ペトロブラス石油公社の2023年第3四半期の1日当たりの平均石油・天然ガス生産は、前四半期比7,8%増加の3,98万バレルに達して記録更新している。
また今年9月の1日当たりの平均石油・天然ガス生産は、前月比6,8%増加の410万バレルに達して記録更新している。
ペトロブラス石油公社の発表によると、今年第3四半期の1日当たりの平均石油・天然ガス生産の増加要因として、サントス海盆Búzios油田の岩塩層下(プレソルト)原油開発向けのFPSO(洋上浮体式生産・貯蔵・積出施設)のプラットフォームのAlmirante Barroso及びItapu油田のプラットフォームP-71の増産が寄与している。
またカンポス海盆Marlim油田のプラットフォームMarlim及びVoador油田のプラットフォームAnita Garibaldiによる増産も寄与している。
今年9月の岩塩層下(プレソルト)の1日当たりの平均石油・天然ガス生産は、343万バレルと過去の記録を更新している。
今年は同社の創立70周年に当たり、石油・天然ガス生産が記録を更新しているのはプレソルト油田による増産が大きく寄与しているとペトロブラス石油公社のJean Paul Prates総裁は説明している。
同社の過去70年間の石油・天然ガスの累計生産は270億バレル、そのうち三分の二は、岩塩層下(プレソルト)原油埋蔵が確認された過去20年間の生産と説明している。