第19回在伯日系商工会議所代表者会議開催

7月27日からマナウスで行われた在伯日系商工会議所代表者会議並びにアマゾナス日系商工会議所の設立20周年記念式典にブラジル日本商工会議所から松田雅信総務委員長が田中信会頭の代わりに代理参加した。

会議にはアマゾナス日系商工会議所創立会員の山岸氏、陣内氏、HONDAの鶴西会頭、パラ州からは27名の慶祝団と和太鼓の皆さんが応援に駆け付け、リオからは堤会頭、パラナからはANTONIO上野会頭が参加した。

HONDA所有のアマゾン河に浮かぶ豪華船PIRARUCU II号の船上会議は、瀬川マナウス総領事、中村副領事もオブザーバーとして参加、参加者は活発な意見交換を行ない、有意義な会議となって閉会した。

議題は、(1)各日系商工会議所より各地の現状報告と将来の展望に付いて、(2)2008年、日伯友好年への各地の対応、(3)次回開催地の決定、(4)その他の件となっていた。

7月25日に開催された機械金属部会に14人が参加

機械金属部会(嶋末繁部会長)が7月25日午後4時から6時30分まで、商工会議所会議室に14人が参加、初めに嶋末部会長が7月の常任理事会での主なトピックスについて説明後、来伯中の川崎重工の佐原忠士元部会長も参加して、和やかな雰囲気の中で8月3日の業種別部会長シンポジウムの発表資料作成に、参加者が各企業の上半期の回顧と下半期の展望について発表した。

鉄鋼生産の記録更新、280万台の生産が予想される自動車工業界、旺盛な内需、金利の低下、海外から流入する投資、半年先まで受注算のトラック、販売好調な農業機械、エタノールブームなどで機械金属部会の会員企業には追い風となっており、中には上半期に販売記録更新するなど概ね好調に推移したが、ドル安為替で輸出企業にとっては胸突き八丁の苦しい時であり、下半期は世界経済が好調に推移、またPACプロジェクトのマデイラ河水力発電所、サンフランシスコ河分流プロジェクト、リオーサンパウロ間の高速鉄道建設プロジェクト、CDM案件まど大型プロジェクトが目白押しで、下半期も継続して好調に推移すると予想している。

参加者は嶋末部会長(三菱重工)、川辺氏(小松製作所)、木瀬氏(前川製作所)、林氏(メタルワン)、原田氏(ミツトヨ)、青木氏(MMCメタル)、宮崎氏(MMCメタル)、杉村氏(NSK)、栗原氏(個人)、松沢氏(東芝)、渕上氏(ユシロ)、佐原氏(川崎重工)、金沢サンパウロ総領事館調査員、平田事務局長

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左から嶋末繁部会長/来伯中の佐原忠士元部会長も参加

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和気あいあいとシンポ資料作成する参加メンバー

12人が参加して運輸サービス部会が開催された

運輸サービス部会(寺本久男部会長)が7月26日午後2時から12人が参加して開催、8月3日の業種別部会長シンポジウウムの発表資料作成に、参加者が今 年上半期の回顧と下半期の展望についてそれぞれ発表、昨年9月のアマゾン地域でのゴール航空機の墜落事故、管制塔オペレーターのストライキ、17日のコン ゴ二アス空港でのTAM航空機の着陸失敗事故、運行キャンセル、搭乗遅延など航空業界はパニック状態になっており、運輸サービス部門の観光やクーリエ、航 空業界に大打撃を与えている。

また海上貨物への税関入庫システム導入に対する過剰反応、サントス港を初めとする慢性的船混みや荷役効率の悪さなどの解消されないブラジルコスト問題、燃料価格の高騰などコストを引き上げる材料も多く、下半期はコンゴ二アス空港問題などの解決が急がれる。

通信関係はセルラー加入者が1億666万台で世界5位、インタネットユーザー3,310万人、ブロードバンドユーザー604万人と順調に伸びており、IT関連では電子ノッタ発行への移行、デジタル放送の年内の放送開始などが話題となった。

参加者は寺本部会長(JAL)、森田副部会長(SANKYU)、岐部副部会長(UBIK)、音田氏(K-Line)、広瀬氏(MOL)、和田氏 (Nippon Express)、田村氏(NTT)、丸山氏(NYK Line)、村田氏(SUZUYO)、大滝氏(ツニブラ)、金沢サンパウロ総領事 館調査員、平田事務局長

 

シンポジウム発表資料作成で意見の交換をする参加者

食品部会に8人が参加して開催

食品部会(尾崎英之部会長)が7月25日正午から8人が参加して開催され、8月3日の業種別部会長シンポジウムの資料作成に、参加者が事業の上半期の回顧と下半期の展望を発表したが、好調なブラジルのマクロ経済好調及びドル安の為替で輸入原料や製品を扱う企業は好調であったが、日本への輸出は逆に苦境に陥っており、日本食ブーム、低いインフレ、クレジットの増加、M&Aによる業界再編、ボルサファミリアール政策、コモデティ価格やエネルギーコストの上昇、付加価値商品化などが業績に影響を与えている。

参加者は尾崎英之部会長(東山農産)、新谷道治副部会長(味の素)、中村善昭副部会長(高砂香料)、松田典仁氏(MNプロポリス)、大野恵介氏(San-Ei-Gen),、天野一郎氏(ヤクルト)、土肥克己領事、平田藤義事務局長

 

左から新谷副部会長/尾崎部会長/中村副部会長

渡邉裕司ジェトロ所長が7月17日のエスタード氏の移民100周年特集のインタビュー記事

渡邉裕司ジェトロ所長は7月17日のオ・エスタード・デ・サンパウロ紙の日本移民100周年特集でインタビュー記事が掲載、渡邉所長が日本語のPDFファイルに作成して提供。(文中の「第3波」の用語は昨年7月19日に、商工会議所を表敬訪問した京都府議友好代表団意見交換会の田中信会頭の発表資料から引用)

  渡邉裕司ジェトロ所長のエスタード紙のインタビュー和訳記事(2007年7月17日)

24日の金融部会に10人が参加

金融部会(米倉立二郎部会長)が7月24日正午から10人が参加して開催、8月3日の業種別部会長シンポジウムの銀行業界及び保険業界の発表資料作成で意見の交換、また下半期の部会活動として、金融セミナーの開催や懇親夕食会などについても話合った。

出席者は米倉部会長(安田保険)、土村副部会長(安田保険)、竹内副部会長(三菱東京UFJ銀行)、村田氏(ブラデスコ銀行)、窪田氏(三井住友銀行)、宮原氏(三井住友保険)、福田氏(みずほコーポレーション)、渡辺氏(東京海上)、土肥領事、平田事務局長

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シンポジウムの資料作成で意見の交換

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左から米倉部会長/土村副部会長/竹内副部会長

繊維部会が24日午後3時から開催された

繊維部会(須賀治部会長)は7月24日午後3時から10人が参加、8月3日の業種別部会長シンポジウムの資料作成のために、参加者それぞれの企業のが上期の業績の回顧と下期の展望について発表、須賀部会長が発表資料のドラフトをパワーポイントで説明しながら、それぞれの資料について意見の交換を行なった。全体的に為替の影響や国内市場を席巻する安価なアジアからの輸入繊維製品で、二重苦、三重苦であらゆるコストダウンを強いられている企業もあったが、ブラジルよりもアジアや日本の状況はもっと厳しい状況におかれていると説明した。

参加者は須賀部会長(倉敷紡績)、本間副部会長(Omi-Zillo-Lorenzetti)、金原副部会長(日清紡)、大矢氏(ダイワ)、柴垣氏(サンヨーテックス)、河本氏(東洋紡)、今西氏(ユニチカ)、遠藤氏(YKK)、金沢サンパウロ総領事館調査員、平田事務局長

 

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上期の業績の回顧と下期の展望を発表する参加者

ドラフト資料をパワーポイントで説明する須賀治部会長

労働問題研究会に26人が参加して開催された

企業経営委員会(石川清治委員長)の労働問題研究会が7月19日午後4時から5時30分まで、商工会議所会議室に26人が参加して開催された。

先週に引続き「派遣社員制度について議論すべき問題」と題して、ルーヴィア・ソウザ講師とマルセラ・マサーリ講師がパワーポイントを使いながら、アウトソーシングでのコストダウンは世界的傾向であり、ブラジルでは1995年から2000年の5年間で派遣社員数は78.8%増加、2000年から2005年は31.8%増加、短期契約社員や共同組合からの派遣社員との契約の注意点などについて説明、参加者の大半が人事部担当者であり、質疑応答では契約時の注意点、労働訴訟問題発生を防ぐ方法などについて意見の交換を行なった。

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左からルヴィア・ソウザ講師/石川委員長/マルセラ・マッサーリ講師/破入副委員長

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自動車部会に12人が参加して開催

自動車部会(長谷部省三部会長)が7月20日午後4時から12人が参加して開催され、8月3日の業種別部会長シンポジウム資料作成のために、参加者が各社の上半期のレビュー及び下半期の展望を発表したが、好調な自動車業界を反映して、概ね各社の上期は 好調に推移したが、輸出関連は為替がネックになっている。また部会活動の実績及び今後の活動、個別テーマなどについても話合われた。

出席 者は長谷部部会長(トヨタ)、久米副部会長(ヤマハ)、長瀬副部会長(タカラ・ペトリ)、峯川氏(ホンダ)、高岡氏(ブリジストン)、ツカハラ氏 (NGK)、コマガタ氏(丸紅)、関根氏(ペットバル)、アマノ氏(トヨタ)、高橋氏(トヨタ)、田畑副領事、平田事務局長

参加者が上期のレビュー及び下期の展望を発表

左から長谷部部会長/久米副部会長/長瀬副部会長

コンサルタント部会に10人が参加して開催

コンサルタント部会は7月19日正午から午後1時30分過ぎまで10人が参加して開催され、今年上半期のビジネスセミナー、政治セミナー、EPAセミナー、ファッションデザインセミナー、安全セミナー、農場見学など8回のコンサルタント部会の活動を報告、下半期の部会活動として、昨年実施した砂糖キビ工場見学セミナーで、参加できなかった会員の要望の強い同工場見学、ファイナンシャルセミナー、鉱山や製鉄所関連の産業視察セミナー、法律委員会との共催によるビザセミナーなどについて話合った。

また8月3日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表内容として、ブラジルのマクロ経済、Brics、ブラジル進出企業、ラテンアメリカのブラジルの位置など大いに意見の交換が行なわれた。

出席者は渡邉裕司部会長(ジェトロ)、赤嶺尚由副部会長、押切フラヴィオ副委員長(大野&押切法律事務所)、山田唯資顧問(個人)、田中信会頭(リベルコン)、高山直己氏(ジャパンデスク)、山下晃明氏(ヤコン)、関根実(個人)、土肥克己領事、平田藤義事務局長

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左が進行役の渡邉部会長/赤嶺副部会長/関根氏