Nubankは時価総額更新で資源大手のヴァーレ社を追い越した (2024年3月20日付けヴァロール紙)

Nubank社の過去30日間の自社株価は15.50%上昇した一方、ヴァーレ社は鉱山会社の指揮継承の不確実性と同社への政治的介入に対する批判に圧迫され、自社株価は累積8.68%下落している。

19日のナスダック市場でヌーバンク株は0.51%上昇し、終値は記録更新となる11.85ドルで取引を終えた。その結果、ヌーバンク銀行の市場価値は552億5,000万ドルに達した。

2月のヌーバンク株の値上がり率は15.50%で、資源大手のヴァーレ社を追い抜き、ペトロブラス石油公社とイタウー銀行に次いで3番目の時価総額となるブラジル企業にのし上がっている。

Elos Ayta Consultoria社のEinar Rivero氏の調査によると、今日のペトロブラス社の時価総額は934億4,000万ドルに達し、続いてイタウー銀行の626億9,000米ドル、ヴァーレ社は524億3,000万ドル)、アンベブ社の時価総額は392億2,000万ドルとなっている。

ヌーバンク社の株価は過去30日間で大幅に上昇した一方で、ヴァーレは鉱山会社の指揮継承の不確実性と会社への政治的介入に対する批判に圧迫され、累積8.68%下落している。

時価総額トップ10のブラジル企業リストには、BTGパクツアル銀行343億6000万ドル)、WEG322億9000万ドル、ブラジル銀行316億4000万ドル)、ブラデスコ銀行282億7000万ドル)、サンタンデール銀行の209億ドルが含まれている。

ブラジル国内に8000万人の顧客を擁するヌーバンクは非常に統合された銀行であり、金融​​商品の他の分野にも参入することは間違いない。デジタル銀行の中で、技術、戦略、資本、預金の観点から見て、最も優れた地位にあるとItaúsa社のAlfredo Setubal会長は説明している。

ブラジル企業の時価総額トップ10企業リスト(2024年3月20日時点)

 

今年1月末のリボ払いクレジット カードの年利は 415.3% に低下(2024年3月8日付けヴァロール紙)

今年1月末のクレジットカードの分割払い年利は、 昨年12 月の 196.9% から187.8% と9.0%以上の大幅減少を記録している。

ブラジル中央銀行の発表によると、今年1月末のリボ払いクレジット カードの年利は、昨年12月の442.1%から 415.3% と26.8%減少している。

リボ払い利用可能枠は、クレジットカード上で事前に承認された利用可能枠であり、支払い方法のクレジット機能を使用して行われる引き出しも含まれる。

顧客が債務不履行をした場合、銀行は未払いの残高を分割払いするか、より有利な条件で30日以内に債務を解決する別の方法を提供しなければならない

さらに、国家通貨評議会(CMN)が定めたように、今年1月3日から実施される新たなリボルビングおよび分割払い操作の利息は、元の債務額の100%を超えることはできないように取り決めされている。

今年1月末のクレジットカードの分割払い年利は、 昨年12 月の 196.9% から187.8% と大幅に減少した影響で、1 月のクレジット カードの合計金利は、昨年12 月の  89.8% から 84.1% まで減少している。

銀行が与信審査なしで自動的に貸してくれる特別小切手税と呼ばれる口座借越残の今年1月の金利は、前月の128.1% から126.6%に減少している。

2024年1月のブラジルの財政プライマリー収支は1,021億4,600万レアルの黒字計上(2024年3月7日付けヴァロール紙)

今月7日のブラジル中央銀行の発表によると、2024年1月の中銀、国庫庁並びに社会保障院(INSS)で構成される中央政府並びに州政府と市町村で構成される地方政府を合わせたブラジルの財政プライマリー収支は、1,021億4,600万レアルの黒字計上している。

ブラジル政府の財政プライマリー収支にはペトロブラス石油公社(Petrobras)、ブラジル中央電力公社(Eletrobras)、ブラジル銀行(BB)及び連邦貯蓄金庫(Caixa)などの公立銀行の決算は含まれていない。

今年1月の中央政府の財政プライマリー収支は812億8,300万レアルの黒字を計上、地方政府の財政プライマリー収支は、225億1,400万レアルの黒字を計上した一方で、公社の財政プライマリー収支は16億5,100万レアルの赤字を計上していた。

今年1月のブラジルの過去12カ月間の累積財政プライマリー収支は、GDP比2.25%に相当する2,450億9,900万レアルの赤字を計上、昨年12月のブラジルの過去12カ月間の累積財政プライマリー収支は、GDP比2.29%の赤字を計上していた。

今年1月のブラジルの支払利息を含むインフレ指数を差引かない名目財政プライマリー収支は、222億3,200万レアルの黒字を計上した一方で、前年同月の名目財政プライマリー収支は、840億6,100万レアルの赤字を計上していた。

今年1月の名目財政プライマリー収支には1,021 億 4,600 万レアルの基礎的黒字に加え、799 億 1,400 万レアルの利息が反映されている。

今年1月の過去12カ月間の累計名目財政プライマリー収支は、GDP比9.06%に相当する9,918億7,100万レアルの赤字を計上したが、1カ月替えの2023年12月は、GDP比8.9%に相当する赤字を計上していた。

今年1月の過去12カ月間の累計利息は、GDP比6.82%に相当する7,458億8,800万レアル、昨年12月はGDP比6.61%であった。

今年1月のブラジルの公的債務残高は、GDP比75%に相当する8兆2,110億レアル、昨年12月は0.7%少ないGDP比74.3%であった。

今年1月の非金融公共部門の純負債は、GDP比60%に相当する6兆5,650億レアルを記録、2023年12月の非金融公共部門の純負債はGDP比GDP60.8%であった。

 

2024年1月のブラジルの経常収支は51億ドルの赤字計上(2024年3月6日付けヴァロール紙)

ブラジル中央銀行の発表によると、2024年1月のブラジルの経常収支は50億6,800万ドルの赤字計上、2023年1月の経常収支赤字89億6,300万レアルの赤字を約40億ドル下回っている。

今年1月の過去12カ月間の累積経常収支赤字はGDP比1.12%に相当する246億5,500万ドルに達している。

ブラジル中央銀行の最終四半期インフレレポートによると、2024年のブラジルの経常収支を350億ドルの赤字を見込んでいる。

今年1月の海外投資家による対内直接投資残高は87億4,100万ドルに達し、前年同月の対内直接投資残高の65億3,500万ドルを20億ドル以上上回っている。

今年1月のブラジルの過去12か月間の累積対内直接投資残高は、GDP比2.92%に相当する641億6,200万ドルと昨年同月にGDP比2.85%を上回っている。この過去12か月間の累積対内直接投資残高は、GDP比1.12%に相当する累積経常収支赤字を十二分にカバーできる金額に達している。

ブラジル中銀の最終四半期インフレレポートによると、2024年の対内直接投資残高を700億ドルと見込んでいる。

今年1月の海外投資家によるブラジル国内の金融関連の投資残高は、71億7,000万ドルと昨年1月の21億2,900万ドルの3倍以上を記録している。

そのうちブラジル国債などの債券市場への純投資残高は79億7,200万ドルを記録している。一方海外投資家によるサンパウロ証券取引所B3及びニュヨーク証券取引所の株式投資は、13億5,500万ドルが逃避して赤字を計上している。

ブラジル中央銀行の最終四半期インフレレポートによると、2024年の海外投資家によるブラジル向け株式投資は、100億ドルの黒字を見込んでいる。

今年1月の海外投資家による利益・配当金送金総額は、24億5,100万ドルと昨年同月の39億7,300万ドルを大幅に下回っている。

ブラジル中央銀行の最終四半期インフレレポートによると、2024年の海外投資家による利益・配当金送金総額は390億ドルが見込まれている。

民間企業および国有企業による中長期対外債務の新規発行は、1月中に期限を迎える償却額の110%に相当する。

100% を下回る場合は、新しいプレースメントがすべての支払いをカバーするには不十分であることを示している。 2023 年 1 月のロールオーバー率は 110% であった。

 

2023年の地方政府向けクレジットの90% は公立銀行(2024年3月3日付けヴァロール紙)

2023年の地方政府向けクレジットの90% は公立銀行のブラジル銀行、連邦貯蓄金庫並びに社会経済開発銀行(BNDES)が占めていた。

公立銀行は、ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ(PT)政府の州および地方自治体に対する新しい信用政策の主な推進力であった。中央銀行のデータを用いたフォーリャの調査によると、昨年の地方政府向けクレジットの90%はブラジル銀行、連邦貯蓄金庫並びに社会経済開発銀行(BNDES)が占めていた。

ルーラ政権は就任初年度の2023年に州や地方自治体への信用供与を強化し、支出や投資のために少なくとも433億レアルの新たな資金の注入を許可した。この額は 2022 年と比べて 142% 増加している。付与額433億レアルのうち、89.3%に相当する387 億レアルは BB、Caixa、BNDES のクレジットであった。

2023年の地方政府に対するブラジル銀行のクレジット総額は前年比800% 増加の 199 億レアルを記録している。に問い合わせたところ、さらに高い金額、203 億レアルを提示しました。 2月9日、2023年の貸借対照表を発表した際、ブラジル銀行のタルシアナ・メデイロス総裁は過去最高の営業成績を達成したことを祝している。

この199 億レアルは、過去4年間に契約された170億レアルよりも多く、これは連邦政府の支援を示しており、リスクプロファイルに適切な金利での融資を可能にし、州や地方自治体の信用へのアクセスを拡大するものであるとブラジル銀行のタルシアナ・メデイロス総裁は説明している。

州および地方自治体へのクレジット拡大はブラジル銀行による戦略的決定であり、統治機関によって定義され、我々のガイダンスで開示されていると説明している。

ブラジル銀行はまた、事業の93%が国庫の承認を受けており、債務不履行の場合には国庫が支払いを尊重すると説明している。同銀行はまた、いかなる種類の保証なしで22億レアルの業務を認可しているが、これらの契約にはより高い金利を課しており、この手法の成長は「持続可能であり、当行の信用政策に沿ったものである」と説明している。

昨年の連邦貯蓄金庫は、州政府や地方自治体に158億レアルを支出した。同銀行は2023年の貸借対照表の発表前にコメントを求められたが、コメントを避けた。

BNDES銀行は、2023年に州政府や地方自治体向けクレジットに30億5,000万レアルを付与したが、多額の承認が得られたことから、今年はこの数字がはるかに高くなることが示されている。BNDES銀行はは昨年、州や地方自治体への融資として234億レアルを承認したと発表していた。

ソフトバンクはラテンアメリカ地域で投資再開か(2024年2月28日付けヴァロール紙)

ラテンアメリカでベンチャーキャピタルの台頭を牽引してきたソフトバンクは、テクノロジー系新興企業の急激な調整の一環として、バリュエーションがより現実的な水準にまで低下する中、今年は同地域での投資が再開されると予想されている。

ラテンアメリカ地域では過去数年間に亘って、高金利と魅力的なスタートアップ企業などの取引の不足で数年間警戒が高まっていたが、M&A取引などの活動が回復すると予想とソフトバンクラテンアメリカファンドのJuan Franckマネジング・パートナーが指摘している。

投資ファンドにとっては今後のラテンアメリカ地域は健全な投資チャンスがあるが、今後もバリュエーションについては極めて慎重になる必要があると指摘。同氏は、スタートアップ企業の創業者の期待と投資家が提示するであろう評価額との乖離が大幅に低下したため、市場は昨年後半から回復傾向を示しているとJuan Franckマネジング・パートナーが指摘している。

ソフトバンクは、ラテンアメリカ専用の50億ドルの投資ファンドを立ち上げ、2019年以来大きな影響を与えている。その後、同地域にさらに 30 億ドルを割り当て、Nubank、Gympass、Kavak、Rappi などの企業の主要な資金提供企業となった。

しかし2022年初めに前ラテンアメリカ投資ファンドチームが去った後、同資本市場は依然として新規株式公開(IPO)などの取引に対してほとんど動きが停止されているため、ソフトバンクは現在のポートフォリオの大部分の管理に投資戦略を再度集中させた経緯があった。

ソフトバンクは、ラテンアメリカ地域への投資の一部を初めて売却。ソフトバンクは、Pismoが6月に10億ドルで買収したブラジルの金融テクノロジー企業Visaの売り手の1社だった。その他の投資企業の売却には、Itaú Unibanco が買収した Avenue Holding Cayman の株式や、PayStand が買収したメキシコの決済会社 Yaydoo SAPI de CV の株式などが含まれる。

2023年12月31日時点で、ソフトバンク傘下の投資ファンドはラテンアメリカ地域で総額78億ドルの投資を継続しており、これらの投資の公正価値は63億ドルとなっている。これは、昨年 3 月と比較して 6 億ドル増加に相当する金額となっている。

2024年のラテンアメリカ地域は投資ファンドにとって非常に興味深い地域となっており、非常に好調な企業ほど、バリュエーションの観点からの期待がより合理的になるとJuan Franckマネジング・パートナーが指摘している。

ソフトバンクが今後ラテンアメリカ地域で追加資本が必要な場合、主力のビジョン・ファンド2からスタートアップ企業向け投資金として約80億ドルを活用する可能性があるとJuan Franckマネジング・パートナーは説明している。

2024年1月末のブラジルの公的負債総額は前月比マイナス1.08%の6兆4,490億レアル(2024年2月26日付けヴァロール紙)

今週月曜日にブラジル国庫庁が月例債務報告書発表によると、2024年1月末のブラジルの連邦公的債務残高(DPF)は前月比マイナス1.08%に相当する6兆4,490億レアルを記録している。

年次資金計画(PAF)の数字を考慮すると、今年1月末の連邦公的債務残高(DPF)の6兆4,490億レアルに留まり、今年の許容範囲の7兆レアルから7兆4,000億レアルの間を大幅に下回っている。

今年1月末の国内連邦公的証券債務(DPMFi)はマイナス1.48%の6兆1,760億レアルに達した。一方、対外連邦債務総額は8.89%増加に相当する2,738億3,000万レアルを記録している。

DPFの発行額は1,853億4,000万レアルに相当し、償還総額は3,174億レアルで、純償還額は1,320億7,000万レアルとなった。この純総額のうち、1,479 億 1,000 万レアルは国内連邦公債 (DPMFi) の純発行額、1,584 万レアルは対外連邦公債の純償還額となっている。

DPF の 12 か月以内に支払われる予定の割合は、昨年12月の 20.14% に対して 19.15% と減少している。今年1月末のブラジル国債の平均償還期間は昨年12月の3.95年に対し、4.11年となった。ブラジルと他国をより適切に比較できる「平均満期までの償還期間」手法を考慮すると、DPF の平均寿命は 5.26 年から 5.47 年に拡大している。

今年1月末の連邦公的債務に対する金利変動型ブラジル国債比率は、12 月の 39.66% から 42.03% に上昇。 PAF の制限によれば、この参加率は 2024 年の金利変動型ブラジル国債比率はに40% から 44% の間で設定されている。

今年1月末の確定金利付き連動国債比率は、昨年12月の26.53%から22.93%に減少、物価連動型国債は29.76%から30.53%に上昇、為替連動型国債は4.05%から4.51%に上昇している。

国内連邦証券債券(DPMFi)への非居住者投資家の参加率は、12月の9.48%から1月の9.92%まで上昇。金額は5,941億8,000万レアルから6,128億3,000万レアルに増加した。

今年1月末の投資ファンドのブラジル国債比率は、昨年12月の23.53%から23.50%と若干減少。年金機関の比率は22.99%から23.64%と若干上昇している。

今年1月末の過去12カ月間の DPF 平均コストは、前月に記録された昨年12月末の 10.51% に対して 10.65% 。内的連邦公債(DPMFi)の平均コストは11.05%から11.00%と減少している。

2023年のブラジル国内の371件のM&Aの50.1%は外資系企業が占めた(2024年2月16日付けヴァロール紙)

2023年の海外投資家によるブラジル国内の企業買収・吸収合併(M&A)は過去10年間で最高のM&A件数を記録している。

金融コンサルタント会社Seneca Evercore社の調査によると、昨年実施された企業買収・吸収合併(M&A)371件の取引のうち、海外投資家及び外資系企業との取引が50.1%を占めた。

昨年下半期だのM&A取引件数156 件のうち、海外投資家及び外資系企業のシェアは 54.5% に達して、2016 年以来、半期として最高比率を記録している。

また2014 年以降のブラジル国内での累積M&A件数は 5,061 件に達しているが、そのうち 47% のM&A 件数は海外投資家が占めている。 

投資銀行関係者らによると、外国人が占めるブラジル国内のM&A件数比率が大きい要因として、大きなポテンシャルを擁するブラジルに対する認識、特に新興同国に対する認識の改善を反映しているSeneca Evercore社パートナーのダニエル・ワインスタイン氏は説明。2024年上半期は2023年下半期よりもさらに好調で、海外投資家の参加がさらに優位性を示すはずだと付け加えている。

またブラジルの格付けがより好意的に評価されており、また比較的低い失業率、これまで均衡を保ってきたインフレ、ブラジル金利低下、米国でも金利下落傾向があり、サンパウロ平均株価指数Ibovespaが記録更新したことなどが組み合わさったとダニエル・ワインスタイン氏は説明している。

ブラジルMorgan Stanley投資銀行のFabio Medeirosチーフは1億ドル以上のM&A案件の投資額が判明すれば海外投資家によるM&A案件は加速すると2016年の水準に達するとダニエル・ワインスタイン氏は説明している。

今年は新規株式公開(IPO)が再開されることに加え、より機能的な資本市場によってブラジルの投資家がさらにM&Aに注目するようになると予想されている。

2024年1月末のサンパウロ証券取引所の上場企業数は2021 年6月以降では最低の445 社まで減少(2024年2月14日付けヴァロール紙)

2024年1月末のサンパウロ証券取引所B3の上場企業数は2021 年6月以降では最低の445 社まで減少している。

また2021年8月に製薬会社Viveo社が新規株式上場IPOの最後となり、約2年半の期間全くサンパウロ証券取引所B3における新規株式上場が行われていないために、過去20年間で最低のIPO数まで落ち込んでいる。

株式市場に新規参入する企業がいない上に、いくつかの企業がB3から撤退しており、さまざまな理由で上場廃止になること一因として、定期的に証券取引委員会(CVM)に提出する書類の不送付やその他の問題によりCVMから登録を取り消された企業も多いが、上場停止を目的に公募増資(OPA)を実施した企業もある。

例えば、ブラデスコ銀行とブラジル銀行によって上場廃止となるCielo社のケースがこれに該当する。サフラ銀行によるアルファ複合企業の買収で、アルファ投資銀行、アルファファイナンス社、アルファホールディングス社並びにアルファコンソーシアム社が上場廃止を余儀なくされていた。

2024年1月末のサンパウロ証券取引所の上場企業数は前月比0.2%減少に相当する445社、前年同月比では0.7%減少、過去最低の上場企業数であった2021年6月末は439社、過去最高の上場企業数は2021年12月の463社であった。

サンパウロ証券取引所の上場企業数の減少の一方で、個人投資家数はNubankのBDRプログラム変更により昨年8月に減少した後、再び増加傾向を示しており、今年1月末の個人投資家数は500万人を突破している。

今年1月のリボ払いクレジットカード年利は434.4% に減少(2024年2月6日付けヴァロール紙)

ブラジル中央銀行の発表によると、2024年1月のリボ払いクレジットカード年利は、前月の440,8%から434.4%と6%以上減少したにも拘らず、依然として天文学的な数字を記録している 。

リボ払い利用可能枠は、クレジットカード上で事前に承認された利用可能枠であり、支払い方法のクレジット機能を使用して行われる引き出しも含まれる。顧客が債務不履行をした場合、銀行は未払いの残高を分割払いするか、より有利な条件で30日以内に債務を解決する別の方法を提供しなければならない

さらに、国家通貨評議会(CMN)が定めたように、今年1月3日から実施される新たなリボルビングおよび分割払い操作の利息は、元の債務額の100%を超えることはできないように取り決めされている。

2023 年 12 月のクレジットカード分割払い率は、前月の 196.8% に対して 195.6% と若干減少している。したがって、クレジット カードの合計金利は 91.4% に対して 89.5% に引き下げられている。

銀行が与信審査なしで自動的に貸してくれる特別小切手税と呼ばれる口座借越残の今年1月の金利は、前月の132.1% から128.3%に減少している。