10社の二輪車メーカーが加入するブラジル二輪製造会社協会(Abraciclo)の発表によると、マナウスフリーゾーンの2023年11月の二輪車生産は、前年同月比2,1%増加の13万1,900台を記録、11月としては2013年以降の過去10 年間で最高の生産台数を記録している。
国内マーケットの97%を占めるブラジル二輪製造会社協会(Abraciclo)加盟企業の今年初め11か月間の二輪車生産は、前年同期比9,6%増加の145万5,000台に達している。
ブラジル二輪製造会社協会(Abraciclo)の発表によると、ブラジル国内の二輪車生産の大半を占めるマナウスフリーゾーン地域は、ブラジル北部地域の異常旱魃によるアマゾン河の水位低下による水上輸送ロディスティック問題にもかかわらず、二輪車生産は順調に推移しており、今年の二輪車生産は前年比10,4%と二桁台増加の156万台が見込まれている。
今年12月の二輪車生産は、マナウスリーゾーンの二輪車メーカーが一斉にクリスマスから来年1月の第1週目まで年末の集団休暇休暇制度の導入するために、二輪車生産は減少する。
今年11月の二輪車の新車登録台数は、前年同月比5,9%増加の13万5,000台を記録したが、前月比ではマイナス5,2%を記録している。
今年初め11か月間の二輪車の新車登録台数は、前年同期比17,8%増加に相当する144万9,000台を大幅な増加を記録しており、今後数カ月間は大幅な二輪車需要が継続するとブラジル二輪製造会社協会(Abraciclo)では楽観視している。
二輪車価格は手頃な価格の上に経済的で、乗用車と異なってメンテナンスの手間がかからない。さらに、大都市中心部の渋滞を回避するためのオプションでもあるとブラジル二輪製造会社協会(Abraciclo)のMarcos Bento会長は指摘している。
11月に二輪車販売では、159立方センチメートル以下の低排気量二輪車の販売台数は全体の83.4%を占め、新車登録台数は10万9,000台を記録している。160 cm3 ~ 499 cm3の平均シリンダー容量 の二輪車登録台数は、全体の13.7%に相当する1万7.8 00台、500 cm3 以上の高級二輪車の新車登録台数は、 3,682 台で市場の僅か 2.9% を占めたに過ぎない
2023年通年の二輪車の新車登録台数登録数は、前年比10.9%増加の151万1,000台、12月はクリスマスから新年にかけての夏季休暇期間のため、新車登録件数もここ数ヶ月に比べて減少する傾向にある。
二輪車の輸出先トップのアルゼンチンのハイパーインフレや為替危機などの影響を受けて、年初からの輸出台数は38%減少し、オートバイの出荷台数はわずか3万1,862台にとどまった。 11月の輸出台数は、前年同月比マイナス61.1%の1,436台に留まり、前月比ではマイナス28.8%となっている。