財務省のプリズム財政レポート(Prisma Fiscal )を基にした財務省エコノミストの2023年度のブラジル連邦政府の財政プライマリー収支は、前回予想の1,135億レアルから1,470億レアルの赤字に修正している。
一方で2024年のブラジル連邦政府の財政プライマリー収支は、前回予想の902億レアルから900億レアルの赤字にわずかではあるが下方修正している。
連邦政府では来年の財政プライマリー収支はGDP比零を目指しているが、許容範囲としてGDP比±0,25%を容認している。
連邦政府の公的債務残高の主な指標である一般政府総債務残高(DBGG)の場合、市場予測は今年末時点でGDP比75.81%から75.65%に上方修正。2024年の一般政府総債務(DBGG)残高は前回同様GDP比78.8%に据え置かれた。
また2023 年の連邦政府の歳入総額は前回予想の2 兆 3,300 億レアルから 2 兆 3,270 億レアルに下方修正された。純歳入総額は前回予想の1兆9,060億レアルから1兆9,030億レアルに微減。連邦政府の支出総額は前回予想の2兆200億レアルから2兆390億レアルに微増されている。