NTT ブラジルの水守社長が対面訪問 2021年12月14日

写真左から平田事務局長/日下野総務担当/NTT do Brasilの水守社長/木村グローバルセールスマネージャー

2021年12月14日、NTT do Brasil の水守信介社長と木村弘志グローバルセールスマネージャーが商工会議所を訪問、平田事務局長と日下野総務担当が応対した。

水守社長(電機・情報通信部会 副部会長)は平田事務局長に、2022年1月に、NTTコミュニケーションズ・NTTコムウェアをNTTドコモの子会社化し、2022年7月(予定)に、NTTドコモグループ再編成を実施すると伝えた。

なお、平田事務局長は去る10月26日のフォーラム「オンラインICTセミナー」をコーデネイト、成功裏に導いた水守社長にお礼を申し上げ、会員企業のために来年以降も引き続きICTセミナーを是非とも開催して頂きたいと懇請した。

また、日本が海外の送信元から一日平均、13億6600万回のサイバー攻撃を受けている現状、その他宇宙空間での衛星破壊、戦略的な地上公共施設へのサイバー攻撃への懸念等々を踏まえ、如何にサイバーセキュリティ対策が最重要課題になっているか、さらに5Gと6Gで世の中がどのように深化・変貌していくのか、ブラジルを含む世界的な課題として今回のセミナーの意義について意見交換を行った。

詳細は報道発表資料 https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2021/12/14_01.html

法人事業については、NTT Comに法人事業を統合し経営資源を集中することになる。
大企業から中小企業まですべての法人のお客さまをワンストップでサポートする営業体制を構築し、
移動・固定融合サービスや5G・IoTなどの新たな先端ソリューションを拡充する。

なお、NTTグループは、グローバル事業についても下図のように、再編成している。NTTブラジルは
NTT Ltd.(グローバル事業)となるため、組織体制等に変更はない。

 

 

コクヨのオフィスチェアー販売会社FK Grupo社が会議所を訪問 (2021年12月9日)

2021年12月9日、ブラジルでコクヨのオフィスチェアー販売を行っているFK Grupo社のジゼル・コンパリン・ネヴェス(Gisele Comparin Neves)国際ビジネス担当マネジャーが会議所を訪問した。

同社はサンパウロ州郊外に拠点を置く大手オフィス家具製造販売会社であり、360°グライディングが可能な日本のコクヨのオフィスチェアー ing(イング)https://fkgrupo.com/kokuyo-ing/ の当地における独占販売権を取得、日系企業・コミュニティーにも広く紹介することを目的に訪問。

ジゼル氏は応対した平田藤義事務局長に製品の詳細説明をするとともに将来会議所入会の可能性などについても話した。

 

ブラジル ロート製薬が訪問 2021年12月9日

写真左から平田事務局長、古賀社長、高木ダイレクター

ブラジル ロート製薬(Rohto Brasil Holding e Participações Ltda.) の古賀貴社長および高木敬太R&Dダイレクターが2021年12月9日に会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長とGMP等々に関するANVISAの諸規制の対応策他について、在ブラジル日本国大使館を含めて協議を行った。

(ZOOM)第3回イノベーション研究会ウェビナーセミナー開催 2021年12月8日

イノベーション・中小企業委員会(原宏委員長)主催の第3回イノベーション研究会ウェビナーセミナーは2021年12月8日午前11時から12時まで約60人が参加して開催、司会はジェトロサンパウロ事務所の松平史寿子次長が務め、初めに原宏委員長は開催挨拶で、第1回及び第2回セミナーは英語のみであったが、今回は業務管理の観点から駐在員も理解しやすいようにポルトガル語および日本語での開催を説明した。

講師はTozziniFreire Advogados弁護士事務所のビクター・フォンセーカ弁護士、テーマは”ブラジルでのオープンイノベーションにかかる法的側面”について、ブラジルのイノベーションに関する環境、エコシステム、ベンチャーキャピタル、16社を数えるユニコーン企業、1万3,616社に達するスタートアップ企業、大手企業のスタートアップ企業への投資、オープンイノベーションの目的や特徴、スタートアップ企業への投資のキーポイント、hackathons、スタートアップ企業や革新的な起業、個人投資家による起業家への資金提供などに法的根拠が与えられるブラジルのスタートアップ法182号/2021では、投資に伴う企業の債務やガバナンスのリスク排除、エンジェル投資家によるブラジルのスタートアップ投資がこれまで以上に活発になる施策などについて説明。質疑応答では、共同技術開発でスタートアップ企業とタイアップする場合の資金面や法的側面。ブラジルのイノベーション法規制は、企業育成にとってブレーキにならないかなどが挙げられた。

PDF Open Innovation – Câmara Japonesa TozziniFreire Advogados弁護士事務所のビクター・フォンセーカ弁護士

(ZOOM)第3回SDG’sオンラインセミナー開催 2021年12月7日

環境委員会並びにコンサルタント部会共催の第3回SDG’sオンラインセミナーは、2021年12月7日御前9時から10時30分まで100人以上が参加して開催、進行役は小郷環境副委員長が務め、初めに秋山環境委員長は開催挨拶を行い、Deloitte社のAna Lia Ferro de Sousa Touso氏、Felipe Donette氏、テーマ:「SDG’s/ESG」「カーボンニュートラル」「再生可能エネルギー」「サプライチェーン・マネジメント」「人権問題」について講演、安岡正哉氏が日本語に翻訳した。

講演では初めに1980年以降のESG変遷、コンセプト、ビジネスチャンスの開発、グローバルリスクの分布図、マネージメント、消費者のESGに関する評価、今後2年間のESG対応、COP26のハイライト、カーボンクレジット取引、京都議定書、パリ協定第6条、Climate Action 100+ 、kabin社、Suzano社、MalWee社並びにVale社のCO2削減目標及びアクション、カーボンニュートラルの現状の把握、ブラジルの再生可能エネルギーの種類、比率、サードパーティ―及びサプライチェーンによるマネージメント、持続可能なサプライチェーンの構築、強制労働などなどによる人権侵害、人権尊重のガイドラインの構築、モニタリングなどについて説明した。

JICAの門屋篤典氏は、今年4月から環境負荷を減らした農業推進のために、EMBRAPAとタイアップしたプロジェクト開始などについて説明。続いてオリエンタルコンサルタンツ社の本城正行氏は、テーマ:「アマゾン荒廃地活用のためのアグロフォレスタリー推進」について、アマゾンの植生の現状、トメアスーで実施されているアグロフォレスタリーの紹介。アマゾン森林が荒廃地に至る過程および今後の考えられる方向性、2000年当時栽培面積ゼロであったが 2020年には約7万㌶の大豆畑に拡大しているパラゴミナス市の荒廃の危険性及大豆に代わる、経済性の高い営農方法( SAF )導入およびそのためのエコシステムの構築、アグロフォレストリーの拡大とパーム椰子栽培導入の可能性、CAMTA(トメアス総合農業協同組合)のパイロット事業紹介、大豆とパーム椰子単位面積当たりの生産量比較、大豆導入とパーム椰子導入の比較、JICA 「ブラジル国アグリフードチェーンにおけるイノベーション・エコシステム及び持続可能性強化のための精密・デジタル農業共創プロジェクト」委託調査実施などについて説明した。

PDF ESG _デロイト

PDF アマゾン荒廃地活用によるアグロフォレストリーパーム椰子オリエンタルコンサルタンツ社の本城正行氏

(ZOOM)アルゼンチン政治経済動向オンラインセミナー開催 2021年12月6日

部会長シンポ・フォーラム委員会(森谷伸晃委員長)主催のオンラインセミナーは、2021年12月6日午前9時30分から10時30分まで100人以上が参加して開催、進行役はジェトロサンパウロ事務所の古木勇生ディレクターが務めた。

講師のブエノスアイレス事務所の西澤裕介所長は、テーマ「アルゼンチン政治経済動向」について、初めにアルゼンチン概観では、2015年以降の主要経済指標の推移、中南米第 4 位の人口、経済規模は2位で1人当たり名目GDPを有する大国。ブエノスアイレス州に人口の45%が集中。各州の主要生産物、大豆、とうもろこしなどの穀物、大豆粒、大豆油、大豆油かすの輸出金額は世界トップクラス。豊富な天然ガス、鉱物資源、アルゼンチンの輸出入先に占めるブラジルの割合は大きい。工業国との FTA によりブラジル市場で競争力を失うことは死活問題。最大の投資国は欧州も米国も存在感。中国の投資は一見少ないにも拘らず、第三国経由の投資が多い。再エネ発電にポテンシャル、アルゼンチン経済は長期的に低迷。経済規模は縮小傾向となっている。

信用不安を生み出す構造的問題では、アルゼンチンは信用不安を生み出す負のスパイラルから抜けられずにいる。また内的要因、外的要因、歴史的要因が複雑に絡み合っている。
2015年にリベラルな政権が発足も、左派イデオロギーの政権もリベラルな政権においても経済政策においては、インフレ退治を目指す点で共通している。2002年以降、ペソの対ドルレートは一貫してペソ安で推移。国民は自国通貨ペソを信用せず。為替規制の強化で並行レートが復活。アルゼンチンは深刻な外貨不足の現状。それに起因する厳しい資本規制は企業活動の足かせ。これまでに9度のデフォルトを経験。食料、鉱物資源が豊かでバラマキ型の政策が定着していることが背景。アルゼンチンの債務残高は高水準。政府債務残高はGDP比で100%超。債務再編交渉が政権運営の足かせになっている。膨らむ政府支出。社会保障費、補助金が支出の5 割を超える。政府部門の労働者数も年々増加 。政府部門の債務が拡大する要因。歳入拡大に努めるも歳出拡大に追い付かず財政収支赤字は増加傾向。財政収支赤字を紙幣増刷により補填して、インフレの要因の一つとなっている。

アルゼンチンは内需の国。民間消費が経済の大部分を占める。金利、賃金をインフレ率が上回っており、購買力の低下により個人消費は低迷。民間消費の落ち込みと伸び悩み、輸出の落ち込みが常に経済成長を下押し。フェルナンデス政権を支えているのは低所得者層が中心。若年層の貧困率の高止まりは左派政権の未来の支持者を生み出す要因になりかねない。新型コロナウイルスの影響を受け、 2020年は零細・中小企業の数が大幅に減少。サービス部門、特に卸・小売業、運輸業、飲食・宿泊業の廃業・非正規化が目立つ。

最近の経済動向、経済見通しでは、2021年の経済動向のポイントでは、緩やかな回復続くも2020 年の落ち込みを取り戻せず。自動車生産は前年超えも半導体不足の影響。コモディティ価格の上昇が輸出額を押し上げて外貨獲得の生命線に。自動車、鉱業で新規投資の動き。インフレは10月時点で前年の水準越え。価格統制では抑制できず。労働指標は改善も非正規雇用が失業者を吸収。ペソの対ドルレートは過大評価。並行レートとの乖離は過去最大に水準。外貨準備高は枯渇寸前か。カントリーリスク上昇。

最近の政治動向では、2021年の政治動向のポイントとして、党内基盤の弱いフェルナンデス大統領は苦境に。選挙ターゲット、イデオロギーと実践主義に基づく経済政策を実施。 2021 年にようやく独自の経済政策。政権発足時から党内基盤の弱いフェルナンデス大統領。中間選挙予備選挙で大敗も本選挙で若干巻き返し。民政化以降初の上院過半数割れで与党連合は厳しい政策運営。与党連合内は休戦状態。後半戦も関係維持か。IMF との債務再編交渉が当面の優先的取り組みなどについて説明した。

質疑応答では、アルゼンチンの経済成長を促す政策。アルゼンチン政府の為替変更の可能性。2019年6月の日本とアルゼンチンの租税条約署名後の進捗状況などが挙げられた。

PDFアルゼンチン政治経済動向

(ZOOM)異業種交流委員会主催オンラインセミナー開催 2021年12月3日

異業種交流委員会主催オンラインセミナーは、2021年12月3日午前10時から11時まで50人が参加して開催、講師のRENの岩野セイチ代表は、テーマ「日系ブラジル人ネットワーク「REN」-人材を育成し、企業を繋げ、次世代を育てる-」で講演した。

初めに異業種交流委員会の吉田伸弘委員長が開催挨拶を行い、続いて岩野セイチ代表は、「日系ブラジル人ネットワーク「REN」のミッション、ビジョン、バリューについて説明。RENの3本柱では、人材を育成する教育,企業を繋げるビジネス、次世代を育てる文化についてのそれぞれの詳細な活動内容の紹介。会員への特典の説明。RENの次のステップとして日系アイデンティティの理解、ブラジル全国への拡大及び他国への展開、社会的・環境的な価値創造などについて説明した。

阿部康浩副委員長が担当した質疑応答では、RENを立ち上げる動機。RENとブラジル商工会議所との連携について。RENが参考にしているネットワーク。個人会員になる方法。現在の会員数。日系医師の会員の存在。マンガの公立図書館への寄贈。アルゼンチン、コロンビア並びにパラグアイとの連携形態。ブラジル野球協会との連携の可能性。RENの会員になる条件。来年10月の訪日ミッションについて。RENサンパウロの活動内容。日本映画祭のブラジリア市での開催予定などが挙げられた。

RENについて(プレゼン資料) PDF: REN BRASIL

 

 

住友商事の市川鉄彦取締役が帰国挨拶で訪問 2021年12月2日

(写真左から平田事務局長、住友商事の市川鉄彦取締役、中谷芳子プラニングマネージャー、稲村敦志取締役)

住友商事の市川鉄彦取締役、稲村敦志取締役及び中谷芳子プラニングマネージャーは、2021年12月2日に商工会議所を訪問、市川鉄彦取締役は応対した平田事務局長に帰国挨拶を行った。市川氏は環境委員会副委員長として会議所活動に尽力、また今後の社会インフラ整備や再生可能エネルギーの動向などについても意見交換を行った。

(ZOOM)渡辺化学品部会長、オンライン忘年会を開催 2021年12月2日

渡辺弘樹化学品部会長(三井化学ブラジル社長)は、部会員との対面が出来ない中で、2日(木)18:30からオンライン忘年会を開いた。

来年度の部会長、副部会長選任要領の紹介に続き、平田事務局長と渡邊副領事が挨拶。参加者から各社3分程度、本年度の回顧と来年度の展望に関して説明。その後に各自が用意した飲み物とご馳走を前に、本音で語り合う集い・フリートークを行った。

フリートークでは赴任時の悩みの案件や応急的な解決策を共有、特に運転免許証取得については、恒久的対策として官民連携による当局への改善・働きかけ等を検討して行く事になった。

参加者(順不同・敬称略)は渡辺(三井化学)、亀岡(東洋インキ)、佐々木(三菱商事)、大谷(東レ)、古賀(ロート製薬)、松木(双日)、 碧川(高砂ブラジル)、北原(Kuraray)、郷園 (PILOT PEN)、和久津(長瀬産業)、片山(住友化学)、渡邊(在サンパウロ総) 、平田(会議所)

ZÉNSHO DO BRASIL(食品部会所属)新旧交代挨拶 2021年11月30日

写真は左から平田事務局長、山田社長、後任の原社長

30日、山田直利社長(元商社勤務)と後任の原 昭吾社長(元電機メーカー勤務)が
平田事務局長を表敬訪問した。

山田社長は4年の勤務を終え帰国、原社長は来年1月ころ正式赴任する。今後はさらに
他社との情報交換等を進めるため、会議所の諸活動に主体的に係って行くと表明した。