2022年のブラジル国内のアグロインダストリー部門生産指数(PIMAgro) は、前年比1.1%と増加とジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)の調査で判明している。
また昨年の食品・飲料セクターは前年比2.5%増加したために、非食品部門の生産指数のマイナス0.5%を補う効果に繋がっている。
2022年のアグロインダストリー部門生産指数(PIMAgro) は、前年比1.4%増加が予想されていたにも拘らず、昨年12月がマイナス1.6%と昨年2月以降で初めてマイナスを記録したために、予想を下回る伸び率に留まった。
昨年のアグロインダストリー部門生産指数(PIMAgro)の予想下回る伸び率は、インフレや金利の高止まりなどによる国内経済の活性化喪失を反映していると調査員は指摘している。
今年のアグロインダストリー部門のシナリオはまだ不透明であり、 ブラジル国内的には、インフレ抑制に必要な金融政策、労働市場の収縮の可能性、政治的混乱がアグロインダストリー部門の力強い成長を妨げる可能性が示唆されている。