(ZOOM)9月のオンライン労働問題研究会開催 2021年9月22日

企業経営委員会(讃井慎一委員長)主催の9月の労働問題オンライン月例会は、2021年9月22日午後4時から5時30分まで84人が参加して開催。フェルナンド・ミハラ コーディネーターが司会を務めた。

Abe Giovanini弁護士事務所のPRISCILA SOEIRO弁護士は、『労働法改正から4年経った現在の労働組合の姿勢』について、2017年11月11日の労働法改正法前の労働組合負担金は年1回1日分の支払いが義務付けされていたが、改正の変更として組合負担金の徴収には加入者の同意が必要になり、2年後の労働組合負担金聴衆は96%減少、勤務時間の交渉、時間貯蓄銀行(Banco de Horas)の振替制度、スタンバイ制度及び断続的労働制度の導入、賃金制、退勤管理記録モード、割増の夜勤手当、残業手当の変更などについても説明した。

TozziniFreire弁護士事務所のCARLA DO COUTO HELLU BATTILANA弁護士は、『LGPD(個人情報保護法)のアップデートと実践に伴う問題等』 について、 正規並びに非正規雇用の従業員に関する個人の自由及びプライバシーに関する基本的権利の保護、個人情報セキュリティなどについて説明した。

講演PDF :
1. “O posicionamento dos sindicatos após 4 anos da alteração na legislação trabalhista com a reforma trabalhista (Lei nº 13.467/2017)”
2. “Atualizações e aplicações práticas da LGPD”  

(ZOOM)日伯法律委員会主催の9月の月例会開催 (2021年9月15日)

日伯法律委員会(岩尾 玄委員長)主催のオンライン月例会は、2021年9月15日午後4時から5時30分まで約60人が参加して開催、司会はクラウジオ・ヴァス副委員長が務めた。

初めにMattos Filho 弁護士事務所のJOÃO MARCOS COLUSSI弁護士並びにARMANDO BELLINI SCARPELLI弁護士は、『法案4728/2020連邦税債務の特別決済 プ ロ グ ラ ム (PERT)への加入』について、税債務の長期分割払いの可能、割引や罰金など一部の支払いについて、税務上の欠損金との相殺を可能とする特別決済 プ ロ グ ラ ム (PERT)の恩典を説明した。

Felsberg弁護士事務所のCLARISSA LUZ弁護士並びにJÚLIA RIBEIRO弁護士は『LGPDへの適応における企業の課題』について、正規並びに非正規雇用の従業員に関する個人の自由及びプライバシーに関する基本的権利の保護、個人情報セキュリティ及び内部統制、従業員採用時の基礎項目や注意点、履歴書の取扱い。ホームオフィス勤務形態の個人情報保護法の対策などについて詳細に説明した。

講演会ビデオ視聴は 右クリック aqui .

PDF anexos:
1. “PERT: Programa Especial de Regularização Tributária”
2. “Os desafios atuais das empresas na adequação à LGPD”

(ZOOM)パラグアイ・ビジネスセミナー 開催 2021年9月15日

ジェトロ・サンパウロ事務所、ブエノスアイレス事務所主催のオンラインパラグアイ・ビジネスセミナーは、2021年9月15日午前9時から11時30分まで約150人が参加して開催、パラグアイ商工省、在ブラジル日本商工会議所が共催、司会はジェトロ・サンパウロ事務所の原宏所長が務めた。

初めに江島潔経済産業省副大臣のビデオメッセージによる開催挨拶、 続いてルイス・カスティグリオーニ パラグアイ商工大臣は、開催挨拶を行った。

続いて中谷好江 駐パラグアイ日本国特命全権大使は、「パラグアイの政治経済の概況、二国間関係概観」と題して、知名度が低く実情が良く知られていないパラグアイに対して、「百聞は一見に如かず」の諺のように、兎に角、パラグアイを実際に自分の目で確かめてほしい。今まで抱いていたパラグアイのイメージが崩れる事に対して太鼓判を押しますと強調した。

南米のビジネス拠点のサンパウロやブエノス・アイレスから僅か2時間とメルコスールの中心地と地の利がよい。日本人の駐在員にとってビジネス及び生活、子供の教育、治安でこれほど安心して生活できる所はない。10年前と比較して高層ビル、ショッピングセンター、カフェ・レストラン、ゴルフ場、大根や白菜など普通のスーパーで販売。また日本語で対応する歯科医師、産婦人科医、日本語とスペイン語のバイリンガルスクール、大統領府には塀がない程南米の大都市と比較して圧倒的な治安の良さで住みやすい国であることを説明した。

20年近い安定した政治、南米唯一の台湾承認国、過去10年近く4.5%前後で推移するインフレ指数、変動の少ない為替、増加する外貨準備高、マクロ経済の安定性、他国と比較できない優遇税制、安価な電力エネルギーや若くて優れた豊富なマンパワーなど優れたビジネス環境を説明した。
またCOVID-19パンデミック危機の2020年のGDP伸び率は、マイナス0.6%と南米では最も低い停滞、日本移民の努力による大豆生産や養鶏関連輸出への貢献。経済・医療・行政における日系人の活躍及び優れた日系社会の存在、パラグアイの投資優位性、マキラ制度を活用した輸出の急増、超親日国のパラグアイ、日本企業の進出状況、高い食糧自給率と豊かな森林資源による世界的食糧危機や環境問題への貢献、優れた人口ピラミッド構成など前途洋洋なパラグアイでのビジネス環境、日本人にとって他国と比較できない程住みやすい国であるパラグアイへの企業進出するために、百聞は一見に如かず」で実際に来て確かめてほしいと強調、また全力でサポートすると約束した。

ブラジルで複数の衣類ブランドを有する伯繊維メーカーグルポ・ルネーリ社のクラウス・ロドリゴ・シュワルツ産業部長は、「企業目線のパラグアイのビジネス環境」と題して、同社は創業40年、パラグアイを含む16拠点、4600人の従業員を擁している。2015年にパラグアイに進出、豊富水資源や安価な電力料金、豊富な若い人材、マキラ制度、ブラジルでのリーダーシップトレーニング、地元のサプライヤー育成、安い生産コストなどパラグアイにおけるビジネス環境について紹介したが、パラグアイでの事業活動に非常に満足していると説明した。

パラグアイのグルポ・チャコメル社のエルネスト・ワルデ産業部長 は、初めにビデオで自社事業を紹介。ドイツ系の父親が金物屋から始め、 今ではバイク・自転車・商用車の組み立て、食品生産、輸出入販売企業など手広く事業を展開 また息子のアレクサンダー・ワルデ事業補佐は、オートバイ、車両、食品、バイオテクノロジー、農業などでの事業内容を説明、パラグアイでの優れたビジネス環境を説明した。

パラグアイ商工省投資輸出促進局のエステファニア・ラテルサ局長は、「パラグアイにおけるポストコロナのビジネスチャンス」と題して、パラグアイでの自動車産業、食品加工業、グリーンエコノミーにおけるビジネスチャンス、日系人・日系社会の活躍、存在などについて説明。中谷好江大使が説明したように兎に角、一度自分の目でパラグアイの良さを知るために訪問してほしいと強調した。

最後に在パラグアイ日本商工会議所の高岡純博会頭は、「投資ガイドの紹介および在パラグアイ日本商工会議所の取り組み」と題して、商工会議所の概要、会員構成、主な活動などについて説明。田中クリスティーナ財務担当理事は、投資ガイドブック2021年「パラグアイから広がるビジネスチャンス」について、投資のメリット、法的枠組み・税制、出入国在留管理制度、住居環境、教育、保健医療、食事など必要な情報を網羅しており、日本人にとってパラグアイがいかに住みよい国であるか分かるガイドブックを紹介した。

2021年9月9日 NHKの木村 新支局長が会議所を訪問

2021年9月9日、NHK(日本放送協会)の木村隆介サンパウロ支局長が会議所を訪問した。

昨年のフォーラムで講演を行うなど会議所活動に貢献した小宮支局長の後任として7月末赴任した木村支局長はベルリン支局、国際部、経済産業省などでの勤務経験があり、着任挨拶の他、応対した平田藤義事務局長とブラジル情勢などについて意見交換を行った。

最後に平田事務局長よりあとがきを執筆した”O Mundo Agradece! Coisas do Japão”(オリジナル日本版では「世界が感謝!日本のもの」を木村支局長に贈呈した。

 

(ZOOM)第四回オンラインフォーラム開催 2021年9月8日

化学品部会並びに食品部会合同の第四回フォーラムは、2021年9月8日午前9時30分から10時30分まで約90人が参加して開催、進行役は森谷伸晃フォーラム委員長が務めた。

初めに化学品部会の渡辺弘樹部会長は、「2021 年度上期の振り返り並びに今後の展望」について、過去10年間のブラジル化学品業界の売上推移、南米の自動車生産及びフレキシブルパッケージ市場トレンド、輸送、ヘルスケア、農業、印刷並びにコンシューマのセクター別17社の会員企業からのアンケート回答による回顧と展望。カマラ活動、ブラジルや日本政府への要望では、税制改革の推進に期待。情報シュアの要望では、為替変動リスク、移転価格税制、労働法、パラグアイ、コロンビア情報、ブラジルにおける環境法規制などが挙げられた。

続いて亀岡功良氏は、「印刷インキ市場から見るパッケージ市場動向」について、印刷インキとアプリケーション、印刷インキの中南米マクロ市場、セグメント別の中南米と日本市場の比較、グラビア印刷とフレキソ印刷の相違点、ブラジル主要インキ市場の推移、パッケージ市場トレンド、SDGSに向けた取り組みについて説明。質疑応答ではヘルスケアセクターの原材料不足が挙げられた。

食品部会の佐々木部会長は、2021年度上期の振り返り並びに今後の展望について、市場及び会員企業状況では、カテゴリー別動向及び会員企業状況。with/postコロナにおける課題では、世界的なコスト上昇、コロナに伴う食産業へのマイナス影響、不透明な今後の経済情勢、機会ではコロナに伴う食生活の変化、新たな価値観への関心の高まりなどについて説明。尾崎英之副部会長は、with/postコロナにおける各社の取組として、部会企業の醤油、即席めん並びにチョコレートメーカーの取組。根本篤氏は、IT活用などの働き方変化として、乳酸飲料並びに香料メーカーの取組についてそれぞれ説明。佐々木部会長は付加価値化、サステイナブルな取り組みでは種苗、調味料並びに機能性糖質・酵素剤メーカーの取組、トピックスでは東京オリンピック・パラリンピックにおける取組を紹介した。

第四回フォーラム化学品部会PDF

第四回フォーラム食品部会PDF

2021年9月2日 JCR do Brasil Farmacêuticos のTubel社長が訪問

2021年9月2日、JCR do Brasil Farmacêuticos の Vanessa Tubel 社長が会議所を訪問した。

兵庫県芦屋市に本拠地がある同社はライソゾーム病、再生医療等製品、腎性貧血の4つの領域において自社の独自技術・製造ノウハウを生かした製品を届けており、ブラジル法人は昨年3月に設立したばかり。

Tubel 社長は応対した平田藤義事務局長に同社の概要について紹介、昨今のブラジル情勢などについて意見交換を行った。

また、会議所について平田事務局長より説明を受けたTubel 社長は入会の検討を含め今後会議所活動に参加していく意向を表した。

(ZOOM)「労働法 基礎編」オンラインセミナー開催 2021年9月1日

企業経営委員会(讃井慎一委員長)労働ワーキンググループ(山崎一郎グループ長)のオンラインセミナーは、2021年9月1日午後6時から7時30分まで100人以上参加して開催。講師は佐藤ジルセル弁護士、テーマは「労働法 基礎編」で開催。司会は山崎一郎グループ長が務めた。また山崎一郎グループ長は、20人からなる個別情報共有会の労働ワーキンググループの活動実績の紹介及び参加希望者を募った。

開催挨拶で企業経営委員会の讃井慎一委員長は、コロナ禍発生から1年半経過しており、今回のセミナーは労働法の基礎のおさらいとして開催、また労働研究会としてポルトガル語による月例会を開催しているので、ポルトガル語を介する従業員の参加を促した。

講師の佐藤ジルセル弁護士は、テーマ「労働法基礎」セミナーでは、バックグラウンド、採用・昇給・解雇の際の留意点、雇用契約の負担、年次有給休暇、13か月給与、FGTS、INSS、テレワーク、残業代、解約(解雇・退職)について詳細に説明した。

質疑応答では、出張中の移動時間の残業代支給。理由なき解雇の対処。食費手当、食料手当や健康保険プランは賃金に含まれるか。解雇する従業員に対する40%罰金積立の有無。勤務態度及び成績の悪い従業員による不正健康診断書の取得。テレワーク従業員のバックテート書類作成の注意点。週末の移動拘束時間の残業代の判定。退職希望従業員によるFGTS40%罰金の返金合意。2年以内に退職受給資格の従業員のチェック。有給休暇の3分割の取得合意。3分割以上の年次有給休暇の違法性。テレワーク勤務の勤怠管理。給与に見合わない従業員のサラリーカット。休暇中の従業員に仕事を依頼した場合の有給休暇の無効性などが挙げられた。

「労働法 基礎」セミナー発表資料

労働WG PDF

(ZOOM)第三回オンラインフォーラム開催 2021年9月1日

運輸サービス部会並びに貿易部会合同の第三回フォーラムは2021年9月1日午前9時30分から10時30分まで約100人が参加して開催、進行役は森谷伸晃フォーラム委員長が務めた。

初めに運輸サービス部会の今年の上期の回顧と下期の展望について発表では、海運は大胡副部会長がコンテナ船、自動車専用船並びにドライバルク船及び環境規制問題について発表。航空貨物並びにその他の物流関係では藤代部会長は、世界及びブラジルのトレンド、GRU & VCP空港の航空貨物輸出入取扱数量、ジェット燃料/原油価格推移、サントス港中心にトラック運転手のストライキ発生、「Alerta Malha Fina」の通達。DU-IMP(新税関システム)、税関検査担当官の回転制度問題などについて説明。 旅行・ホテル・航空旅客店レンタカーは日根副部会長がコロナ禍の観光業界への打撃、ワクチン接種の進展と共にブラジル国内旅行需要の回復傾向、デルタ、ラムダ株による感染再拡大などについて発表。最後の質疑応答では、現在の日伯間の航空貨物の運賃値上げ幅のコロナ禍以前との比較が挙げられた。

貿易部会の秋葉部会長は、2021年上半期の振り返り並びに今後の展望として、今年上半期の貿易収支推移、ブラジル輸出先TOP10、今年1-7月の対中・米・日の輸出額の前年比推移比較、上期のブラジル輸出品目TOP30、今年1-7月のブラジル主要品目輸出国及び輸入国、対日貿易収支、対ブラジル直接投資動向、上期の振り返りでは、コロナ禍からのブラジル経済回復 、大豆生産・輸出好調、輸出先一位の中国は圧倒的に需要旺盛、レアル安は一進一退、海外からの直接投資は減少傾向。下期に向けての注目点をして、コロナ禍後の世界経済の回復速度と持続性、地球温暖化対応・カーボンニュートラル・SDGs/ESGの対応。ブラジルの外交政策と国内政経情勢、日本の対ブラジル通商政策などについて説明した。

第3回フォーラム 運輸サービス部会PDF

第3回フォーラム 貿易部会PDF

 

2021年8月31日 ブラジル ロート製薬 古賀新社長が会議所を訪問

左から平田事務局長、古賀社長、高木ダイレクター

2021年8月31日、ブラジル ロート製薬(Rohto Brasil Holding e Participações Ltda.) の古賀貴新社長および高木敬太R&Dダイレクターが会議所を訪問した。

金田前社長の後任である古賀社長は応対した平田藤義事務局長に着任挨拶を行った後、同社の今後の企画などについて紹介した。