシアチブをとって成果を挙げたが、昨年末の官民合同会議で、島内大使から在ブラジリア大使館のイニシアチブで、フォローアップ会議がサンパウロで開催されることが決定して、更に官民の意見交換のフォローアップ強化に繋がると紹介した。
今年は1月12日〜13日の囲碁最高峰のタイトル戦である棋聖戦の開催、15日は総領事館主催の日伯交流年オープニング・レセプションに、木村外務副大臣を迎えて聖市内ホテルで開催、16日午前9時から日伯経済シンポジウム、夜は日本外務省主催の日伯伝統音楽の夕べが、イビラプエラ劇場で開催、17日はブラジリアでルーラ大統領も参加して、交流年オープニング式典の開催と記念行事が目白押しであり、日本を知ってもらうチャンスであると強調した。
3月以降はブラジル人若手リーダーの日本招待、日本郵政による記念切手の発行、ピナコテッカでの日本古美術展の開催、国際交流基金主催の江戸糸操り人形のブラジル公演、選抜高校野球来伯など紹介しきれない記念事業が開催されるが、ハイライトは皇太子殿下の記念式典への参加であり、コロニア一同首を長くして待っていると説明、新年会では100周年祭典協会から参加者に記念バッチの寄贈を受けたが、来月の懇親昼食会では同僚や社員向けにバッチ購入での協力を依頼、その後、工藤明名誉会頭が新年の乾杯の音頭をとって日本酒を頂いた。
続いて田中会頭が2008年度常任理事として、財務委員長に就任した米倉立二郎専任理事、企画戦略委員長の宮田次郎専任理事、GIE委員会の佐々木修専任理事、マーケティング渉外広報委員長の渡邉裕司専任理事、異業種交流委員長の阿部勇専任理事、日伯法律委員長及び企業経営委員長の石川清治副会頭、相互啓発委員長及び会議所70周年委員長の和田亮専任理事、日伯経済交流促進委員長の大前孝雄副会頭、環境委員長の前田一郎専任理事、移転価格税制委員長の峯川尚副会頭、日系社会委員長の窪田敏朗専任理事が紹介され、それぞれ就任の抱負を述べ、幹事会では山田唯資幹事会議長が中村敏幸幹事を紹介した。
代表者交代挨拶では、川崎重工の斉藤清博社長が帰国挨拶、渋谷吉雄新社長が就任挨拶、三井アリメントスの疋田和三社長が帰国挨拶、メタル・ワンの林浩社長は退任するが引続いてブラジル勤務、赤木浩新社長が就任挨拶、フジフィルムの野田社長は帰国挨拶を行なった。
新入会員紹会では、南米MHIの佐戸守社長が記念の300社目となる新入会員となり、3分間スピーチでは日本移民100周年記念協会からと題して、上原幸啓文化福祉協会会長が100年前に日本移民が言語も、風土も食事も異なるブラジルに移住、たゆまぬ努力と全知全能をかけて、農業部門を中心に日系人の地位を築いてきたが、100周年は終着点ではなく、両国の今後の新しい関係の出発点であり、祭典協会は色々なイベントや事業を催すので、支援協力を要請、松尾治100周年祭典協会会長は、資金集めでは遅れているので、吉岡黎明コーデネーター及び上原文協会長とタッグを組んで、企業を巡回するので前向きな資金協力を依頼した。
最後にブラジル工業移住者協会の小山昭朗会長は、100周年記念プロジェクト「21世紀の森つくり」として、前伯植樹キャンぺーンでチエテ・エコロジコ公園内への「日伯・友情の森」を作り、自然木10万本植樹の参加協力を説明した。
左から西林万寿夫総領事/田中信会頭/工藤章名誉会頭
2008年度常任理事
工藤章名誉会頭が乾杯の音頭
賑わった新年会の様子
読売新聞主催で日本移民100周年の交流年記念事業として1月12日から13日まで開催される囲碁最高位のタイトル戦である棋聖戦前夜祭が1月11日午後7時から、グラン・メリアモファレジホテルに多くの来賓客が参加して開催、商工会議所からは田中信会頭、平田藤義事務局長が参加した。
日時:2008.01.10(木)
場所:群馬県人会館
出席者(ABC順):ABE・AKAMINE・ITAGAKI・MATSUDA・NISHIOKA・TAKEDA・YAMASHITA
記 ABE
【議事録】
以上
ブラジル日本商工会議所の忘年会が、12月13日午後8時30分から11時過ぎまで、グラン・メリア・モファレジホテルに180人を超す会員や夫婦連れで参加、迫力満点のカポエラの数々の技の披露、お馴染みの矢崎愛さんによるピアノ演奏、草村芳哉さんによるサックス演奏による素晴しいBGM音楽、宿泊券や食事券の抽選会で、楽しい年忘れとなり、「蛍の光」を全員で合唱して閉会した。
司会は阿部勇専任理事が担当、初めに特別参加の西林万寿夫サンパウロ総領事、旭日双光章を受勲した元商工会議所会頭で現在は顧問の後藤隆氏、元商工会議所副会頭で現在はダイキン工業の岡田茂男顧問、日本経済新聞社の戸堀勇人シニア・マネージャーが紹介された。
続いて田中信会頭は開催挨拶として、1970年代と現在のブラジルへの日本企業進出の違いとして、「猫も杓子もブラジルへ殺到」から明確な目的意識を持った進出企業が目立ち、人材面では「在郷軍人に召集令」のように片言の外国語しかできない人材が派遣されたが、当時に派遣された若手社員がトップクラスの駐在員、サンパウロ日本人学校で学んだ帰国子女が中堅社員として活躍しており、日伯間取引では資源確保や加工などの伝統産業から最先端技術の地上デジタル放送技術、CDM取引、ジェット機やエタノールなど多岐に亘ってきている。
会議所活動として、官民合同会議や日伯経済合同委員会などで引続き「投資環境整備」を両国政府に要請、また移転価格税制、社会保険二重払い、知的財産権の改善推進に向けてのブラジルの主要工業連盟などとの共同提案、サンパウロ総領事館とのフォローアップ会議を来年からは大使館が窓口に、また会議所ホームページへのアクセス数の急増や表敬訪問の増加を述べた。
西林総領事は麻生太郎元外相初め、三人の現職閣僚や多数の政府要人、財界トップリーダーのブラジル訪問が相次ぎだが、背景にはブラジルへの投資や進出が進行、また官民合同会議後のフォローアップ会議の効果、有意義であったミナス産業視察研修旅行への参加、来年の交流年/日本移民100年祭の準備で多忙を極めたが、来年1月16日の日伯経済シンポジウムへの参加、ヴェージャ誌の45ページにわたる特集を例に、来年は日本や日本移民に関する色々な特集などが組まれるために、ブラジル人に関心を持ってもらうチャンスであり、また新年会で100周年記念バッジを販売、背広にバッジをつけて100周年宣伝の協力を依頼して挨拶を終え、後藤顧問が乾杯の音頭をとった。
ロンドン滞在中にカポエラの練習を開始して、すっかりその家族的な雰囲気に魅了された上岡弥生さんは、本場ブラジルでの修業を思い立ち、邦字新聞記者として勤務しながら、サンパウロのスアスナ師範の道場で修行を積んでおり、カポエラの歴史、カポエラを司る楽器アルビリンバウの説明、一緒に修業をしている金の帯グループと迫力満点のアンゴラ(床)、へジョナル(格闘技)、ソロ、ミユジーニョなどの迫力満点の演技を披露して、割れんばかりの拍手喝采を浴びていた。
西林万寿夫総領事を囲んで田中信会頭夫妻
松田雅信副会頭/西林総領事夫人/宮田次郎専任理事
藤井敏晴監事夫妻/山田唯資監事会議長
丸橋次郎首席領事/石川清治副会頭夫妻
宮田次郎夫人/後藤隆顧問/松田雅信副会頭
グラシア・トレムラ氏/マリアナ・パラヴァニ氏(クラウンプラザホテル)/西口阿弥氏(アーネストヤング)
忘年会の様子
和やかに談話する参加者
カケハシ・キヨシ氏(Boxon)/イザベル・アラメーダ氏、アリアニ・ビロマ氏(BHManager)
峯川尚新副頭取(ホンダ)、鍋島直裕夫妻(ホンダ)
平田藤義事務局長夫妻
工藤章名誉会頭夫妻/トシアキ・スワ氏(パトリモ二オ保険)
カポエイラの熱演
中央の黒のTシャツがスアスナ師範/右が留学生の上岡弥生氏
拍手を送る後藤隆顧問/手前は松田雅信副会頭
サックス奏者の草村芳哉氏/ピアノの矢崎愛氏
手前からアンデルソン・サト氏(安川電機)/マサハル・タニグチ氏(Eishin)/エリカ・ムラタ氏(スズヨ)/ケンイチ・ヨシダ氏(トヨタ)
12月11日正午からサンパウロ総領事公邸に商工会議所や日系コロニア有志が足の踏み場もないほど大勢が天皇陛下誕生祝賀会に参加、初めに君が代、続いてブラジルの国歌斉唱、西林万寿夫総領事が祝いの言葉を述べ、参加者全員で天皇陛下の御誕生日をお祝いした。
立錐の余地もないほどの参加者
国歌斉唱する参加者
小野英三フェルナンド氏の連邦高等労働裁判所判事就任祝賀会が12月10日午後7時からブラジル日本文化福祉協会の貴賓室で、多くの日系諸団体の共催で開催、商工会議所からは田中信会頭が出席した。
12月の定例常任理事会が7日午後4時から6時までマクソウドホテルで開催、新旧常任理事が参加、2007年度の委員会/部会の活動実績報告、2008年度の各委員会の活動方針及び新委員長の紹介、各委員会の活動の重点項目や役割、諸活動に支障をきたさないための副委員長の選出、委員会活動活性化のために分科会やWGの構築、旧委員長から新委員長への引継ぎのなどについて話合われた。
12月の常任理事会が7日午後4時から6時までマクソウドホテルで新旧常任理事が参加して開催、2007年度の委員会/部会の活動実績、各委員会の役割や2008年度の重点項目の説明、新委員長の紹介、新旧委員長の委員会活動の引継ぎ、ペンディング事項、委員会活動に支障をきたさないための副委員長の指名などについて話合われた。