(ZOOM)第1回機械金属部会開催 

今年初めてのオンライン機械金属部会(山田佳宏部会長)懇談会は、2022年2月15日午後1時30分から3時まで20人が参加して開催、3月4日に自動車部会及び機械金属部会共催のフォーラム向け発表資料作成のため、参加者は昨年の回顧及び今年の展望について発表した。

昨年の回顧では半導体の供給問題、コンテナ不足、海上輸送運賃の高騰及び遅延、価格転嫁、生産コストの上昇、基幹産業のトレンド、仕入れコスト上昇、サプライチェーン問題による在庫不足、建機市場の回復、中国企業との熾烈な競合、インフレ、高金利、デリバリー販売増加による段ボール需要拡大、旱魃による火力発電稼働による電力料金値上げなどが挙げられた。

今年の展望では、先行き不透明な大統領選挙、人材交流及び強化、新規ビジネスモデルとしてEコマース開始、中国の鉄鋼産業再編の可能性、中国のカーボンニュートラル取組、北京オリンピック後の中国の鉄鋼増産の可能性、中南米諸国の左派政権への傾き、電力エネルギーオークション増加、自動車生産回復への期待などが話題となった。

平田事務局長は、2月10日開催されたハイブリッド形式による化学品部会及び今回のオンライン形式の機械金属部会開催のメリット及びデメリットについて説明した。

またサンパウロ総領事館の渡邉副領事は、ブラジルのOECD加盟審査開始も正式加盟プロセスには3年~5年を要する事。ブラジルコストなどに対して、日本政府から是正を勧告することが可能となり、今後は日本企業が抱えているビジネス障害の問題点を精査して、ブラジル政府に対する要請。ジャパンハウス活用による日本企業のプレゼンス拡大、日メルコスールEPA締結、コロナ禍対応の水際対策について説明した。

参加者
三菱重工 山田氏
日立 三好氏
日本製鉄 秋山氏
JFE 栗原氏
メタルワン 加藤
コマツ 岡田氏
タダノ 平野氏
荏原BR 小野澤氏
京セラ 平野氏
横河南米 田野口氏
TMEIC 二本松氏
出光 木内氏
ユシロ 竹沢氏
NTN 中野氏
伊藤忠丸紅 杉本氏
CBC 石井氏
在サンパウロ日本総領事館 渡邊副領事
ブラジル日本商工会 平田事務局長
同 日下野総務担当
同 大角編集担当

2021年第4四半期の業務・会計監査開催

2021年第4四半期(上半期)の業務・会計監査は、2022年2月14日午前11時から開催。監事会から二宮正人監事会議長 (Advocacia Masato Ninomiya)、佐藤マリオ監事(Global Link Consultoria)、ウーゴ・アマノ監事(BDO監査法人 オンライン参加)、財務委員会から福元信義委員長(副会頭、Banco MUFG Brasil)、事務局担当委員会の長島公一委員長(丸紅株式会社)が参加、事務局から2021年第4四半期及び通年の現金預金並びに有形固定資産、収入、支出などの財務諸表とその詳細、入会・退会状況、会費延滞状況などについて説明、それに対する監事会側からの質問やアドバイスなど受けた。最後に監事会は、「2021年第4四半期の会議所の業務遂行と会計処理は適正であったこと」を承認した。

業務・会計監査は慣例に従い各四半期を締めた後3ヶ月おきに開催され、事務局からは平田藤義事務局長、日下野成次総務担当、上田エレーナ会計担当、久場アレッシャンドレ会計担当補佐が参加した。

今年初めてのハイブリッド形式化学品部会懇談会

ハイブリッド形式による化学品部会(亀岡功良部会長) は、2022年2月10日午後3時から5時まで21人が参加して開催、司会は亀岡副部会長が務めた。

初めに2022年度執行部の亀岡部功良会長、和久津道夫副部会長、大 澤巌副部会長、渡辺弘樹副部会長がそれぞれ挨拶を行った。3月8日の化学品部会並びに食品部会共催の部会長フォーラムでの発表資料作成のために、参加者はそれぞれ自社の昨年下半期の回顧と今年の展望について発表した。

昨年下半期の回顧では、輸送コスト上昇による利益圧迫、ライフスタイルの変化、半導体問題の長期化、バイオロディスティック市場拡大、レアル安の為替による原価上昇及び利益低下、堅調な農業生産・輸出拡大、供給不足によるアロケーション実施、景気減速、インフレ拡大、巣籠需要、解熱剤・風邪薬販売の増加、旱魃・霜害による農産物への影響、世界3位の香水市場の回復、国際物流の混乱などが挙げられた。

今年の展望では、景気減速、インフレ継続、中国メーカーとの価格競争、農薬製品の供給不足、作付面積の拡大、新製品の上市、海上運賃高騰とコンテナスペース不足による原料入手の遅延対策などが挙げられた。また輪番制執行部への参加協力及び野菜収穫ツアーの実施などが説明された。

最後のコメントでは、ジェトロサンパウロ事務所の原所長は、多岐に亘る市場規模の大きな化学品部会の経営者の苦労や弛まぬ努力、コロナ禍やビジネス障害への対応などの実情が把握できたと説明した。

またサンパウロ総領事館の渡邉副領事は、インフレや半導体問題などにも拘らず、増収増益の会員企業が多い。ブラジルのOECD加盟審査開始も正式加盟プロセスには3年~5年を要する事。ブラジルの税制簡素化や透明性向上などに対して、日本政府から是正を勧告することが可能となる。ブラジル政府の対応は、今までは往々にして暖簾に腕押しだったが、今後は日本企業が抱えているビジネス障害の問題点を精査して、ブラジル政府に対する要請などを説明した。

平田事務局長は、これほどの規模の対面部会懇談会の実現は率直にうれしい。過去2年間の面談会はオンラインで実施してきたが、対面でない難しさもある。1月21日の商工会議所の新年会に参加した林禎二大使は、新任大使の抱負、モットーとして、ビジネス環境改善に全力を尽くすので、些細な問題でも気軽に相談できる雰囲気を醸し出して、大使館の敷居をゼロにすると強調。また一緒に参加していた桑名良輔総領事も総領事館の敷居をマイナスにすると強調、日本進出企業などに対する力強い支援を強調していた。我々も官民一体となってブラジルコスト削減に繋げて行きたい。インフレ、為替や部品不足問題など厳しい環境の中でも会員企業が頑張っているのがうれしいと説明した。

参加者
亀岡氏(東洋インキ)
古賀氏(ロート製薬)
渡辺氏(三井化学)
大澤氏(日本農薬ブラジル)
三寺氏(ADEKA)
大谷氏(東レ)
大島氏(東洋紡)
平松氏(久光ブラジル)
和久津氏(ナガセブラジル)
松木氏(双日)
尾崎氏(K-I Chemical)
碧川氏(高砂ブラジル)
佐々木氏(三菱商事)
渡邊副領事(在サンパウロ総)
原所長(ジェトロ)
松平次長(ジェトロ)
古木氏(ジェトロ)
宮本氏(ジェトロ)
平田事務局長(商工会議所)
日下野総務担当(商工会議所)
大角編集担当(商工会議所)

(ZOOM)第1回オンライン運輸サービス部会懇談会 

今年初めてのオンライン運輸サービス部会(藤代泰輔部会長)懇談会は、2022年2月9日午前9時から10時30分まで18人が参加して開催、初めに藤代部会長は、2022年度の執行部変更として今年4月から大胡副部会長 (MOL)が新部会長就任を報告、また今年の活動方針及び活動計画、昨年の活動報告、3月7日の貿易部会共催の部会長フォーラムでの発表資料作成では、ドラフト資料を基に参加者がテーマ:「部会による2021年度下期の振り返り並びに今後の展望」について発表した。

昨年下期の振り返りでは、コンテナの輸出入数量、完成車輸送、ドライバルク貨物、半導体不足、航空運賃並びに海上運賃の高騰、リーディングタイムの悪化、年末の税関の鈍行ストライキ呼びかけなどが挙げられた。

今年の展望では、北米の港湾労使交渉の影響、ロシアとウクライナとの摩擦、燃料費高騰、コロナ禍での港湾労働者の確保、、ドイツ系及びイタリア系企業のブラジルへの投資増加予想などが挙げられた。

商工会議所会員への伝言として、鎖国政策の解除に対する日本政府への進言、日本のコロナ禍の水際対策による入国制限緩和、日伯間の信頼性の向上などが挙げられた。

平田事務局長は、今回の運輸サービス部会では商工会議所及び日本政府に対する厳しい提言が挙げられたが、ビザフリー、コロナ禍対応の他の先進諸国よりも厳格な政策によるビジネス障害緩和の要請継続を説明した。またサンパウロ総領事館の渡邉副領事は、日本政府に対する厳しい提言を頂いた。日本企業の要望を日本政府に対して継続して最大限伝えるが、官民一体となって要請するために、民間団体からも声を大にしてほしいと説明した。

参加者は藤代部会長 (NX)、大胡新部会長 (MOL)、日根副部会長 (HIS)、今安氏 (JAL) 、保阪氏 (ONE) 、湯原 (NYK)氏、谷口氏 (IDL)、行徳氏(K-LINE) 、村田氏(SUZUYO)、文岡氏 (QUICKLY TRAVEL)、コダマ氏 (WTE)、宮本次長(ジェトロサンパウロ事務所)、渡邉副領事 (在サンパウロ総領事館)、中野副領事(在サンパウロ総領事館)、吉田調査員 (在サンパウロ総領事館)、平田事務局長、日下野総務担当、大角編集担当

イワノREN Brasil会長一行が訪問 

写真は左から滑川参事官、平田事務局長、イワノ会長、浦島書記官
イワノ会長が同団体のパンフレット、平田事務局長からポル語バージョンの文庫本「世界が感謝する日本のもの」をお互いに手交

8日、REN Brasil((Rede Nikkei do Brasil  https://renbrasil.com.br/convite/)のイワノ セイイチ会長が、滑川 博愛(ナメカワ ヒロチカ)総務参事官及び浦島 勝輝(ウラシマ カツキ)書記官(広報文化)の2名と伴に会議所を訪問、平田事務局長と約2時間余りに及ぶ意見交換を行った。

イワノ会長は冒頭、REN Brasilについて、「日系人の起業家育成と支援」、「日本文化の普及活動」、「日系企業のビジネス連携」の3点を活動の中心とする団体であることを力説、また丁度今から40年前の1982年に当会議所内で産声を上げた青年会議所(JCI Brasil )とも連携強化を図って行くと強調した。

約2年前に在ブラジル日本国大使館(在伯大)の山田 彰大使(当所名誉顧問)や在日本ブラジル国のエドゥアルド・サボイア大使(当所名誉顧問)による特別な思いや激励の中で、非営利団体として誕生出来たと感謝の意を表明、最初11年ほど前に同種の団体がアルゼンチンで始まったのを機会に、現在ではブラジル以外にパラグアイやコロンビアでも、また近い将来には北米にも展開して行くと抱負を語った。

在伯大の前山田大使は、昨年2月にRENブラジルと共催の形で、発足記念イベントを実施している。また昨年12月、異業種交流委員会(吉田伸弘委員長)が主催した「日系ブラジル人ネットワーク「REN」~人材を育成し、企業を繫げ、次世代を育てる~」をテーマにイワノ会長が講演、70余名が参加、好評を博している。

JTB Americaの鈴木社長ご一行が訪問 

写真は左から文岡社長、平田事務局長、村田会頭、鈴木社長、舘澤企画部長

4日、Quickly Travelの文岡正樹社長にJTB America,Ltdの鈴木重行取締役社長、同社の舘澤利典取締役企画部長が同行、村田俊典会頭および平田藤義事務局長と、コロナ禍のビジネス・マーケット状況や将来展望等々の他に、日本や北米市場の回復状況についても幅広く意見交換を行った。

 

化学品部会一行が会議所を訪問 

写真左から平田藤義事務局長、化学品部会部会長の東洋インキの亀岡功良社長及び伯国三菱商事の石油・化学ソリューション部長の佐々木智大氏

化学品部会部会長である東洋インキの亀岡功良社長及び伯国三菱商事の石油・化学ソリューション部長の佐々木智大氏が会議所を訪問。今年度のフォーラムでの部会の発表について相談した。

VERSTA一行が会議所を訪問 

写真左から平田藤義事務局長、特定非営利活動法人VERSTAの小野瀬由一専務理事、同山添源二名誉顧問

特定非営利活動法人VERSTAの名誉顧問山添源二氏及び専務理事の小野瀬由一氏が会議所を訪問した。2月2日に開催されたVERSTAジュサラ椰子AF等プロジェクト会議&AF等啓発セミナー合同会議について意見交換を行った。