4月12日の日伯法律委員会に29人が参加

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日伯法律委員会(押切フラヴィオ委員長)は4月12日午後4時から6時まで,商工会議所会議室に29人が参加して開催、進行役は押切委員長が担当した。

初めにワイネ・ペロン弁護士が、トレーディングカンパニーによる商品輸入とオーダー輸入に対する課税の違いについて,各州での税率に違いによるクレジットなどについて説明した。続いてレオナルド・コルデイロ弁護士は、 消費財購入におけるICMSクレジットについて、包装材料、第1次産品、中古品に対する解釈でも、ICMSクレジット率に違いがでると説明した。

アレサンドラ・クリハラ弁護士は、抱き合せ販売について、某ファーストフードチェーンは子供向けに玩具を付けてハンバーグを販売していたが、消費者保護法及び自由競争保護法に反するために、今では玩具のみの販売もしていると説明した。最後にアドリアーノ・ムナリ弁護士は、外資登録のない資本について、海外資本に関する法律の変動の推移を説明、すでにブラジルに進出している外資でも正規登録をしなければならないが、それほどブロクラシーはないと説明した。

ゲーデス元農相を迎えて昼食会が4月13日に開催

定例懇親昼食会が4月13日に131人が参加して開催、知識豊富で親日家のゲーデス元農相のアグリビジネスの講演に聞入っていた。

 商工会議所の定例懇親昼食会に、ゲーデス元農相を迎えて4月13日正午からインターコンチネンタルホテルに131人の会員化参加して開催された。 司会は平田藤義事務局長が毎回の手馴れた進行手順で滞りなく進め、ルイス・カルロス・ゲーデス・ピント元農相が「農業とブラジルに於けるアグリエネルギー」と題して、幼少の頃から日本人と接し、大学はピラシカーバ農大に進んだが、学友の30%は日系人であり日系人と共に農業を学んできたと述べ、日系人の努力、能力、組織力がブラジル農業の発展に大きく貢献したことを目の前で見ており、日系人のブラジル農業に対する貢献は疑う余地がないことは目に見えていると強調した。

初期の日本人移民は農業分野で計り知れない貢献をしており、若い世代のブラジル人は日本のハイテク産業しか知らないが、60年代のJICA支援によるセラード開発など日本移民のブラジル農業に対する貢献は計り知れないと述べ、GDPの27%はアグロビジネスからの生産であり、ブラジル貿易の輸出の37%は農業関連であり、この15年間で2倍以上に増加した。

2002年と昨年では99%も農業関連輸出が増加しており、世界で唯一、木を1本の切ることなく1億ヘクタール耕作地拡大が可能な国であり、現在、1億2,000万ヘクタールに2億頭の牛を放牧しているが、これを1へークあたり1.3〜1.4頭に引上げると、7,000万ヘクタールの放牧地が耕作地に変換可能でアマゾン流域に及び心配がないと強調した。

広大な耕作可能な国土、恵まれた気候及び豊富な水資源を有しているブラジルは世界でも唯一残されためぐられた国であり、また1960年代の石油危機でアルコール車開発に着手していたブラジルは、新車のフレックス車販売が80%以上に達する現状であり、テクノロジーの蓄積がアフリカやアジア諸国の砂糖キビ栽培の技術蓄積を有しており、砂糖キビ栽培での技術面での協力には欠かせない存在になっている。

 先日の訪日時に色々な政府関係者や実業家と話合ったが、将来的に日本でのバイオ燃料10%の混入の可能性の感触を掴んだが、ブラジルはエタノール供給を独占する意図は持っておらず、熱帯圏の貧しい国もエタノール生産になることを歓迎しており、エタノール生産では最大供給国ブラジルがリーダーシップをとって世界の供給国を引っ張って行きたいと述べた。

 この30年間の農業生産技術の進歩で収穫量は2倍になっており、栽培面積は今までの50%で充分賄える可能性が十分であり、また小型水力発電所建設では再生可能エネルギーで汚染発生させないエネルギー開発で、将来の夢である水素からのエネルギー取得までは主流になると思われる。

 ブラジルの食肉輸出は伸びているが口蹄疫感染で、日本、韓国や米国への浸透が難しいが、日本の食肉検疫は世界で最も厳しくて簡単には食肉輸出できないが、ブラジルはすでに牛肉輸出では世界トップとなっている。 またブラジルと米国やヨーロッパとのFAT締結では、農業部門の合意が障害になっており、ヨーロッパでは農業の平均補助金は34%、米国は18%であり、日本は58%と世界トップであるが、ブラジルは対照的にニュージーランドの2.0%に次ぐ3.0%で世界でも最も農業部門は解放されているが、農業問題が立ちはだかっている現状ではドーハの進展はなく、G20のリーダーを自認しているブラジルはメカニズムを早急につくる必要があると述べた。

 また世界の国々はブラジルの熱帯雨林伐採による砂糖キビ栽培を非難しているが、実際にはブラジルは世界でも最も森林破壊の少ない国であり、欧米諸国から非難される森林破壊は行なわれていないと強調して講演を終え、盛大な拍手を受けた。

 昼食会は特別ゲストのゲーデス・ピント元農相、大竹茂日本大使館行使、西林万寿夫サンパウロ総領事がそれぞれ紹介され、押切フラビオ日伯法律委員長が4月20日に開催される税制セミナーの案内及び月例会の参加を呼びかけた。

 引続いて対会議所代表交代挨拶では、日立ハイテクノロジー・ブラジル社の山田修三新社長,フジフィルム・ブラジル社の野田芳雄新社長、ホンダ・サウスアメリカ社の峯川尚新社長がそれぞれ着任挨拶を行なった。

 続いて新入会員紹会ではマットス・ムリエール・ケストネール法律事務所のマルセロ・アントニオ・ムリエール代表、クイック・トラベル・アジェンシアのマサキ・フミオカ代表、ブッシュマン弁護士&コンサルタント社のマルクス・ヴィニシウス代表がそれぞれ新入会員挨拶を行なった。 

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自動車部品製造のユタカ・ド・ブラジル社は4月12日午前10時から定礎式を行なった

自動車部品製造メーカーのユタカ・ド・ブラジル社は4月12日午前10時から、サンパウロ均衡のジュンジアイ市ファスグラン工業区内の新工場建設地に、ユタ カ技研本社から高林優社長、前川直弥ユタカ・ド・ブラジル社長、西林万寿夫サンパウロ総領事、阿部勇戸田建設社長など70人が参加して、盛大に定礎式を行 なった。商工会議所からは田中信会頭及び平田藤義事務局長が出席した。 

 ユタカ社は年商1,007億円、従業員は約1,000人で、環境マネージメントシステムや地域社会へのコミュニケーション及び環境に優しいグリーンファクトリーを目指している。

 

070412 ユタカ・ド・ブラジル社2

4月の異業種交流委員会に8人が出席、損害保険やコーヒー業界の勉強会となった

2007年度異業種交流委員会議事録(4月)

日時:2007.04.11(水)
場所:ブラジル日本語センター
出席者(ABC順):ABE・ITAGAKI・KANAZAWA・MATSUDA・NISHIOKA・SUZUKI
TAKEDA・YAMASHITA
記 ABE

【議事録】
1.勉強会のテーマについて今後の採用予定リストを作成して委員へ配布する(担当:阿部)

2.各委員は業種別勧誘リストに基づき引き続き勉強会への新規参加者を募る。

3.次回担当者
・連絡係    西岡
・会場/食事係 板垣
・会計係    竹田

4.本日の勉強会テーマ(参加者:16人)
①『ブラジルにおける損害保険について』(The First Consultoria em Seguranca
唐木田さん)
②『ブラジルのコーヒーの話』(三菱商事 寺久保さん)

以上

経団連、日本ブラジル経済委員会の槍田 松瑩委員長から田中 信会頭宛に礼状

将来のEPA(経済連携協定)を視野に入れ当会議所の日伯経済交流促進委員会(大前孝雄委員長)と各部会長が中心となって纏めたビジネス環境改善要請や他地域とのFTA締結で日本企業が蒙る実害調査の結果など経団連とCNI(全国工業連盟)による共同ステートメントに盛込まれたは誠に嬉しく歴史的な事と言える。

むしろ経団連の日本ブラジル経済委員会(槍田 松瑩委員長)のご配慮に対し心から厚くお礼を申し上げたい。日伯交流年を来年に控え、これを機会により一層両国の経済関係強化に努める所存である。(以上4月9日、田中会頭談話より)

 経団連のお礼状

GIE委員会のメンバーが4月9日にアメリカ商工会議所の会合に参加

海外投資家グループのブラジル日本商工会議所代表のGIE委員会(福田勝美委員長)のメンバーが、4月9日にアメリカ商工会議所で開催された会合 に、他の商工会議所メンバーなど25人と共に参加、メイレーレス中銀総裁が今年の連邦政府の経済政策および展望について、意見の交換を行なった。

ブラジル日本商工会議所からは、伊藤忠の横溝副委員長、みずほコーポレーションからはトシナリ・キクチ氏、フクコ・スズキ氏、平田事務局長が参加した。

平田事務局長がAbinee執行役員就任式に

平田藤義事務局長は4月9日午後7時からメリア・モファレジホテルで開催された本年度のブラジル電気電子工業会(Abinee)の執行役員就任式に出席した。

就任式にはフルラン元商工開発相、メイレーレス中銀総裁、フアン・キロスAPEX総裁など来賓客400人が参加して盛大に行なわれた。

 

新しく選任された主な執行役員

ABINEE会長 ウンベルト・バルバット・ネット(サンタ・テレジーニャセラミック

第1副会長 ニウトン・ジョゼ・レメ・ドアルテ(シーメンス)

第2副会長 パウロ・ゴメス・カステロ・ブランコ(NEC)

第3副会長 アントニオ・ヴァレリオ・ジュ二オール(ヒューレット・パッカード)

副会長 アルヴァロ・ディアス・ジュ二オール(Landis+Gyr)

副会長 ドリヴァル・ビアジア(Gisamar)

副会長 ジルソン・リマ・フェイトーザ(Hobeco)

副会長 ジョゼ・エイメール(Leon Heimer)

副会長 ジョゼ・ルイス・ノブレ・リベイロ(Nansen)

副会長 ルイス・フランシスコ・ジェルバゼ(Altus)

副会長 ウンベルト・ゴバット(Weg)

 

岩村哲夫副会頭は北米ホンダ及び米国ホンダの社長として栄転

ホンダ本社の常務取締役で商工会議所の岩村哲夫副会頭は、4月1日付け取締役人事で、北米地域本部長兼ホンダノースアメリカ・インコーポレーテッド取締役社長、兼アメリカンホンダモーターカンパニー・インコーポレーテッド取締役社長に栄転した。

岩村社長の後任には峯川尚現本田技研工業執行役員 兼 広州本田汽車有限公司総経理 が就任する。峯川施行役員は南米本部長兼ホンダサウスアメリカ・リミ ターダ取締役社長兼モトホンダ・ダ・アマゾニア・リミターダ取締役社長兼ホンダオートモーベイス・ド・ブラジル・リミターダ取締役社長を兼任する。