15日中華人民共和国海関総署(GACC)は、中国の牛肉輸入に占めるブラジルのシェアは、40%を占めているにも関わらず、ブラジルはBSE(牛海綿状脳症)を受けて停止を余儀なくされていた牛肉輸出再開を許可した。
今年9月初めにマット・グロッソ州Nova Canaã do Norte市の食肉加工工場でのBSE(牛海綿状脳症)の確認で、中国向け牛肉輸出の停止を余儀なくされていた経緯があった。
非定型BSEは定型よりもリスクが低いとみられており、高齢牛に孤発的(自然発生的)に発生する。2019年に非定型が報告された際、ブラジルは輸出を10日間停止した経緯があった。
両国はブラジルの牛肉輸出の50%減少で交渉していたが、中国の強い経済成長に従って、牛肉消費の急拡大を補くために、ブラジルからの食肉供給も急拡大している。
南米の牛肉輸出を牽引するMinerva社は、中国向け牛肉輸出では7食肉加工工場で1日当たり1万頭の加工処理が可能であり、3工場はブラジル、3工場はウルグアイ、1工場はアルゼンチンに擁している。