ブラジル日本移民100周年祭典協会の定期総会

ブラジル日本移民100周年祭典協会の定期総会に商工会議所から遠藤雅清副会頭が参加した

4月30日午前9時30分から文協内で開催されたブラジル日本移民100周年祭典協会(上原幸啓理事長)の定期総会に、商工会議所から日系社会関係活動委員長である遠藤雅清副会頭が参加した。

ヴィラ・レオポルジーナ案中止が総会で承認された。この総会には山中イジドロ濃霧大臣補佐官、小原彰総務委員長、下元八郎元州議、横田パウロ・サンタ・クルース病院理事長、中沢宏一県連会長、工業移住者協会の小山昭朗氏、吉加江ネルソン宮城県人会長などが出席した。

セミナー「2004年/2005年度法人税の変更点」

日伯法律委員会とコンサルタント部会共催のセミナー「2004年/2005年度法人税の変更点」に、50人以上が参加、5時間を超えるセミナーにもかかわらず、プレゼンテーターの話しに聞き入り、また活発な質問を飛ばしていた

日伯法律委員会(瀬山雅博委員長)とコンサルタント部会(桜井悌司部会長)共催のセミナー「2004年/2005年度の法人税の変更点について」が、30 日午後1時15分から、クラウン・プラザホテルに50人以上が参加してそれぞれのプレゼンテーターの発表に熱心にメモを取ったり、質疑応答では活発に質問 をしていた。  

最初に開会の挨拶をした桜井部会長は、50種類以上あるブラジルの税金は大変複雑で、分かり難い上に世界一の重税であり、企業の担当者は大変苦労しているが、このセミナーを大いに活用してもら「たいと述べた。  

続いて押切フラビオ副委員長が進行役を務め、前半のトップを切ってエリオ・ハンダ弁護士が「法人の金融投資と税率」について講演した。続いてペドロ・アナ ン弁護士,エヴァニ・オリベイラ女性弁護士が「マナウスの自由貿易港における PIS( 社会統合基金 )/Cofins( 社会保険融資納付金 ) について」、エヴァウド・ヴィリッキ弁護士は「為替市場の新規定」、ノリアキ・スギモト弁護士、そして前半の最後にジョージ・ロペス弁護士が「収税計画と 納税者評議会の立場」を講演後、質疑応答に移り、20分の休憩となった。 

後 半はクラウジオ・ヤノ副委員長が進行役を務め、シモーネ・ムザ女性弁護士が「純益に対する社会納付金延長によるインセンチブ」、続いてフェルナンド・ガイ ア弁護士、アレルソン・ロマーノ弁護士、ラッケウ・ムラロ女性弁護士が「民事再生法へのブラジル税法の適用」、最後にマルセロ・ロドリゲス弁護士が講演 後、活発な質疑応答が交わされた。

2005年度第一四半期監事会を開催

2005年度第一回監事会(山田 唯資監事会議長)が4/27日(水)正午から昼食を挟み小会議室で開かれた。監事会は各一四半期を締めた後、三ヶ月に一 回の頻度で開催される。平田事務局長からバランスシート(B/S)、 損益書(P/L)、対予算・実績収支明細書のほか、固定資産、会費滞納社(者)、各 委員会・部会活動収支明細などが報告された。監事会は慣例に従い会合に先立ち各種伝票全てをチェック、その結果の報告を踏まえた上、今後の会議所活動の方 向やあり方など活発な討議を行った。

出席者は山田監事会議長、都築監事、村田財務委員長、平田事務局長、カリーナ会計担当

2005年初めての企業活動委員会主催のセミナー

今年初めての企業活動委員会主催のセミナーは、爆笑に次ぐ爆笑であったが、消費者保護法では大いに勉強になった

今年第1回目の企業活動委員会(石川清治委員長)は、12日午後4時から商工会議所に 20人以上の企業担当者参加して、全国労働検察官協会のモイゼース・スジュニフェル法律担当理事を迎えてセミナー「消費者擁護法並びに新民法による企業及び製 品・サービス供給業者の民事責任」を開催した。

初めに石川委員長は、同委員会の活動について説明し、5月19日にコンサルタント部会共催のセミナーへの参加を呼びかけた。

続いてモイゼース氏は分かりにくい消費者擁護法を、ゼスチャーたっぷりに例題を用いて分かり易く説明した。

例えば健康問題を抱え、医者から避妊を勧められていた婦人が、不妊用に避妊薬を使用していたにもかかわらず妊娠したケースでは、メーカー側が避妊効果は100%でないと製品のパーケージに明記してなかったので敗訴した。

またマイアミで購入した録画装置の故障に対して、ブラジル国内でメーカーは修理拒否をできない事例や密輸品のコピー機も同様に修理拒否できない事例。

訴訟の国、米国で日系自動車メーカーの新車を購入した人が、オートマッチック操縦モードに切り替えて、コーヒーを飲みに行っている間に発生した自動車事故に対して、 100 万ドル以上の損害賠償支払を命じられたメーカーは、早々マニュアルを大幅に書き換えた事例。

これも米国で、竜巻で所有しているオレンジ畑が壊滅し、近くの教会に対して、神の庇護がなかったのは教会のせいであると訴訟をおこし、和解した訴訟例は米国人らしい。

またチェコ共和国政府が米国のタバコ会社を相手取り、チェコ国民の健康を損ねていると訴訟をおこしている例やワンチュク国王の鶴の一声で世界初の禁煙国家になったヒマラヤ山麓のプータン。

マレーシアでは自殺できなかった人には、死刑を科せられるウソのような本当の話しやサーモンのスシやサシミを食べると発生する寄生虫の報道で閑古鳥が鳴い ている日本食レストラン以上に、抗生物質入りの餌を食べているサーモンを取り続けているとガンになる確率が高くて危険であると機関銃のごとく立て続けに話 し、爆笑が続いた面白いセミナーとなった。

また毎回面白い質問をして参加者を笑わせる破入マルコス副委員長やセルジオ・メレイロ副委員長も盛んに質問していた。

会議所ホームページ内の意見・提案・記事掲載欄の設置について

2005年4月8日
マーケテイング広報委員会

1) 考え方: 2005年2月に行った会議所会員対象のアンケートで、ホームページの中に会員の意見や提案を掲載する欄を設けてはという質問を行ったが、全体の80%以上から賛成するという回答があった。ついては、4月中旬に会員あて案内をし、5月以降開始する。

2) いくつかのルール: 設置にあたっては、下記のようなルールを設ける

(1) 原稿量 : A41枚程度とする

(2) 使用言語: 日本語およびポルトガル語

(3) 内容:下記のようなものは、掲載しない

  1. 他人を中傷するようなもの
  2. ブラジル政府等を一方的に非難するようなもの
  3. 建設的でないもの
  4. 著しく品位にかけるもの

(4) 内容のチェック:
執筆された原稿は、マーケテイング広報委員会と会議所事務局がチェックした上で掲載する

日伯法律委員会の4月の月例会

日伯法律委員会の月例会に40人近い若手弁護士達が参加、新破産法などの議題に熱心に聞き入っていた

◆ フォトギャラリー

日伯法律委員会(瀬山雅博委員長)の4月月例会が、7日午後5時から会議所会議室に40人の若手弁護士が集まり、熱心に聞き入っていた。

初 めにアドリアノ・デマルチ弁護士(スツーベル社)が新破産法、続いてアレサンドラ・クリハラ女性弁護士(ピニェイロ・ネット社)がオンライン抵当、アント ニオ・アメンド-ラ弁護士(フレスベルグ社)が補足令第118号によって CNT に導入された主なる変更、カロリーナ・ナガイ女性弁護士が不存在証明書各種―発行の義務、最後にノリアキ・スギモト弁護士が連邦収税局訓令について発表し た。合間に質疑応答があり、多くの質問も浴びせられた。

2005年会員対象アンケート実施報告

2005年4月1日

会員各位

ブラジル日本商工会議所
マーケテイング広報委員会
桜井悌司

2005年会員対象アンケート実施報告

ブラジル日本商工会議所は、 2004年度より、「開かれた会議所」、「チャレンジする会議所」、「全員参加の会議所」という3つの基本方針に従って活動を強化している。今後さらによ り一層会員の要望、ニーズを反映すべく、2005年2月に、アンケート調査を行った。以下、その集計結果の報告である。会員から寄せられた数多くの意見を 可能な限り反映させながら、会議所のさらなる活性化をめざす必要がある。

特に、具体的な提案のあった項目は、各委員長および部会長がセミナーやイベントを企画されるに当たりご参考にされて下さい。

 

アンケート調査の実施

  • 時期: 2005年2月アンケート用紙の配布、3月、回収、取りまとめ集計
    4月の常任理事会で発表、ホームページ掲載(日本語、ポルトガル語)
  • アンケート送付先会員企業・個人会員数:
    法人会員286社、個人会員14人、合計 300社・人
  • 回収アンケート数:  80社・個人
    内日本語での回答数、57社・人、ポルトガル語での回答数、23社・人
  • 回収率: 27%

 

以下、質問毎の集計結果とコメント

 

「質問1」あなたの会社(個人の場合は個人、以下同じ)は、会議所の各種活動に積極的に参加していますか?(○をつけて下さい)

 

日本語アンケート

ポル語アンケート

合計

全体の内の比率%

積極的に参加している

25

30

37.5

時々参加している

24

12

36

45.0

ほとんど参加していない

10

12.5

全く参加していない

3.8

無回答

1.2

総計

57

23

80

100.0

 

「質問2」月例昼食会(忘年会、新年会を含む)には出席していますか?(○をつけて下さい)

 

日本語アンケート

ポル語アンケート

合計

比率 %

都合がつけば必ず出席

31

11

42

52.5

時々出席している

11

16

20.0

ほとんど出席していない

11

15

18.8

全く出席していない

8.8

無回答

総計

57

23

80

100.0

 

「質問3」業種別部会には、出席していますか?(○をつける)

 

日本語アンケート

ポル語アンケート

合計

比率 %

都合がつけば必ず出席

38

44

55.0

時々出席している

10.0

出席していない

15

12

27

33.8

無回答

1.2

総計

57

23

80

100.0

 

「質問4」会議所が毎年2回開催する「部会長懇談会」には出席しますか?(○をつける)

 

日本語アンケート

ポル語アンケート

合計

比率 %

都合がつけば必ず出席

24

29

36.3

時々出席している

8.7

出席していない

26

18

44

55.0

無回答

総計

57

23

80

100.0

 

「質問5」会議所や会議所委員会・部会が主催する各種セミナー・講演会、小旅行に参加していますか?(○をつけて下さい)

 

日本語アンケート

ポル語アンケート

合計

比率 %

10回以上

8.7

5~10回

11.3

3~5回

15

17

21.3

1~3回

18

12

30

37.5

全く参加しなかった

14

17.5

無回答

3.7

総計

57

23

80

100.0

 

「質問6」上記のセミナー等イベントの中で興味のあったものを挙げてください。

(セミナー・講演会)

 

日本語アンケート

ポル語アンケート

合計

①輸出保険の動向

②ブラジル見本市の動向

③2世経営者(青木智栄子氏)

12

20

④ CDM 勉強会

10

11

⑤メルコスル・セミナー

10

⑥企業の社会的責任

11

21

⑦企業の監査

11

⑧2世経営者(本田剛氏)

11

18

⑨金融セミナー

16

⑩ブラジルでの企業 PR

10

⑪ブラジルで損しない方法

10

16

⑫環境対策セミナー

⑬2世経営者(中矢レナート氏)

10

⑭ブラジルの政治

14

15

⑮中国ビジネス

15

無回答

14

17

 

(小旅行)

 

日本語アンケート

ポル語アンケート

合計

EMBRAER

22

10

32

カンピーナス IT ツアー

CDM プロジェクト

11

 

「質問7」今後セミナー、講演会で取り上げて欲しいテーマがありますか?

 

日本語アンケート

ポル語アンケート

合計

無回答

22

31

特になし

(具体的に提案のあったテーマ)

法律関係

  • 労働法、労務、雇用、賃金、人材育成等         7社
  • 税法・税制                      5社
  • 節税対策事例                     4社
  • 移転価格税制                     2社
  • ブラジルと日本の国際協定               1社
  • ブラジル競争法・公正取引に関する法律セミナー     1社
  • 国際法(商標と特許)                 1社
  • コントロールの手段としてのホールデイングの形態    1社
  • 大企業におけるファミリー・グループの形態       1社

計  23 社

経済 関係

  • ブラジル経済の見通し等                4社
  • 日本やブラジルの一流の経営者を招いての講演会     4社
  • 為替動向                       3社
  • 現在ブラジルの政治・経済・社会の動向         3社
  • 日本経済                       1社
  • 金融貿易実務セミナー                 1社
  • ブラジルの消費者と消費動向              1社
  • ブラジルにおける耐久消費財              1社
  • 最適投資事情セミナー                 1社
  • ブラジル経済への影響                 1社
  • 日本とブラジルの企業経営のリーダーシップの特徴    1社
  • 中国ビジネス                     1社

計  22 社

勉強会関係

  • 安全対策、リスク回避セミナー             2社
  • 環境、 CDM 、エタノール等               5社
  • FTA 関連勉強会                    2社
  • ブラジルの教育事情                  1社
  • 日本移民の歴史                    1社
  • ブラジルの移民100周年               1社
  • マタラッゾ・ファミリーの歴史             1社
  • 日系人の向上                     1社

計  14 社

政治関係

  • 大統領選に向けた立候補予定者講演会          1社
  • ルーラ大統領の訪日                  1社
  • ブラジルの議員を招いてのセミナー           1社
  • ブラジルの汚職・官民癒着の現状            1社
  • 日系の政治家                     1社
  • 政府間の関係、より良き戦略              1社

計  6 社

外部事情その他

  • マナウス等サンパウロ以外での企業活動の抱える問題点  1社
  • 他国会議所の活動・戦略                1社
  • 海外他国の政策成功例                 1社
  • 会員企業の活動状況                  1社
  • 日本側の目で見たブラジル               1社
  • ブラジルの外国での観光振興              1社
  • 西洋の国における東洋の顔の将来            1社

計  7 社

「質問8」その他どんなイベントを望まれますか

 

日本語アンケート

ポル語アンケート

合計

無回答

42

14

56

特になし

(具体的に提案のあったイベント)

勉強会

  • 工場見学(発電所・変電所、トヨタ・ホンダ、港湾施設、ワイナリー、脳水産試験所、外国企業、ブラジル企業、会員企業) 8社
  • 他国商工会議所との交流会・意見交換会                 4社
  • 政府高官による講演会                         2社
  • 各業種が直面している課題を抽出し、ブラジル政府に中長期の提言をする  1社
  • 各業種における税制・優遇措置とそれらがもたらす問題の勉強会      1社
  • セミナー・見学を通じ、ブラジルの有力企業につき、その運営と対日の考え方を知る
  • 日本企業の投資が伸びるようなイベント               1社
  • 輸出ワークショップ                        1社
  • CDM イベント                          1社

計  20 社

文化・娯楽

  • ブラジル・日本の伝統芸能、日本文化の紹介             2社
  • 移住100周年の準備のためのプロモーション、記念行事への参加   2社
  • 音楽コンサート                          1社
  • スポーツ・セミナーを兼ねた小旅行                 1社
  • 家族がもっと参加できるようなプログラム(週末シュラスコ)     1社
  • チャリテイ・イベント                       1社

計  8 社

企業紹介

  • 企業のオーディオ・ビジュアル                   1社
  • 企業間のコミュニケーション                    1社
  • 会員企業の製品展示会                       1社
  • 会議所会員間のビジネス関係の促進               1社
  • 会員企業の紹介                          1社

計  5 社

その他

  • 日本とブラジル関連イベント                  1社
  • インセンテイブ                          1社

計  2 社

「質問9」会議所では、各種イベント、行事の案内をメール等でお知らせしていますが、読んでおられますか?また、あなたの部下にも供覧していますか?(○をつけて下さい)

 

日本語アンケート

ポル語アンケート

合計

比率 %

毎日読んでいる

43

11

54

67.5

ほとんど読んでいない

5.0

部下に供覧している

23

28

35.0

自分だけ読む

14

17.5

総計

57

23

80

 

{注}ダブル回答あり

 

「質問10」あなたは、会議所のホームページを読んでいますか?

 

日本語アンケート

ポル語アンケート

合計

比率 %

頻繁に読んでいる

10

12.5

時々読んでいる

49

13

62

77.5

全く読んでいない

7.5

無回答

2.5

総計

57

23

80

100.0

 

「質問11」会議所のホームページの中に、会員の意見、提案、執筆記事を掲載する欄を設けるというアイデアをどう思いますか?

 

日本語アンケート

ポル語アンケート

合計

比率 %

賛成する

44

20

64

80.0

反対する

2.5

どちらでもない

12

15.0

無回答

2.5

総計

57

23

80

100.0

 

「質問12」会議所からは、必要に応じて経済ニューズ、セミナーのテキスト、各種レポート等をメールしていますが、読んでいますか?

 

日本語アンケート

ポル語アンケート

合計

比率 %

読んでいる

45

10

55

68.8

時々読んでいる

11

12

23

28.8

全く読んでいない

無回答

2.4

総計

57

23

80

100.0

 

「質問13」会議所は、「開かれた会議所」をモットーにしていますが、あなたは、会議所が開かれていると思いますか?(○をつけて理由を述べてください)

 

日本語アンケート

ポル語アンケート

合計

比率 %

開かれている

32

40

50.0

開かれていない

5.0

どちらとも言えない、わからない

22

30

37.5

無回答

7.5

総計

57

23

80

100.0

 

(開かれていると回答した企業のコメント)

  • 定例会、部会、セミナー等が自由に参加できる               11社
  • 情報がよく入ってくる                          6社
  • アンケートをすること自体開かれているという証拠             5社
  • 会員に等しく権利と義務が与えられ、運営も規則にのっとって行われている  1社
  • 基本的に選挙により選出されているので、民主的と判断できる        1社
  • 参加企業を積極的に勧誘し、自由に意見を言えるようになっている      1社
  • 会費を払えば入会できると言う意味では開かれている            1社
  • 最近、地場産業の入会が増えているのは良い                1社

 

(開かれていないまたはどちらとも言えないという回答をした企業のコメント)

不透明・不明な点

  • 開かれたというイメージが不明                       5社
  • 種々の会議、選挙など形式は踏んでいるが、執行部で根回しをして決めているように思える。不透明   1社
  • 業種別部会懇談会で、ブラジルの地場産業の発展のプレゼンテーションがないのはおかしい       1社

改善点

  • 昼食会等フォーマリテイが強い                       2社
  • 日本からの進出企業のプライベート・クラブのような印象         2社
  • 開く努力をしていることは認めるが、成果の程がわからない。
    ①会議所幹部の年齢が高い、②双方向のコミュニケーションがない   1社
  • 業界によってバラツキがある                        1社
  • 日系人とのつながりが薄いと感じる                     1社
  • 昼食会などのカクテル時間に新入会員を紹介する担当がいないので、なかなか輪に入っていけない 1社
  • 会議所の場を借りて、商売の場にしているのが多すぎる。マナウス会議所のように問題を共有し、実務的に動き、かつ親睦とバランスをとることが必要   1社
  • もっとブラジル企業や日系コロニア企業との統合を進めるべき         1社
  • 日本語だけのコミュニケーション、通知は、閉鎖的である証拠         1社
  • もっと企業を増やし、弁護士事務所を少なくする。会員拡大部門を持つべき、他の外国会議所によく招かれるが、会員間のビジネスの発生、会員間のシナジー、市場についての意見交換、人材銀行の役割を果たしている         1社

分からない

  • 真剣に考えたことが無い、参加していないのでわからない         2社
  • 他国の会議所を知らないため比較できない                  1社

 

「質問14」会議所は、「チャレンジする会議所」をモットーにしていますが、あなたは、会議所は、チャレンジしていると思いますか?(○をつけ、理由を述べてください)

 

日本語アンケート

ポル語アンケート

合計

比率 %

チャレンジしている

25

12

37

46.3

チャレンジしていない

5.0

どちらとも言えない、わからない

27

31

38.7

無回答

10.0

総計

57

23

80

100.0

(チャレンジしていると回答した企業のコメント)

  • 工場見学、セミナー、部会等の活動を積極的に行っている           9社
  • 情報が入りやすくなっている                        3社
  • 旧体制から脱皮しようとしている姿勢は評価できる、常に改善を目指している  2社
  • 日系社会の経済の活性化のため各委員会が意見具申や提案を実施している    1社

(チャレンジしていない、どちらとも言えない、わからないと回答した企業のコメント)

イメージ不明・分からない

  • チャレンジするというイメージが不明                   12社
  • 他の外国会議所の活動を知らないので比較できない         2社
  • 参加していないのでわからない                      1社

要望・提案

  • 姿勢は評価できるが、具体的課題、その取り組み、進捗、成果を示すことが必要 1社
  • 政治的圧力がかけられるようにならないであろうか             1社
  • 会員の権益を守るために経済団体としてパワーを発揮しているという状態に達していない  1社
  • ブラジルに対する改善提言の意味では、日本企業としては嫌われたくないという思想が働く 1社
  • 大きな変化が見られない                         1社
  • ぺーシェンスが必要                           1社

 

「質問15」会議所は、「全員参加の会議所」をモットーにしていますが、どのようにすれば、多くの会員がより参加することになると考えますか?ご自身のご意見を述べて下さい。

 

日本語アンケート

ポル語アンケート

合  計

無回答

22

10

32

(回答企業からのコメント)

メリットをはっきりさせるもの

  • 日系人やブラジル人従業員に有益なテーマを含めること            1社
  • 一連の問題を討議する機会が少ない、悩みは共通に話し、一歩進めるようなのが望ましい 1社
  • 昼食会をもう少し安くすること、興味のある講演者を選ぶこと         1社
  • 全員に有益な対外コンタクト機会の拡大、少し入りにくさを感じる       1社
  • 常任理事会での決定事項が会員に開示されないため、以前より密室政治との批判あり、もっと情報を開示すること 1社
  • 昼食会の講演が長すぎて、同じテーブルの人と話をする機会が少ない。もう少し実質的な会員間の交流を期待する 1社
  • オブザーバー会員、会費格安あるいは会費なし等会員にランクを設ける     1社
  • 日本企業、ブラジル企業、コロニア企業が CONFRATERNIZACAO できるような機会を設ける。たとえば分科会  1社
  • ブラジル企業や日系企業を常任理事会に入れるべき。そうすれば、ブラジル社会でより参加的団体になる 1社
  • 会議所の活動を評価すること                        1社
  • もっと会員や招待客をオープンにすること                  1社
  • 会議所の公用語をポルトガル語にする                    1社
  • 各会員が蓄積した調査・研究や経験で他の会員に役立つものをサイトに掲載する 1社
  • 国との統合度を強め、ビジネス戦略、企業の将来の発展計画とうまく結びつけば、ブラジル人や日系人の参加がもっと増える 1社
  • 会議所は、日本人駐在員のためにあるというイメージである          1社
  • 参加のルールを改正して欲しい                       1社
  • 昼食会のスピーカーの話をもっと一般的なものにすること           1社

会員参加促進策

  • 昼食会等あらゆる機会を捉え、参加を呼びかけること             1社
  • 知り合い関連企業に対して、会員が地道に勧誘していくのが地味だが最良の方策 1社
  • 参加率の悪い企業、会員に対し、直接事務局からアプローチする        1社
  • 未加入日系企業が多い                           1社
  • どの部会にも参加しない結果、参加する意欲がわかない            1社
  • 会員はすでに参加している。もう少し強化すれば十分             1社

 

「質問16」現在商工会議所では、法人会員と個人会員がありますが、今後、個人会員についても積極的に勧誘し、将来において個人会員部会を設置することも検討したいと考えますが、この点につきどう思われますか?(○をつけて下さい)

 

日本語アンケート

ポル語アンケート

合計

比率 %

賛成する

35

11

46

57.5

反対する

8.8

どちらとも言えない

18

23

28.7

無回答

5.0

総計

57

23

80

100.0

(いくつかのコメント)

  • 個人部会でどういう INPUT,OUTPUT が出るかを分析せずに、設置ありきでは考えようがない  1社
  • 目的がはっきりしていれば賛成                       1社
  • うまく差別化した上で、種々の部会を作るのは良い              1社
  • そのような部会は作る必要がない                     1社

 

「質 問17」商工会議所の会員企業間 の交流をより一層活発にするために、月例昼食会などを活用して、紹介するシステムをつくることを考えていますが、この点についてどう思いますか?(○をつ けて下さい。)また現在行われている新入会員並びに会員間交流促進方法(3分間スピーチ、テーブルナンバー抽選、カクテル時に事務局長や推薦者からの紹 介)以外のアイデアがあれば、お書きください。

(賛成すると回答した企業からのコメント)

現状に賛成

  • お互いに会員企業を知る良い機会である                 8社

アドバイス

  • 日本企業の出席者は、もっとリラックスしてもらった方が良い       2社
  • テーブルの隣人同士の会話をもっととれるようにする           1社
  • ミーテイングの都度、出席者リストを配る                1社
  • 会議所は、親睦のみならずビジネス・チャンスや研鑚を深める場であるべき 1社
  • いろいろトライする中で良い方法が見つかる。ただし、会員企業の過度の営業販売促進活動は、現在のレベルに止める 1社
  • それぞれの会員の意図をすくいあげるシステムの構築が必要        1社
  • 初回会員には、敷居が高い                       1社
  • 昼食会の値段を下げる。テーブル毎に常任理事、部会長が座るようにする  1社
  • 会頭は、新入会員を連れて各テーブルを回り、新入会員が何故会員になったか等を話してもらう  1社
  • 日本からの駐在員は、言葉の問題を克服すべき              1社
  • 共通に関心のあるテーマについて、マネージャー・レベル、または、部門別昼食会を開催すること 1社
  • テーブルの抽選は、より他会員と知り合う良い方法である         1社
  • テーブルの席は、到着順にした方が良い                 1社

(反対するまたはどちらとも言えないと回答した企業からのコメント)

  • ・会員の交流よりは、商工会議所の利益団体としての力が今は大切      1社
  • ・会社のプロモーション手段として使う企業も出てくるのでルールづくりが必要 1社
  • ・昼食会の流れがスムーズ、ダイナミックでないとチャレンジする会議所のイメージが定着しない  1社

 

「質問18」商工会議所をより一層活性化するにはどうすれば良いとお考えですか?

 

日本語アンケート

ポル語アンケート

合  計

無回答

26

14

40

特になし

(回答企業からのコメント)

会員のニーズの把握

  • 会員のニーズ発掘とグルーピング化                    4社
  • 参加しないと損すると思わせるようなことを行う。機能を充実させる     4社
  • 他国会議所との交流、 FIESP との交流                   2社
  • 外務省、総領事館及び日系団体と一体化した連携活動            1社
  • 地場企業、他国企業の加入を目指すのであれば、使用言語をポルトガル語にすべき 1社

希望

  • 各種の相談コーナーの設置、新規会員、新規ブラジル派遣者及び日本派遣者へのセミナー、相談コーナーを企画する                       1社
  • 毎月の会報                               1社
  • 昼食会では、自由討論にする(例)労働問題、パテント問題等、出席している弁護士等の意見を聞く  1社
  • 会議所が、ブラジルの政財界人と緊密な繋がりを持ち、影響力を持てるようになれば良い。会議所を通じて財界人を簡単に紹介してもらえるようになれば良い    1社
  • 儲かった話、成功した話を聞く機会があれば良い              1社
  • 技能検定試験の斡旋、税法律問題の相談窓口の設置             1社
  • 自由に活動できるような実行予算の実現                  1社
  • 各部会で共通したテーマ、問題、興味を抽出した上でセミナーを実施する   1社
  • 理事の選出に当たっては、進出企業、地場産業、個人などにあらかじめ定数を定める 1社
  • 会合や講演、調査の完全テキストのサイトへの掲載             1社
  • 家族と一緒に HOTEL FAZENDA でシュラスコ・パーテイを行う      1社

助言

  • 小さなグループ化が良い                         1社
  • 日本企業は、会合等でもっとリラックスすることが必要           1社
  • 事務局の役割が重要                           1社
  • 会員の意見を聞くことは良いことだが、実行が大切             1社
  • パウリスタ通りから離れる                        1社
  • 日系の方が理事に入ること、女性の理事を誕生させること、常任理事の年齢を下げ、敷居を低くする  1社
  • 基本的に会員の増加が必要                        1社
  • コロニア部会をつくる。盛和塾や他の勉強会のやり方を研究する   1社
  • 2008年移住100周年に向け可能な限り、コロニアとの連携歩調をとり、日系全体のプレゼンスを盛り上げることによって、会議所の活性化を目指す      1社

 

「質問19」あなたは商工会議所に何を期待しますか?

 

日本語アンケート

ポル語アンケート

合 計

無回答

21

12

43

特になし

(回答企業からのコメント)

ビジネス上でのメリット

  • 所謂ブラジル・コスト等に対し、政府に提言する能力の発揮・向上    10社
  • 会社経営にとって有益な情報の提供                   7社
  • 会員間のビジネス交流・発生                      3社
  • ビジネス・コンサルタント的存在、百科事典的存在            2社
  • ブラジルのみならず、南米の情報がとれること              1社
  • 参加しないと損すると思わせるような催し物の開催            1社

交流・親睦

  • 会員企業間の親睦・交流・連携                     6社
  • 日本とブラジルの掛け橋的存在、それゆえにブラジルの企業、団体、政府との統合が必要  4社
  • 現地社会との交流・貢献                        3社
  • 人脈形成                               2社
  • 他国の商工会議所との交流を深める                   2社
  • 日系経済界の顔、代弁者                        1社
  • 会員相互の勉強会、情報交換                      1社
  • できる範囲でよく活動している。その方向性を維持し、さらに活性化を進めて欲しい 1社
  • 他の関連業界の動向を知る                       1社
  • 日伯両国の経済文化の交流が強化されることに対する支援         1社
  • 日本からの進出企業及び日本人の経済活動及びその周辺活動にとって有意義な会議所 1社
  • 商工会議所は、メンバーに対して何ができるかを知りたい         1社
  • もっとテクニカル・ツアーを組織すること。一泊のツアーを組織し、デイベートなども入れる  1社

セミナー「ブラジルの都市犯罪:日本人の視点からの研究」

セミナー「ブラジルの都市犯罪:日本人の視点からの研究」に25人の参加者が、身近な問題でもある犯罪の実態について熱心に聞き入っていた

◆ フォトギャラリー

日本学術振興会サンパウロ連絡研究員の山田睦男氏によるセミナー「ブラジルの都市犯罪:日本人の視点からの研究」に25人が参加、急増する都市犯罪の実態に ついて熱心に聞き入っていた。 セミナーは環境安全対策委員会(岩村哲夫委員長)及びサンパウロ総領事館共催で、29日午後3時から商工会議所で開催され た。

初めに都市犯罪について、犯罪率の上昇、外向的暴力性、危機の内向指数、火器の果たす役割、ブラジルや日本の事例を挙げて説明した。

組織犯罪に関してブラジルは、警察が踏込めないスラム街、全世界の麻薬取引の17%を占めるマネーローリングしやすい偽造口座開設や地理的に南米の麻薬取 引中継地点など有利な条件が揃っており、麻薬取引、人身売買やパラグアイからの密輸などは国際化してきている。国内では賭博、積荷強盗、薬品偽造、誘拐や マンション強盗など組織犯罪が増加している。

また自殺率の国際比較では、バルト3国を含 む旧ソビエト連邦諸国及び東欧諸国が1位から9位を占め、国営企業閉鎖による失業や年金の減少による生活苦が原因と考えられる。10位の日本は先進国の中 ではトップであり、企業倒産や失業による中高年の自殺率が特に高い。ブラジルは70位にランクされているが、カトリック教国であり正確な統計はない。

最後の質疑応答では、自殺率、ブラジルの犯罪の傾向、組織犯罪の地域性、宗教と犯罪、ブラジル刑法などについて活発な意見が交わされた。

このセミナーは環境安全対策委員会の防犯安全対策会議チームの唐木田光男さんが、あちこち走り回ってお膳立てし開催に漕ぎ付けた。また在サンパウロ総領事館から鈴木弘一副領事、同対策委員会の防犯安全対策会議の鍋島直裕チームリーダーも参加した。

2005年第1回GIE全体会議

【本年第1回GIE全体会議】

開催   3 月 11 日
出席者:藤下(三井物産)、海老原( JAL) 、横溝
於: AMCHAM

・「中銀の海外事業について」- Alexandre Schwartsman 理事
・「 APEX の活動について」-インゴ・プローゲル投資促進理事
・「サンパウロ国際空港入国審査、通関の改善について」- JAL 海老原氏、伊藤忠横溝

◇ シュワルツマン中銀理事の3月14日から発行する「為替統一」に関する説明、APEXの説明に続き、 JAL 前空港所長がサンパウロ国際空港の入国審査、通関の実情を説明し、その改善を訴え、出席者の理解を得た。結論として、GIEとして関係閣僚に発状するこ と、全会一致で承認。Kornコーディネーターが当所が用意した書状案に手を入れると決定。

◇APEXに関しては、ルーラ大統領訪日時の日本でのイヴェント情報が各省、団体で錯綜しており、日伯経済委員会日本側委員長会社として、三井物産藤下氏が今後Ploger氏と意見、情報交換することで同意。

GIE として「サンパウロ国際空港のサーヴィス改善要求」書状を法務大臣宛(写、官房長官、蔵相、観光相)発状。