世界的な異常気象の影響で、ブラジルでは現在、1,532都市 の自治体が降雨過多と干ばつによる災害で緊急事態に置かれており、46都市が緊急事態宣言の発令を余儀なくされる状況に置かれている。
より深刻なケースである緊急事態または公衆災害の状況と認定されれば、災害を被っている自治体は、地域統合開発省を通じて連邦政府から緊急事態対応の資金を受け取ることができる。
旱魃で深刻な被害がでているのは、バイア州、パライーバ州、ペルナンブーコ州、北大河州、南大河州、セアラー州 Quixeramobim地域が大きな旱魃の影響を受けている。
一方異常降雨に見舞われている地域はバイア州アラゴイニャス市、セアラー州ミッサン・ヴェーリャ市、マラニョン州サン・ルイス・ゴンザガ市、マット・グロッソ州ミランダ市、ミナス州ピラポーラ市及びサンパウロ州クーニャ市となっている。
26日、マリーナ・シルバ環境相とワルデス・ゴエス統合・地域開発相のがリオ・ブランコ市を訪問し、アクレ州に影響を与えた異常降雨による被害対応として、連邦政府が同地域に復旧資金を割り当てることを保証している。
これまでにアクレ州内の住民 3万2,000 人以上が洪水の影響を受けており、そのうち 2,500 人が家を失ったり避難を余儀なくされている。 自治体の民間防衛局が発表した情報によると、アクレ河の水位測定値は 16.37 メートルに達し、警戒水位の 14 メートルを上回る洪水が発生している。