ブラジル日本文化協会及び日系諸団体との共催による、西林万寿夫新サンパウロ総領事の歓迎会

ブラジル日本文化協会及び日系諸団体との共催による、西林万寿夫新サンパウロ総領事の歓迎会が開催された

ブラジル日本文化協会(上原幸啓会長)及び日系諸団体共催による、西林万寿夫新サンパウロ総領事の歓迎会が、26日午後7時30分より同文化協会の貴賓室で開催され、多くの関係者が参加した。

まず最初に貴賓席壇上の共催団体長を代表してブラジル日本文化協会、第一副会長の関根氏が歓迎の辞を述べた後、西林新総領事が挨拶、2008年の日本移民100周年祭向けての抱負を述べ、その爽やかでシンパチコな人柄が多くの参加者に素晴しい印象を与えた。

共催団体は、ブラジル日本文化協会、サンパウロ日伯援護協会、ブラジル日本都道府県人会連合会、アリアンサ、ブラジル日本商工会議所ほか28団体。壇上の 来賓席にはJETROやJICA、国際交流基金の代表者をはじめ日系議員および各界の名士などが大勢。ブラジル日本商工会議所からは遠藤雅清副会頭(日系 社会関係委員長)、平田藤義事務局長など30名が参加した。

2005年第1回目の移転価格税制検討委員会

第1回目の移転価格税制検討委員会に19人が参加し、今後の活動方針の検討やワーキンググループのメンバー選出をした

第1回目の移転価格税制検討委員会(岩村哲夫委員長)が、25日午後3時から6時まで商工会議所会議室に19人が参加、各部会及び部会所属企業の対応や認識、ワーキンググループのメンバー選出や今後の活動方針の検討など活発な意見交換が行われた。

進行役は岩村委員長及び鍋島コーディネーターが務め、初めに岩村委員長が開催挨拶を行い、自動車部会所属の犬丸委員が移転価格税制の現状認識、今後の取組などについてパワーポイントを用いて説明した。

続いて参加委員達が所属部会や自社の対応方法や認識について、それぞれ発表した。そして犬丸委員が今後のたたき台として、アプローチイメージ図、改善要求ポイントや数種類の行動案を紹介した。

最後にワーキンググループの設立及びメンバーの選出、外国商工会議所やFIESPなどからの情報収集及び働きかけ、各部会へ配布する資料の作成、今後の啓蒙セミナー開催などについて活発な意見の交換が行われた。

参加者は岩村氏、犬丸氏、鍋島氏(ホンダ)、阿部氏(戸田建設)、工藤氏(イハラブラス)、桜井氏、二宮氏(ジェトロ)、押切氏 (Ohno&Oshikiri弁護士事務所)、杉村氏、中村氏(NSK)、石川氏(YKK)、篠原氏(パナソニック)、三分一氏(島津)、平野氏(日本通 運)、酒井氏(味の素)松尾氏(住友化学)、出海氏(伊藤忠)、原田氏(ミツトヨ)、平田事務局長(順不同)

商工会議所常任理事会主催の歓迎昼食会

西林万寿夫新総領事を迎えて、商工会議所常任理事会主催の歓迎昼食会が23日正午からレストラン・シントリで開催された

在サンパウロ総領事館の西林万寿夫新総領事を迎え、商工会議所の常任理事会主催の歓迎昼食会が、23日正午からレストラン・シントリで参加費形式で開催された。

田中信会頭からの歓迎の挨拶及び乾杯の音頭に引続き、西林総領事が着任の挨拶、出席者各位の自己紹介や意見交換など和やかな雰囲気の中で昼食会が行われた。

これまでも来伯経験があり日本移民100周年祭や日伯EPA締結に向けて抱負を述べられ、会議所主催の定例懇親昼食会にも積極的に参加を表明、これまで以上に日系社会や会議所との距離が縮まりそうだ。

参加者は田中信会頭、石川清治YKK社長、遠藤雅清安田保険社長、多田稔三菱商事社長、二宮徹東洋紡社長、板谷稔ソニー社長、村田俊典ブラデスコ銀行ディレクター、角田孝三井住友保険社長、大前孝雄三井物産社長、山田唯資監事会議長、平田藤義事務局長(順不同)

西林万寿夫総領事の主な略歴 (53歳。東京都出身)

昭和50年3月 東大法卒
50年4月 外務省入省
63年6月 在ジュネーヴ国際機関代表部参事官
平成 8年2月 在ニューヨーク総領事館領事(広報センター長)
11年2月 在シンガポール大使館公使
13年4月 外務省中南米局参事官
14年8月 在ボストン総領事
17年7月 在サンパウロ総領事

趣味:ゴルフ、ヴァイオリン演奏、クラシック音楽鑑賞、

日系社会関係委員会の第1回100周年祭典分科会

日系社会関係委員会の第1回100周年祭典分科会が、18日午前10時30分から、サンパウロ人文研の宮尾顧問を迎えて開催された

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日系社会関係委員会(遠藤雅清委員長)の100周年祭典分科会(キックオフミ-ティング)が、18日午前10時30分から商工会議所会議室に15人が参 加、サンパウロ人文科学研究所の宮尾進顧問を迎え、「日系移民の歴史」と題して講演、戦前、戦後の日系移民の歴史、日系社会の実態や現状などについて詳細 に説明した。

遠藤委員長が進行役を務め初めに参加メンバーを紹介、100周年分科会の活動趣旨などについて説明した。

続いて田中信会頭が、日系社会への積極的で惜しみない協力の推進などについても説明、遠藤委員長が宮尾顧問の略歴紹介で講演が始まった。

宮尾顧問は初めにブラジルの日本移民の歴史に触れ、1908年の笠戸丸から1941年の太平洋戦争勃発までの移民総数は19万人に達し、1953年に再開 された戦後移民は7万人であったが、64年の東京オリンピックを境に高度経済成長期に入った日本からの移民は激減した。

戦前移民の大半がコーヒー農園の契約移民で、90%以上がサンパウロ州に入植、民間移住会社の誇張した宣伝文句に踊らされて移住、短期間に一旗上げて故郷に錦を飾る考えの人がほとんどであった。

また契約を終えた日本移民は、自営農として同船者や同県人と集団で安価な土地を求めてバウルー市以西の原始林を購入して開拓していった。

正確な情報が入手できなかった終戦直後のサンパウロ奥地に住む90%以上の日本移民は、日本が戦争に勝ったと思っていた。そして1946年の1年間に勝ち組に暗殺された同胞は25人を数え、1953年まで勝ち組は存在した。

そして焼け野原の上に、食糧難で仕事のない日本への帰国を諦めた田舎に住む日本移民は、子供の教育のために大都会に大移動、言葉ができない多くの移民は、 小資本で始められる商売としてクリーニング店を始めた。1970年にはサンパウロ市内の日系クリーニング店は3,000軒を数え、また小資本と手先の器用 さで美容院を開業する日本女性も多かった。

またサンパウロ近郊に移動してきた移民の多くは、小さな面積で野菜、果物や養鶏場などの集約的農業に従事し、サンパウロの中央市場やフェイラで日銭を稼ぎ、子供の教育に夢を託した。

その結果1990年のブラジルの国勢調査では、日系(アジア系)の大学進学率は21%にのぼり、医者、弁護士や技術者などの比率が非常に高い。

また混血化も急速に進んでおり、今では3世で60%、4世で80%が日系以外と結婚しており、数十年後には日系という言葉が私語になる可能性もある。

民族意識が強いドイツ系、イタリア系や韓国系移民は、自国の文化継承に学校などを経営して本国からも積極的に援助を受けているが、元々島国の日本は外国か ら侵略されることもなく民族意識が弱いが、その血を受継いだブラジル生まれの30万人のブラジル人出稼ぎ集団の中に、相互援助組織など存在しないと解説し た。

1持間に及んだ貴重な宮尾顧問の講演後、昼食を食べながら質疑応答が午後1時まで続き、素晴しい講演に惜しみない拍手が送られ、田中会頭より記念品の贈呈があった。

宮尾顧問はサンパウロ州に生まれ、9才で日本に帰国、信州大学文理学部人文科学科哲学科卒、コチア産業組合編集部勤務後、1965年サンパウロ人文科学研究所創設に参加、同理事、同事務局長を経て1991年から顧問。

参加者は遠藤安田保険社長、田中会頭、多田三菱商事社長、新沼ブリジストン取締役、鈴木ホス建設社長、桜井ジェトロ所長、遠山K.TOYAMA社長、疋田 三井アリメントス社長、般若NEC取締役、今井日清紡社長、宮田住友商事社長、立山住友商事取締役、板垣スリーボンド社長、尾崎東山農産加工副社長、平田 事務局長(順不同)

2005年3回目の建設不動産部会

今年3回目の建設・不動産部会が17日午前9時から開催され、開催予定のセミナーの内容について討議した

今年3回目の建設・不動産部会(阿部勇部会長)が、17日午前9時から11時まで商工会議所会議室で開催され、阿部部会長が進行役を務めて開催予定のセミナーの内容や日程について大いに討議した。

また協栄不動産の岡本秀樹社長も退会の挨拶を兼ねて参加した。

参加者は阿部戸田建設社長、大滝ホス建設取締役、南デ二ブラ・エンジ二ア社長、西村YKK専務取締役、岡本協栄不動産社長、平田事務局長

日伯経済交流促進委員会の第1回日伯EPA共同研究分科会

日伯経済交流促進委員会の第1回日伯EPA共同研究分科会が、12日午後3時からメンバーが多数参加して開催された

日伯経済交流促進委員会(大前孝雄委員長)の第1回日伯EPA共同研究分科会が、12日正午からソフィテル・ホテルで開催された懇親昼食会の機会を利用して、午後3時から別室で開催された。

大前同委員長が進行役を務め、CNI/Coalizao Empresarialについてジョゼ・フェルナンデス理事及びソライア・ロザール国際取引担当課長が説明、また日伯EPA研究に関する日本経団連の取組 体制並びに方針説明が行われ、最後に日伯EPA共同研究分科会の今後の推進方法が、活発に討議された。

参加者は大前三井物産社長、田中信会頭、桜井JETRO所長、平野日通社長、板垣スリーボンド社長、嶋末CBC重工業社長、八巻ホンダ・サウス・アメリカ 取締役、阿部戸田建設社長、廣田日清・味の素アリメントス社長、藤下三井物産副社長、今西ユニチカ社長、多田三菱商事社長、中村丸紅社長、横溝伊藤忠社長 室長、ジョゼ・フェルナンデスCNI事務局長、ソライア・ロザールCNI国際関係担当(順不同)

FIESP内のレストランで昼食会

日伯経済交流促進委員会(大前孝雄委員長)の日伯EPA 共同研究分科会メンバー多数、田中信会頭、オブザーバーとして在ブラジル大使館の掘村隆彦大使やサンパウロ総領事館の丸橋次郎首席領事などが参加、またブ ラジル産業界大御所のFIESP側から5名の理事達が参加して、日伯EPAに関する自由な意見交換や研究を目的に、11日午後1時からパウリスタ大通りの FIESP内のレストランで昼食会が開催された。

日伯EPA共同研究分科会は、5月27日に東京で開催された第11回日伯経済合同委員会における民間ベースでの日伯EPA研究会設立決議に基づき、当国進出企業の総意として経団連/CNIに提言していくために設立されたばかりである。

参加者は大前三井物産社長、田中商工会議所会頭、桜井JETRO所長、嶋末CBC重工業社長、中村丸紅社長、多田三菱商事社長、藤下三井物産副社長、在ブ ラジル日本大使館の堀村大使、大竹公使、サンパウロ総領事館の丸橋首席領事、土肥領事、 FIESP側からロベルト・フォンセッカ筆頭理事、カルロス・カバルカンテ次席理事、ラファエル・べンケ理事、ジョゼ・コレア理事、トーマス・ザノッチ理 事(順不同)

兵庫県・神戸についてのセミナー

8日午後から井戸敏三兵庫県知事が参加して、阪神大震災から完全復興し、魅力ある投資先である兵庫県・神戸についてのセミナーが開催された

8日午後3時からブルーツリー・タワーパウリスタ・ホテルにおいて、兵庫県-パラナ州姉妹提携35周年行事の一環として、兵庫・神戸セミナーを開催、初め に丸橋次郎首席領事が開会の挨拶、続いて1995年の阪神大震災から完全復興した魅力ある投資先の兵庫県・神戸について、井戸敏三兵庫県知事が神戸に本社 を置く企業のPRも兼ねて「兵庫・神戸、ベスト・ポータル」と題して講演した。

また次の6社がミッションに参加した

企業名

業種・製品

川崎重工業株式会社

産業機械・航空機・造船・二輪車等

株式会社神戸製鋼所

鉄鋼・アルミ製品・一般機械等

シスメックス株式会社

検体検査用機器・試薬の開発・製造・販売

UCC 上島珈琲株式会社

コーヒー豆輸入・販売

MCC 食品株式会社

レトルト・缶詰食品等製造・販売

アシックス株式会社

スポーツシューズ・スポーツ用品製造販売

川崎重工業は1935年に200車両をブラジルに輸出した実績があり、ブラジルとの70年におよぶ関係に驚きの声が上がっていた。またブラジルのアシック ス社は南大河州ノーヴォ・ハンブルゴ市に本社を置き、会場ではテニスシューズなどを展示、カクテル時に抽選による展示品の提供をした。会員企業からの参加 者は食品企業や機械金属関連などが多かった。またジェトロはセミナーなどで側面的にサポートしていた。

会議所からは田中信会頭と平田藤義事務局長が参加、またFIESP(サンパウロ州工業連盟)からも多くの役員や元下院議員でパラナ商工会議所のアントニオ上野会頭も参加していた。

PT副党首のヴィセンチーニョ下院議員を招待して行われたセミナー

PT副党首のヴィセンチーニョ下院議員を招待して行われたセミナーに50人近くが参加、そのユーモアのある語り口と暖かい人柄に魅了されていた

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コンサルタント部会(桜井悌司部会長)及び企業経営委員会(石川清治委員長)は、5日午後3時から商工会議所会議室に、ヴィセンチーニョの愛称で親しまれ ているPT副党首のヴィセンチ・パウロ・ダ・シルバ下院議員を招待して、セミナー「ブラジルのシンジケートの役割と変化する機能」を開催した。これにはポ ルトガル語、日本語の逐語通訳がついた。

初めに石川委員長がヴィセンチ―ニョ氏の経歴を紹介、ヴィセンチーニョ氏は立ったままで、初めに統一労働者組合(CUT)委員長時代に訪日し、日本の組合や企業を訪問した時のエピソードで笑わして緊張を解いた。

最近のブラジルの政治汚職について熱い思いを語り、汚職の徹底的追及や自分の政治に対する潔白な姿勢に誇りを持っていると述べ、市長選に立候補した時は、宣伝用帽子を買う資金もなかったが、誰かが政治資金を提供してくれていたら受けていたかもと笑いを誘った。

60 年前にできた統一労働法(CLT)の改正によるメリット、労働改革に対する憲法改正法案、労使組合負担金、労働組織の自立化、企業への重税で発生するデメ リットなど元CUT委員長とは思えないソフトで笑顔を絶やさない人柄に聴衆は魅せられ、終了時には盛大な拍手が送られた。

最後に石川委員長からヴィセンチーニョ下議に記念プレートが送られた。

略歴
1956 年生まれ、1978年から2002年までUSINAGEM, メルセデス・ベンツ社等金属関連企業に勤務。シンジケート関係では、1981年から87年ま でサン・ベルナルド・ド・カンポ・エ・ジアデマ金属工業シンジケートの副委員長、88年から93年まで同シンジケート委員長、94年から2000年までサ ンパウロ州のABC及びサン・ベルナルド・ド・カンポ金属工業シンジケート委員長及びサンパウロ州CUT委員長、2003年から連邦下院議員。

8月の日伯法律委員会の月例会

8月の日伯法律委員会の月例会に30人以上が参加し、新は会社更生法や暫定令252号などのプレゼンテーションに熱心に聞入っていた

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日伯法律委員会(板谷稔委員長)の月例会が、4日午後5時から7時まで商工会議所会議室に30人以上が参加、プレゼンテーター達の話に耳を傾け、盛んに質問していた。

進行役は押切フラビオ副委員長が務め、初めにアレサンドラ・クリハラ弁護士が憲法第45/2004号の修正―訴訟に関する新しい見通し、ダ二エラ・テナン 弁護士が暫定令第252/05号―税金の相殺、ノリアキ・スギモト弁護士が税務訴訟と行政手続きについて熱心に講義した。

続いてファビオ・リマ弁護士が新会社更生法における対労働関係信用並びに企業の回復、ルイス・バルボーザ弁護士が新経理規則での税負担増しについてそれぞれ講演、盛んな質疑応答が飛び交っていた。